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玄機の賦

宋 · 徐子平 · 第12巻 / 18

作盤ガイド: 八字作盤

太極判為天地,一氣分有陰陽。日干為主,專論財官。月支取格,乃分貴賤。有格不正者,敗。無格有用者,成。

太極・分判して天地と成り、一气・分かれて便ち陰陽有り。命を看るは日干を以て主と為し、専ら財と官とを論ず。格を取るは須く月支の上に於て取るを要して、此に由りて貴賤を分かち出す。格有りて格・端正ならざるは、終に須く敗せんと帰す。成格無くて却って別に用いべきの神有るは、反対に能く成らん。

有官,莫尋格局。有格局,喜官星。官印財食無破,清高。殺傷梟刃,用之為吉。善惡相交,喜去殺而從善。吉凶混雜,忌害吉以化凶。

官星有るは、便ち須く再び別に格局を尋ぬるを須せず。已に格局を成せるは、仍りて官星の来りて配する有るを喜ぶ。官・印・財・食の此の四様の吉神が破損せられざるは、格調・清高なり。殺・傷・梟・刃の此の四様の凶神は、只だ其れを用い着れば、一様に是れ吉なり。善と悪とが交錯する時は、喜ぶ所は是れ七殺を去りて彼の善の一路に従うなり。吉と凶とが混雑する時は、忌む所は是れ吉神を傷りて全局をして凶に化成せしむるなり。

有官有殺,宜身旺,制殺為奇。有官有印,畏財興,助財為禍。身強殺淺,殺運無妨。殺重身輕,制鄉為福。

既に官有り又た殺有るは、宜しく身旺にして、能く殺を制住して乃ち奇と算すべし。既に官有り又た印有るは、就ち財星の興起を怕れて、一たび財を助け起せば便ち禍を成す。身強にして殺浅きは、七殺の運に走るも亦た妨げず。殺重くして身軽きは、能く殺を制するの郷に走る乃ち福なり。

身旺印多,喜行財地。財多身弱,畏入財鄉。男逢比劫傷官,剋妻害子。女犯傷官偏印,喪子刑夫。

身旺にして印が又た多きは、財地に行きて彼の多余の印を損ずるを喜ぶ。財多くして身弱なるは、再び財郷に走り入るを怕る。男命に比肩・劫財と傷官とに逢うは、妻を剋し子を害す。女命に傷官と偏印とを犯すは、子を喪い夫を刑す。

幼失雙親,財星太重。為人孤剋,身旺無依。年沖月令,離祖成家。日破提沖,絃斷再續。時日對沖,傷妻剋子。日通月令,得祖安身。

幼年に就ち両親を失去するは、是れ財星が太重にして印を壊すなり。人と為りて孤单・剋多きは、是れ身旺にして依托する所無きなり。年柱が月令を冲したるは、祖居を離れて門戸を自立す。日柱が月令の提綱を冲破するは、弦を断したる後に還た須く再娶せんと要す。時柱と日柱とが正に相冲するは、妻を傷り子を剋す。日柱と月令とが気脈・相通ずるは、能く祖業を承けて身を安ず。

木遇春長,遇庚辛反假為權。火歸夏生,見壬癸能為福厚。土逢辰戌丑未,木重成名。金坐申酉之中,火鄉發福。水居亥子,戊己難侵。

木が春天に生まれて長旺するは、此の時・庚辛の金に遇い来りて剋すれば、反対に此の七殺を借りて権柄と作す。火が夏天に生まれて、壬癸の水を見て来りて相済えば、能く深厚の福を成す。土が辰戌丑未に坐して厚重なるは、須く木多くして来りて疏動して、乃ち名を成すを得。金が申酉の中に坐して剛鋭なるは、火郷に走りて乃ち福を発す。水が亥子に居りて旺に当たるは、戊己の土も亦た其れを侵犯し難し。

身坐休囚,平生未濟。身旺喜逢祿馬。身弱忌見財官。得時俱為旺論。失令便作衰看。四柱無根,得時為旺。日干無氣,遇劫為強。

日主が休囚の地に坐するは、一生・総じて済を得ず。身旺のは禄馬に逢うを喜ぶ。身弱のは財官を見るを忌む。およそ時を得て令に当たるは、皆旺に按じて論ず。一たび時令を失えば、就ち当に衰に当てて看るべし。四柱は雖も根無くとも、只だ時を得ば、仍りて旺と算す。日干は雖も気無くとも、劫財に遇い身を幇せば、亦た強と算す。

身弱喜印。主旺宜官。財官印綬,破則無功。殺傷梟劫,去之為福。

身弱のは印の来りて我を生ずる有るを喜ぶ。日主・旺のは宜しく官の来りて我を制する有るべし。財・官・印綬の此の吉神は一たび破せられれば、就ち功用・言うべき無し。殺・傷・梟・劫の此の凶神は、能く其れを去れば便ち是れ福なり。

甲乙秋生金透露,水木火運榮昌。丙丁冬降水汪洋,火土木方貴顯。戊己春生,西南方有救。庚辛夏長,水土運無傷。壬癸逢於土旺,金木宜榮。

甲乙の木が秋天に生まれて金が又た天干に透出するは、水・木・火の運に行きて乃ち栄昌す——水は能く金を化し木は能く身を幇し火は能く金を制するなり。丙丁の火が冬天に生まれて水勢・汪洋なるは、火・土・木の方に走りて乃ち貴顕す。戊己の土が春天・木旺の時に生まるるは、西南方に走りて乃ち救有り。庚辛の金が夏天・火旺の時に生まるるは、水運・土運に走れば便ち傷無し。壬癸の水が土旺に碰上るは、金運・木運に走りて乃ち栄なり。

身弱有印,殺旺無傷;忌行財地。傷官傷盡,行官運以無妨。傷官用印宜去財。傷官用財宜去印。

身弱にして印有るは、七殺は雖も旺なるも亦た我を傷る能わず。殺は能く印を生じ印が又た転じて来りて身を生ずるに因る。只だ財地に行きて彼の印を壊するを忌む。傷官が已に官星を傷尽せるは、再び官運に行くも亦た妨げず。傷官が印を取りて用と為すは、宜しく財を去るべし。傷官が財を取りて用と為すは、宜しく印を去るべし。

是或,傷官財印俱彰,將何發福;身旺者用財,身弱者用印。用財去印,用印去財,方發彌福;正所謂喜者存之,憎者去之。

則ち若し傷官・財・印の三様が皆顕露出せば、究竟・何れの一個に靠りて福を発すらんや。身旺のは就ち財を用い、身弱のは就ち印を用い。財を用いれば就ち印を去るを得、印を用いれば就ち財を去るを得。此の如くして乃ち更に大なる福を発し出すを得。正に謂う所、喜ぶ所は其れを留下し、憎む所は其れを去るなり。

財多身弱,身旺以為榮。身旺財衰,財旺鄉而發福。重犯官星,只宜制伏。食神疊見,須忌官鄉。

財多くして身弱なるは、身旺の運に走りて乃ち栄なり。身旺にして財衰なるは、財旺の郷に走りて乃ち福を発す。官星が重重・四柱に犯するは、只だ宜しく物の来りて之を制伏する有るべし。食神が畳畳・出現するは、就ち須く官郷に走るを忌むを要す。

頑金無火,大用不成。強木無金,清名難著。水多得土,財多蓄。火焰逢波(水星),祿位高。

頑鈍の金に若し火の来りて鍛煉する無ければ、大用を成す能わず。強旺の木に若し金の来りて修削する無ければ、清名も亦た顕し出る能わず。水多くして土の来りて堤防するを得るは、能く財貨を積蓄す。火焰・熾烈にして水星の来りて相済するに遇上するは、禄位・高崇なり。

有官有印,無破無榮。無印無官,有格取貴。陽刃格喜偏官。金神最宜制伏。雜氣財官,刑沖則發。官貴太盛,旺處必傾。

既に官有り又た印有るは、須く破損せられずして乃ち栄顕を談ずるを得。一たび破損有れば、栄も亦た就ち無くならん。既に印無く亦た官無きも、只だ別に一格を成せば、一様に貴を取り得るなり。陽刃格は偏官の相配有るを喜ぶ。金神格は最も宜しく物の制伏有るべし。辰戌丑未の雑気の中の財と官とは、須く刑冲を経て庫門を打開きて乃ち発す。官貴の気が太盛なるは、旺処に走り到れば必然・傾覆す。

身太旺,喜見財官。主太柔,不宜祿馬。旺官旺印與旺財,入墓有禍。傷官食神並身旺,遇庫興災。

日主・太旺なるは、財と官との来りて其れを耗し其れを制するを見るを喜ぶ。日主・太柔弱なるは、就ち宜しく再び禄馬の来りて引動するを見るべからず。旺の官・旺の印と旺の財とは、一たび墓庫に入れば便ち禍有り。傷官・食神に再加えて身旺の、三様が一処に并れば、墓庫に遇上せば就ち灾を興さんと要す。

運貴在於支取。歲重向乎干求。印多者,行財而發。財旺者,遇比何妨。格清局正,富貴榮華。印旺官旺,聲名特達。

大運の貴賤は重くして地支の上より取るに在り。太太歳の軽重は則ち須く天干の上に向い求むべし。印多き人は、財運に行けば反対に発す。財旺の人は、比肩に遇上するも亦た妨げず。格局・清純・端正なるは、富貴・栄華なり。印旺にして官も亦た旺なるは、声名は格外・顕達なり。

合官,非為貴取。合殺,莫作凶推。桃花帶殺,喜淫奔。華蓋逢空,多刻剝。平生不發,八字休囚。一世無權,身衰遇鬼。

官星が合住せらるるは、就ち能わずして貴に当てて取るべからず。七殺が合住せらるるは、亦た凶に当てて推する勿れ。桃花が七殺を帯ぶるは、淫佚・奔逸を好む。「華蓋」の此の一星が空亡に落ち進むは、人と為りて多く刻薄・剥削なり。一輩子・発起し得ざるは、是れ八字・休囚なり。一世・皆権柄無きは、是れ身衰にして而又た官鬼に遇上するなり。

身旺者,則宜洩、宜傷。身衰者,則喜扶、喜助。稟中和,莫令太過不及。若遵此法推詳,禍福驗如影響。

身旺の人は、就ち当に食傷を用いて去りて其れを泄し、官殺を用いて去りて其れを剋すべし。身衰の人は、就ち印の来りて扶くる有り・比劫の来りて助くる有るを喜ぶ。総じて須く中和を禀得して、太過する勿れ、亦た不及する勿れ。若し此の法子に照らして去りて推詳せば、禍と福とが便ち応験すること影に随き形に随い応に声に随うが如し。

幽微の賦

天地陰陽二氣,降於春夏秋冬,各生其時;有用者則吉,無用者則凶。是以洩天機之妙理,談大道之玄微。天既生人,人各有命。所以,早年富貴,八字運限咸和;中主孤單,五行逢死絕敗。

天地の間の陰陽の此の両股の気は、春夏秋冬の四時に降落して、各自に自己の時令の裏に於て生発す。我に用有るは便ち吉にして、我に用無きは便ち凶なり。故に此の一篇は須く天機の妙理を泄露して、大道の玄微を談説するを要す。天は既に人を生じ下せば、人は便ち各々其の命有り。此れに因りて早年に就ち富貴なるは、是れ八字と大運・限度とが処処・調和す。中途に転じて孤单と成るは、是れ五行が死・絶・敗の地に落ち進むなり。

過房入舍,年月中分。隨母從夫,偏財空而印旺。早歲父亡,偏財臨死絕殺宮。幼歲母離,只為財多印死。比肩多,而兄弟無情。陽刃多,而妻宮有損。

他家に過継し別姓に入贅するは、年柱と月柱とが中間より分断するを看る。母親に随いて改嫁して継父を認むるは、是れ偏財の此の父星が落空にして印星が独り旺なり。早年に父を喪うは、是れ偏財が死・絶あるいは七殺の宮に臨むなり。幼年に就ち母親と分離するは、只だ財多くして印星が死絶するに因る。比肩多きは、兄弟の間・情無し。陽刃多きは、妻宮は須く損を受くるを要す。

官逢死氣之方,子招難得。若見傷官太盛,子亦難留。如遇沖破提綱,定主離於祖業;再見空亡,三番四廢。

官星は本は男命の子星にして、若し死気の方に落つれば、子息は就ち得難し。若し又た傷官の太盛にして来りて官を剋するを見れば、児子も亦た留め住む能わず。若し月令の提綱を冲破するに遇上れば、定めて祖業を離るるを主る。再び空亡を見れば、則ち三番・四次と興りて復た廃す。

印綬逢生,母當賢貴。偏官歸祿,父必崢嶸。官星臨祿旺之鄉,子當榮顯。七殺遇長生之位,女招貧夫。

印綬の此の母星が生扶に逢うは、母親は賢淑にして尊貴なり。偏官が禄位に帰するは、父親は必定・衆に出でて凡ならず。官星が禄旺の郷に臨むは、児子は栄顕す。七殺が長生の位に遇上するは、女子の招来する所は是れ貧寒の丈夫なり。

自身借宮所生,必是依人過活。妻星失令,半路拋離;若乃借宮所生,亦是他人義女。酒色猖狂,只是桃花帶殺。慈祥敏慧,天月二德聚來。

日主の自身が須く別宮の気を借りて乃ち生扶を得るは、必ず是れ他人に依附して活を過す。妻星が時令を失うは、半路の上に於て就ち抛下・分離せんと要す。妻星が若しも亦た是れ別宮の気を借りて生ずるは、則ち娶る所も亦た是れ別人の家の義女なり。酒色・放縦して猖狂に到るは、只だ桃花が又た七殺を帯ぶるに因る。慈祥にして敏慧なるは、是れ天徳・月徳の両徳が命上に聚まるなり。

印綬旺,而子少息稀。正官旺,而女多男少。梟神興,早年折夭。食神旺,老壽而高。

印綬・太旺なるは、子息・稀少なり。印重ければ則ち食傷を奪うに因る。正官・太旺なるは、女児・多くして児子・少なし。梟神・興盛なるは、早年に就ち夭折せんと要す。食神・旺なるは、老い来りて寿数・高し。

偏財逢敗,父主風流;子曜若臨,破家蕩產。自身逢敗,早歲興衰。妻入墓,不得妻財。父臨庫,父當先死。比肩逢祿,兄弟名高。

偏財の此の父星が沐浴・敗地に落ち進むは、父親は風流なり。若し子星も亦た彼の裏に臨めば、就ち須く家を破し産を蕩せんと要す。日主の自身が敗地に落ち進むは、早年・家道は盛より衰に転ず。妻星が墓に入るは、妻家の財を得ず。父星が墓庫に臨むは、父親は先に死す。比肩が禄位に逢うは、兄弟の名声・高し。

食神多而好飲食。正官旺而受沾滋。身臨沐浴之年,恐愁水厄。生入斗剋之年,必逢火災。

食神多き人は喫き喝を好む。正官・旺の人は処処・人の潤沢・提擕を受く。日主が沐浴の年に行き到るは、就ち水厄を怕る。生辰が又た斗柄・相剋の年に落ち進むは、必ず火災に逢わん。

女帶桃花坐殺,定主淫奔。傷多而印綬被剋,母當淫蕩。年月沖者,難為祖業。日時沖者,妻子招遲。

女命に桃花を帯びて而又た七殺に坐するは、定めて淫奔を主る。傷官多くして印綬が剋せらるるは、母親の行為は淫蕩なり。年柱と月柱とが相冲するは、祖業は保ち難し。日柱と時柱とが相冲するは、妻と子とが皆来ること遅し。

若見天元刑戰,父母難靠;如遇地支所生,凶中成吉。日主弱,水火相戰,而招是非。甲木衰,逢金旺,而無仁無義。此乃男命之玄機。

若し天干の上に彼此・刑戦・休まざれば、父母は就ち靠りて住らず。但だ若し地支の裏に還た相生の気有れば、凶中にも亦た能く転じて吉と為す。日主・衰弱にして水火が局中に於て交戦するは、是非を招惹す。甲木が已に衰えて而又た金旺の来りて剋するに逢うは、此人は仁無く義無し。以上の説く所は是れ男命の玄機なり。

略說女人之奧妙,純粹在於八字。純有富貴者,一官生旺。四柱休囚,必為貴者。濁淫者,五行沖旺。娼淫者,官殺交叉。命主多合,此為不良。滿柱殺多,不為剋制。

再び略々に女命の奥妙を説く。関鍵は全く八字の純なるか純ならざるかに在り。純にして富貴有るは、是れ只だ一位の官星にして而又た生旺なり。四柱が皆休囚に処りて夫星と強を争わざるは、反対に必ず貴婦と為す。濁にして淫なるは、是れ五行が冲激・太旺なり。娼妓に淪落するは、是れ官と殺とが交錯・并見するなり。日主・合多きは、人と為りて不良なり。満柱に七殺多くして制伏無きは、亦た剋制して住むを得ると算する能わず。

印綬多,而老無子。傷官旺,而幼傷夫。荒淫之慾,食神太過。四柱不見夫星,未為貞潔。官星絕,遇休囚,孤孀獨宿。

印綬多きは、老い来りて子無し。傷官・旺なるは、年紀・軽軽として就ち夫を傷る。荒淫・欲念・重きは、是れ食神・太過なり。四柱の中に夫星を見星を見ざるは、貞潔と算する能わず。官星・已に絶えて、又た休囚の地に遇うは、孤孀・独宿す。

清潔源流,金豬相遇。木虎相見,四柱三夫。陽刃重疊、水火逢蛇,夫宮早喪。食神一位逢生旺,招子須當拜聖明。父母之宮,男命同斷。若見此書,藏之如寶,若遇高士,對鏡分明;依其此法,萬無一失。

源流・清潔なるは、是れ「金猪」辛亥の此の一日に遇上するなり。「木虎」甲寅を見着するは、四柱の中に須く三個の丈夫有らんと要す。陽刃・重重・畳畳にして、水火の命が又た巳の此の一条の蛇に逢うは、夫宮・早喪す。食神が只だ一位にして而又た生旺に逢うは、生ずる所の児子は当に能く聖明の君に拝謁すべし。至って父母の宮は、男命も亦た同じ様の法子に照らして断ず。若し此の本の書を見着せば、須く宝貝の一様に收藏すべし。若し高明の士に遇上せば、就ち其れと鏡に対して相照して剖晰・分明すべし。此の法子に依りて去りて推せば、万に一も失い無し。

五行・元理・消息の賦

詳其往聖,鑑以前賢;論生死全憑鬼谷,推消息端的徐公。陽生陰死,陽死陰生,循環逆順,變化見矣!

往古・聖人の説を詳審し、前代・賢者の論を借鑑す。生死を講ずるは全く鬼谷子の一派に憑り、消息を推するは則ち確実に須く徐子平先生に靠るを要す。陽干の長生する処は正に陰干の死絶する処にして、陽干の死絶する処は正に陰干の長生する処なり。一順・一逆・循環・往復して、変化は就都ち顕現・出来す。

夫,陽木生亥死午,雖存亡易見;陰木跨馬(午)逢豬(亥),則吉凶可知;艮(寅)生丙而遇雞(酉)死;兌(酉)生丁而逢虎(寅)傷;戊藏寅而西方(酉)沒;己生酉而艮(寅)中亡;

甲の此の陽木は亥に長生し午に死して、其の存亡は看出し易し。乙の此の陰木は恰恰・相反して、長生は午馬の上に跨がり死は亥猪の処に在りて、吉凶も亦た以て推知すべし。丙火は艮位の寅上に長生して、酉鶏の地に到れば便ち死す。丁火は兌位の酉上に長生して、寅虎に逢えば便ち傷る。戊土は寅に生を蔵して、西方の酉に到れば便ち沈没す。己土は酉に生まれて、艮位の寅中に到れば便ち消亡す。

庚逢蛇(巳)而崢嶸,運見鼠(子)亦難當;辛生子死在巽(巳)地;壬生申藏於震(卯)方;兔(卯)生癸水衣祿足,運行猴(申)地見災殃。十干生死同斷,造化依此推詳。

庚金が巳蛇に逢いて長生するは、気象・崢嶸なり。然れども運は一たび子鼠の此の死地を見れば、亦た当い難し。辛金は子に長生して、巽位の巳地に死す。壬水は申に長生して、震位の卯方に蔵没す。癸水は卯兎の上に生まれて、衣禄・充足するも、然れども運は一たび申猴の地に走り到れば便ち灾殃を見ん。十干の生と死とは皆此の様に照らして断じて、造化の消長も亦た此に依りて推詳す。

又,詳權刃雙顯停均,位至侯王;中途或喪或危,運扶官旺。平生為富為貴,身殺兩停。大貴者,用財而不用官。當權者,用殺而不用印。

再び詳審す。権と刃との両様が皆顕れて分量が又た均停なるは、位は侯王に至るべし。但だ中途に或るは喪亡有り或るは危難有るは、彼は須く行運が是れ去りて官旺を扶助するや否やを看るべし。一生・能く富し能く貴しは、是れ身と殺との両辺・勢均・力敵なり。大貴の人は、多く是れ財を用いて官を用いず。権に当たる人は、多く是れ殺を用いて印を用いず。

印賴殺生。官因財旺。食居先,殺居後,功名兩全。酉破卯,卯破午,財名雙美。享福,五行歸祿。壽彌,八字相停。

印は須く七殺に靠りて来りて之を生ずるを要し、官は須く財星に靠りて来りて之を旺ならしむるを要す。食神・前に在り・七殺・後に在れば、食神は先ず其の位に拠りて能く殺を制して、功と名との両様・俱全す。酉が去りて卯を破り卯が又た去りて午を破れば、破中に自ずから制化有りて、財と名との両様・皆美なり。能く福を享くるは、是れ五行が各々其の禄位に帰するなり。寿数・綿長なるは、是れ八字が彼此・分量・相当するなり。

晦火無光於稼穡(戊己)。陰木(乙)絕氣於丙丁。火虛有焰。金實無聲。水泛木浮者,活木。土重金埋者,陽金(庚)。

火が戊己の此の稼穡の土に掩晦せらるれば、就ち光無くならん。乙の此の陰木が丙丁に遇上して泄気・太過なれば、気も亦た就ち絶ゆ。火は雖も虚なるも尚ほ火焰を存し、金は却って太実に因りて反対に声無し。水が一たび泛濫して漂浮し起されば、是れ根有るの活木の乙なり。土が太重くして埋没せらるるは、是れ庚の此の陽金なり。

水盛則危。火明則滅。陽金(庚)得煉太過,變格奔波。陰木(乙)歸垣失令,終為身弱。

水が太盛なれば便ち傾危有り、火が太明なれば反対に滅し易し。庚の此の陽金が鍛煉せらるること太過なれば、格局は一たび変じて就ち奔波・労碌せんと要す。乙の此の陰木は雖も本垣に帰すも、却って時令を失して、終は還た是れ身弱なり。

土重而掩火無光,逢木反為有用。水盛則木無定,若行土運方榮。五行不可太甚,八字須得中和。

土が太重くして火を掩えて光無からしむるは、木の来りて土を疏して又た能く火を生ずるに遇上すれば、反対に用有り。水が太盛なれば則ち木は漂蕩・定まらずして、須く土運に行きて去りて水を制して、乃ち能く栄発せん。五行は太過すべからず。八字は総じて中和を求め得るを要す。

土止水流,全福壽。土虛木盛,必傷殘;運會元辰,須當夭折。木盛多仁。土薄寡信。

土が能く水流を止住するは、福と寿との両様・皆全し。土・虚にして木・盛なるは、必ず傷残有り。行運が再び元辰に会上せば、則ち須く夭折せんと要す。木盛の人は多く仁厚にして、土薄の人は少く信実なり。

水旺居垣須有智。金堅主義卻能為。金水聰明而好色。水土混雜必多愚。遐齡得於中和。夭折喪於偏枯。

水旺にして又た本垣に居るは、必定・智有り。金堅にして義を主るは、事を做すに能く担当有り。金水・相生の人は聡明にして、却又た色を好む。水と土とが混雑して清まらざるは、必定・愚昧多し。長寿は是れ中和の裏より得て来り、夭折は則ち偏枯の上頭に於て壊るなり。

辰戌剋制併沖,必犯刑名。子卯相刑門戶,全無禮德。棄印就財明偏正。棄財就殺論剛柔。

辰と戌とが既に相剋制して又た相冲するは、必ず刑獄の名を犯す。子と卯とが相刑して而又た門戸の位に冲するは、全く礼節・徳行無し。印を舎てて財に就くは、須く是れ偏財なるか還た正財なるかを分清すべし。財を舎てて殺に就くは、須く日主が是れ剛なるか還た柔なるかを論清すべし。

傷官無財可恃,雖巧必貧。食神制殺逢梟,不貧則夭。男多陽刃,必重婚。女犯傷官,須再嫁。

傷官にして財星の依恃すべき無きは、人は雖も霊巧なるも亦た必定・貧窮なり。食神は本来・能く殺を制す。偏に又た梟印の来りて食を奪うに碰上するは、貧ならざれば就ち夭なり。男命に陽刃多きは、必ず須く再婚せんと要す。女命に傷官を犯すは、須く再嫁せんと要す。

貧賤者,皆因旺處遭刑。孤寡者,只為財神被劫。去殺留官方論福。去官留殺有威權。

貧賤の人は、皆正に旺処に当たりて却って刑に遭うに因る。孤寡の人は、只だ財神が劫財に奪去せらるるに因る。七殺を去りて正官を留下するは、乃ち福を論じ得。正官を去りて七殺を留下するは、反対に威権有り。

逢傷官反得夫星,乃財命有氣。遇梟神而喪子息,福薄無後而孤。三戌沖辰禍不淺。兩干不雜利名齊。

女命が傷官に逢いて反対に夫星を得着するは、是れ財と命とが皆気有るに因る。傷官は能く財を生じ、財が又た能く官を生ずるなり。梟神に遇上して子息を喪うは、福薄・後無くして孤单なり。三個の戌が去りて一個の辰を冲するは、禍患・浅からず。天干が只だ両種にして駁雑せざるは、利と名とが斉備す。

丙子辛卯相逢,荒淫滾浪。子午卯酉全備,酒色昏迷。天干殺顯,無制者賤。地支財伏,暗生者奇。

丙子と辛卯との此の両日が相逢するは、荒淫・放蕩なり。子午卯酉の四正の地が全備するは、酒色に沈迷す。天干の上に七殺が顕露して制伏無きは、賤を主る。地支の裏に財星が潜伏して暗中に於て生発するは、反対に奇と為す。

因財致富,陽刃與歲運併臨。貪食乖疑,命用梟神因有病;姪男為嗣,義女為妻。日時相逢卯酉,始生必主迂移。平生敬信神祇,造化因逢戌亥。

財に因りて富を致すは、是れ陽刃と流年・大運とが一斉に并臨するなり——刃は能く財を劫し、亦た能く身を幇して財を担がす。食を貪りて心・乖疑多きは、是れ命裏に梟神を用いて此に因りて病を成すなり。此の種の人は多く姪児を以て嗣と為し義女を以て妻と為す。日柱・時柱が卯と酉とに相逢するは、一たび出生せば便ち須く他処に遷移せんと要す。一生・神祇を敬信するは、是れ造化の上に於て戌と亥との此の天門の位に逢着するなり。

陰剋陰,陽剋陽,財神有用。官多無官,大旺傾危。殺多無殺,反為不害。財多無財,運逢化殺生災。

陰干が陰干を剋し陽干が陽干を剋する、同性・相剋して偏財を成すは、此の財神は一様に用有り。官星が極処に多ければ反対に無官に等しく、太旺なれば便ち傾危せんと要す。七殺が極処に多ければ反対に無殺に等しく、反対に害を為さず。財が極処に多ければ反対に無財に等しく、行運が一たび殺を化する地に逢えば便ち灾を生ず。

八字得局失垣,平生不遇。四柱歸垣得令,早歲軒昂。木逢類象,榮貴高遷。命用梟神,富家營辦。

八字は雖も局を会成するも却って本垣を失うは、一生・時に遇わず。四柱が本垣に帰して又た時令を得るは、早年に就ち意気・軒昂なり。木が「類象」に遇上して一方の秀气を独占するは、栄貴にして高昇す。命裏に梟神を取りて用と為すは、多く富家に於て経営・事を辦する人を做す。

財官俱敗者,死。食神逢梟者,亡。龍藏亥卯,經商利絡絲綿。丁巳孤鸞,合作聰明詩女。

財と官とが一斉に落敗するは、死を主る。食神が梟印に奪去せらるるは、亡を主る。辰竜が亥・卯の間に蔵するは、経商して糸綿の一類の行當に利す。丁巳の此の「孤鸞」の日は、正に一個の聡慧・詩を能くするの女子と做すに合す。

日犯裸形沐浴,濁濫淫娼。日祿歸時見財,則清高富貴。歸祿有財而獲福。無財歸祿必須貧。

日柱が裸形・沐浴を犯すは、濁濫にして淫娼に近乎し。日禄が時上に帰して而又た財を見るは、清高にして富貴なり。帰禄格は財有りて乃ち福を獲得す。帰禄にして財無きは必定・貧窮なり。

財印混雜,終為困窮。偏正濁亂,必致傷殘。太歲忌逢戰鬥。陽刃不喜刑沖。

財と印とが混雑して清まらざるは、終に困窮に帰す。偏と正とが駁雑・混乱するは、必ず傷残に致らん。太歳は最も命局と交戦・相闘するを忌む。陽刃は刑せられ冲せらるるを喜ばず。

癸從戊合,少長無情,多有不仁。庚逢丙擾,豈知遇正官,卻無俸祿。蓋,祿逢七殺,乃有聲名。

癸水が去りて戊土に従順して其れと相合するは、年少と年長との間に情義無くして、多く人と為りて仁ならず。庚金が丙火の来りて擾するに逢えば、人は只だ正官に遇上せば便ち好と道うも、誰か知らんや反対に俸禄無きを。原は禄位は須く七殺の相配に逢いて、乃ち真に声名有らん。

不從不化,淹留仕路之人。從化得從,顯達功名之士。化成祿旺者,生。化成祿絕者,死。

当に従うべきに従わず・当に化すべきに化せざるは、是れ仕途の上に於て淹滞して前進せざるの人なり。従と化とが皆成立を得以成るは、是れ功名・顕達の士なり。化成したる後に禄旺の地に落つるは生を主る。化成したる後に禄絶の地に落つるは死を主る。

處僧道之首,用殺反輕。受憲臺之職,偏官得地。生地相逢,壯年不祿,老壽無終。

能く僧道の領袖を做すは、是れ七殺を取りて用と為して殺が反対に太軽きなり。能く御史・憲台の職を受くるは、是れ偏官が地を得るなり。若し長生の地が彼此・相逢して気機・反覆するは、壮年に就ち禄位を得着せず、老い来りても亦た善終を有し難し。

丁逢卯木,遇己土梟食之人。亥乃神漿,遇酉金嗜盃之客。財逢旺地人多富。官遇長生命必榮。

丁火が卯木に逢い来りて之を生じ、又た己土に遇い来りて之を泄するは、此れ是れ梟と食とが交争する人なり。亥水は本は酒を醸すの神漿にして、再び酉金の来りて之を生ずるに遇えば、便ち杯中の物を嗜好するの酒客なり。財星が旺地に逢着するは、人は多く富なり。官星が長生に遇上するは、命は必ず栄なり。

丁生酉金,丙辛遇之絕嗣。財臨殺地,父死而不歸家。八專日支同類,殺年殺運生災。若能觀覽熟讀,詳玩貴賤,萬無一失。

丁火が酉金の上に生まれて、若し丙と辛とが又た相合して遇えば、絶後・嗣無きを主る。財の此の父星が七七殺の地に臨むは、父親は外面に死して家に帰るを得ず。「八専」の此の幾個の日子は干と支とが同じく一類に属して、一たび七殺の年・七殺の運に遇えば便ち灾を生ず。若し能く此のを把りて反覆・読熟・看透して、細々と貴と賤との分際を玩味せば、便ち万に一も失い無し。

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