Libo

女卜男婚章第十一

明 · 张世宝 · 第5巻 / 17

作盤ガイド: 六爻納甲の立卦, 大衍筮法

(以官爻為主,應象為憑。)女卜男婚當用官,財興子靜是良緣。女占夫,以官爻為主,官旺為佳,鬼空莫用。又嫌子動傷官,所喜財興助鬼。妻看內爻夫看外,世為女體應為男。女占男,反取內為婦外為夫,又以世為婦應為夫。夫擇婦兮陰應美,婦擇夫兮陽應歡。陰陽得位方和合,縱然交錯樂長年!夫聚婦,世陽應動為得位。女嫁男,世陰應陽為得位。或內陰外陽者,亦同。若得陰陽得位,喜悅無窮,縱然陰陽交錯,也主歡諧。

本章は「官鬼」爻をもって主と爲し、「應」爻をもって憑と爲す。歌訣に曰く、女子男方の婚事を卜するは、應當に官鬼爻をもって用神と爲すべし。財爻興旺にして子孫爻安靜なれば、便ち良緣なり、と。女人の丈夫を占うは、官鬼爻をもって主象と爲し、官爻旺相を佳と爲し、鬼爻落空すれば便ち取用すべからず。また「子孫」の發動して官爻を剋傷するを嫌い、最も「妻財」の興旺して來り鬼爻を生助するを喜ぶ。歌訣また曰く、妻子は內卦を看、丈夫は外卦を看る。「世」爻是れ女子自身、「應」爻是れ男方なり、と。女の男を占うと男の女を占うと相反り、內卦を取りて婦と爲し外卦を取りて夫と爲し、また世爻をもって婦と爲し應爻をもって夫と爲す。歌訣に曰く、丈夫の妻子を挑選するは、應爻陰に属して纔めて美なり。妻子の丈夫を挑選するは、應爻陽に属して纔めて歡なり、と。陰陽各々その位を得れば、夫妻方に和合しうる。即便ち陰陽交錯すとも、また還お長年安樂しうる。男子婦を娶るは、世爻陽に属し應爻陰に属せば便ち「得位」なり。女子夫に嫁ぐは、世爻陰に属し應爻陽に属せば便ち得位なり。あるいは內卦陰に属し外卦陽に属するは、道理もまた相同じ。もし陰陽各々その位に歸するを得れば、婚後喜悅無窮なり。縱い陰陽交錯して位に當たらずとも、また仍ほ夫妻歡諧を主る。

女家擇婿章第十二

(以子孫為主,官鬼為憑。)將女招夫繼子祥,必須兼看結婚章,內陰外陽稱大吉,鬼旺財生夫婦昌。贅婿者,比同繼子也,卻與婚姻章同看。卦中內外或世應,必須得一陰一陽,方為良配。如遇純陰純陽,決不可就。倘若財鬼不全,又不宜也。

本章は「子孫」爻をもって主と爲し、「官鬼」爻をもって憑と爲す。歌訣に曰く、女家の婿を招きて門に入るるは、義子を承繼すると同じく吉事に属し、推斷の時必ず兼ねて《婚姻嫁娶章》を看るを要す。內卦陰に属し外卦陽に属するを大吉と稱す。鬼爻旺相にして財爻の來り生ずれば、夫婦便ち昌盛せん、と。招贅の女婿は、性質承繼過ぎ來りし兒子に等同す。故に婚姻章と合看するを要す。卦中內外二卦あるいは世應二爻は、必ず一陰一陽して、纔めて良配と算す。もし純陰あるいは純陽の卦に遇到せば、決して此事を成就すべからず。倘若「妻財」「官鬼」兩爻齊全せざれば、また同じく宜しからず。

父母忌神愁發動,子孫用象怕空亡,世應變空難送老,六沖之卦豈綿長。父母為忌神,不動為吉。子孫為贅婿,空則非定,又不宜動,動則猶恐妨夫。子孫雖動,而財亦動者,助鬼無妨。又論世為己應為婿,皆不可空。世空者,自有遣歸之意。應空者,婿無久戀之心,世應皆動,後必有更,但遇六沖絲毫莫用。合處逢沖及變出六沖,主始得和諧,後當分拆。

歌訣に曰く、「父母」是れ忌神にして、最もそれの發動を愁う。「子孫」是れ用神にして、最もそれの空亡に落つるを怕る。世應兩爻空亡に變入せば、就中養老送終を指望し難し。卦の六沖に逢えば、此の門の親事哪能長久せんや、と。父母爻是れ忌神にして、動かざれば纔めて吉なり。子孫爻は贅壻を代表し、落空すれば則ち事情定まらず、また發動に宜しからず。一たび動けば只だ女婿本身を妨害せんことを怕る。子孫雖に發動すとも、只だ「妻財」も同時に發動せば、財能く官を生じ鬼を助け、便ち妨げず。再び「世」爻は女家自己、「應」爻は女婿を論ずれば、兩爻皆落空すべからず。世爻落空すれば、女家自己已に彼を遣りて回らしむるの意あり。應爻落空すれば、女婿久留の心なし。世應皆發動すれば、日後必ず變更を生ぜん。只だ六沖の卦に遇上せば、絲毫取るべからず。本是六合にして中途沖に逢い、あるいは六沖を變出するは、皆起初和諧にして後來拆散を主る。

後嗣有無章第十三

(以子孫為主,不遇絕空克破為佳。)欲知向後生兒否,切忌福德犯空亡,不論陰陽太衰旺,卦有其神定吉昌,靜廢伏藏遲可立,交重出見早成行。問後嗣者,須看子孫,若落空亡,再尋伏象,伏子再空,卻看動爻化子變出更無,必有絕嗣之嘆。子孫不論陰陽衰旺,如在卦中又不值旬空月破,決然有子有孫。要問得兒遲早,須觀子象與衰旺相或動而來速,休囚或靜以來遲。又云:出見早生,伏藏遲育。

本章は「子孫」爻をもって主と爲し、子孫の絶・空・剋・破に遇わざるをもって佳と爲す。歌訣に曰く、日後能く兒を生むや否やを知らんと欲せば、最も「福德」子孫の空亡を犯すを忌む。子孫の陰に属し陽に属し、太衰し太旺するを論ぜず、只だ卦中に此の一神あれば、即ち定んで吉昌を主る。子孫安靜衰廢しあるいは下に伏藏するは、子を得ること較べて遲し。子孫發動交重して卦上に顯現するは、子を得ること即ち早し、と。後嗣を問う人は、須らく子孫爻を看よ。子孫もし空亡に落ちれば、即ち再び伏神の裡の子孫を尋ねよ。伏神子孫また落空すれば、即ち再び動爻に子孫を變出する有無を看よ。もし變爻の裡に連れてなければ、必ず絶嗣の歎あらん。子孫は陰陽衰旺を論ぜず、只だ卦中に出現し、また旬空月破に値せざれば、即ち決然子あり孫あり。子を得るの遲早を問わば、須らく子孫の象の衰旺を看よ。旺相あるいは發動するは來ること快く、休囚あるいは安靜なるは來ること遲し。また一句話あり、子孫の卦上に出現するは早生し、下に伏藏するは遲育す、と。

兄弟值年方廢賀,福臨胎養一般詳。子如衰絕者,待兄弟值年可生。子若旺相者,臨胎養之年可得。卦若無子者,候子孫值年方育。且如辛丑年正月申日,問何年得子?卜得鼎卦,此卦子孫太弱,理合來遲,直待乙巳年受孕,又遭小產。然雖兄弟值年,蓋為子臨絕地,故此難招,再候丙午年生合用爻,方得成宗之子也。

歌訣に曰く、「兄弟」爻の年に値するを待たば、纔めて彼に向かい道賀するを得ん。子孫の「胎」「養」の年に臨むも、また同じ道理に照らして推せ、と。子孫もし衰弱入絶すれば、兄弟爻の年に値するあの一年を待ちて纔めて生育しうる。子孫もし旺相なれば、胎・養の年に臨みて便ち子を得べし。卦中もし根本に子孫爻なければ、即ち子孫の所属地支の年に値するを待ちて纔めて生育しうる。譬えば辛丑年正月申日、人のいずれの一年か子を得るを問うあり、《鼎》卦を卜得せり。此の卦子孫太弱にして、理に按じて來ること必ず遲し。一直に乙巳年を待ちて纔めて受孕せしか、卻ってまた小産に遭いぬ。雖說乙巳正に兄弟の年に値する、但し子孫の絶地に臨むを因と爲し、故に仍ほ招得し難し。再び丙午年を待ちて、午の來り用神を生合せしめて、纔めて一個の能く門戶を承繼する兒子を得たり。

又如甲申年二月子日,問何年得子?卜得師卦,此卦子居旺地之,主早生,果應乙酉年懷胎,丙戌年得子,益為子孫屬木,木胎在酉,木養在戌,故此酉年懷胎,而戌年育也。又如己亥年四月丑日,問子有無?卜得大畜卦安靜,此卦六爻無子,喜伏在艮卦申金子孫在三爻辰土之下,飛能生伏,必有其兒,還嫌子不透出,故見遲生,直待戊申年,子臨太歲方得有成家之子也。

さらに甲申年二月子日、人のいずれの一年か子を得るを問うあり、《師》卦を卜得せり。此の卦子孫旺地に居りて、早生を主る。後來果して乙酉年に懐胎し丙戌年に子を得るに應じぬ。此れ是れ該卦の子孫木に属するを因と爲し、長生十二宮に按じて推算すれば、木の「胎」位は酉に在り「養」位は戌に在り。故に正に酉年に懐胎し戌年に生育せり。さらに己亥年四月丑日、人の子嗣有無を問うあり、《大畜》卦を卜得して安靜なり。此の卦六爻の中に子孫を見ず。幸いに本宮艮卦の申金子孫の第三爻辰土の下に伏するあり。飛神辰土能く伏神申金を生ずれば、此に據りて必定兒ありと斷ずべし。只だ子孫の卦上に透出せざるを嫌み、故に生るること較べて遲し。一直に戊申年を待ちて、子孫申金正に太歳に臨みて、纔めて一個の能く家を成し業を立つる兒子を得たり。

世空本體多柔弱,應空室命少兒郎。世爻為自己,若落空亡,便主精陽不足,還須醫藥調和。應多為妻室,如臨空地,便推妻命無兒,理宜娶妾。世應皆不空亡,子獨陷者,此乃天命無兒,非人力所定致也。衰子化空或化絕,縱然得後復遭傷。卦雖有子,合值休囚又之父母、或化絕或化空者,縱得其兒,後遭刑剋。

歌訣に曰く、「世」爻落空すれば、占者本身多半體質柔弱なり。「應」爻落空すれば、妻子の命裡兒郎少なし、と。世爻は自己を代表す。もし空亡に落ちれば、即ち精氣陽氣不足を主る。還お須らく醫藥を用いて調理せよ。應爻は多半妻室を代表す。もし空地に臨めば、即ち妻子命中兒なしと推斷し、理に按じて應當に妾を納るべし。もし世應兩爻皆空亡ならず、唯だ子孫爻獨自陷空するは、那れは天命本來兒息なく、是れ人力の勉强しうる所にあらず。歌訣また曰く、衰弱の子孫再び空を化し絶を化するは、縱い子を得とも、日後仍ほ傷に遭わん、と。卦中雖に子孫爻ありと雖も、もし正に休囚に値し、また「父母」を變出して來り剋し、あるいは絶地に化入し空亡に化入せば、縱い此の兒を生じ得とも、後來もまた刑剋に遭受せん。

懷胎虛實章第十四

(以子孫胎爻為主,青龍天喜為憑。)夫卜妻胎辨子孫,子占母孕弟兄尋,他人代問推龍喜,父母求之看福神,此定用爻宜上卦,若逢空地孕非真。夫問妻胎,及尊長父母輩占,皆取子孫為用。若子占母孕,不看子孫反評兄弟。他人代卜,當察應爻及青龍天喜是也。凡占胎孕,必得用爻上卦不值空亡,便言實喜。用如落陷,又無青龍天喜動者,決是虛胎。

本章は「子孫」爻と「胎」爻とをもって主と爲し、「青龍」「天喜」の二神をもって憑と爲す。歌訣に曰く、丈夫妻子の孕あり孕なきを卜するは、「子孫」爻を辨え。兒子母親の懷孕を占うは、「兄弟」爻を尋ねよ。旁人の代わりて問うは、青龍と天喜とを推せ。父母兒媳に替わりて來り求むるは、仍ほ「福神」子孫を看よ、と。所定の用神皆應當に卦上に出現すべし。もし空地に落つれば、此の一胎便ち真ならず。丈夫の妻子の胎を問う、および尊長・父母輩の人に替わりて占う所は、皆子孫を取りて用神と爲す。もし是れ兒子の母親の懷孕を占うは、便ち子孫を看ず、反って兄弟爻を評斷せんと要す。旁人の代卜するは、應當に應爻および青龍・天喜の二神を審察すべし。およそ胎孕を占うは、必ず用神の卦上に出現してまた空亡に値せざれば、纔めて是れ實實在在の喜信と說く。用神もし落陷し、また青龍天喜發動なくば、那れは一定虛胎なり。

忌神旺動胎難保,第二爻辭怕鬼侵,胎空子破官爻動,禍作災生喜不臨,子旺龍交天喜照,身安體泰腹懷妊,自古淳風收大畜,今來渙卦內藏人。問妻胎,以子孫為主,父作忌神。占母孕,以兄弟為憑,鬼稱忌客。卦中雖有用爻,若被忌神動者,難保其胎。第二爻又為胎,忌臨官鬼,二爻若值空亡,用象又逢月破,官爻再動,定主生災,決非懷孕。若得子孫旺相、及青龍天喜交重,必主懷胎,孕婦自然康泰。淳風先師所收大畜之卦,人若占之必為喜兆。愚意又收風水渙卦,渙字腹內有人,故懷六甲,試無不驗。

歌訣に曰く、忌神旺にして發動すれば、胎即ち保ち難し。第二爻は官鬼の侵犯を怕る。胎爻落空し子孫月破して官爻また動けば、即ち災を生じ禍を作して喜信來らず。子孫旺相・青龍發動・天喜照臨せば、孕婦身安體泰にして腹中確かに已に孕あり。自古李淳風《大畜》を取りて驗卦と爲し、如今我再び《渙》卦を補上す。「渙」の字の中に一個の人を藏するを因と爲す、と。妻子の胎を問うは、子孫をもって主象と爲し、「父母」是れ忌神なり。母親の孕を占うは、兄弟をもって憑と爲し、「官鬼」是れ忌客なり。卦中雖に用神ありと雖も、もし忌神の發動して來り剋するに被れば、また此の胎を保住し難し。第二爻また「胎」爻と叫び、官鬼の上面に臨むを忌諱す。二爻もし空亡に値し、用神また月破に逢い、官爻再び發動せば、一定災を生ずるを主る。決して真の懷孕にあらず。もし子孫旺相を得、再加えて青龍・天喜發動交重せば、必ず懷胎を主り、孕婦自然康泰ならん。淳風先師の取る所の《大畜》卦は、人之を占得すれば必ず是れ喜兆なり。我が意は再び風水《渙》卦を收入せんと欲す。渙字の腹內に一個の「人」を含むを因と爲し、正に身孕を懷くるの象に合す。試驗して應驗せざるなし。

安護胎息章第十五

(以胎爻為主,福德為憑。)若欲安胎,喜子孫之靜伏;如求定產,忌官鬼之交重。凡卜安胎之事,須看子孫靜旺尤吉,雖動化生無咎。倘之敗絕,或化父母者,胎必難安,其中最喜鬼空為妙,官如發動,定見連遭。子破焉能足月?胎空豈得成人?六沖則墮胎目下,六合則全孕懷中。子孫爻為孕,第二爻為胎,二者如有一爻值旬空月破者,必主墮胎。卦值六沖,日前小產;爻逢六合,月是胎全。鬼象亂興,必求神而可療;子爻不破,須服藥以方安。官鬼為神司動出交重,速宜請禱。欲定何神作祟,細詳鬼祟章中。子又為醫藥,不臨空破卻要求醫。

本章は「胎」爻をもって主と爲し、「福德」子孫をもって憑と爲す。原文に曰く、もし安胎せんと要せば、子孫爻の安靜あるいは伏藏するを喜ぶ。もし分娩安穩を求めば、官鬼爻の發動交重を忌諱す、と。およそ是れ安胎の事を卜問するは、須らく子孫爻を看よ。既靜また旺するを最も吉利と爲し、即便ち發動して生扶を變出すとも、また過錯なし。倘若子孫「敗」「絶」の地に變入し、あるいは「父母」を化出して來り自己を剋せば、此の一胎必定安し難し。その中また官鬼落空をもって最上妙と爲す。官鬼もし是れ發動せば、一定接連して事を出さん。原文に曰く、子孫爻月破に遭えば、怎能足月せんや。胎爻落空すれば、怎能人と成らんや。卦の六沖に逢えば、眼下即ち墮胎せん。卦の六合に逢えば、胎兒能く安然腹中に保たれん、と。子孫爻は孕を代表し、第二爻は胎を代表す。二者の中只だ一爻の旬空あるいは月破に値すれば、必ず墮胎を主る。卦の六沖に値するは、近日の內小産せん。爻の六合に逢うは、當月胎氣保全を得ん。又曰く、鬼爻紛紛發動するは、必ず神に祈り禱告して纔めて醫治すべし。子孫爻月破に遭わざれば、即ち服藥調理して纔めて安穩を得べし、と。官鬼是れ神祇を主管する神にして、一旦發動交重せば、即ち急いで請禱せんと要す。是れいずれの一路の神煞の作祟するかを確定せんと想えば、詳細《鬼祟章》の載する所を見よ。子孫また醫藥を代表す。只だそれ空亡月破に臨まざれば、即ち醫を求め藥を服するに往くべし。

要問安胎定日,財生胎合鬼沖傷;欲推小產到時,父值鬼臨子敗絕。安胎者,須得子孫值日,自然制鬼生財、或逢日合二爻,胎當安逸。又論小產到日,與生產大不相同,反取父官值日、或子孫臨死絕敗時,小產可知也。虎動龍空方坐草,子沖胎破卻臨盆。小產到日法有數端:白虎動青龍空、沖胎爻沖子象,俱決可生。產母吉凶,財興初爻詳的確。兒胎動止,子同二位察分明!初爻為產母,喜臨旺相,忌值官爻。妻財為孕婦,大怕空亡,更憂變鬼。子孫與胎爻皆宜靜旺,忌犯空沖。

原文に曰く、安胎のいずれの一天に效を見るかを問わば、即ち財爻の來り生じ、胎爻の合に逢い、鬼爻の沖せられ傷られし日を看よ。小産のいずれの時に發生するかを推さば、即ち「父母」の日に値し、官鬼の臨値し、子孫の敗絶に入るの時を看よ、と。安胎を求めるは、須らく子孫の日に値するに逢へ。あの一天子孫自然能く官鬼を制住し妻財を生起せん。あるいは日辰の來りて胎爻と子孫此の兩爻に合すれば、胎氣應當に安逸せん。再び小産到來の日子を論ずれば、正常生産の推法と大いに相同じからず。反って父母・官鬼の日に値するを取り、あるいは子孫の死・絶・敗に臨むの時を取れば、小産便ち預知すべし。原文また曰く、白虎發動・青龍落空の日子纔めて草に坐りて産を待たん。子孫沖せられ胎爻破に遭うの日子反って臨盆せん、と。小産日期を推すの方法好幾端あり。白虎發動・青龍落空、あるいは胎爻を衝動し子孫の象を衝動するは、皆生まんとすと斷ずべし。原文再び曰く、産婦の吉凶は、「妻財」と初爻とを詳看して纔めて斷じて的确を得ん。胎兒の動靜は、「子孫」と第二爻とを合看して纔めて察して分明を得ん、と。初爻は産母を代表し、旺相に臨むを喜び、官爻に値するを忌諱す。妻財は孕婦を代表し、最も空亡に落つるを怕れ、更に鬼爻を變出するを怕る。子孫と胎爻と皆安靜旺相に宜しく、空亡と沖剋とを犯すを忌諱す。

收生保産章第十六

(以應爻為主,財象為憑。)收生之婦應爻尋,次把妻財作用神,喜見生身生產母,忌逢克世克兒孫。穩婆取應爻為主,次看財爻,此二爻內,若得一爻生世生子、又生初爻,方為大吉。如來克世克子,或克初爻,必有所害,不可用之。

本章は「應」爻をもって主と爲し、「妻財」の象をもって憑と爲す。歌訣に曰く、生を接ぐる穩婆は應爻の上より尋ね、其次に妻財を把りて用神と當作せよ。それの來り世身を生じ産母を生ずるを喜び、それの來り世爻を剋し兒孫を剋するを忌諱す、と。穩婆は應爻をもって主象と爲し、其次に財爻を看る。此の兩爻の中、只だ一爻の既に世爻を生じ、また子孫を生じ、還お初爻を生ずれば、纔めて大吉と算す。もしそれの來り世を剋し子孫を剋し、あるいは來りて初爻を剋せば、必定人に害あり。此の穩婆用いるべからず。

初為孕婦無傷吉,鬼發兄搖禍必深,財破應空誰讚美,單占如此定原因。初爻為產母,世爻為主人,子爻為兒女,皆不可受應爻財爻之沖剋,財應二象如克初爻恐傷產母,如克子孫,恐傷兒女;如克世爻,不過心懷欺詐;相沖亦然。卦中兄弟官鬼皆靜,則吉;動必有殃。若遇應空財空、或月破,斯人無力,還宜更換,獨占坐嫗此論。

歌訣に曰く、初爻は孕婦を代表し、傷剋を受けざれば便ち吉なり。官鬼發動・兄弟搖動すれば、禍患必ず深し。財爻月破に遭い應爻落空せば、此の穩婆甚麼の稱道すべき有らん。單獨に穩婆一事を占うは、即ち此の道理に照らして定奪せよ、と。初爻は産母を代表し、世爻は主家を代表し、子孫爻は兒女を代表す。此の三爻皆應爻・財爻の沖剋を受くべからず。財・應二象もし初爻を剋せば、恐怕産母を傷及せん。もし子孫を剋せば、恐怕嬰兒を傷及せん。もし世爻を剋せば、不過此人心欺詐を懷くのみ。相沖の道理もまた一樣なり。卦中兄弟・官鬼皆安靜なれば即ち吉。一たび發動せば必ず災殃あらん。もし應爻落空・財爻落空、あるいは月破に臨むに遇えば、此人承擔する力なく、還お別に一人を換うるを好しと爲す。以上是れ單獨に穩婆を占う時の斷法なり。

生產卦中推此婦,五爻二間斷其人,自占如克身和世,坐嫗當懷害己心,夫問若傷財與應,穩婆每恐損妻身,初爻不受其爻害,任用毫無惡計侵。生產卦中兼看穩婆,都又不取財應二爻為用,反將五爻為穩婆,間爻亦為穩婆。孕婦自占,世為本體,如被五爻或間爻剋制,身受其傷。夫占妻產,又取財與應爻為主,倘遇五爻與間爻傷財克應並伐初爻者,切莫用之。

歌訣に曰く、生産卦の裡に附帶して穩婆を推斷するは、第五爻と兩個の「間」爻とを用いて此人を斷ずるを要す。孕婦自己占卦すれば、もし此れらの爻卦身と世爻とを剋せば、穩婆便ち己を害するの心を懷く。丈夫來り問えば、もしそれら財爻と應爻とを傷れば、穩婆多半妻子に損及せん。只だ初爻此れらの爻の傷害を受けざれば、只管に彼女を用いよ。惡計の相侵する有らん、と。生産卦中に兼ねて穩婆を看る時は、便ち再び財爻應爻を取りて用神と爲さず、反って第五爻を把りて穩婆と當作し、兩個の間爻もまた穩婆と當作す。孕婦自己占卦すれば、世爻是れ本身なり。もし五爻あるいは間爻に克制せられれば、本身即ち傷を受けん。丈夫妻子の生産を占うは、仍ほ財爻と應爻とを取りて主と爲す。倘若五爻と間爻との既に財爻を傷り、また應爻を剋し、還お一倂に初爻を攻伐するに遇えば、此の穩婆切に用いるべからず。

六甲生産章第十七

(以子孫長生為主,世臨胎養為憑。)夫同妻胎財莫陷,子為兒女要興隆,交單是男重拆女,復論誰父包在中,陽象包陰生少女,陰包陽象產嬰童。夫古妻產財作妻身,不落空亡便為大吉,子孫為兒女,若遇旺相生扶,便曰兒無關煞。要決是男是女,先看動爻,卦中陰動變陽為男,陽動變陰為女,倘然陰陽皆動、或六爻安靜,難以定之,便收陰包陽是男,陽包陰是女。如或陰陽又不相包者,方取子孫,值單為男,臨拆為女。

本章は「子孫」の長生の地をもって主と爲し、世爻の「胎」「養」に臨むをもって憑と爲す。歌訣に曰く、丈夫妻子の爲めに分娩を占うは、「妻財」陷空すべからず。「子孫」は兒女を代表し、興旺隆盛せんことを要す。爻象の「交」「單」に逢うは男を主り、「重」「拆」に逢うは女を主る。再び卦中の是れ誰が誰を包むかを論ずれば、陽爻の陰爻を包むは女兒を生じ、陰爻の陽爻を包むは男孩を生ず、と。丈夫妻子の生産を占うは、財爻即ち妻子の身體にして、空亡に落ちざれば便ち大吉なり。子孫は兒女を代表す。もし旺相生扶に遇えば、即ち此の孩子關煞を犯さずと說く。是れ男か是れ女かを判斷せんと要せば、先ず動爻を看よ。卦中陰爻發動して陽爻を變出するは男を主り、陽爻發動して陰爻を變出するは女を主る。倘若陰陽皆動かば、あるいは六爻全靜なれば、判定し難し。即ち陰包陽を男と爲し陽包陰を女と爲すの看法を採用せよ。もし陰陽また相包まざれば、纔めて子孫爻を取りて定む。子孫の「單」爻に値するを男と爲し、「拆」爻に臨むを女と爲す。

惟有交重二爻動必有變,交雖屬陰,變為少陽,成男;重雖屬陽,變為少陰成女。設若卦又無子者,便取伏卦子孫,陽即包陰也。又各自相包者,內外二卦也,且如坎卦陰包陽,離卦陽包陰,此乃各自相包也。且如五月丙午日,占男女若何?卜得未濟卦安靜,此卦有內外二子皆臨相地,況得日月生扶,該懷雙孕,內卦陰包陽是男,外卦陽包陰是女,此卦陽在先而陰在後,果得雙胎。先生男而後女也。

只だ「交」「重」此の兩種是れ動爻にして、一たび動けば必定變ず。交本來陰に属し、動の後少陽に變じて、男を生ずるを主る。重本來陽に属し、動の後少陰に變じて、女を生ずるを主る。假使卦中また子孫爻なければ、即ち伏神の裡の子孫を取りて看よ。飛神陽に属して伏神陰に属するは、亦た即ち陽包陰の象なり。所說の「各自相包」に至りては、指す所は內外兩個の三畫卦の各自象を成すなり。譬えば坎卦一陽中に居りて二陰外に在るは、是れ陰包陽なり。離卦一陰中に居りて二陽外に在るは、是れ陽包陰なり。此れ即ち各自相包と叫ぶ。譬えば五月丙午日、人の腹中の是れ男か是れ女かを占うあり、《未濟》卦を卜得して安靜なり。此の卦內外兩卦各々一個の子孫爻ありて、皆相地に臨む。しかもまた日辰月建の生扶を得。應當に是れ雙胎を懷けり。內卦是れ坎にして、陰包陽に属し、男を主る。外卦是れ離にして、陽包陰に属し、女を主る。此の卦陽象前に在りて陰象後に在り。後來果して雙胞胎を生み、先に男孩を生じ後に女孩を生ぜり。

又如四月辛未日,問男女?卜得歸妹卦,此卦陰陽既不相包,六爻內有無子象,伏出兌家亥水更值旬空。難分男女。豈知互成既濟,止取互卦,外宮坎水正配兌家子孫,坎曰中男,果得男子也。要知何日來分娩,還看何旬胎遇空。近取動爻臨白虎,弟兄值日月喜匆匆,世居胎養方能至,子入長生到亦同,內外三爻無福德,日時遇此面相逢,孫藏墓庫宜開銷,福陷空亡喜值沖!占生產到日,先看何旬胎值空亡,世爻臨胎養之日到也。若卦無子者,待子孫值日方來,如卦有子象,正值休囚,待兄弟值日、或子遇長生方到。若子臨絕處,遇生扶日可到。子若落空待日辰沖子,方生。子如投墓,待日辰沖墓,方來。若遇白虎動,近日當生。卦值六沖,到達其甚速。

さらに四月辛未日、人の懷くる所の是れ男か是れ女かを問うあり、《歸妹》卦を卜得せり。此の卦陰陽既に相包まず、六爻の中また子孫の象を見ず。伏神雖に兌宮の亥水子孫あれど、卻ってまた正に旬空に値す。實に男女を分かち難し。誰知此の卦互體恰好《旣濟》を成せり。是に只だ互卦を取りて斷ず。互卦外宮是れ坎水にして、正に兌宮の亥水子孫と相配す。而も坎は八卦中に「中男」と稱す。後來果して男孩を生ぜり。歌訣に曰く、いずれの一天分娩するかを知らんと要せば、還お須らく胎爻のいずれの一旬の空亡に落つるかを看よ。近期の産期は動爻の「白虎」に臨むの日を取るべし。兄弟爻日に値すれば、また能く匆匆に喜を報ぜん。世爻の「胎」「養」の日に行き到りて纔めて到らん。子孫の「長生」に入るの日もまた一樣なり。內外六爻もし「福德」子孫なければ、即ち子孫の日に値し時に値するあの天に相逢せん。子孫の墓庫裡に藏するは、沖して墓庫を開くを待つを要す。子孫の空亡に陷るは、即ち日辰の來り沖するに逢うを喜ぶ、と。生産の日期を占うは、先ず胎爻のいずれの一旬の空亡に落つるかを看て、世爻の胎・養の日に行き到れば便ち到る。卦中もし子孫なければ、子孫の所属地支の日に値するを待ちて纔めて來らん。卦中雖に子孫あれど、卻って正に休囚に値せば、即ち兄弟の日に値し、あるいは子孫の長生に遇うの日を待ちて纔めて到らん。子孫もし絶地に臨めば、生扶の日に遇えば到るべし。子孫もし空亡に落ちれば、日辰の空を沖するの日を待ちて纔めて生まれん。子孫もし墓に入れば、日辰の墓庫を沖開するを待ちて纔めて來らん。もし白虎發動に遇えば、近日の內當に生むべし。卦の六沖に値せば、産期來ること極めて快し。

坐草臨盆嫌動鬼,胎前產後忌搖兄,財臨月破焉寧室,子犯旬空難繼宗。夫占妻妾,財是用神,若臨月破旬空,當有產難。財雖上卦,變出兄爻、或卦中兄動,日月又不生扶,亦當妻患。財如旺相,鬼不交重,腰主臨盆有慶,坐草無虞。子孫為兒女,如臨空絕,雖育難招。子雖上卦,倘遭父動來傷,豈得長成?

歌訣に曰く、盆に臨み草に坐るの際、最も官鬼發動を嫌う。産前産後、皆兄弟爻の搖動を忌む。財爻月破に遭えば、妻室怎能安寧ならん。子孫旬空を犯せば、宗祧を承繼し難し、と。丈夫妻妾の生産を占うは、財爻是れ用神なり。もし月破あるいは旬空に臨めば、應當に難産あらん。財爻雖に卦上に出現すれど、卻って兄弟爻を變出し、あるいは卦中別に兄弟發動あり、日辰月建また來り生扶せざれば、妻子一樣に患あらん。財爻もし旺相を得、鬼爻また發動交重せざれば、即ち盆に臨み喜あり草に坐りて憂なきを主る。子孫は兒女を代表す。もし空亡絶地に臨めば、雖に生れ下るとも養い住むこと難し。子孫雖に卦に上るとも、倘若父母爻の發動して來り剋傷するに遭わば、又哪能長成して人と成らんや。

產婦自占憂世絕,隨官入墓禍重重,吉神旺相扶身吉,凶象交重克世凶!占自身,以世爻為主,逢生則吉,遇克則凶。凡犯隨官入墓、助鬼傷身必遭產厄。鬼若空亡,又得吉神生世,終見康寧,如逢鬼煞動來沖剋,禍難逃矣。

歌訣に曰く、産婦自己占卦するは、最も世爻の絶に入るを憂う。もし「官に隨い墓に入る」を犯せば、禍患重重なり。吉神旺相にして來り世身を扶助せば、即ち吉。凶象發動交重して來り世爻を剋せば、即ち凶、と。自身を占うは世爻をもって主と爲し、世爻生に逢えば即ち吉、剋に遇えば即ち凶。およそ是れ官に隨い墓に入るを犯し、あるいは忌神の官鬼を生助し世身を傷剋するは、必定産厄に遭遇せん。鬼爻もし空亡に落ち、また吉神の來り世爻を生ずるを得れば、終究康寧を保つべし。もし鬼煞發動して來り世爻を沖剋するに遇上せば、此の場の災禍即ち逃れ難し。

選擇乳母章第十八

(以應爻為主,財象為憑。)凡求乳母應爻詳,次察妻財莫受傷,應象臨官多病疾,財神變鬼豈安康。占乳母,先看應爻,次觀財象,切不宜臨在旬空月破之中。應如值鬼、或財變官爻,此婦多生病疾。卦無亥子終無乳,爻有兒孫定有祥,更怪應來沖剋子,若然生福永無妨。凡占有乳,專看水爻,卦無水象,其乳必無。雖有水爻,若變土者,必主先有後無。水若化金化旺,必然先少後多。卦中若得重重水透,又見金興,乳必有餘。子孫為男女之爻,莫居空絕,如逢生旺,子必有成。應爻沖剋福神,兒遭婦害。子得應爻生合,撫子有力。

本章は「應」爻をもって主と爲し、「妻財」の象をもって憑と爲す。歌訣に曰く、およそ是れ奶媽を請うは、應爻を詳看し、其次に妻財爻の傷を受けざるを審察すべし。應爻の官鬼に臨むは、此の婦病多し。財爻の鬼を變出するは、哪能安康ならん、と。乳母を占うは、先ず應爻を看、其次に財象を看る。此の兩爻切に旬空・月破の中に落つるに宜しからず。應爻もし官鬼に値し、あるいは財爻の官爻を變出せば、此の婦人多く病疾を生ず。歌訣に曰く、卦中亥水子水なければ、此の婦終究乳なし。爻上子孫あれば、定んじて吉祥なり。最も怪しむは應爻の來り子孫を沖剋するなり。應爻もし「福德」子孫を生扶せば、即ち永遠に妨げなし、と。およそ乳汁の有無を占うは、專ら水爻を看る。卦中もし水象なければ、乳汁必定なし。雖に水爻ありとも、もし土爻に變成せば、必ず先あり後無しを主る。水もし金爻を化出し、あるいは旺地に化入せば、必定先少なく後多し。卦中もし水爻重重透出し、又見る金爻の興旺して來り水を生ずれば、乳汁必定餘裕あらん。子孫是れ兒女の爻にして、空亡絶地に落つべからず。もし生扶旺相に逢えば、孩子必ず養い成すべし。應爻もし子孫を沖剋せば、孩子乳母の害に遭わん。子孫もし應爻の生合を得れば、此の婦の孩子を撫育する甚だ力あり。

六沖上下無緣分,父母爻興子受殃,鬼若發時終有禍,兄如動出耗非常,應鬼咸池同伐世,倘遭暗計主須防。但遇六沖,決然不相。縱然合處逢沖、或變出六沖者,皆當有始無終。卦中父母之爻大不宜動,動則赤子遭屯,官鬼交重,多主咭咭。帶朱雀,易惹閒非。同玄武,潛竊衣資。白虎災延此婦。騰蛇驚及嬰兒。兄弟動,多費資財,倍加衣飾。又論世為家主,應為乳母,應如帶鬼及咸池動來克世,主貪淫,恐遭暗計。

歌訣に曰く、卦の六沖に逢えば、主家と乳母と上下緣なし。「父母」爻興起すれば、嬰兒災殃に遭わん。官鬼もし發動せば、終究禍あり。兄弟もし動出せば、破費非常なり。應爻官鬼と「咸池」とを帶びて一同に世爻を剋伐せば、即ち暗中算計を提防せんと要す、と。およそ六沖の卦に遇えば、主僕決然相投ぜず。縱い本是六合にして中途沖に逢い、あるいは六沖を變出するも、皆始ありて終なし。卦中の父母爻最も發動に宜しからず。一たび動けば嬰兒即ち困厄に遭わん。官鬼發動交重すれば、多く口舌爭鬧を主る。官鬼の朱雀を帶ぶるは、閑氣是非を惹き易し。玄武を帶ぶるは、衣物錢財を偷竊せん。白虎を帶ぶるは、災病此の婦に延及せん。騰蛇を帶ぶるは、驚嚇嬰兒に波及せん。兄弟發動するは、多く錢財を費やし、衣飾の開銷加倍せん。再び世爻是れ主家、應爻是れ乳母を論ずれば、應爻もし官鬼および咸池を帶びて發動して來り世を剋せば、此の婦必ず貪淫を主る。恐怕彼女の暗中算計に遭わん。須らく提防するを要す。

嬰童否泰章第十九

(以子孫為主,不遇絕空克破為佳。)嬰童卦取子孫爻,不落空亡便可招,化絕化空兼化克,雖觀花吐未成桃,如臨絕地逢生助,縱見災危命必饒!占兒女,子孫為用爻;兄占弟即兄弟為用爻,用爻若臨空,決難長大。雖有用爻化出空絕、或化忌神或臨月破,目前雖有,豈得成嗣。用如逢絕,卻遇生扶,只恐多災,決非傷命。

本章は「子孫」爻をもって主と爲し、子孫の絶・空・剋・破に遇わざるをもって佳と爲す。歌訣に曰く、嬰兒を占うの卦は子孫爻を取る。只だ空亡に落ちざれば即ち養い住むを得ん。もし絶を化し空を化しまた剋神を化出せば、就中只だ花の開くを見て桃の結ばざるがごとし。もし雖に絶地に臨みて卻ってまた生扶に逢えば、縱い災危を見るとも、性命終究保つべし、と。兒女を占うは子孫をもって用神と爲す。哥哥弟弟を占うは、即ち兄弟をもって用神と爲す。用神もし空亡に落ちれば、決然長大し難し。雖に用神ありとも、卻って空亡絶地を化出し、あるいは忌神を化出し、あるいは月破に臨めば、眼下雖に在るとも、又哪能長成して門戶を承繼せんや。用神もし絶地に逢い、卻ってまた生扶に遇到せば、只だ多く災あり多く病あらんを怕る。決して命を傷るに至らず。

父母最嫌逢發動,弟兄能喜值重交,財興此子身還弱,官動其男病未消。父占子,父母為忌神,宜靜不宜動。兄弟為元神,宜興不宜絕,卦內妻財動,則洩子孫之氣,兒體欠安。官鬼為仇神,動則多關多煞,靜則無病無憂。如兄占弟又不如此定之,兄占弟者,兄為用爻,鬼為忌象,父作元神,子當洩氣,財作仇神,各有喜忌之分,不可一途而取。

歌訣に曰く、「父母」爻最もそれの發動を嫌い、「兄弟」爻卻ってそれの交重發動を喜ぶ。「妻財」興旺すれば、此の孩子身體還お弱し。「官鬼」發動すれば、此の男孩の病還お消えず、と。父親兒子を占うは、父母爻是れ忌神にして、靜に宜しく動に宜しからず。兄弟爻是れ元神にして、興旺に宜しく絶に入るに宜しからず。卦中妻財發動すれば、即ち子孫の氣を泄し、孩子身體安からず。官鬼是れ仇神にして、一たび動けば即ち關多く煞多く、安靜なれば即ち病なく憂なし。もし是れ哥哥の弟弟を占うは、便ち此のごとく定むる能わず。哥哥弟弟を占うは兄弟をもって用神と爲し、官鬼を忌神と爲し、父母を元神と爲し、子孫反って泄氣の爻と成り、妻財仇神と成る。各々その喜忌の分あり。一概に論ずべからず。

助鬼傷身兒不旺,倘生殘疾數難逃。卦逢助鬼傷身,用象又臨絕地,元神不動,定遭疾厄纏綿。用之兄弟加朱雀,長大憂縱徒賭客交。主象旺生龍貴照,定然日後顯英豪。用爻無氣,況臨朱雀變為兄弟,長成之日倘交無益之人,變化呼虞之子。主象如逢生旺又帶青龍貴人,後來必成大器顯祖榮宗。

歌訣に曰く、忌神の官鬼を生助して來り世身を剋傷せば、孩子即ち旺ならず。倘若殘疾を生ずれば、亦是れ定數逃れ難し、と。卦中もし官鬼を生助し世身を傷剋するの象あり、用神また絶地に臨み、元神偏偏に動かざれば、此の兒必定疾病に纏綿せられん。歌訣また曰く、用神の兄弟を變出してまた「朱雀」を帶ぶるは、それ長大の後放縱して賭徒の流と結交せんことを憂愁す。主象旺相にして生を得、また「青龍」「貴人」の照臨あれば、日後定んじて顯れて英豪と爲らん、と。用神本已无氣、しかも朱雀に臨みてまた兄弟に變成せば、長大の日恐怕無益の人と結交し、呼盧喝雉の賭博の子と變成せん。主象もし生旺に逢い、また青龍貴人を帶ぶれば、後來必ず大器を成し、宗を光らし祖を耀かさん。

出繼男女章第二十

(以用爻為主,應象為憑。)欲將男女更名姓,須向爻中福德查,父發鬼搖災又訟,兄興子旺錦添花,兄將弟繼求兄旺,父動生兄福轉加。將男繼出,女亦同推。若得子孫旺和兄又來生,繼之得吉。子若逢空,終難長大。如逢父母或官鬼動出,必患多災況生口舌。如見父動而兄又動者,此子貪生忘克,反獲佳祥。若兄將弟繼,不看子孫,反取兄是用爻,莫居空絕,若得父母動者轉添吉慶,惟獨官爻動則更忌。

本章は用神をもって主と爲し、「應」爻をもって憑と爲す。歌訣に曰く、子女を過繼出して名姓を改換せんと想えば、須らく卦爻中に「福德」子孫を查せよ。父母爻發動・官鬼爻搖動すれば、既に災ありまた訟あり。兄弟興旺・子孫旺相なれば、便ち錦上に花を添ゆ。哥哥弟弟を過繼出せば、即ち兄弟爻の旺を求めよ。父母發動して兄弟爻を生ずれば、福氣反って更に增さん、と。兒子を過繼出すに、女兒もまた同じ推法に照らす。もし子孫旺相を得、また兄弟爻の來りそれを生ずるあれば、過繼出せば便ち吉なり。子孫もし空亡に落ちれば、終究長大し難し。もし父母あるいは官鬼發動に遇えば、必定多く災あり。しかも還お口舌を生出せん。もし父母發動して兄弟も發動するを見れば、此の時子孫生を受くるを貪りて剋せらるるを忘れ、反って吉祥を獲得せん。もし是れ哥哥の弟弟を過繼するは、便ち子孫を看ず、反って兄弟を取りて用神と爲し、空亡絶地に落つるべからず。此の時もし父母發動して來り兄弟を生ずるを得れば、反って吉慶を添えん。惟だ獨り官鬼發動は最も忌諱す。

卦得歸魂宜暫繼,游魂多變莫從他,相沖相剋居難久,相合相生繼不差,應位若逢空破進,此人非是育兒家。歸魂乃歸鄉之象,但可繼名不宜長久。游魂乃遷改之兆,去後終多變易,凡占以世為我,應為他,若世應皆動,必有更張,又不宜相剋。世克應還可,應克世非宜。若遇六沖,毫無緣分,切莫繼之。若得世應相合,必能久處,再遇相生,尤加和悅。倘然合處變沖,始相得而終見分離。應位若臨旬空月破者,此人救已且不瞻,而奚暇子挈人乎?

歌訣に曰く、卦の「歸魂」を得れば、只だ暫時過繼に宜し。卦の「游魂」を得れば、變故多くして他家に跟從するなかれ。世應相沖相剋すれば、住すこと長久せず。世應相合相生すれば、過繼差なからず。應爻もし旬空月破に逢えば、此の家人是れ孩子を養育しうる人家にあらず、と。歸魂是れ本鄕に回歸するの象にして、只だ名を掛けて過繼すべく、長久に宜しからず。游魂是れ遷移改換の兆にして、孩子過ぎ去りて以後終究多く變動あらん。およそ占うは世爻をもって我方と爲し應爻をもって對方と爲す。もし世應皆發動すれば、必ず變更あらん。また互相に剋害するに宜しからず。世爻の應爻を剋するは還お可なり、應爻の世爻を剋するは便ち合宜ならず。もし六沖の卦に遇えば、雙方毫も緣分なし。切に過繼すべからず。もし世應相合を得れば、必ず能く長久相處せん。再び相生に遇えば、尤も和睦せん。倘若六合の中また沖を變出せば、起初相得して最終仍ほ分離を見ん。應爻もし旬空月破に臨めば、此の人連れて自ら救うも顧みるに及ばず、いずくんぞ還お別人の孩子を提携する餘力あらんや。

承繼績嗣章第二十一

(以子孫為主,應象為憑。)凡人承繼男和女,僧道傳徒理亦同,但喜子孫逢旺相,不宜父鬼遇交重。兒臨月破多災疾,應值旬空少始終。凡繼男女及僧道傳徒,皆以子孫為用爻,逢旺逢生則吉,遇空遇破則凶。父母動,子命不長。官鬼興,災生不測。應若空亡決難久遠。

本章は「子孫」爻をもって主と爲し、「應」爻をもって憑と爲す。歌訣に曰く、凡人の兒女を承繼するは、僧人道士の徒弟を傳授すると道理相同じ。只だ子孫爻の旺相を喜び、父母・官鬼の發動交重に宜しからず。子孫の月破に臨むは、多く災あり多く病あり。應爻の旬空に値するは、始ありて終なし、と。およそ是れ兒女を承繼するおよび僧道の徒を傳えるは、皆子孫をもって用神と爲す。旺相に逢い生扶に逢えば即ち吉、空亡に遇い月破に遇えば即ち凶。父母爻發動すれば、孩子の性命長からず。官鬼爻興起すれば、意外の災を生出せん。應爻もし空亡に落ちれば、此の段の關係決して長久し難し。

世應兩爻憂盡發,正之二卦忌相沖,福神沖世終非吉,日辰克子斷然凶,六合後嗣年代遠,游魂欲變兩三重。繼子傳徒,切不宜世應皆動,動則有更。又不可世應皆空,空須不久。卦值六沖,定主父南子北,豈得相諧?變出六沖終無結秀,子孫爻不宜沖世克世,又不可被日月來傷,如得六合之爻,便得永年和悅。合處逢沖,後當改變。若犯游魂之卦,決主往來不定,多見變遷。

歌訣に曰く、世應兩爻皆發動するは、最も人を憂えしむ。本卦と變卦此の兩卦最も相沖を忌む。「福神」子孫の來り世爻を沖するは、終究不吉なり。日辰の子孫を剋するは、斷然是れ凶なり。卦の六合に逢えば、後嗣傳えて長遠を得べし。卦の游魂を犯せば、往往兩三回變上せんと要す、と。義子を承繼し徒弟を傳授するは、切に世應兩爻皆發動するに宜しからず。一たび動けば即ち變更せん。また世應皆落空すべからず。落空すれば即ち長久せず。卦の六沖に値せば、定んで父南に在り子北に在るを主る。哪能相處し來たらんや。六沖を變出するは、最終もまた好き果を結ばず。子孫爻世を沖し世を剋するに宜しからず、また日辰月建に傷られざるべからず。もし六合の卦を得れば、即ち能く長年和睦せん。本是六合にして中途沖に逢うは、後來仍ほ改變せん。もし游魂の卦を犯せば、決して往來定まらずを主り、多く變遷を見ん。

更名頂籍章第二十二

(以世爻為主,官鬼為憑。)欲頂他人籍與名,六沖定見歎吁聲,世空世破咸非就,官絕官亡盡不成。凡改姓名及頂他人戶籍主不成。更此官名宜鬼旺,頂其店業要財興。兄臨雀動傷身世,猶恐傍人舉鬥爭。世不空沖官不陷,事當圓就永無更。

本章は「世」爻をもって主と爲し、「官鬼」をもって憑と爲す。歌訣に曰く、別人の戶籍と名姓とを頂替せんと想えば、卦の六沖に逢えば、定んじて只だ一聲の長嘆を落得せん。世爻落空・世爻月破すれば、皆辦成せず。官爻入絶・官爻空亡すれば、も全く皆成らず、と。およそ是れ姓名を改換するおよび他人の戶籍を頂替するは、此れらの爻象に遇上せば、事情辦成せざるを主る。歌訣また曰く、官府中の名籍を更換するは、「官鬼」の旺相に宜し。他人の店鋪行業を頂接するは、「妻財」の興旺を要す。兄弟爻の「朱雀」を帶びて發動して來り世身を傷剋するは、只だ旁人の出面して爭奪するを怕る。世爻落空せず沖を受けず、官爻空絶に陷らざれば、事情應當に圓滿辦成して永遠に變更なし、と。

在官頂補姓名,尤要官爻旺相,又不可鬼克世身。頂人藝業,還求財象興隆,不拘公私更改,兄爻獨發難成。縱然亂動,兄帶朱雀動來克世,或應帶朱雀來克世者,必有傍人舉首爭奪成非,世爻興官爻若皆不空沖破絕,事事皆成無謀不遂。

官府の裡に名籍を頂補するは、尤も官鬼爻の旺相を要し、また鬼爻に來り世身を剋せしむべからず。他人の手藝行業を頂接するは、還お財爻の興隆を要求す。公の事上なりと私事上の更改なりとを論ぜず、只だ兄弟爻獨自發動すれば、即ち事を成し難し。縱い是れ衆爻亂動すとも、只だ兄弟の朱雀を帶びて發動して來り世を剋し、あるいは應爻の朱雀を帶びて來り世を剋せば、必定旁人出面して告發爭奪し、是非を鬧出せん。世爻と官爻ともし皆落空せず沖を受けず破に遭わず絶に入らざれば、即ち事事皆成して、謀りて遂げざるなし。

平生學藝章第二十三

(以妻財為主,世應為憑。)業無大小賢愚,豈不從師;事有敗成去就,還須問卜。凡習三教之流師同伯叔,如得椿萱旺相,法必訓詳父田,如逢旺相或來合世生身者,必獲全傳。或習諸般技藝,先觀兄弟次看應爻,此二象若一空亡便無承受。

本章は「妻財」をもって主と爲し、世應二爻をもって憑と爲す。原文に曰く、行業大小を分かたず、人賢愚を論ぜず、哪か師に從い學ばざるあらん。事情成敗あり去就有りて、還お須らく卜に問うて疑を決せよ、と。およそ是れ儒釋道三教の流を學習するは、師父の地位伯父叔父に等同し、「父母」爻を看るを要す。父母爻もし旺相を得れば、師法必定教え詳盡せん。父母爻旺相にして、あるいは來りて世爻に合し世身を生ずるは、必ず師父の全部の真傳を得る能くせん。もし是れ各種技藝を學習せば、即ち先ず「兄弟」爻を看、其次に「應」爻を看る。此の兩個の爻象只だ一個の空亡に落つるあれば、便ち本事を學び到らず。

金銀銅錢之工,值乾兌酉申而最吉。竹木蘆藤之匠,得震巽寅卯以為佳。造敗魚鹽酒醋,利入坎宮。裁成袖絹綾羅,喜臨離象,採石樵山須見艮,土工泥作要逢坤!將本營生,子動財明終發達,空拳技藝,財搖鬼旺必興家。身佐官僚,世怕鬼爻沖剋。名開行次,身宜福德生扶。

原文に曰く、金・銀・銅・錢の一類を做る工匠は、卦の乾卦・兌卦および酉申兩爻に値するを最吉と爲す。竹・木・蘆・藤の一類を做る匠人は、震卦・巽卦および寅卯兩爻を得るを佳と爲す。魚・鹽・酒・醋を經營するは、坎宮に利在り。袖・絹・綾・羅を裁製するは、離象に臨むを喜ぶ。石を采り柴を打ち山に上るは、須らく艮卦を見よ。土工泥水を做るは、坤卦に逢うを要す、と。原文また曰く、本錢を拿りて買賣を做るは、子孫發動・財爻明現せば、終に發達しうる。赤手空拳技藝に靠りて生を謀るは、財爻搖動・官鬼旺相せば、必ず能く家を興さん。官府の裡に官僚を輔佐するは、世爻最も鬼爻に沖剋せらるるを怕る。名を掛けて牙行鋪號を開設するは、世身「福德」子孫の生扶を得るに宜し、と。

凡人習業,各有所分,將本者,財為主象,子作元神。空拳者,官是用爻,財為助主,鄭在官人役,雖宜官鬼興隆,沖剋世身大忌。牙行生理,最要子孫旺則廣招千里,空則門綱雀罹。卦中雖有子孫,應若逢空,亦無客至。

凡人一門の行業を學ぶは、各々その分別あり。本錢を拿りて經營するは、「妻財」をもって主象と爲し、「子孫」を元神と爲す。赤手空拳手藝に靠りて生を謀るは、「官鬼」をもって用神と爲し、「妻財」を助神と爲す。官府に差を當て役を充つるは、雖に官鬼興隆に宜しと雖も、但し官鬼の世身を沖剋するは卻って大忌なり。牙行を開きて經紀生意を做るは、最も子孫の旺相を要す。旺なれば則ち能く千里之外の客商を招來せん。子孫落空すれば、門庭冷落して以て雀を捕らえんとする網を張るべし。卦中雖に子孫ありとも、應爻もし落空せば、一樣に客人上門せず。

凡習經書,父須生旺。若求官職,鬼莫空無。祝巫大利官興,僧道惟宜子旺。習儒業者,父母為用。求功名者,官鬼為用。祝巫者,迎神召將照馬關亡之類,亦用官爻。惟僧道之流,子孫為用。凡用爻皆宜值旺相,各忌空亡,旺則事事有成,空則般般不就。諸般道術一應生涯,皆把財為衣祿養命之源兼推子乃福神發家之主。諸般藝業,皆宜財神興隆。財若空亡,利資必絕望矣!

原文に曰く、およそ是れ經書を研習するは、「父母」爻須らく生旺を得べし。もし官職を求めば、「官鬼」爻空亡缺失すべからず。祝史巫覡を做るは、大いに官爻興旺に利あり。僧人道士を做るは、只だ子孫爻旺相に宜し、と。儒業を學ぶは父母をもって用神と爲し、功名を求むるは官鬼をもって用神と爲す。巫祝を做るは、およそ神を迎え將を召し馬を照らし亡を關する一類は、も官爻を用いる。惟有僧道の流は、子孫をもって用神と爲す。およそ是れ用神皆旺相に値するに宜しく、皆空亡に落つるを忌む。旺相なれば則ち事事成あり、空亡なれば則ち樣樣就らず。各種道術・一切營生は、皆「妻財」を把りて衣食俸祿・命を養うの根源と當作し、同時に「子孫」を推して財を生じ家を發するの福神と爲す。各種手藝行業は、皆財神興隆に宜し。財爻もし空亡に落ちれば、利錢收入必定指望なし。

無鬼必無頭無緒,游魂必游去游回。世犯旬空,自有更張之意。應遭月破,師無傳授之心。蹇遇六沖,彼我無情難習業。幸逢六合,師徒相得卻成功。一應徒師習業,不宜卦內無官鬼。若逢空,事無頭緒,卦值游魂,往返不定。又看世為己應為師,皆不可值旬空月破,又不宜卦值六沖。世應若不空亡,又遇爻逢六合,定主師徒相得事必成功。欲擇明師,未知曲直,當占易卦,便見虛真。

原文に曰く、卦中「官鬼」なければ、學業必定頭緒なし。卦の「游魂」に逢えば、必定去りて回る、と。世爻旬空を犯せば、自己已に別に打算を作すの意あり。應爻月破に遭えば、師父傳授の心なし。不幸六沖に遇上せば、師徒彼此無情にして、學成し難し。幸いに六合に逢上せば、師徒投契して、反って能く成功せん。およそ是れ師に拜して藝を學ぶは、皆卦中官鬼なきに宜しからず。官鬼もし落空せば、事情便ち頭緒なし。卦の游魂に値せば、往返定まらず。また世爻を自己と爲し應爻を師父と爲すを看るを要し、兩爻皆旬空月破に値すべからず、また卦の六沖に値するに宜しからず。世應もし皆落空せず、また六合の爻に遇えば、定んで師徒相得を主り、事情必ず能く成功せん。一位の明師を挑選せんと想うも、またその中の曲直を知らず。只だ一卦を占上すれば、虛實真假便ち皆看て出來る。

五經定肄章第二十四

(以父爻為主,五行為憑。)五經無不看文書,金作春秋木作詩,水是書經火禮記,土爻為易少人知。凡讀書經,須詳父母,旺則有成,空則無益。止卜一經,單推父母,不論五行,混卜何經卻要五行分別。父臨申酉,宜讀春秋,母在火爻,利宗禮記,木視毛詩最妙,土觀周易為佳,易經若也為儒業,土象興隆最及時,父母若登申酉位,必在春秋折桂枝。

本章は「父母」爻をもって主と爲し、五行をもって憑と爲す。歌訣に曰く、五經を治するは看ずして「文書」父母爻を看ざるなし。父母金に属せば《春秋》を主り、木に属せば《詩經》を主り、水に属せば《尚書》を主り、火に属せば《禮記》を主り、土に属せば《周易》を主る。此の一條知る人少なし、と。およそ是れ經を讀むは、須らく父母爻を詳審せよ。旺相なれば則ち學業成あり、落空すれば則ち讀みて益なし。もし只だ一部の經を卜せば、單に父母爻を推せば即ち足れり。五行を分かつを必とせず。もし是れ籠統にいずれの一經を治すべきかを問えば、即ち五行に按じて分別するを要す。父母爻の申酉に臨むは、《春秋》を讀むに宜し。父母火爻に在れば、《禮記》を專宗するに利あり。木に属するは《毛詩》を看る最妙。土に属するは《周易》を治するを佳と爲す。もし《易經》をもって儒業と爲せば、即ち土象興隆して纔めて最も時に合す。父母爻もし申酉の位に登れば、必定《春秋》一科の上に桂を折り科に登らん。

總卜讀經之事,要知功名發在何經,父屬土爻,必在易經高捷,如居金位,春秋定占高魁,其餘仿此。財子同興難及第,平生虛費枉從師,父官兩旺修文吉,名播京機作總司。從經之士,最忌妻財子孫發動,偏宜父母官鬼興隆,父化父,後有敗經之變。父化官,必成顯達之榮。父化財必始勤而終怠,化生則文墨轉佳,化絕定心慵意懶。

總じて經を讀むの事を卜するは、功名いずれの一經の上に發するかを知るを要す。父母爻の土に属するは、必ず《周易》一科に高中せん。父母爻の金位に居るは、《春秋》一科定んで魁首を占めん。その餘此に照らして類推せよ。歌訣に曰く、「妻財」「子孫」一同に興動すれば、考中し難く、一生工夫を白費し徒らに師に從わん。「父母」「官鬼」兩爻皆旺なれば、文業を修習すれば即ち吉、名聲京城に傳わりて、一方を統領する長官と爲るべし、と。經を治する士子は、最も妻財・子孫發動を忌み、偏りに父母・官鬼興隆に宜し。父母の父母を化出するは、日後治する所の經を改換するの變動あらん。父母の官鬼を化出するは、必ず顯達の榮を成さん。父母の妻財を化出するは、必是れ起初勤奮にして後來懈怠せん。父母の生扶を化出するは、文筆轉じて佳ならん。父母の絶地に化入するは、一定心懶意怠せん。

求師訓迪章第二十五

(以文書為主,八卦為憑。)延師習學,應爻莫下空鄉。教子修文,父象休行絕地。財動則其年少益,父空則此歲無功。應爻為西席,父母為文章,此二象皆要興隆,應陷應沖,皆主半途而廢,父空父絕,必然訓誨無功。財若動時,一年虛廢。

本章は「文書」父母爻をもって主と爲し、八卦をもって憑と爲す。原文に曰く、老師を請うて書を教えるは、應爻空亡の鄕に落入すべからず。兒子に書を讀み文を作らしむるは、父母の象絶地に行き到るべからず。財爻發動すれば、此の一年收益即ち少なし。父母落空すれば、此の一年即ち功效なし、と。應爻は西席先生を代表し、父母爻は文章學問を代表す。此の兩個の爻象皆興隆するを要す。應爻陷空しあるいは沖せらるれば、皆半途にして廢するを主る。父母落空しあるいは絶に入れば、必然教ゆるも白教なり。財爻もし是れ發動せば、此の一年即ち白白に荒廢せん。

四刑四極四沖爻,常往常來常改易。四刑四極四沖者,總是六沖之卦,從師遇此定然彼我一緣必難終始。主卦雖然相合,倘如變出六沖,春夏雖然相聚秋冬定見分張。東家多退悔,世必家亡,西席有更張,應還發動。世應皆空,彼我無終無始。凡占以世為主,應為實。世空,主不敬,實自當疏慢,應動,實菲向主,彼必更長。世應俱動,各有變心,世應俱空,兩無眷戀。若得相生相合,定然賓主和諧。

原文に曰く、卦中に四刑・四極・四沖の爻出現せば、即ち常に來り常に往き常に更改あらん。いわゆる四刑・四極・四沖は、總じて皆六沖の卦なり。師に拜して學に從うにこれに遇えば、師生此の段の緣分定んじて始終あること難し。本卦雖に相合すとも、倘若六沖を變出せば、春夏雖に相聚する能うとも、秋冬一定分手せん。原文また曰く、東家多く反悔するは、是れ世爻衰敗するに因る。西席別に變動有るは、是れ應爻發動するに因る。世應兩爻皆落空せば、師生便ち始なく終なし、と。およそ此事を占うは、世爻をもって主家と爲し應爻をもって賓客と爲す(此處の「實」即ち賓客にして、西席先生を指す)。世爻落空するは、是れ主家恭敬ならず、賓客自然疏慢なり。應爻發動するは、是れ賓客主家に向かう心なく、彼必定別に高就を謀らん。世應皆發動すれば、雙方各々變心あり。世應皆落空せば、兩邊互いに眷戀なし。もし世應相生相合を得れば、賓主定んじて和諧せん。

父旺持身,倍加學問。兄強立世,多廢修儀。父母旺相,日進其功,更來生世生身,尤多教益。如逢兄弟發動、或值世爻,束脩倍費。卦若游魂,自後他心能有變。應如月破,將來彼體豈無災。卦若游魂,彼必坐身不定。應臨月破,將來彼體豈無災。卦若游魂,彼必坐身不定,應臨月破,或應或命隨官入墓,其人定見災殃,或遭詞訟。內外得乾坤離卦,經書開錦繡奇文。幹乃六龍之寢,坤離又作文章,故此儒士遇之,便能上進或內或外,三中得一為佳。如十純幹、純坤、純離者,卦名雖吉,只怪六沖,故不用也。凡熟此篇,變知其意。

原文に曰く、「父母」旺相にして世身に持臨すれば、學問加倍長進せん。「兄弟」强旺にして世爻に立てば、束脩多く耗費あらん、と。父母爻旺相なるは、學業一天天進步す。もしそれ再び來りて世爻を生じ世身を生ぜば、教益尤も多し。もし兄弟爻發動し、あるいは兄弟正に世爻に當たるに遇上せば、學費の開銷即ち加倍せん。卦もし是れ游魂なれば、日後先生的心思變動あらん。應爻もし月破に臨めば、將來他的身體哪能災病なからんや。此の意再び申す一遍は、卦もし游魂なれば、先生必定席に安んぜず。應爻月破に臨み、あるいは應爻あるいは他的本命の「官に隨い墓に入る」を犯せば、此人一定災殃に遇上し、あるいは詞訟に遭到せん。原文に曰く、內外卦乾・坤・離の三卦の一を得れば、書を讀み文を作る便ち錦繡の奇文を開出しうる、と。乾是れ六龍潛藏の所にして、坤と離とはまた皆文章を主る。故に讀書人それらに遇えば便ち能く上進せん。內卦に出現するも外卦に出現するも論ぜず、三卦の中その一を得れば便ち好し。卜得の純乾・純坤・純離のごとき八純卦に至りては、卦名雖に吉なれど、只だそれら皆六沖の卦なるを惜しむ。故に反って取らず。およそ是れ此の一篇を讀熟すれば、自然その中の意思を明白せん。

The original text is in the public domain. The Japanese is a machine-assisted translation of this library’s own Chinese paraphrase, checked against a fixed glossary so that technical terms match the definitions used elsewhere on this site. It is a reading aid and does not replace the original.

Hexagrams in this volume