Libo

三髮

清 · 曹九锡 · 第8巻 / 24

作盤ガイド: 六爻納甲の立卦, 大衍筮法

以六爻震巽宮木財為用,旺髮多,衰髮少,木髮長,金沙髮,水白髮,土髮短,戌土髮稀。六爻與初二爻合,髮長垂地。臨雀者赤,臨武者黑,臨虎者白。少年則髮剛硬,臨勾者黃,臨龍者滋潤整齊,臨蛇者捲曲而蓬鬆也。

頭髮を推すに第六爻・震宮・巽宮の木爻・妻財を以て用神と為す。木財が旺相なれば、頭髮濃密、衰弱なれば則ち頭髮稀少。木に属するは髮長く、金に属するは髮は細沙の如く、水に属するは頭髮早く白し、土に属するは頭髮短く、尤其に戌土は頭髮の稀疏を主る。第六爻と初爻・二爻と相合するは、頭髮は長得て地に垂るるに到る。朱雀に臨むは髮色赤く、玄武に臨むは髮色黑く、白虎に臨むは髮色白し、もし少年人なれば、則ち髮質剛硬なり。勾陳に臨むは髮黃し、青龍に臨むは髮絲滋潤・整齊、騰蛇に臨むは頭髮卷曲にして蓬松なり。

四面

以五爻父母為用,乾面圓,坤面方,臨寅申巳亥,面尖。臨子午卯酉,面圓。臨辰戌丑未面方厚。父面大,財面秀美,子面福相,兄鬼面丑劣,或破相麻痣。水浮腫,金瘦骨臉,火尖削枯燥,土豐額高準,木面青長。鬼加蛇,面多皺紋,玄鬼,面有黑斑痣,火鬼動逢合,面有疤絆,卯鬼動,面主麻也。

面部を推すに第五爻の父母爻を以て用神と為す。乾は臉の圓を主り、坤は臉の方を主る。寅・申・巳・亥に臨むは、臉型尖り、子・午・卯・酉に臨むは、臉型圓く、辰・戌・丑・未に臨むは、臉は方にして厚し。父母爻は臉の大なるを主り、妻財は容貌の秀美を主り、子孫は臉に福相あるを主り、兄弟と官鬼とは相貌の丑陋あるいは破相と麻點・黑痣あるを主る。水に属するは臉浮腫み、金に属するは瘦にして骨を露し、火に属するは尖削・枯燥、土に属するは額頭豊滿・鼻準高聳、木に属するは臉色青にして狹長。官鬼に騰蛇を加うるは、臉上の皺紋多し、玄武の官鬼は、臉上に黑斑・黑痣あり、火鬼が発動してまた合に逢えば、臉上に疤痕を留め、卯木の官鬼が発動すれば、臉上に麻子を生ず。

五相貌

以五爻為用,龍貌膩潤,虎粗丑,勾侷促,眉目攢聚。雀帶笑容,逢沖,則疾言遽色。武帶憂容,受刑剋,必是哭形。凡帶騰蛇者,相必古怪,以來沖者斷之。武來沖,地角尖,雀來沖,眼必露,龍沖,左耳異常,虎沖,右耳異常,勾沖鼻古怪。如無沖,即以五行斷之,水為口,火為目,木左耳,金右耳,土為鼻是也。

相貌を推すに第五爻を以て用神と為す。青龍に臨むは、面貌細膩・潤澤にして、白虎に臨むは、相貌粗陋・醜惡、勾陳に臨むは、五官局促にして、眉眼一處に擠る。朱雀に臨むは常に笑容を帯び、もし冲に逢えば、即ち說話急・臉色變わるの樣子と成る。玄武に臨むは常に愁容を帯び、もし刑を受け剋を受くれば、それは必ず一副の哭相なり。およそ騰蛇に臨むは、相貌必ず古怪にして、具体に何処に怪なるかを看るには、即ちどの一神が前り来りてそれを冲するかを看よ:玄武が来りて冲すれば、下巴尖り、朱雀が来りて冲すれば、眼睛必ず外突し、青龍が来りて冲すれば、左耳異様、白虎が来りて冲すれば、右耳異様、勾陳が来りて冲すれば、鼻子古怪なり。仮に爻の来りて冲する無ければ、即ち直ちに五行に按じて断ず:水は口を主り、火は眼を主り、木は左耳を主り、金は右耳を主り、土は鼻を主る。

又如五爻不臨蛇,而蛇動來沖剋五爻者,則以五類斷之。加兄,項必結喉,加父,面有麻痣,加財,兩髮蓬鬆,髮捲曲,加鬼,必麻或有破相,加福,耳目口鼻破相,亦以水口火目,土鼻,金右耳,木左耳分之。

また第五爻の上に併せて騰蛇に臨まず、しかるに騰蛇の発動して前り来りて第五爻を冲剋する有れば、則ち六親五類に按じて断ず:騰蛇が兄弟を加うれば、脖子上に必ず結喉の突出あり、父母を加うれば、臉上に麻點・黑痣あり、妻財を加うれば、両鬢の頭髮蓬松にして卷曲し、官鬼を加うれば、臉上に必ず麻子を生ずるか破相あり、子孫を加うれば、耳・目・口・鼻の中に破相あり。究竟何処に破するかは、仍ほ水は口を主り・火は目を主り・土は鼻を主り・金は右耳を主り・木は左耳を主るに按じて分辨す。

六目

以五爻離宮火福為用,臨龍,睛點漆黑。臨虎,或虎旺動來克,必白眼。臨勾雀,眼突出。臨武淚眼。臨龍武而被虎沖剋,眸子中有白點。臨蛇必害眼,蛇衰,乃鼠眼,衰蛇加鬼,或蛇鬼動來沖合五爻,是吊眼,逢月日沖,睛轉不定,動又逢沖,是頻睫眼。

眼目を推すに第五爻・離宮の火爻・子孫を以て用神と為す。青龍に臨むは、眼珠の黑きこと漆を點ずるが如く、白虎に臨むは、あるいは白虎の旺相発動して前り来りてそれを剋するは、必ず白眼多くして黑睛少なし。勾陳・朱雀に臨むは、眼睛外突し、玄武に臨むは、常に淚水を含む。青龍・玄武に臨みてまた白虎に冲剋せらるるは、眼珠の中に白點あり。騰蛇に臨むは必ず眼病を害い、騰蛇が衰弱なれば、細小の鼠眼なり、衰弱の騰蛇に再び官鬼を加え、あるいは蛇鬼が発動して来りて第五爻を冲合すれば、便ち吊梢眼なり。月建・日辰の相冲に逢うは、眼珠轉動して定まらず、爻が既に発動してまた冲に逢うは、頻々に眨眼す。

離宮,火鬼,帶刑害動來傷土,主瞎。木主花,或吊眼。金主眇,水主爛,火主露,或赤眼,旺空,一目帶疾,衰空,或合性,微小近視。火旺動,目光如電,金鬼動,主帶疾,鬼帶月盲殺動,亦帶疾也。

離宮の火爻・官鬼が刑害を帯びて発動し、前り来りて土爻を傷剋するは、雙目失明を主る。木に属するは眼花を主るか、あるいは吊梢眼なり、金に属するは一目失明を主り、水に属するは爛眼邊を主り、火に属するは眼球外露あるいは紅赤を主る。爻が旺にして空に落つるは、一隻の眼に毛病あるなり、爻が衰にして空に落ち、あるいは合住せられて收斂するは、則ち眼小にして近視なり。火爻が旺相発動するは、目光炯炯として電の如し、金爻・官鬼が発動するは、眼に疾病を帯ぶるを主り、官鬼が月盲の煞を帯びて発動するは、同じく眼に毛病あるを主る。

七耳

以五爻坎宮子孫為用,木聾左耳,金虎右耳也。土鬼帶刑害動,或勾蛇動來合住者,耳必聾,旺空,一邊疾,金鬼,耳響,水鬼,耳出膿,金木化水鬼,亦流膿。木鬼,陽則耳癢,陰則耳痛。火鬼,耳生瘡,加白虎,帶刑害者,耳必缺,鬼帶雲聾殺動者,耳聾。

耳朵を推すに第五爻・坎宮の子孫爻を以て用神と為す。木に属するは左耳の聾を主り、金に属して白虎に臨むは右耳の聾を主る。土爻・官鬼が刑害を帯びて発動し、あるいは勾陳・騰蛇が発動して来りてそれを合住するは、耳朵は必ず聰を失い、もし爻が旺にして空に落つれば、ただ一邊の耳朵に毛病あるのみ。金爻・官鬼は耳中に鳴響するを主り、水爻・官鬼は耳内に膿を流すを主り、金爻・木爻が水鬼を変出するも亦た膿を流す能し。木爻・官鬼は、陽爻に在れば耳痒を主り、陰爻に在れば耳痛を主る。火爻・官鬼は耳内に瘡を生ずるを主り、再び白虎を加えまた刑害を帯ぶれば、耳朵は必ず缺損あり、官鬼が雲聾の煞を帯びて発動するは、耳聾を主る。

八鼻

以五爻艮宮土福為用,旺大,休小,化金木有氣,鼻息如雷。化水多鼻涕,化土鬼,帶刑害,鼻塌。化火鬼,有鼻衂疾。化木財,多毫毛。

鼻子を推すに第五爻・艮宮の土爻・子孫を以て用神と為す。爻が旺相なれば則ち鼻大、休囚なれば則ち鼻小。金爻・木爻を変出してまた気有れば、鼻息粗重にして雷を打つが如し。水爻を変出するは鼻涕多し、土爻・官鬼を変出してまた刑害を帯ぶれば、鼻梁塌陷し、火爻・官鬼を変出するは、鼻子出血の毛病あり、木爻・妻財を変出するは、鼻中に毫毛を長ずる多し。

九人中

以五爻兌宮土福動合四爻者,為用。旺相深,休囚淺。龍深,虎淺,蛇勾短,雀赤,武黑,或鼻氣濡溼也。

人中を推すに、第五爻・兌宮の土爻・子孫が発動して第四爻と相合する者を以て用神と為す。爻が旺相なれば則ち人中深く、休囚なれば則ち人中淺し。青龍に臨むは深く、白虎に臨むは淺く、騰蛇・勾陳に臨むは短促なり、朱雀に臨むは色紅く、玄武に臨むは色黑く、あるいは鼻息濕潤にして、人中常に潮氣を帯ぶ。

十口

以五爻兌宮水福為用。乾口圓,坤口方,兌宮丑未鬼,帶刑害動,陰則結舌,縮舌。陽則齲齒,缺唇。化金露齒,化木多須。陽土逢沖,掀唇。陰土逢沖,好談笑。臨勾遇合,懶言語。臨雀旺空,多誑語。化財,飲食粗。財遇沖,飲食速。遇合,飲食緩。財加龍貴,愛食嘉旨。水財蛇沖,必如豬食。土財虎沖,定是狼餐。

口を推すに第五爻・兌宮の水爻・子孫を以て用神と為す。乾は口の圓を主り、坤は口の方を主る。兌宮の丑・未の官鬼が刑害を帯びて発動するは、陰爻に在れば口吃・舌頭短縮を主り、陽爻に在れば蛀牙・缺唇を主る。金爻を変出するは齒を露し、木爻を変出するは鬍鬚多し。陽土が冲に逢えば、嘴唇上掀し、陰土が冲に逢えば、説を愛し笑を愛す。勾陳に臨みまた合に遇うは、口を開き講話するを懶し、朱雀に臨みて旺にしてまた空に落つるは、謊話を説く多し。妻財を変出するは、飲食粗魯、妻財が冲に逢うは、喫ること甚だ快し、妻財が合に逢うは、喫ること緩慢なり。妻財に青龍・貴人を加うるは、精美の食物を喫るを愛し、水爻の妻財が騰蛇に冲せらるるは、喫相は必ず猪食の如く、土爻の妻財が白虎に冲せらるるは、定めて狼呑・虎咽なり。

木鬼舌大,火鬼聲炁短,水鬼言語多涎,金鬼缺齒,土鬼缺唇。土鬼逢沖者,結舌。如兌宮金爻被傷,或勾蛇動來合住者,決然音啞(兌為口,金為聲),然必四直皆無金。而朱雀又空絕者,方可斷之。不然,只結舌,非啞也。金旺動,聲響亮。空動愈響,動逢合,聲則低微,鬼加天啞殺動者,主音啞也。

木爻・官鬼は舌頭の大を主り、火爻・官鬼は聲短く氣促なるを主り、水爻・官鬼は説話の時口水多きを主り、金爻・官鬼は牙齒殘缺を主り、土爻・官鬼は嘴唇缺損を主る、土爻・官鬼が冲に逢うは、口吃を主る。仮に兌宮の金爻が傷を受け、あるいは勾陳・騰蛇が発動してそれを合住すれば、此の人は一定の啞巴なり、兌は口と為りて金は聲と為るが故に。但だし還た必ず歳・月・日・時の四直の中に皆金爻を見ず・朱雀また空に落ち絶に落つるを要して、乃ちこのように断ずる可し、否すればただ口吃・結舌にして、併せて真の啞にあらず。金爻が旺相発動するは、聲音洪亮、空に落ちてまた発動するは、聲音更加に響亮、発動して却って合に逢うは、聲音即ち低微なり。官鬼に天啞の煞を加えて発動するは、啞にして言う能わざるを主る。

十一鬚

以五爻震巽宮木財為用。火雀鬚赤,水玄鬚黑,土勾旺黑短,衰黃短,金虎鬚白,或髯如戟,木鬚長,木財旺動,鬚多,蛇長而曲,龍長直而不亂,木龍逢死墓空絕,必無鬚,值死氣而逢胎養,微有鬚,旺則多,而衰必小,又五爻亥鬼動,必須嘴人也。

鬍鬚を推すに第五爻・震宮・巽宮の木爻・妻財を以て用神と為す。火に属して朱雀に臨むは鬚色赤く、水に属して玄武に臨むは鬚色黑し、土に属して勾陳に臨むは、旺なればまた黑くまた短く、衰なればまた黃くまた短し、金に属して白虎に臨むは鬚白し、あるいは胡髯根根張開して戟の如し。木に属するは鬍鬚長く、木爻・妻財が旺相発動するは鬍鬚濃密なり。騰蛇に臨むは鬚長くして弯曲、青龍に臨むは鬚長直にして散亂せず。木爻が青龍に臨みて却って死・墓・空・絶に逢うは、必定鬍鬚無し、死氣に值いてまた胎・養に逢うは、略々幾根あり、旺相なれば則ち多く、衰弱なれば必ず稀少なり。また第五爻の亥水・官鬼が発動すれば、此の人は必ず滿嘴の絡腮鬍子なり。

十二手

以艮宮兄弟為用。六爻兄弟為肩為大臂,五爻兄弟為小臂。勾加金,肩必聳。虎加金,臂有力。化出火土二鬼,必患搭手。化出水木二鬼,或被水木鬼刑沖,必患溼氣痠疼。化木臂長,化木而生世克應,必精拳棍。蛇鬼手曲,虎鬼加刑及艮宮兄弟無故自空者,必折臂。玄鬼加金,臂必刺字。金鬼加刃,主刀傷。木鬼加財,臂痠疼。木化木,臂多青筋。木動逢合,臂筋必牽,手難縮伸。更化兄弟,飲食不便。化土,臂必短。

手臂を推すに艮宮の兄弟爻を以て用神と為す:第六爻の兄弟は肩と上臂を主り、第五爻の兄弟は小臂を主る。勾陳に金爻を加うれば、肩膀は必定聳起し、白虎に金爻を加うれば、臂膀に力氣あり。火鬼・土鬼を変出するは、必ず搭手瘡を患い、水鬼・木鬼を変出し、あるいは水・木の官鬼に刑冲せらるるは、必ず濕気酸痛を患う。木爻を変出するは手臂長く、木爻を変出してまた世を生じ応を剋するは、必定拳脚・棍棒に精し。騰蛇の官鬼は手臂の弯曲を主り、白虎の官鬼に刑を加え、および艮宮の兄弟が故なく自ら空亡に落つるは、必定手臂を折断す。玄武の官鬼に金を加うれば、臂上に必ず字を刺したるあり、金爻の官鬼に羊刃を加うるは、刀傷を受けたるを主り、木爻の官鬼に妻財を加うるは、手臂酸痛す。木爻が木爻に変ずれば、臂上に青筋暴露し、木爻が発動して合に逢えば、臂上の筋脈は必ず牽扯せられ、手は伸縮し難く、もし再び兄弟を変出すれば、飯を喫るにすら方便ならず。土爻を変出するは、手臂必ず短し。

四爻兄弟為手掌,水潤澤,火枯燥,手心熱。金潔白,土肥厚,或指短。木多毫毛,或指長。加龍肌細潤澤。加虎,手粗硬。加蛇,掌多亂紋。加玄鬼,或帶刑害,掌多逆裂。加勾,掌厚。加雀,掌心熱也。

第四爻の兄弟爻は手掌を主る。水に属するは手掌潤澤、火に属するは乾枯燥熱にして手心熱を発し、金に属するは潔白、土に属するは肥厚にして手指短く、木に属するは手上に毫毛多くして手指長し。青龍を加うるは、肌膚細膩・潤澤にして、白虎を加うるは、手は粗硬、騰蛇を加うるは、掌上の亂紋多し、玄武の官鬼を加え、あるいは刑害を帯ぶるは、掌上に倒裂の口子多く、勾陳を加うるは掌厚く、朱雀を加うるは掌心熱を発す。

十三胸

以五爻火父為用(又曰間爻陽為胸陰為背)。旺胸闊,休胸狹,合飽滿,克凹進。火化鬼,或動化火鬼,及持火鬼,俱主心氣痛,或有灸瘡。水化鬼,或持水鬼,興化水鬼,胸有汗斑。加虎白癜瘋,加雀勾蛇,赤紫癜瘋。金化金,胸骨露。水鬼化水鬼,常嘔血。化出金父,必患癆瘵。

胸部を推すに第五爻の火爻・父母を以て用神と為す。別に一説は間爻を以て陰陽を分かち、陽爻は胸を主り・陰爻は背を主る。爻が旺相なれば則ち胸膛寛闊、休囚なれば則ち胸膛狹窄、合に逢えば則ち胸部飽滿、剋を被れば則ち胸口凹陷す。火爻が官鬼を変出し、あるいは発動して火鬼を化し、および本身が火鬼を持するは、皆心口の氣痛を主るか、あるいは胸前に灸瘡あり。水爻が官鬼を変出し、あるいは水鬼を持し・水鬼を化出するは、胸上に汗斑あり、再び白虎を加えば、是れ白癜風、朱雀・勾陳・騰蛇を加えば、是れ赤紫色の癜風なり。金爻が金爻に変ずるは、胸骨外露し、水爻の官鬼が再び水爻の官鬼に変ずるは、常々嘔血し、金爻の父母を変出するは、必ず癆瘵の疾を患う。

十四背

以五爻艮宮陰土父母為用。土勾旺,背豐厚。土蛇旺,脊有深坑。金虎旺,背露骨。臨水兄,或水化兄,及化水兄,食多背汗。化火鬼,或火鬼來刑剋,曾患背疽,衰是灸瘡。值陰土鬼,背跎。加勾蛇,跎甚。

背部を推すに第五爻・艮宮の陰土・父母爻を以て用神と為す。土爻が勾陳に臨みて旺相なれば、背部豊厚、土爻が騰蛇に臨みて旺相なれば、脊背の中間に一道の深溝あり、金爻が白虎に臨みて旺相なれば、背上に骨頭突露す。水爻の兄弟に臨み、あるいは水爻が兄弟に変じ・兄弟が水爻を化するは、一たび飯を喫すれば背上に汗を出す。火爻の官鬼を変出し、あるいは火爻の官鬼に刑剋せらるるは、背上に癰疽を生じたるあり、もし火鬼が衰弱なれば、則ちただ灸瘡の疤のみ。爻上に陰土の官鬼を坐するは、背駝り、再び勾陳・騰蛇を加えば、駝るること更に厲害なり。

十五乳

以四爻水福為用。旺乳大,休乳小。金水乳多,火土乳少,木乳長,木財,上有毫毛,被鬼刑害,曾患乳癱。

乳房を推すに第四爻の水爻・子孫を以て用神と為す。爻が旺相なれば則ち乳大、休囚なれば則ち乳小。金に属し・水に属するは乳汁多く、火に属し・土に属するは乳汁少なく、木に属するは乳形長し、もし木爻の妻財なれば、乳上に毫毛を生ず。此の爻が官鬼に刑害せらるるは、曾て乳癰を患えり。

十六腹

以四爻坤宮土父為用。旺腹大,休腹小。勾高蛇凹,逢龍見合,腹必下滿。逢玄化鬼,腹常冷痛。坤宮玄水鬼動,腹有黑斑。雀火鬼動,紅斑。金虎鬼動,白斑。化出金土鬼,腹有痞塊。化火鬼,曾生腹癱。否則針灸,或生瘡痍。

腹部を推すに第四爻・坤宮の土爻・父母を以て用神と為す。爻が旺相なれば則ち肚腹肥大、休囚なれば則ち肚腹瘦小。勾陳に臨むは腹部隆起し、騰蛇に臨むは腹部凹陷し、青龍に逢いまた合を見れば、小腹は一定飽滿にして下垂す。玄武に遇い官鬼を変出するは、腹中常々冷痛す。坤宮の玄武の水爻・官鬼が発動すれば、腹上に黑斑あり、朱雀の火爻・官鬼が発動すれば、是れ紅斑、金爻・白虎の官鬼が発動すれば、是れ白斑なり。金鬼・土鬼を変出するは、腹内に痞塊あり、火爻の官鬼を変出するは、腹上に癰疽を生じたるあり、否すれば亦た針灸の留めたる痕迹か、あるいは瘡瘍を生じたるなり。

十七小肚

以三爻妻財為用。值土,臍必深。值金,筋骨露。值木財,丹田上有毫毛。若二爻上有子孫來作合,必與陰毛相連。若女人化出子孫,在坤宮者,必懷胎孕。子孫逢沖,將分娩。臨胎爻動,亦然。

小腹を推すに第三爻の妻財を以て用神と為す。爻が土に属するは、肚臍は必定甚だ深く、金に属するは、筋骨外露し、木に属する妻財は、丹田の一帯に毫毛を生ず。もし第二爻の上に子孫ありて前り来りて相合せば、それは毫毛は必ず陰毛と相連なり。もし女子にして卦中に子孫を変出し、また坤宮に落つれば、必定已に身孕を懐けり、子孫爻が冲に逢えば、即ち将に分娩せんとす、胎爻が発動するも、情形は同じ。

十八腰

以三爻木財為用。值鬼動,腰常痛,或腰軟。衰絕遇合,或無故自空者,主腰軟。值火鬼,常患腰疽。金刃來刑害,必經刀斧傷。再加蛇,其痕尚在。若木帶蛇動,女必腰細善舞。

腰部を推すに第三爻の木爻・妻財を以て用神と為す。爻上に官鬼の発動あるは、腰常に疼痛す、あるいは腰部無力、爻が衰絶にして合に遇い、あるいは故なく自ら空亡に落つるも、亦た腰の軟にして力無きを主る。爻上が火爻・官鬼なるは、常に腰間の癰疽を患う。金爻・羊刃の前り来りて刑害するは、必定刀斧の傷を受けたり、もし再び騰蛇を加えば、それは傷痕は今に至るまで還た在り。もし木爻が騰蛇を帯びて発動するに、もし女子なれば、必定腰肢纖細にして舞蹈を善す。

十九臀

以三爻土父為用。土加勾,臀厚大。土加蛇,臀尖削。加沖必凸。化火帶合臀有節疤。陽左,陰右。合爻在下,疤在下邊。合爻在上,疤在上邊。合爻是福,疤近小便。合爻是土財,疤近肛門。動化木鬼,或木鬼來刑剋,曾加杖責,加蛇疤痕尚在也。

臀部を推すに第三爻の土爻・父母を以て用神と為す。土爻に勾陳を加うれば、臀部厚大、土爻に騰蛇を加うれば、臀部尖削、再び冲を加うれば、臀は必ず外凸す。火爻を変出してまた合を帯ぶるは、臀上に節疤あり:陽爻は左に在り、陰爻は右に在り、相合の爻が下位に在れば、疤は便ち下邊に在り、相合の爻が上位に在れば、疤は便ち上邊に在り、相合するが子孫爻なれば、疤は前陰に靠近し、相合するが土爻・妻財なれば、疤は肛門に靠近す。此の爻が発動して木爻の官鬼を変出し、あるいは木爻の官鬼に刑剋せらるるは、曾て杖責を挨り、もし再び騰蛇を加えば、それは杖傷の疤痕は今に至るまで還た留まる。

二十肛門

以三爻妻財為用。財化火鬼,或火鬼動來刑害財爻,必有瘡毒血症。化金鬼,則有痔漏。化水鬼有脾洩症,財帶刑沖有脫肛。

肛門を推すに第三爻の妻財を以て用神と為す。妻財が火爻の官鬼を変出し、あるいは火爻の官鬼が発動して前り来りて妻財爻を刑害するは、必ず瘡毒と便血の症あり。金爻の官鬼を変出するは、痔瘡・漏管を患い、水爻の官鬼を変出するは、脾虛・泄瀉の症あり、妻財爻が刑を帯び冲を帯ぶるは、則ち脫肛の毛病あり。

二十一小便

以二爻子孫為用。持鬼,伏鬼,主白濁,尿血,疝氣,淋帶之病。化鬼,為遺精,蛀幹疽瘡天泡之病。如巽宮鬼動來刑害,必患疝氣。土鬼化福,必是偏墜。女人三爻為陰,若持官兄或化官兄者,非是女身。如子孫逢空墓絕,而四址俱不帶子孫者,必石瘕也。

前陰・小便を推すに第二爻の子孫を以て用神と為す。此の爻が官鬼を持し、あるいは下に官鬼を伏するは、白濁・尿血・疝気と淋瀝・帶下の病を主り、官鬼を変出するは、遺精および下疳・疽瘡・天泡瘡の一類の病を主る。もし巽宮の官鬼が発���して前り来りて刑害せば、必ず疝気を患い、土爻の官鬼が子孫を変出するは、必ず睾丸の偏墜なり。女子は第三爻を以て陰戶と為し、もし此の一爻が官鬼・兄弟を持し、あるいは官鬼・兄弟を変出すれば、則ち完全の女身にあらず。もし子孫爻が空に逢い・墓に入り・絶に逢い、しかも年月日時の四直の中に也都く子孫を帯びざれば、それは便ち女子の腹中に塊を結する石瘕の症なり。

二十二股

以二爻巽宮兄弟為用。旺腿肥大,衰腿瘦劣。逢沖善走,旺動,行急耐遠。土行遲,金行穩。水步小而急,火行急而搖。值蛇,蛇行,值雀,雀步,值龍,行止端詳,值虎,闊步。金土逢勾,徐行緩步。動逢土合,懶於趨蹌。父克,腿瘦。臨木化財,腿多毫毛。官與日並,腿有瘡。化官伏官者,亦然也。

大腿を推すに第二爻・巽宮の兄弟を以て用神と為す。爻が旺相なれば則ち腿肥大、衰弱なれば則ち腿瘦弱。冲に逢うは行走を善くし、旺相にして発動するは、走ること又た快くして遠きに耐う。土に属するは走ること慢く、金に属するは走ること穩か、水に属するは步子小にして急促、火に属するは走ること急にして身子搖晃す。騰蛇に臨むは蛇の如く蜿蜒にして行き、朱雀に臨むは雀の如く跳躍して碎步し、青龍に臨むは举止端莊・安詳、白虎に臨むは闊步を邁ぐ。金爻・土爻が勾陳に逢うは、徐步・緩行し、発動して土爻の相合に逢うは、快步・趨走するを懶す。父母爻に剋せらるるは腿瘦、木爻に臨みて妻財を変出するは、腿上に毫毛多く、官鬼と日辰と併臨するは、腿上に瘡を生じ、官鬼を変出しあるいは下に官鬼を伏するも、亦た是の如し。

二十三膝

以二爻震宮兄弟為用。持鬼,伏鬼,化鬼或鬼動來刑剋害者,膝有病,或鶴膝瘋,水溼氣。金木痠疼,火火丹土一足大,陽左陰右。金鬼加羊刃來刑剋,主刀傷。鬼動逢合,膝難屈伸。鬼化土財,有筋牽病也。

膝蓋を推すに第二爻・震宮の兄弟を以て用神と為す。此の爻が官鬼を持し・官鬼を伏し・官鬼を変出し、あるいは官鬼の発動して前り来りて刑剋・傷害するあれば、膝蓋は必ず病あり、あるいは鶴膝風なり。水に属するは濕気を主り、金に属し木に属するは酸痛を主り、火に属するは火丹を主り、土に属するは一隻の脚の腫大を主り、陽爻は左邊に應じ・陰爻は右邊に應ず。金爻・官鬼に羊刃を加えて前り来りて刑剋するは、刀傷を受けたるを主り、官鬼が発動して合に逢うは、膝蓋は屈伸し難く、官鬼が土爻・妻財を変出するは、筋脈牽扯の病あり。

二十四足

以初爻震宮兄弟為用。陽土腳背厚,陰土腳底厚。火尖削,金骨突出,木腳板長,水多腳汗。旺大休小,木鬼動,腳氣。火鬼動,灸疤。水土鬼動腳爛。如加蛇虎,又被刑害,及在震害無故自空者,主折足。水化木鬼,木鬼化水,俱主溼氣痠疼,不便行走。若木鬼化木鬼,或兩木鬼來刑剋,必經夾棍。蛇土逢陰鬼,足底凹。

脚足を推すに初爻・震宮の兄弟を以て用神と為す。陽土は脚背の厚きを主り、陰土は脚底の厚きを主る。火に属するは脚形尖削、金に属するは骨節突出、木に属するは脚板長く、水に属するは脚上に汗多し。爻が旺相なれば則ち脚大、休囚なれば則ち脚小。木爻・官鬼が発動するは、脚氣を主り、火爻・官鬼が発動するは、脚上に灸疤あり、水爻・土爻の官鬼が発動するは、脚は潰爛を要す。もし再び騰蛇・白虎を加え、また刑害を受け、および震宮に在りて害を受けて故なく自ら空亡に落つるは、脚骨を折断するを主る。水爻が木鬼に変じ・木鬼が水爻に変ずるは、皆濕気酸痛・行走不便を主り、もし木鬼が再び木鬼に変じ、あるいは両重の木鬼の前り来りて刑剋するあれば、此の人は必ず夾棍の刑を受けたり。騰蛇・土爻がまた陰爻の官鬼に逢うは、脚底凹陷す。

兄弟空動,或爻旺空動,遇四直沖者,腳跟不著地。兄弟化子孫,為足指,刑則尖,合則正,或纏足。值金,為腳指甲。化土,頭指相平。化木,腳長過指。化火值虎,指甲尖利。化鬼必損傷。又初爻鬼加地蹺殺動者,空則腳蹺,衰亦癢瘡也。

兄弟爻が空に落ちて発動し、あるいは爻は旺相なりと雖も空に落ち発動し、また四直の来りて冲するに遇うは、路を走る時に脚根は地に著かず。兄弟爻が子孫を変出すれば、子孫は即ち脚趾を主る:刑を受ければ則ち脚趾尖り、合���逢えば則ち端正、あるいは纏いたるの小脚なり。爻が金に属するは脚指甲を主り、土爻を変出するは、脚趾頭は齊平、木爻を変出するは、脚掌は脚趾に長じ過ぎ、火爻を変出してまた白虎に臨むは、指甲尖利、官鬼を変出するは、脚趾は必ず損傷あり。また初爻の官鬼に地蹺の煞を加えて発動するは、空に落ちれば則ち真に跛足、衰弱するも亦た痒瘡を生ずるを主る。

女人初爻單則足小,折則足大。重則先纏後放,交則先大後纏小也。初爻受刑沖剋害,亦主先纏後放。值父,足大,值子,足小,值財,半纏腳。兄鬼持克,非歪腳,必有足疾也。

もし女子を占うは、初爻が單画なるは、脚小、拆画なるは、脚大、重画なるは、先に足を纏きて後に放き、交画なるは、先に大脚にして後にまた小に纏く。初爻が刑・冲・剋・害を受くるは、同じく先に纏き後に放くを主る。爻上に父母を坐するは脚大、子孫を坐するは脚小、妻財を坐するは半ば纏きたるの脚なり、兄弟・官鬼に持剋せらるるは、脚の歪むにあらざれば、一定に脚上の毛病あり。

占断壽數

以父母爻為壽算。凡世爻,用爻,父母爻,旺靜而無刑害克破者,必高遐齡。雖衰而動變生旺,又無剋制者,或衰而得月日動爻生合者,俱主多壽。若持空死墓絕胎,又逢月日動爻,刑害克破者,或用本衰,又動變出空死墓絕胎,與刑害克破,而元神不現者,或元神現而被傷者(生用者為元神),並主殤殀也。

壽數を推算するに父母爻を以て用神と為す。およそ世爻・用神爻と父母爻とが旺相にして安静、また刑・害・剋・破を受けざれば、必定高壽を享有す。爻は衰弱なりと雖も、却って発動して生旺を変出し、またそれを剋制する东西無く、あるいは衰弱なれども月建・日辰と動爻の生合を得るも、亦た皆長壽を主る。もし爻が空・死・墓・絶・胎の上に落ち、また月建・日辰あるいは動爻に刑害剋破せられ、あるいは用神が本来即ち衰にして、発動の後また空・死・墓・絶・胎と刑害剋破とを変出し、しかも元神は併せて出現せず、あるいは元神は出現すと雖も已に傷を受けたる——用神を生扶するその一爻を即ち元神と叫ぶ——これらは皆早夭・短壽を主る。

終壽之年,必用臨流年太歲旬空之內,或不犯歲旬空亡,而值流年天剋地沖者,亦死也。以流年月日會局克世之辰,定其死期,或流年太歲,帶亡神劫殺喪門弔客羊刃大殺兄鬼,來刑沖剋害世,而世又死墓絕胎於流年月日中者,則知命盡於此年此月此日也。

壽終の年份に至っては、必定用神が流年の太歳の在る所の旬の空亡の内に落ち入るに在り、あるいは歳旬の空亡を犯さずと雖も、却って流年が用神と天干相剋・地支相冲するに碰上る、これも亦た死を主る。死期を断ずるには、即ち流年・月建・日辰が会して一局を成し去りて世爻を剋するその日辰を用いて定む。あるいはまた流年の太歳が亡神・劫煞・喪門・弔客・羊刃・大煞と兄弟・官鬼とを帯び、前り来りて世爻を刑・冲・剋・害し、しかも世爻がまた正好く此の一年・此の一月・此の一日の中に死・墓・絶・胎に落入すれば、則ち以て性命は此の年・此の月・此の日に尽くと断ずる能し。

壽數經驗斷例

丙辰年丙申月己丑日庚午時,子占父壽,得節卦,安靜。坎宮:水澤節(六合)。本卦:兄弟戊子水,官鬼戊戌土,父母戊申金應,官鬼丁丑土,子孫丁卯木,妻財丁巳火世。此卦用爻正旺,更得辰年丑日來生,理宜多壽,直至戊寅年,甲子月,癸卯日故。此年正值甲戌旬,父臨歲旬空內,又絕於歲建,死於月建,胎於日建,元神又被寅年卯日相傷,故當終命也。

丙辰年丙申月己丑日庚午時に、兒子が父親の壽數を占問し、《節》卦を得、六爻安静。此の卦は坎宮に属し、卦名は《水澤節》、これは六合卦なり。本卦は上より下に:上爻は兄弟・戊子水、五爻は官鬼・戊戌土、四爻は父母・戊申金が応を持ち、三爻は官鬼・丁丑土、二爻は子孫・丁卯木、初爻は妻財・丁巳火が世を持つ。斷語に言う:本卦の用神の父母の申金はまさに旺相に當たり、また辰年・丑日の土の來りて生扶するを得、理に按ずれば當に長壽すべし。後に此の人は一直に戊寅年甲子月癸卯日に至るまで活きて乃ち去世せり。それの年はまさに甲戌旬に值い、父母爻は恰好太歳の在る所の旬の空亡の内に落ち入り、申金はまた歳建の寅木に絶え・月建の子水に死し・日建の卯木に胎し、しかも金を生ずるの元神の土はまた寅年・卯日の木に傷せらるれば、故に命は當に此に終わるべし。

戊寅年,己未月,戊戌日,戊午時,夫占妻壽,得師卦,安靜。坎宮:地水師(歸魂)。本卦:父母癸酉金應,兄弟癸亥水,官鬼癸丑土,妻財戊午火世,官鬼戊辰土,子孫戊寅木。財爻有氣,年月日俱克兄,故今無咎,直至丙子年丙申月,庚辰日故,財雖不值歲旬空亡,以遇流年天剋地沖,又被歲月日,會而成水局,剋制火財,所以終命也。

戊寅年己未月戊戌日戊午時に、丈夫が妻子の壽數を占問し、《師》卦を得、六爻安静。此の卦は坎宮に属し、卦名は《地水師》、これは歸魂卦なり。本卦は上より下に:上爻は父母・癸酉金が応を持ち、五爻は兄弟・癸亥水、四爻は官鬼・癸丑土、三爻は妻財・戊午火が世を持ち、二爻は官鬼・戊辰土、初爻は子孫・戊寅木。斷語に言う:妻財の午火は氣有りて、しかも年・月・日は又た都く兄弟の亥水の此の忌神を剋制すれば、故に眼下は併せて災禍無し。後に一直に丙子年丙申月庚辰日に至るまでにて乃ち亡故せり。妻財は併せて歳旬の空亡に落ち入らざりと雖も、但しその一年は流年が用神と天干相剋・地支相冲するに遇上り、また歳・月・日の申子辰に会して水局を成して、火財を剋制し住せるを被るれば、故に壽命は此に到りて止む。

庚寅年,庚辰月,丁卯日,甲辰時,卜自己壽命,得頤之復。巽宮:山雷頤(游魂);坤宮:地雷復(六合)。六神、伏神、本卦、變卦:兄弟丙寅木,官鬼癸酉金;子孫辛巳火,父母丙子水,父母癸亥水;妻財丙戌土世,妻財癸丑土應;官鬼辛酉金,妻財庚辰土,妻財庚辰土;兄弟庚寅木,兄弟庚寅木;父母庚子水應,父母庚子水世。

庚寅年庚辰月丁卯日甲辰時に、自己の壽命を占問し、《頤》卦を得て《復》卦に變ず。本卦《山雷頤》は巽宮に属し、這是游魂卦なり、變卦《地雷復》は坤宮に属し、這是六合卦なり。卦式は六神・伏神・本卦・變卦の四欄に按じて排列し、上より下に是れ:上爻は兄弟・丙寅木が發動し、官鬼・癸酉金を變出し、五爻の下は子孫・辛巳火を伏し、飛神は父母・丙子水にして、父母・癸亥水を變出し、四爻は妻財・丙戌土が世を持ち、妻財・癸丑土を變出して応を持ち、三爻の下は官鬼・辛酉金を伏し、飛神は妻財・庚辰土にして、變出するも仍ほ妻財・庚辰土、二爻は兄弟・庚寅木にして、變出するも仍ほ兄弟・庚寅木、初爻は父母・庚子水が応を持ち、變出する所の父母・庚子水は却って變卦の中に世を持つ。

世動化丑來刑,太歲並寅兄動克戌世,又流年神,飛廉大殺,白虎,在戌,會月虎,日虎,時虎,俱在戌,名為四虎改牙,此極凶之卦,決難免死,故其人病起正月,至四月癸卯日故也。謂世爻病於寅,絕於巳,死於卯也。何以不於辛卯,而在癸卯,謂癸水克丙火,卯木克戌土,故應於此日也。

斷語に言う:世爻の丙戌土が發動し、丑土を變出して回頭して來りてそれを刑し、太歳はまた上爻の寅木・兄弟と並臨して發動し、去りて戌土の世爻を剋す。更加に流年の神煞の中に、飛廉・大煞・白虎は皆戌の上に落ち、又た月建の白虎・日辰の白虎・時辰の白虎に會し、四重の白虎は統統戌位に壓す、これを「四虎改牙」と叫び、極凶の卦にして、決計一死を免れず。故に此の人は正月に病を起し、四月の癸卯日に到りて身故せり。これは世爻の戌土が寅に病み・巳に絶え・卯に死するが故なり。然らば何を以てか辛卯日に死せずして癸卯日に死するや?癸水は能く丙火を剋し、卯木は又た能く戌土を剋し、両重の相剋が叠ねて一處に在れば、故にこの日に應ず。

丙寅年,丙申月,丁巳日,丙午時,卜自己壽,得□之大壯。世爻有氣,元神長生,忌神不現,故今無咎,直至戊寅年,戊午月,壬戌日故。世爻正值歲旬空亡,又被年月日,會成火局克世,且世爻絕於歲建,敗於月建,衰於日建,故當終也。

丙寅年丙申月丁巳日丙午時に、自己の壽數を占問し、某の卦を得て《大壮》に變ず、本卦の卦名は此の處底本一字を缺く。世爻は氣有り、元神は又た長生の地に坐し、忌神は併せて出現せず、故に眼下は災禍無し。後に一直に戊寅年戊午月壬戌日に至るまでにて乃ち去世せり。それの時は世爻はまさに太歳の在る所の旬の空亡の内に落ち入り、また年・月・日の寅午戌に會して火局を成し前り來りて世を剋するを被り、しかも世爻は歳建に絶え・月建に敗れ・日建に衰えれば、故に命は當に此に終結すべし。

陳希夷安命宮法

安命不論男女,正月起寅,順數至生月止,即於生月上起子,逆數至本人生時安命,先輪定命宮,後排十二宮。一命宮,二兄弟,三夫妻,四子息,五財帛,六疾厄,七遷移,八奴婢,九官祿,十田宅,十一福德,十二父母。

命宮を安ずるには男女を分たず、皆正月より寅位に起し、地支に順いて数えて出生の月份に到るまで止まり、即ち生月の落つる其の一位の上に子時を起し、再び逆に数えて本人の出生の時辰に至れば、命宮は便ち其の一位の上に安ず。まず命宮を輪定し、然る後に依次に其余の各宮を排出す。十二宮の次第は:第一は命宮・第二は兄弟・第三は夫妻・第四は子息・第五は財帛・第六は疾厄・第七は遷移・第八は奴婢・第九は官祿・第十は田宅・第十一は福徳・第十二は父母。

先將正變互三卦,排定十二支神,陽世初爻起子順行,陰世初爻起午逆行。輪定命宮,命宮既定,遂從陽世陰世順逆數之。假如陽世子爻值命宮,即從主卦初爻起數,陰世子爻值命宮,即從變卦五爻起數。凡正變互三卦,連環而數十二宮,過而復始。

まず本卦・變卦・互卦の三卦を排好し、各自十二支神を配定す:世爻が陽に属するは、初爻より子を起して順行し、世爻が陰に属するは、初爻より午を起して逆行す。此の樣にまず命宮を輪定し、命宮が既に定まれば、即ち陽世は順行・陰世は逆行の方向に依りて数え下る。譬えば陽世の時に子爻がまさに命宮に值えば、便ち本卦の初爻より起して数え、陰世の時に子爻がまさに命宮に值えば、便ち變卦の第五爻より起して数う。およそ本卦・變卦・互卦の三卦は、連環に相接して十二宮を数え滿たし、一輪を数え了れば再び頭より開始す。

排十二宮法

正卦、變卦、互卦:六宮;五宮,十宮;四宮,九宮,十二宮;三宮,八宮,十一宮;二宮,七宮;一宮。

十二宮の三卦のあいだの排法は下の如く、橫列して本卦・變卦・互卦の三欄:本卦の一欄は上より下に依次に六宮・五宮・四宮・三宮・二宮・一宮にして、六爻は各々一宮を占め、變卦の一欄はただ本卦の五・四・三・二の此の四爻と相對し、依次に十宮・九宮・八宮・七宮、互卦の一欄は又たただ本卦の四爻・三爻と相對し、依次に十二宮・十一宮。見る可し十二宮は三卦のあいだに連環して排布し、併せて一卦の獨占にあらざるを。

陽世順行法

正卦、變卦、互卦:六巳;五辰,十酉;四卯,九申,十二亥;三寅,八未,十一戌;二丑,七午;初子起。

世爻が陽に属する時、十二宮の順行の配支は下の如く、仍ほ橫列して本卦・變卦・互卦の三欄:本卦は上より下に、六爻は巳に配し・五爻は辰に配し・四爻は卯に配し・三爻は寅に配し・二爻は丑に配し、而も初爻は子を起す。變卦は本卦の五・四・三・二爻と相對するは、依次に第十宮は酉に配し・第九宮は申に配し・第八宮は未に配し・第七宮は午に配す。互卦は本卦の四爻・三爻と相對するは、第十二宮は亥に配し・第十一宮は戌に配す。總じて初爻の子位より頭を起し、地支の次序に順いて一路に数え上る。

陰世逆行法

正卦、變卦、互卦:二未;三申,七子;四酉,八丑,十一辰;五戌,九寅,十二巳;六亥,十卯;初午起。

世爻が陰に属する時、十二宮の逆行の配支は下の如く:本卦の二爻は未に配し・三爻は申に配し・四爻は酉に配し・五爻は戌に配し・六爻は亥に配し、而も初爻は午を起す。變卦はこれと相對するは、第七宮は子に配し・第八宮は丑に配し・第九宮は寅に配し・第十宮は卯に配す。互卦の相對するは、第十一宮は辰に配し・第十二宮は巳に配す。總じて初爻の午位より頭を起し、地支の次序に逆らいて一路に数え下りて、恰好陽世順行の法と相反す。

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