巻一・鬼谷分爻
樂隱、謀為、發達、豎立、成童、胎養。凡分爻帶吉神而旺相無傷,與身世命爻生合者,便是得意處。若休囚帶凶殺,或受傷,及與身世命爻刑沖剋害者,便是失意時也。又管公口訣曰,初爻二爻旺相,落地發財。三爻四爻休囚,中年蹭蹬。五爻六爻興隆,老景榮華。
鬼谷子は六爻を以て一生の階段に分配す。上爻より初爻に至るまで依次は:上爻「楽隠」は、晚年帰隠の楽を主る。五爻「謀為」は、壮年経営謀劃を主る。四爻「発達」は、中年得志を主る。三爻「竪立」は、成家立業を主る。二爻「成童」は、童年就学を主る。初爻「胎養」は、胎孕と幼年を主る。凡そ或る分爻が吉神を帯びて旺相にして傷なく、また身・世・命の三爻と相生相合すれば、あの階段は便ち得意の時なり。もし那一爻が休囚し・凶煞を帯び・あるいは剋傷を受け、また身世命の三爻と刑冲剋害すれば、あの階段は便ち失意の時なり。管輅の口訣にまた曰く:初爻二爻が旺相なれば、一落地して便ち発財す。三爻四爻が休囚なれば、中年困頓して志を得ず。五爻六爻が興隆なれば、晚景栄華なり。
巻一・身命八要
遊南子曰,占身命者,其要有八。祖業看大象,高卑看世位,剛柔看陰陽,六親看用神,貴賤貧富看神煞,禍福看六神,吉凶看三限,發用看流年太歲也。
游南子曰く:身命を占うに八个の要領あり。祖上の基業を看るには、一卦の大象(即ち本宮卦体)を取る。地位の高低を看るには、世爻の居する爻位を取る。性情の剛柔を看るには、爻の陰陽を取る。六親の情况を看るには、各自の用神を取る。貴賤貧富を看るには、卦中の神煞を取る。禍福を看るには、六神を取る。吉凶を看るには、大限・小限・流年のこの三限を取る。或る事の何時に発動応験するを看るには、流年太歳を取る。下文は即ちこの八条に依りて逐一に細講す。
巻一・祖業 附八卦配節気旺衰式
大象為生時之基本,大象旺相,生時家道榮昌。大象休囚,此際資囊蕭索。故伏藏之卦無本宮大象者,必無祖業也。若象旺而爻亦旺者,為全備之福也。旺相胎沒死囚休廢,旺相胎沒死囚休廢。立冬:乾坎艮震巽離坤兌;冬至:坎艮震巽離坤兌乾。立春:艮震巽離坤兌乾坎;春分:震巽離坤兌乾坎艮。立夏:巽離坤兌乾坎艮震;夏至:離坤兌乾坎艮震巽。立秋:坤兌乾坎艮震巽離;秋分:兌乾坎艮震巽離坤。
一卦の「大象」(本宮卦体)は出生時の家底を代表す:大象が旺相なれば、出生時の家道は興旺。大象が休囚なれば、あの時家中は便ち空乏蕭条。ゆえに卦中に伏蔵して本宮の大象を見ざるは、必定祖上の産業の承くべきなし。もし大象すでに旺にして爻も旺なれば、則ち是れ福気斉備なり。下面に「八卦配節気旺衰式」を附し、以て大象の旺衰を判定するに用う:每一節気の下に、八卦は依次旺・相・胎・没・死・囚・休・廃の八種の気を配す。立冬より起こり、依次乾旺・坎相・艮胎・震没・巽死・離囚・坤休・兌廃。冬至より起こり、依次坎旺・艮相・震胎・巽没・離死・坤囚・兌休・乾廃。立春より起こるは艮・震・巽・離・坤・兌・乾・坎。春分より起こるは震・巽・離・坤・兌・乾・坎・艮。立夏より起こるは巽・離・坤・兌・乾・坎・艮・震。夏至より起こるは離・坤・兌・乾・坎・艮・震・巽。立秋より起こるは坤・兌・乾・坎・艮・震・巽・離。秋分より起こるは兌・乾・坎・艮・震・巽・離・坤。本宮卦が当時八気の中の何れの位に処るを査出せば、便ち大象の旺衰を知る。
巻一・二世位
凡世帶貴馬德合,(於四直上取之),加龍喜旺相得位者,富貴也。臨亡劫刑刃白虎,被刑害沖剋,更死墓絕胎者,若無福德解神救之,必貧賤無成也。世則有難,旺則病而衰則死也。得日辰動爻沖剋,庶幾免死,終身作事,百不一成也。
凡そ世爻が天乙貴人・駅馬・天月徳・六合(原注:これら皆太歳・月建・日辰・時辰の四処より取る)を帯び、さらに青龍・天喜を加えて旺相にして位を得るは、富貴を主る。反って、世爻が亡神・劫殺・刑・羊刃・白虎に臨み、また刑・害・冲・剋を被り、なお死・墓・絶・胎の位に坐するに、もし子孫福徳あるいは解神の来りて救うなければ、必定貧賤にして一事も成さず。世爻が難に遇う時、旺相なるはなお生病するのみ、衰弱なるは便ち死せんとす。もし日辰あるいは動爻を得てあの凶神を冲剋せしめば、或いは死を免れ得べし。ただ終身事を弁ずるに、一百件の中に一件を成すを得ず。
身命要略曰,世怕休囚,身宜旺相。喜生中更合,畏合處又沖。富貴者,他來生我,貧賤者,我去生他。顯達者官星得地,榮華者印曜歸垣。庫積萬金,只是財星得所。家徒四壁,蓋因兄旺當先。世入墓鄉,到老求謀多戾。卦身兩動,一生起倒無恆。世克休財,雖富不厚。身傷衰鬼,雖官不高。龍鬼扶身,功名得志。蛇孫值世,勢業如心。
《身命要略》に曰く:世爻は最も休囚を怕れ、卦身は最も旺相を宜とす。喜ぶ所は相生の中にまた相合する、怕るる所は相合の処にまた冲に逢う。富貴の人は、別爻の来りて我を生ずるなり。貧賤の人は、我が往きて別爻を生ずるなり。顕達の人は、官星が好位を占むるなり。栄華の人は、印綬(父母爻)の本垣に帰するなり。倉庫の裏に万金を堆むるは、財星の各々その所を得るに因るのみ。家裏に四壁空空たるは、兄弟爻の旺にして当権するに因るなり。世爻が墓地に落入すれば、到老求謀するも総じて乖違す。卦身と世身の両処ともに発動すれば、一生に起起落落して常態なし。世爻が往きてあの休囚の妻財を剋するは、銭あれども豊厚ならず。卦身が往きてあの衰弱の官鬼を傷るは、官を為すも高きを為し得ず。青龍の臨む所の官鬼が来りて卦身を扶くれば、功名得志す。騰蛇の臨む所の子孫が世に値せば、気勢事業皆称心す。
未龍世動得子,初年當蚤達。金虎財空,傷妻青景運來遲。官旺無財,僅一時之富貴。財興鬼缺,只瞬息之榮華。內卦有財外卦無,先富後貧。內卦無財外卦有,先貧後富。旺相官爻化墓胎,(胎為小墓),初貴後賤。死絕官爻化生旺,初賤後榮。六沖則諸事虛花。六合則百般穩實。正變六沖,沒齒不成一事。後先六合,終身享盡榮華。
未土の上の青龍が世を持ちて発動してまた子孫を得れば、早年に便ち顕達し得るを主る。白虎の臨む所の金爻の上に妻財が落空すれば、妻室を剋傷するを主り、年軽の時の運の来ること遅し。官鬼が旺にして妻財の相生なきは、不過は一時の富貴。妻財が興旺にして官鬼が位を缺くは、只是は轉瞬即逝の栄華。内卦に財ありて外卦に財なきは、先に富み後に貧す。内卦に財なく外卦に財あるは、先に貧して後に富む。旺相の官鬼爻が墓あるいは胎に変入すれば(原注:胎は小墓なり)、先に貴して後に賤し。死絶の地に処する官鬼爻が長生帝旺に変入すれば、先に賤して後に栄ゆ。六冲卦を得れば則ち諸事虚花にして実ならず、六合卦を得れば則ち件件穏当踏实す。本卦変卦皆六冲なれば、一辈子に一事を弁成し得ず。前後両卦皆六合なれば、終身栄華を享尽す。
世強無助,自己支持。世弱得扶,因人豎立。欲知誰氏欺凌,但看何爻克世。要識何人芘覆,只觀何象生身。日時扶合,偏得力於小人。歲月克沖,每見嗔於上位。進一步,兄弟化財,退一步,財爻化弟。年安一年,惟見子孫逢祿馬。月安一月,定然福德值青龍。土空而無田地,父空而無住場。世沖父母,幼失雙親。世合文書,長得一命。子空者絕,財空者鰥。鬼空者寡,兄空者主只力也,此終身之占也。
世爻が強にして相助くる人なければ、凡事ただ自己を靠って支撑す。世爻が弱にして爻の扶助を得れば、是れ別人を靠ってこそ立ち得るなり。誰に欺凌せられたるを知らんと欲せば、ただ何れの爻の来りて世を剋するを看るのみ。誰に庇護を受くるを知らんと欲せば、ただ何れの爻の来りて身を生ずるを看るのみ。日辰・時辰の来り扶け来り合するは、多半は地位低き人に得力す。太歳・月建の来り剋し来り冲するは、常には上位者に責怪せらるるなり。運勢が前へ一歩進むは、兄弟爻の妻財を変出するなり。後へ一歩退くるは、妻財爻の兄弟を変出するなり。一年安穏せんと要すれば、須く子孫爻の禄神駅馬を帯ぶるを見よ。一月安穏せんと要すれば、必是れ子孫福徳の青龍に臨むなり。土爻が落空すれば則ち田地なし。父母爻が落空すれば則ち住処なし。世爻が父母を冲すれば、幼年に双親を失う。世爻が文書に合すれば、長大して一个の官命を得べし。子孫落空のは絶嗣、妻財落空のは鰥居、官鬼落空のは守寡、兄弟落空のはただ独力を以て支撑するのみ。以上の講ずる所は終身の占なり。
若問一年之災福,但以歲月日時之生合沖剋斷之。如四直,帶財生合世,必增財進祿。帶福生合,有婚姻孕育喜慶事。帶兄生合,有朋友兄弟扶持。帶父生合,得尊長提拔。帶鬼生合,必有貴人薦舉,或公門中有得意之事。帶財刑沖剋害世,必因貪財好色致禍。帶福傷世,世旺,則因酒色致病。世衰,則因酒色亡身也。
もし一年の内の災と福を問えば、ただ太歳・月建・日辰・時辰の世爻に対する生・合・冲・剋を用いて断ず。譬えばこの四直が妻財を帯びて来りて世爻を生合すれば、必定財を増し禄を進む。子孫福徳を帯びて来りて生合すれば、婚姻・懐孕生育の類の喜庆事あり。兄弟を帯びて来りて生合すれば、朋友兄弟の扶持あり。父母を帯びて来りて生合すれば、尊長の提拔を得べし。官鬼を帯びて来りて生合すれば、必ず貴人の挙薦あり、あるいは官府の中に称心の事あり。反って、妻財を帯びて来りて世爻を刑冲剋害すれば、必ず財を貪り色を好むに因りて禍を招く。子孫を帯びて来りて世爻を傷れば、世爻旺なるは酒色に因りて病を生じ、世爻衰なるは酒色に因りて命を喪う。
或福動化鬼,鬼動化福傷世,更與文書同動,必因酒色致訟。要分酒色,但遇龍為酒,遇武為色也。帶兄傷世,主兄弟朋友爭訟破財。帶父傷世,主尊長屋產,墳墓,船車,衣服,起禍。帶鬼傷世,或世持靜鬼,四直沖並動者,主有不測災來。以六神定其何事。巳上吉凶,在太歲,則歲內事。在月將,則月內事。在日辰,則本日事。在時建,則時下事。
又あるいは子孫が発動して官鬼を変出し・官鬼が発動して子孫を変出して来りて世爻を傷り、さらに父母文書と同時に発動すれば、必ず酒色に因りて官司に惹かる。酒なるか色なるかを分かたんと要せば、則ち六神を看よ:青龍に遇えば酒を主り、玄武に遇えば色を主る。四直が兄弟を帯びて来りて世を傷るは、兄弟朋友の間の争訟破財を主る。父母を帯びて来りて世を傷るは、尊長・房屋田産・墳墓・車船・衣服の類の事に因りて禍を起こすを主る。官鬼を帯びて来りて世を傷るか、あるいは世爻の上にもと静まりたる官鬼ありて四直に冲动せられ并び起こるは、意外の災の到来あるを主る。究竟は何の事なるかは、六神を用いて定む。以上のこれらの吉凶は、太歳の上に出るは即ち一年の内の事、月将の上に出るは即ち一月の内の事、日辰の上に出るは即ち当天の事、時建の上に出るは即ち眼下の这一刻の事なり。
如不帶四直,而動爻生合刑沖剋害世者,當分衰旺。旺相能生克休囚,休囚不能生克旺相。其益我傷我之期,以動爻生旺月日定之。如卦靜無動來生克者,即將一歲分四季。如木帶吉神,春季見喜。火鬼見煞,夏季生災。金值妻財,秋宜得利。水逢兄弟,冬必破財。土爻若帶吉凶,各隨司令決斷。辰三月,未六月,戌九月,丑十二月也。若值空亡,吉空則凶,凶空反吉也。又值子孫月日,吉旺,則朋儕講習。凶衰則爭競失財也。值妻財月日,吉旺則飲食宴樂。凶衰則破傷印綬。此流年之占也。
もし四直を帯びず、ただ動爻の来りて世爻を生合しあるいは刑冲剋害するのみなれば、衰旺を分かつを要す:旺相の爻は休囚の爻を生剋し得、休囚の爻は却って旺相の爻を生剋し得ず。それの我を益するか我を傷るかの何時に在るかに至りては、即ちあの動爻の生旺する月份日子を用いて定む。假如六爻皆静にして、生剋し来る動爻なければ、則ち一年を分かちて四季を作して断ず:木爻が吉神を帯ぶれば、春季に喜事を見る。火爻の上の官鬼がまた凶煞を帯ぶれば、夏季に災を生ず。金爻の上が妻財なれば、秋天に利を得るに宜し。水爻の上が兄弟なれば、冬天に必ず財を破す。土爻がもし吉凶を帯ぶれば、各々それの当令する月份に按って決断す。即ち辰は三月に在り、未は六月に在り、戌は九月に在り、丑は十二月に在り。もしこれらの爻が空亡に落ちれば、吉神の落空は反って凶を成し、凶神の落空は反って吉を成す。此の外、子孫の当値する月日に行き至れば、吉にして旺なれば朋輩と切磋講習し、凶にして衰なれば争競して財を失う。妻財の当値する月日に行き至れば、吉にして旺なれば飲食宴楽あり、凶にして衰なれば印綬を破損し文書功名に傷あり。以上の講ずる所は流年の占なり。
歸藏易曰,六為朝廷五天子,四是侯伯三公卿,二應五爻為大夫,初體最卑象民庶。六爻惟初最下,世如居此,發必後期,多為市井而困於里巷。雖貴馬臨之,亦有福德而難顯達。六位最高,世如值之,恆成高崗而匿影於林泉。
《帰蔵易》に曰く:上爻は朝廷を象徴し、五爻は天子を象徴し、四爻は侯伯、三爻は公卿、二爻は五爻と相応じて大夫を象徴し、初爻は最も卑下にして平民百姓を象徴す。六爻の中にただ初爻のみ最も低し。世爻がもし此処に居れば、発達は一定に来ること晩し、多半は市井の人にして里巷の間に困守す。縦令貴人駅馬の臨むあれども、只是は些かの福徳ありて顕達し難し。上爻の位置は最も高し。世爻がもし此処に値せば、往々にして高き山岡のごとく、身影を山林泉石の間に蔵して、隠者と為る。
三為公卿,內卦之太過也,動與時逢,故多凶。四乃侯伯,外卦之不及也。淹抑稽遲,故多懼。惟二爻、五爻,為中正之位。得位者,在上而治人。失位者,在下而治於人也。一世四世,同居下體,然初體尤居最下也。(出管公照心神鑑經)。
三爻は公卿の位にして、内卦の極点に処り、太過に属す。一動すれば即ち時勢と相撞し、ゆえに凶多し。四爻は侯伯の位にして、外卦の起頭に処り、不及に属す。常に压抑せられて遅滞し、ゆえに惧多し。ただ二爻と五爻のみ是れ居中得正の位なり:位を得るは、上に居りて別人を治理す。位を失うは、下に居りて別人に治理せらる。一世卦と四世卦は、世爻は同じく下体に落つるが、初爻の那一体は殊に最も低し。(原注:この一段は管輅《照心神鑑経》より出づ。)
巻一・三陰陽
世在陽宮,謀為顯達。身居陰象,行事卑汙。故陽主慧明,陰主拙暗。得陽剛,可以當九五之尊。若陰柔而竊尊位,亦羊質而虎皮耳。至陰柔而當三六之凶爻,鮮不傾覆敗亡者。是以五行在世,各不同科。陰金刑傷狠戾,陽金正直堅剛。陰木貪殘剋剝,陽木華藻文詞。陰水譎詐猖狂,陽水材能聰敏。陰火執滯固陋,陽火強敏文明。陰土愚魯拙鈍,陽土忠信質誠。此剛柔之所分也。
世爻が陽宮に落つれば、謀る所為する所能く顕達す。卦身が陰象に落つれば、行事は便ち卑下汚濁す。陽は聡慧明達を主り、陰は拙鈍暗昧を主るが故なり。陽剛の爻を得れば、九五の尊に当たり得べし。もし陰柔を以て尊位を窃拠せば、亦不過は羊の本質に虎皮を披くのみなり。至りて陰柔にしてまた三爻・上爻のこの両个の凶位に当たるは、傾覆敗亡せざるは尠し。ゆえに同じく世を持つといえども、五行同じからざれば、人品も各々一様ならず:陰金は刑傷狠戾を主り、陽金は正直堅剛を主る。陰木は貪婪残刻・他人を剥削するを主り、陽木は辞采華美・文詞に長ずるを主る。陰水は譎詐猖狂を主り、陽水は才干聡敏を主る。陰火は固執呆滞・見識浅陋を主り、陽火は剛強機敏・文采光明を主る。陰土は愚魯笨拙を主り、陽土は忠信樸実を主る。是れ即ち剛柔の分別なり。
巻一・四六親
遊南子曰,卦中六親,有有者,有無者,有真者,有假者,有真中之假,有假中之假者。如純乾卦,六親皆有也,皆真也。如乾宮風地觀卦,六親皆假也。有官鬼父母妻財,無兄弟子孫也。又如山地剝卦,外艮丙戌土為父母,丙子水為子孫,丙寅木為妻財,乾宮有戌子寅三爻,乃真中之假。內坤乙未土為父母,乙巳火為官鬼,乙卯木為妻財,乾宮無未巳卯三爻,乃假中之假。
游南子曰く:卦中の六親は、あるは有り、あるは無し、あるは真、あるは假にして、また「真中之假」と「假中之假」とあり。譬えば純《乾》卦は、六親斉全にして、しかも皆本宮の爻なれば、ゆえに皆真なり。又如乾宮の《風地観》卦は、六爻皆乾宮の本身の納する所の支にあらざれば、六親は便ち皆假なり。卦中にただ官鬼・父母・妻財ありて、兄弟と子孫なし。再如《山地剥》卦は、外体は艮にして、納する所の丙戌土を父母と為し丙子水を子孫と為し丙寅木を妻財と為す。戌・子・寅のこの三支は乾宮にもとより有れば、ゆえに是れ「真中之假」なり。内体は坤にして、納する所の乙未土を父母と為し乙巳火を官鬼と為し乙卯木を妻財と為す。未・巳・卯のこの三支は乾宮に無ければ、ゆえに是れ「假中之假」なり。
據此而推,則一本九族,別於內外矣。為親為疎,別於真假矣。父母之親晚,兄弟之真義,夫婦之偏正,子孫之嫡庶,別於真中之假,假中之假矣。然則宅居之或有或無,屬人屬己,豈外是而推也哉。
この道理に照らして下へ推すれば、同一の本より出づる九族は、便ち内卦外卦を靠って分別す:内卦は本家、外卦は外親なり。親なるか疏なるかは、便ち真假を靠って分別す。父母の中に誰が親生にして誰が後来なるか、兄弟の中に誰が同胞にして誰が義結なるか、夫婦の中に誰が正室にして誰が偏房なるか、子孫の中に誰が嫡出にして誰が庶出なるかは、便ち「真中之假」と「假中之假」を靠って分別す。すでに然るがごときなれば、則ち住宅田産の有るか無き・別人に属するか自己に属するかは、豈になおこの套の弁法を離れて推し得べけんや。
巻一・六親取用式 内外卦本宮六親
內親以內卦本宮出現者為真,如內卦不現,則看內卦之伏神。如不現,又無伏者,則取飛宮論之。外親以外卦本宮出現者為真,如外卦不現,則看外卦之伏神,更若無伏神,亦取飛宮論之。
六親を取りて用神と為す次第は:本家内親は、内卦の中の本宮に属する那一爻の卦面に出現するを真用神と為す。内卦の裏に出現せざれば、則ち内卦の伏神を看る。伏神もまたなければ、こそ「飛宮」の算法に改めて推す。外親は則ち外卦の中の本宮に属して出現するを真用神と為す。外卦に出現せざれば、則ち外卦の伏神を看る。再び伏神なければ、同じく飛宮を改取して論ず。
陽宮祖也,陰宮祖妣也。陽父,父也。陰父,母也。陽兄,兄也。陰兄,弟與姐妹也。陽子,男也。陰子,女與媳也。陽財,妻也。陰財妾也。陽宮,外祖也。陰宮,外祖母也。陽父,岳父,母舅,姑夫也。陰父,岳母,舅母,姑娘,母姨也。陽兄,表兄弟也。陰兄,表姐妹也。陽子,女婿,表侄,外甥也。陰子,表侄女甥女了也。陽財,表嫂也。陰財,表弟婦,或表兄弟之妾也。
まず内卦本宮の六親配法を説く:本宮爻が陽なるは祖父を代表し、陰なるは祖母を代表す。父母爻が陽なるは父親を代表し、陰なるは母親を代表す。兄弟爻が陽なるは兄を代表し、陰なるは弟と姐妹を代表す。子孫爻が陽なるは児子を代表し、陰なるは女児と児媳を代表す。妻財爻が陽なるは正妻を代表し、陰なるは妾を代表す。次に外卦本宮の六親配法を説く:本宮爻が陽なるは外祖父を代表し、陰なるは外祖母を代表す。父母爻が陽なるは岳父・母舅・姑父を代表し、陰なるは岳母・舅母・姑母・姨母を代表す。兄弟爻が陽なるは表兄弟を代表し、陰なるは表姐妹を代表す。子孫爻が陽なるは女婿・表侄・外甥を代表し、陰なるは表侄女と外甥女を代表す。妻財爻が陽なるは表嫂を代表し、陰なるは表弟媳を代表す。あるいは表兄弟の妾。
巻一・六親取飛宮法
飛位以世為主而推之。生世為父,父克為母。生父為祖,祖克為祖妣。父比為伯叔,伯克為姆,叔克為嬸。世比為兄弟,兄克為嫂,弟克為弟婦。世克為妻,妻克為妾,妻生為女,克女為婿,婿生為甥,女生為甥女。世生為子,長子之前爻為次子,次子之前爻為三子,子克為媳,子生為孫,媳生為孫女,孫克為孫媳,孫生為玄孫。
飛宮の法は世爻を「我」として推す:世爻を生ずる者は父、父が剋する者は母、父を生ずる者は祖父、祖が剋する者は祖母、父と五行の同じ者は伯父叔父、伯が剋する者は伯母、叔が剋する者は叔母。世爻と五行の同じ者は兄弟、兄が剋する者は義姉(嫂)、弟が剋する者は弟の妻。世爻が剋する者は妻、妻が剋する者は妾、妻が生ずる者は娘、娘を剋する者は女婿、女婿が生ずる者は外甥、娘が生ずる者は外甥女。世爻が生ずる者は息子、長子の前一爻は次子、次子の前一爻は三子、子が剋する者は子の嫁、子が生ずる者は孫、子の嫁が生ずる者は孫女、孫が剋する者は孫の嫁、孫が生ずる者は玄孫。
以此推之,罔不周悉。入生鄉者吉,入忌鄉者凶。(如父入財方,兄入鬼爻也)。休空者必遠離,鬼殺者必帶疾。大問小從世前一位數上去,小問大從世下一位數下去。俱以一水二火三木四金五土之數,數到之爻即取為用也。劉青田曰,數定之六親,顯而有準,此法熟玩,禍福自真是也。
このように推してゆけば、六親に推し尽くせない者はない。推した爻が我を生ずる地に落ちれば吉、忌神の地に落ちれば凶である(原注:例えば父母爻が妻財の位置に落ち、兄弟爻が官鬼爻に落ちるのが、忌郷に入るである)。推した爻が休囚し落空する者は、その人は必ず遠く離れて外にいる。官鬼の凶煞を帯びる者は、その人は必ず身に疾病がある。もし長輩が卑幼に問えば、世爻の前一爻から上へ数え、卑幼が長輩に問えば、世爻の下一爻から下へ数える。いずれも一を水、二を火、三を木、四を金、五を土とする数で数え、数え当たった爻を取って用神とする。劉基(号は青田)が言う:数によって推し定める六親は、明白で的確さがあり、この方法を熟玩すれば、禍福はおのずから真実に断ぜられる。
巻一・黄金策分爻
曾祖、父、(祖妻曾祖妣、妻、伯叔兄弟)、母、(祖姐子)。按飛數之法,以分宮為主。如問高祖,從曾祖位起飛數。問伯祖叔祖,從祖位起飛數。問堂兄弟,從伯叔位起飛數。各隨大小,分上下,依五行生數輪飛,以定用爻,餘仿此,此推緦功遠親之法。
《黄金策》には別に爻位によって親属を配する法があり、六爻は上から下へ順に、曽祖、父、祖及び妻並びに曽祖妣の類、妻、伯叔兄弟、母、及び祖姑姐と子女などに配するのであるが、原表は行が錯落して、ただこの幾項のみが残る。飛数の法では、つねに分宮を主とする:例えば高祖に問えば、曽祖のその位から飛び数え始め、伯祖叔祖に問えば、祖父のその位から飛び数え始め、堂兄弟に問えば、伯叔のその位から飛び数え始める。それぞれ輩行の大小に按じ、上下を分け明らかにし、五行の生数に依って輪をなして飛んでゆき、もって用爻を定め、其余はこれに准じて類推する。これは緦麻・小功の類の遠房の親属を推算する方法である。
巻一・飛宮六親分属五行
高祖屬金,曾祖屬水,祖屬木,伯祖叔祖屬木,高祖妣木,曾祖妣火,祖妣土,伯叔祖母屬土,伯叔堂伯叔火,父屬火,兄弟堂兄弟屬土,子侄屬金,姆嬸堂姆嬸金,母屬金,妻嫂弟婦嫂妹妻妾屬火,媳侄婦女屬水,孫屬水,孫媳孫女火,曾孫屬木(巳上內親)。外祖屬木,母舅岳父姑夫屬火,表兄內弟姐妹夫屬土,外祖母土,舅母岳母姑娘屬金,表嫂表姨表姐妹屬水,表侄外甥屬金,表侄婦甥媳甥女屬木(巳上外親)。
世爻が土に属する時、各親属の帰する五行は以下の通りである。内親の一路:高祖は金に属し、曽祖は水に属し、祖父は木に属し、伯祖叔祖も木に属する。高祖母は木に属し、曽祖母は火に属し、祖母は土に属し、伯祖母叔祖母は土に属する。伯父叔父と堂伯叔は火に属し、父は火に属する。兄弟と堂兄弟は土に属し、子侄は金に属する。伯母叔母と堂伯母堂叔母は金に属し、母は金に属する。妻・嫂・弟媳・姉妹と妻妾は火に属し、子の嫁・侄の嫁と娘は水に属する。孫は水に属し、孫の嫁と孫女は火に属し、曽孫は木に属する。外親の一路:外祖父は木に属し、母の兄弟・岳父・姑父は火に属し、表兄・妻の弟・姉妹の夫は土に属する。外祖母は土に属し、舅母・岳母・姑母は金に属し、表嫂・表姨・表姉妹は水に属する。表侄・外甥は金に属し、表侄の嫁・外甥の嫁・外甥女は木に属する。
高祖屬火,曾祖屬土,祖屬金,伯祖叔祖屬金,高祖妣金,曾祖妣木,祖妣木,伯叔祖母屬木,伯叔堂伯叔屬水,父屬水,兄弟堂兄弟屬木,子侄火,姆嬸堂姆嬸屬火,母屬火,妻嫂弟婦姐妹土,妾屬水,媳侄婦女屬金,孫屬土,孫女孫媳屬水,曾孫金(巳上內親)。外祖屬金,母舅岳父姑夫屬水,表兄內弟姐妹夫屬木,外祖妣木,舅母岳母姑娘屬火,表嫂妻姨表姐妹屬土,表侄外甥屬金,表侄婦甥女甥媳屬木(巳上外親)。
世爻が木に属する時、各親属の帰する五行は以下の通りである。内親の一路:高祖は火に属し、曽祖は土に属し、祖父は金に属し、伯祖叔祖は金に属する。高祖母は金に属し、曽祖母は木に属し、祖母は木に属し、伯祖母叔祖母は木に属する。伯父叔父と堂伯叔は水に属し、父は水に属する。兄弟と堂兄弟は木に属し、子侄は火に属する。伯母叔母と堂伯母堂叔母は火に属し、母は火に属する。妻・嫂・弟媳・姉妹は土に属し、妾は水に属する。子の嫁・侄の嫁と娘は金に属し、孫は土に属し、孫女と孫の嫁は水に属し、曽孫は金に属する。外親の一路:外祖父は金に属し、母の兄弟・岳父・姑父は水に属し、表兄・妻の弟・姉妹の夫は木に属する。外祖母は木に属し、舅母・岳母・姑母は火に属し、表嫂・妻の姨母・表姉妹は土に属する。表侄・外甥は金に属し、表侄の嫁・外甥女・外甥の嫁は木に属する。
高祖屬木,曾祖屬火,祖屬土,伯祖叔祖屬土,高祖妣土,曾祖妣金,祖妣土,伯叔祖母屬水,伯叔堂伯叔屬金,父屬金,兄弟堂兄弟屬水,子侄木,母嬸堂姆嬸屬木,母屬木,妻姐妹嫂弟婦火,妾屬金,媳姪婦女屬土,孫屬火,孫女孫媳金,曾孫屬土(巳上內親)。外祖屬土,母舅岳父姑夫屬金,內兄表弟姐妹夫屬水,外祖母水,舅母岳母姑娘屬木,表嫂妻姨表姐妹屬火,表侄外甥屬木,表侄婦甥女甥媳屬土(巳上外親)。
世爻が水に属する時、各親属の帰する五行は以下の通りである。内親の一路:高祖は木に属し、曽祖は火に属し、祖父は土に属し、伯祖叔祖は土に属する。高祖母は土に属し、曽祖母は金に属し、祖母は土に属し、伯祖母叔祖母は水に属する。伯父叔父と堂伯叔は金に属し、父は金に属する。兄弟と堂兄弟は水に属し、子侄は木に属する。伯母叔母と堂伯母堂叔母は木に属し、母は木に属する。妻・姉妹・嫂・弟媳は火に属し、妾は金に属する。子の嫁・侄の嫁と娘は土に属し、孫は火に属し、孫女と孫の嫁は金に属し、曽孫は土に属する。外親の一路:外祖父は土に属し、母の兄弟・岳父・姑父は金に属し、妻の兄・表弟・姉妹の夫は水に属する。外祖母は水に属し、舅母・岳母・姑母は木に属し、表嫂・妻の姨母・表姉妹は火に属する。表侄・外甥は木に属し、表侄の嫁・外甥女・外甥の嫁は土に属する。
高祖屬水,曾祖屬木,祖屬火,伯祖叔祖屬火,高祖妣火,曾祖妣土,祖妣金,伯叔祖母屬金,伯叔堂伯叔屬土,父屬土,兄弟堂兄弟屬金,子侄木,姆嬸堂姆嬸屬水,母屬水,妻嫂弟婦姐妹木,妾屬土,女媳侄婦火,孫屬木,孫女孫媳屬土,曾孫屬火(巳上內親)。外祖屬火,母舅岳母姑夫屬土,表弟內兄姐妹夫屬金,外祖妣金,舅母岳母姑娘屬水,表嫂妻姨表姐妹屬木,表外侄甥屬水,甥女甥媳表侄婦火(巳上外親)。
世爻が金に属する時、各親属の帰する五行は以下の通りである。内親の一路:高祖は水に属し、曽祖は木に属し、祖父は火に属し、伯祖叔祖は火に属する。高祖母は火に属し、曽祖母は土に属し、祖母は金に属し、伯祖母叔祖母は金に属する。伯父叔父と堂伯叔は土に属し、父は土に属する。兄弟と堂兄弟は金に属し、子侄は木に属する。伯母叔母と堂伯母堂叔母は水に属し、母は水に属する。妻・嫂・弟媳・姉妹は木に属し、妾は土に属する。娘・子の嫁・侄の嫁は火に属し、孫は木に属し、孫女と孫の嫁は土に属し、曽孫は火に属する。外親の一路:外祖父は火に属し、母の兄弟・岳母・姑父は土に属し、表弟・妻の兄・姉妹の夫は金に属する。外祖母は金に属し、舅母・岳母・姑母は水に属し、表嫂・妻の姨母・表姉妹は木に属する。表侄・外甥は水に属し、外甥女・外甥の嫁・表侄の嫁は火に属する。
高祖屬土,曾祖屬金,祖屬水,伯祖叔祖屬水,高祖妣水,曾祖妣木,祖妣火,伯叔祖母屬火,伯叔堂伯叔屬木,父屬木,兄弟堂兄弟屬火,子侄土,姆嬸堂姆嬸屬土,母屬土,妻嫂弟婦姐妹金,妾屬木,女媳侄婦水,孫屬金,孫女孫媳屬木,曾孫屬水(巳上內親)。外祖屬水,母舅岳父姑夫屬木,內兄表弟姐妹夫屬火,外祖母火,舅母岳母姑娘屬土,表嫂表弟婦妻姨屬金,表侄外甥屬土,甥媳甥女表侄婦屬水(巳上外親)。
世爻が火に属する時、各親属の帰する五行は以下の通りである。内親の一路:高祖は土に属し、曽祖は金に属し、祖父は水に属し、伯祖叔祖は水に属する。高祖母は水に属し、曽祖母は木に属し、祖母は火に属し、伯祖母叔祖母は火に属する。伯父叔父と堂伯叔は木に属し、父は木に属する。兄弟と堂兄弟は火に属し、子侄は土に属する。伯母叔母と堂伯母堂叔母は土に属し、母は土に属する。妻・嫂・弟媳・姉妹は金に属し、妾は木に属する。娘・子の嫁・侄の嫁は水に属し、孫は金に属し、孫女と孫の嫁は木に属し、曽孫は水に属する。外親の一路:外祖父は水に属し、母の兄弟・岳父・姑父は木に属し、妻の兄・表弟・姉妹の夫は火に属する。外祖母は火に属し、舅母・岳母・姑母は土に属し、表嫂・表弟の嫁・妻の姨母は金に属する。表侄・外甥は土に属し、外甥の嫁・外甥女・表侄の嫁は水に属する。
巻一・断高曽祖
高祖從曾祖位下飛,曾祖從祖位下飛。如祖位值旬空月破,則看曾祖分宮。祖看內卦本宮官鬼爻。如內卦鬼不現,看內卦伏神。如不現,又不伏,取父下一位起數飛之,飛位既定。後看某爻帶吉生旺,則知某祖起家。看某祖來生合世身,則知承某祖基業。如某祖爻衰空,帶破碎二耗暴敗等殺,則知祖業飄零,必須自成自立也。
高祖を推すには、曽祖のその位から下へ飛び数え、曽祖を推すには、祖父のその位から下へ飛び数える。もし祖父のその位がちょうど旬空または月破に逢えば、改めて曽祖の分宮を看る。祖父の一位は内卦の中の本宮の官鬼爻を取り、内卦の官鬼が出現しなければ、内卦の伏神を看る。伏神もなければ、父母爻の次の一位から起して数え飛ばす。飛位がすでに定まれば、次にどの爻が吉神を帯びてしかも生旺するかを看れば、どの祖先が家を起こしたかを知り、どの祖爻が世爻・卦身を生合するかを看れば、どの祖先の基業を継いだかを知る。もしある祖爻が衰弱し落空して、また「破碎」「大耗小耗」「暴敗」これらの凶煞を帯びれば、祖業はすでに飄零して散じ尽くし、自ら手ずから業を立てなければならないことを知る。
祖宗富貴貧賤詳見於後,故不載。再看某祖之子孫,逢刑害克破空亡,帶破碎二耗暴敗煞者,便知某枝子孫破敗家業。如子孫爻帶祿馬,官鬼德合,旺相得仕者,便知是枝子孫發達。如值空亡墓絕而帶白虎刑刃,又被四直動爻克破者,則知是枝絕也。但逢衰敗破耗,不見財祿,持兄伏兄者,則不絕而貧也。
祖宗の富貴貧賤をどう断ずるかは、詳しく後文に見え、ここではもはや列ねない。つづいて再びある祖先の名の下の子孫爻を看る:もしそれが刑・害・剋・破・空亡に逢い、また破碎・二耗・暴敗などの煞を帯びれば、この一支の子孫が家業を敗り尽くしたことを知る。もし子孫爻が祿神・驛馬、官鬼と天月徳・六合を帯び、旺相して出仕し得れば、この一支の子孫が発達することを知る。もし子孫爻が空亡に落ちるか墓・絶に坐り、また白虎・刑・羊刃を帯び、さらに四直と動爻に剋破されれば、この一支が後を絶ったことを知る。もしもただ衰敗して破耗し、財祿が見えず、あるいは兄弟を持ち兄弟を伏すだけなら、絶嗣するまでには至らず、ただ貧窮するのみである。
燃犀集曰,本宮鬼空者無祖業也,鬼旺父衰者,祖興父敗也。鬼衰父旺者,祖敗父興也。鬼在外爻遇煞,祖亡他郡也。鬼臨五六煞墓,(丁未戊戌),客葬外邦也。
《隗炤燃犀集》に言う:本宮の官鬼爻が空に落ちれば、祖上の産業はない。官鬼が旺んで父母が衰えれば、祖父の一代は興りて父の一代は敗れ、官鬼が衰えて父母が旺んずれば、祖父の一代は敗れて父の一代は興る。官鬼が外卦に落ちてまた凶煞に遇えば、祖先が外の郡で死ぬを主る。官鬼が五爻・六爻に臨みてまた煞を帯びて墓に入れば(原注:丁未、戊戌の類の爻の如し)、祖先が客死して外郷に葬られるを主る。
巻一・断亡祖行位第幾物故何年
以本宮官鬼為用也,如庚寅年,卜得火風鼎卦,本宮己亥鬼伏三爻酉金之下,(不現則看伏鬼),己亥逆數至本旬甲午,乃第六位也,再從庚寅年,逆數至己亥,便知某祖死五十年矣。(出袁客師占驗日錄)
亡故した祖先の行が第幾であるか・どの年に死んだかを推すには、なお本宮の官鬼爻をもって用神とする。例えば庚寅年に卦を占いて《火風鼎》を得、鼎は離宮に属し、本宮の己亥の官鬼は第三爻の酉金の下に伏す(原注:官鬼が出現しなければ伏している官鬼を看る)。己亥から逆さに数えて本旬の頭の甲午に帰れば、己亥はまさに第六位で、知るべしこの祖先は兄弟の中で行が第六であったと。再び占卦の庚寅年から逆さに数えて己亥年に至れば、ちょうど五十年で、知るべしこの祖先はすでに去世して五十年と。(原注:この例は袁客師《占験日録》に出づ。)
巻一・附六十甲子納音例
甲子、乙丑金,丙寅、丁卯火,戊辰、己巳木,庚午、辛未土,壬申、癸酉金,戌亥空。甲戌、乙亥火,丙子、丁丑水,戊寅、己卯土,庚辰、辛巳金,壬午、癸未木,申酉空。甲申、乙酉水,丙戌、丁亥土,戊子、己丑火,庚寅、辛卯木,壬辰、癸巳水,午未空。甲午、乙未金,丙申、丁酉火,戊戌、己亥木,庚子、辛丑土,壬寅、癸卯金,辰巳空。甲辰、乙巳火,丙午、丁未水,戊申、己酉土,庚戌、辛亥金,壬子、癸丑木,寅卯空。甲寅、乙卯水,丙辰、丁巳土,戊午、己未火,庚申、辛酉木,壬戌、癸亥水,子丑空。
これは六十甲子の納音と各旬の空亡の対照表で、両干支が一つの納音を合用する。甲子旬:甲子・乙丑の納音は金、丙寅・丁卯は火、戊辰・己巳は木、庚午・辛未は土、壬申・癸酉は金、本旬は戌亥を空とす。甲戌旬:甲戌・乙亥は火、丙子・丁丑は水、戊寅・己卯は土、庚辰・辛巳は金、壬午・癸未は木、本旬は申酉を空とす。甲申旬:甲申・乙酉は水、丙戌・丁亥は土、戊子・己丑は火、庚寅・辛卯は木、壬辰・癸巳は水、本旬は午未を空とす。甲午旬:甲午・乙未は金、丙申・丁酉は火、戊戌・己亥は木、庚子・辛丑は土、壬寅・癸卯は金、本旬は辰巳を空とす。甲辰旬:甲辰・乙巳は火、丙午・丁未は水、戊申・己酉は土、庚戌・辛亥は金、壬子・癸丑は木、本旬は寅卯を空とす。甲寅旬:甲寅・乙卯は水、丙辰・丁巳は土、戊午・己未は火、庚申・辛酉は木、壬戌・癸亥は水、本旬は子丑を空とす。身命を占いて本命の五行を定め・旬空を定めるには、いずれもこの一表を査する。
巻一・断父母
看內卦出現父母爻,不論外卦,如無,看伏。若旺靜而不受二傅動爻刑害克沖,與衰靜而遇三傅,(歲月日),動爻生合者,俱主雙壽。以爻靜者不必論陰陽真假也。若逢死墓絕胎旬空死氣,被三傅動爻刑害克沖者,決主有失。又財爻持世動,或財爻獨發,或卦有財無父者,俱主少年傷克,否亦離祖過房。如財爻旁動,或持世不動,而父母不空絕者,惟主父子不睦耳。
父母を断ずるには、ただ内卦の中に出現する父母爻を看て、外卦は問わず、内卦に無ければ伏神を看る。父母爻がもし旺相安静で、また月建・日辰の二伝と動爻に刑害剋冲されず、あるいは衰弱なれども安静で、しかも太歳・月建・日辰の三伝と動爻が来りて生合することを得れば、いずれも父母が双々高寿なるを主る。爻がすでに安静なれば、必ずしも陰陽真假を分つを要しない。もし父母爻が死・墓・絶・胎に坐り、あるいは旬空に落ち・死気を帯び、また三伝と動爻に刑害剋冲されれば、それは必ず損失がある。なお、妻財爻が世を持ちて発動するか、妻財爻が独り発動するか、あるいは卦中に妻財はあれども父母なきは、いずれも少年にして父母を剋傷するを主り、たとい然らずとも祖家を離れて人に過継がれる。もし妻財がただ旁爻に発動し、あるいは世を持ちて動かず、しかも父母爻が空に落ちず絶に入らざれば、それはただ父子のあいだ不和なるを主るのみ。
若問父母何人先亡,須以真假論之,陽宮陽爻為真父,陽宮陰爻為繼父。陰宮陰爻為真母,陰宮陽爻為繼母。傍爻帶天殺,並虎刑,動傷真陽爻者失父。帶地殺並虎刑動傷真陰爻者失母。真陽爻帶天煞動者,失父。真陰爻帶地殺動者,失母。(繼父母生死仿此斷)。天綱曰,若動爻來沖並,則反斷。陰動傷陽,陽動傷陰,並陽傷母,並陰傷父也。客師曰,何謂也,天綱曰,此非汝所知。
もし父母のどちらが先に亡くなるかを問わば、すなわち真假を分たねばならない:陽宮の陽爻は親生の父、陽宮の陰爻は継父、陰宮の陰爻は親生の母、陰宮の陽爻は継母。旁爻が「天殺」を帯び、また白虎・刑と併せて一処に在り、発動して来りて真陽爻を傷るは、父を喪うを主り、「地殺」を帯び、また白虎・刑と併せて一処に在り、発動して来りて真陰爻を傷るは、母を喪うを主る。真陽爻が自ら天煞を帯びて発動するも、また父を喪い、真陰爻が自ら地殺を帯びて発動するも、また母を喪う。(原注:継父継母の生死はこの方法に照らして推断す。)袁天罡が言う:もし動爻が来りて冲しまたは併すれば、すなわち反して断ずべし——陰爻が発動すれば反って陽爻を傷り、陽爻が発動すれば反って陰爻を傷り、陽爻と相併すれば反って母を傷り、陰爻と相併すれば反って父を傷る。袁客師が問う:これは何の理か。袁天罡曰く:これは汝の知るところにあらず。
如本宮父母不出現,即取內卦伏神,若又無伏,則取生世之爻為父,父克之爻為母。從世下一位,分一水二火三木四金五土之數飛之,亦分陰陽真假斷之。如前法,凡飛爻父母入財鄉,帶死墓絕胎,被三傅及世爻刑剋者,已故。看在何限內,並看刑剋之爻,是何支神,即知是限中是年亡也。如子刑卯限,子克巳午,即知卯限中子年刑剋也。(六親仿此)。
もし本宮の父母爻が出現せざれば、すなわち内卦の伏神を取り、伏神にもあらざれば、世爻を生ずるその爻を取って父とし、父が剋するその爻を母とする。世爻の下の一位から起り、一水・二火・三木・四金・五土の数に按じて飛び数え、同じく陰陽真假を分かちて断ず、法は前と同じ。およそ飛び出した父母爻が妻財の位置に落ち入り、また死・墓・絶・胎に坐し、また三伝および世爻に刑剋せられれば、この父母はすでに亡故せり。再びそれがどの一段の限内に落ちるかを看、併せて来りてそれを刑剋するはどの支神なるかを看れば、すなわちその限中のどの年に亡故したかを知る。例えば子が卯を刑し、しかして推すところの父母が卯限に落ち、子はまた巳午を剋し得れば、すなわち卯限の中の子年に刑剋に遭うと知る。(原注:其余の六親はこれに照らして類推す。)
若父母爻持鬼,伏鬼,化鬼,與日月大殺羊刃合者,衰則帶疾,旺必喪身。或父母爻空,或受刑害克沖,得月日會兄鬼動來合住者,主帶疾延年。加孤寡殺動來生合,主孤苦延年。如太歲動來沖刑,年內有災。月將動來沖刑,月中見災。得龍福動來解救,庶免大咎也。凡父母富貴,貧賤,帶疾禍福俱與世爻斷法相同也。
もし父母爻の上に官鬼を帯び・下に官鬼を伏し・あるいは官鬼を変出し、また月建・日辰の上の大殺・羊刃と相合すれば、爻の衰なるは身に病を帯びるを主り、爻の旺んずるは必ず命を喪う。あるいは父母爻が空に落ち、あるいは刑害剋冲を受くるも、月建・日辰が兄弟・官鬼を会同し発動して来りてこれを合住することを得れば、病を帯びながらも延年するを主る。もしさらに孤神・寡宿の発動して来りて生合するを加えば、孤苦にして延年するを主る。もしも太歳が発動して来りて冲し来りて刑すれば、一年の内に災あり、月将が発動して来りて冲し来りて刑すれば、一月の内に災を見る。もし青龍・子孫・福徳の発動して来りて解救することを得れば、乃ち大禍を免るるを望むべし。およそ父母の富貴・貧賤・帯疾および禍福は、断法は皆世爻を断ずると同じ。
巻一・論継父母
前知集論繼父母曰。陽父眾,繼父成家。陰父眾,繼母管活。父化父,母化母,生合世爻者,在本宮內卦,伯叔姆嬸繼也。在本宮外卦,姑夫母舅母姨表叔繼也。父母化鬼生合世者,祖輩繼也。父母化兄生合世者,兄嫂表姐妹繼也。父母化福生合世者,僧尼繼也。父母化財生合世者,得絕戶應繼產業也。
高滄鶴《前知集》の継父母を論ずるに曰く:陽性の父母爻が多ければ、継父が来りて家業を成就するを主り、陰性の父母爻が多ければ、継母が来りて生計を主持するを主る。父母爻がまた父母爻を変出して来りて世爻を生合するは、もし本宮の内卦に在れば、伯父・叔父・伯母・叔母に収継せられ、もし本宮の外卦に在れば、姑父・母の兄弟・姨母・表叔に収継せられる。父母が官鬼を変出して来りて世爻を生合するは、祖輩に収継せられ、父母が兄弟を変出して来りて世爻を生合するは、兄嫂または表姉妹に収継せられ、父母が子孫を変出して来りて世爻を生合するは、僧・尼に収養せられ、父母が妻財を変出して来りて世爻を生合するは、則ち絶戸の人家の過継すべき産業を承受したるなり。
內親,外親,各以本宮內外卦,分親疏尊卑斷之。若他宮內卦,父母化出六親來生合世者,鄉里繼也。他宮外卦,父母化出六親來生合世者,遠方人繼也。以變卦定其何方,以神煞分其貴賤富貧也。又曰,父下伏子者,絕嗣也。否亦離祖過房入贅也。父下伏財並玄武咸池者,必父有偏房寵妾也。伏生飛吉,飛生伏凶。(此論飛宮)。
内親と外親は、各々本宮の内卦・外卦に按じて親疏尊卑を分かちて断ず。もし他宮の内卦の裏に父母が六親を変出して来りて世爻を生合するは、それは同郷の隣里が収継するであり、他宮の外卦の裏に父母が六親を変出して来りて世爻を生合するは、それは遠方の人が収継するである。どの方位に在るかに至っては、変卦をもって定め、貴賤貧富は神煞をもって分かつ。書中にまた言う:父母爻の下に子孫を伏するは、絶嗣を主り、たとい絶せずとも、祖家を離れて過継しまたは入贅する。父母爻の下に妻財を伏し、また玄武・咸池と併せて一処に在れば、その父は必ず別に偏房の寵妾あり。伏神が飛神を生ずるを吉とし、飛神が伏神を生ずるを凶とす。(原注:この一条は飛宮に就て言う。)
鬼谷百問篇曰,人有幾母,看本宮陰爻父母,在變卦互卦,伏卦,內爻中者,其有幾位,即知其有幾重。若飛數,則看父克之爻,共有幾位,即知其有幾母也。如乾宮土為父,父克者水,為母也。看本宮飛伏化爻,共有幾水,即知其幾母也。年月日時上見水者,為庶母也。若爻逢旬空死墓絕胎者,則不依此斷。
《鬼谷百部篇》に言う:一人に幾位の母があるかを問わば、すなわち本宮の陰性の父母爻を看て、変卦・互卦・伏卦および内卦の各爻の中に共に幾位出現するか、すなわち幾重の母あるかを知る。もし飛宮の数法を用いれば、父が剋するその爻が共に幾位あるかを看て、すなわち幾位の母あるかを知る。例えば乾宮は金に属し、土は金を生じ得れば、故に土を父とし、父の土が剋するは水なれば、水を便ち母とす。ここにおいて本宮の飛神・伏神および変出の爻の中に共に幾つの水爻あるかを数えれば、すなわち幾位の母あるかを知る。もし水爻が年・月・日・時の上から見出したるは、それは庶母なり。もしもこれらの爻がちょうど旬空に逢うか死・墓・絶・胎に坐れば、この方法に照らして断ぜず。
巻一・断兄弟
先看內卦出現兄弟爻,不論外卦,不見則取伏,多少之數,以一水二火三木四金五土推之。旺相加倍,休如數,囚死減半,空絕者無也。兄爻旺相,而與三傅生合者,必連枝茂盛,雍和友愛也。旺而遇三傅沖剋者,則減福也。兄爻衰而逢沖並刑剋者,隻身也。兄爻雖旺,而逢旁爻,伏爻,化爻,刑害克沖者,有而無情也。
兄弟を断ずるには、まず内卦の中に出現する兄弟爻を看て、外卦は問わず、出現せざれば伏神を取る。兄弟の人数は、一水・二火・三木・四金・五土の数に按じて推算す:爻が旺相なれば一倍を加え、休なれば本数に照らし、囚・死なれば半減し、空亡に落ちるか絶地に入れば即ち無しとす。兄弟爻が旺相にして、また太歳・月建・日辰の三伝と相生相合すれば、それは必ず枝葉繁茂して和睦友愛す。旺なれども三伝の冲剋に遇えば、福分は打折を要す。兄弟爻が衰弱してまた冲・併・刑・剋に逢えば、即ち孤身の一人なり。兄弟爻は旺なれども、旁爻・伏爻・変爻に刑害剋冲せられれば、それは兄弟ありて彼此情なきなり。
鬼持世動,與鬼爻獨發,或卦內有鬼無兄者,俱主刑剋也,否亦分離也。若鬼爻旁動,或持世不動,亦主不睦也。又兄動生合世身者,多恩義。刑沖剋害身世者,必不睦也。如內卦兄弟爻,不現,又不伏,方取與世比肩之爻為兄弟。從世上飛數之,兄世後一位逆起,弟世前一位順起。兄位退一為次兄,退二為三兄。弟位前一為二弟,前二為三弟,皆分陰陽真假論之。
官鬼が世を持ちて発動するか、官鬼が独り発動するか、あるいは卦中に官鬼あれども兄弟なきは、いずれも兄弟を刑剋するを主り、たとい刑剋せずとも分離する。もし官鬼がただ旁爻に発動し、あるいは世を持ちて動かざるも、また兄弟の不和睦を主る。兄弟爻が発動して来りて世爻・卦身を生合するは、兄弟のあいだ恩義深厚なり、来りて世爻・卦身を刑冲剋害するは、必ず不和なり。もし内卦の兄弟爻が出現せずまた伏神も無きは、乃ち世爻と五行の同じその爻を取って兄弟とし、世爻の上より飛び数えて:兄は世爻の後の一位より逆に起り、弟は世爻の前の一位より順に起る。兄の位より再び一位を退くは二兄、两位を退くは三兄、弟の位より再び一位を進むは二弟、两位を進むは三弟。いずれも陰陽真假を分かちて論ぜよ。
帶祿馬德貴者貴,加財子福祿者富,加沐浴咸池者賤,帶破碎耗敗者貧,休空受傷者死。若休空受傷,得月日父福動來合住者,主帶疾延年也。兄爻持鬼伏鬼,化鬼者災病,空則無妨也。歲動刑沖,其年有災。月動刑沖,月內有災。得龍福解神動來沖剋,庶免大咎也。
兄弟爻が祿神・驛馬・天月徳・貴人を帯ぶるは、兄弟が顕貴なり、妻財・子孫・福徳・祿神を加えば、兄弟は富有なり、沐浴・咸池を加えば、兄弟は卑賤なり、破碎・大耗小耗・暴敗を帯ぶれば、兄弟は貧窮なり、休囚し落空してまた剋傷を受くれば、兄弟は已に死せり。もし休空し傷を受くるも、月建・日辰の上の父母・子孫が発動して来りてこれを合住することを得れば、病を帯びて延年し得るを主る。兄弟爻の上に官鬼を帯び・下に官鬼を伏し・あるいは官鬼を変出するは、災病を主る。もし官鬼が空に落ちれば、妨げること無し。太歳が発動して来りて刑冲すれば、その年に災あり、月建が発動して来りて刑冲すれば、その月に災を見る。もし青龍・子孫・解神の発動して来りて彼の凶神を冲剋することを得れば、乃ち大禍を免るるを望むべし。
若問兄弟孰存孰亡,須分真假論之。陽宮陽爻為真兄,陰宮陰爻為真弟。陽宮陰爻為女兄,陰宮陽爻為女弟。真陽爻起兄,後一位為次兄,後二次為三兄。真陰爻起弟,前一位為次弟,前二位為三弟。陽空兄失,陰空弟亡也。
もし兄弟の中に誰が存し誰が亡するかを問わば、須らく真假を分かちて論ずべし:陽宮の陽爻は真兄、陰宮の陰爻は真弟、陽宮の陰爻は姉、陰宮の陽爻は妹。真陽爻より起して兄を算れば、その後の一位は二兄、再び後の一位は三兄、真陰爻より起して弟を算れば、その前の一位は二弟、再び前の一位は三弟。陽爻が空に落ちれば、兄長已に失せたるを主り、陰爻が空に落ちれば、弟已に亡せるを主る。
旁爻帶月殺亡神動刼殺,動來刑並真陽爻者兄失。刑並真陰爻者,弟亡也。若真陽真陰爻,帶月殺匿刑,(辰午酉亥),亡劫,動者亦主兄弟死也。如動爻來沖並,則反斷,陰動傷陽,陽動傷陰。並陰傷兄,並陽傷弟也。凡兄弟富貴,貧賤,帶疾,禍福,俱與世爻同斷,詳見於後。
旁爻が月殺・亡神・劫殺を帯びて発動し、過りて来りて真陽爻を刑併するは、兄長に失あるを主り、真陰爻を刑併するは、弟弟の亡故を主る。もし真陽爻・真陰爻が自ら月殺・匿刑(原注:即ち辰・午・酉・亥の四位の自刑)および亡神・劫殺を帯びて発動すれば、同じく兄弟の死亡を主る。もしも動爻が来りて冲しまたは併すれば、すなわち反して断ずべし:陰爻が発動すれば反って陽爻を傷り、陽爻が発動すれば反って陰爻を傷り、陰爻と相併すれば反って兄を傷り、陽爻と相併すれば反って弟を傷る。およそ兄弟の富貴・貧賤・帯疾と禍福は、断法は皆世爻と同じく、詳しく後文に見えたり。
