Libo

占遷移吉凶

明 · 刘伯温 · 第7巻 / 23

作盤ガイド: 奇門遁甲作盤

以九星及九宮分方向定可否,如此方上有三奇、吉門,再時得天禽,四季皆吉;得天輔,春、夏大吉;得天心,秋、冬大利,餘星俱不利。各以來時占,看何星為天乙定之,觀此則以其人來之時發占,不似六壬之筮時也。

遷居の吉凶を占えば、九星と九宮を用いて方向を分出し、これに拠りて行くべきか否かを判定す。もし遷ぶ所の方の上に三奇と吉門あり、この時また天禽星を得着せば、一年四季皆吉。天輔星を得着せば、春夏大吉。天心星を得着せば、秋冬大いに利あり。その余の各星は皆不利。皆来たる人の事を問う時辰に按じて局を起こし、哪一顆の星が天乙を作るかを看て定奪すべし。これに由りて見るべし、奇門は来人の到訪するあの一刻をもって課を発し、六壬の如く別に筮して時辰を定めざるを。

占雀噪

以朱雀為主,看朱雀所臨何奇、何門?以決其事。如開門得奇,主有親朋至,或行人遠歸,或主酒食(此皆以開門斷之,人盤以斷人事,此舉一隅也)。休門得奇,主有喜事(休即喜也)、喜信及婚姻之事。生門得奇,主得田產、財物、豬畜之事(俱切生門斷法)。若不得三門及門迫、奇墓,俱主無所關係。要看景門臨吉格,則有喜信,凶格則有憂信,或小煩惱。

雀鳥の聒噪は何の事を主るかを占えば、朱雀をもって主と為し、朱雀が哪一の奇・哪一の門に臨むかを看て、これに拠りて主る所の事を判定す。たとえば開門が三奇を得れば、親友の到来あるを主り、あるいは門を出て外にある人が遠方より帰来し、あるいは酒食の事あり——これらは皆開門に依りて断ず。八門は人盤に属し、是れ人事を断ずるなり、此処は不過一を挙げて三に反するのみ。休門が三奇を得れば、喜事(休すなわち喜の意)・喜訊および婚姻の事あるを主る。生門が三奇を得れば、田産・財物・猪畜の一類の物を得るを主り、皆緊く生門の断法に扣らる。もし開・休・生のこの三門を得着せざれば、あるいは門迫・三奇入墓に碰上れば、皆相干の事なきを主る。なお景門を看るべし。景門が吉格に臨めば、すなわち喜訊あり。凶格に臨めば、すなわち憂信あり、あるいは些かの小煩悩あり。

占陞遷

凡蒞任日久,薦多未見超擢,欲知升期,當以開門決之,因開門為官,掌發印也。開加生旺宮,再有三奇、德合、吉格,必再遇歲月建乘吉神來生,定然高擢。其有吉格,而不旺相,或旺相而無吉格,及旺相、吉格,而歲月建不來相生,亦不升也。

陞遷を占えば、凡そ任に到りて日久しく、挙薦多しと雖も遲遲として超陞を見ざれば、陞遷の日期を知らんと要すれば、まさに開門を用いて判斷すべし、開門は官職を代表し、印信を頒發するを掌るをもって。もし開門が生気・旺気の宮に加臨し、さらに三奇・徳合と吉格あり、また恰好して流年・太歳と月建が吉神に乗りて前来りて生助するに遇上れば、必定に高陞す。もしただ吉格ありて旺相に在らざれば、あるいは旺相に在ると雖も吉格なければ、甚至旺相と吉格と皆斉備するも、太歳・月建が来たりて相生せざれば、あれもまた陞り得ず。

占郷會試

以日干為士子,值符總裁,天乙(值使也,此指貴人言,非值符名也,疑即六壬所謂廉幙者也)為房師,六丁為文章。值符宮尅日干宮,座師不取。天乙宮尅日干宮,房師不薦。六丁宮尅日干宮,日干宮尅六丁宮,及六丁休囚廢沒,俱主題目大難,文章失意。如值符宮、天乙宮來生日干宮,六丁宮又得旺相必中,缺一不中,故必須此格皆全乃獲,此至理也。六壬亦當仿此法推之。

郷試・會試を占えば、日干をもって応試の士子を代表し、値符をもって主考・総裁を代表し、天乙をもって房師を代表し(天乙すなわち値使、ここは貴人に就きて言うなり、値符の別名にあらず、大概は六壬の裏に説く所の「廉幕」に相当す)、六丁をもって文章を代表す。もし値符の宮が日干の宮を剋すれば、主考取らず。天乙の宮が日干の宮を剋すれば、房師薦めず。六丁の宮が日干の宮を剋し、あるいは日干の宮が六丁の宮を剋し、および六丁が休・囚・廃・没の地に落つれば、皆題目極めて難く文章失意を主る。もし値符の宮と天乙の宮と皆来たりて日干の宮を生じ、六丁の宮また旺相の気を得れば、必定に考中す。これらの幾様は一様を欠けばすなわち中らず。故に必ずこれらの格局斉全して乃ち得中し得、これ最も切要の道理なり。六壬で考試を占うもまたこの辦法に仿照して推斷すべし。

占病何日愈

以病人日干為主(八字內之日),以天芮為病神,以生死二門為生死。如日干落在生門,生主不死(皆天盤),得死門者,難愈。更遇日干休囚,得凶星、凶格,必死;其餘六門主纏綿,以天芮廢沒之日為愈期。占兒女病,時干入墓必死。

疾病の何日に痊愈するかを占えば、病人の日干をもって主と為し、すなわち彼の八字の裏の日柱の天干なり。「天芮」をもって病神と為し、生門・死門をもって生死を定む。もし日干が生門の上に落つれば(これらは皆天盤を看る)、活きて死せざるを主る。もし死門の上に落つれば、すなわち痊愈し難し。さらにもし日干が休囚の気に処り、また凶星・凶格を得ば、必ず死せん。その余の六門に落つれば、病情纏綿して去らざるを主り、天芮の落ちて廃・没の気に到るあの日を推して痊愈の期と為し得。小児の病を占うは、時干が入墓すればすなわち必ず死せん。

占干謁

干謁專看休門宮分(如天盤休加震為本宮),為所見之人,時干宮(天上時干加地盤坎方為水之類)為所往之人,加休門宮生時干宮,而時干宮又有三奇臨之,遂意。如相尅制又無三奇,不得見,或不喜悅,所求不遂。又要彼此二宮旺相,有一處休咎,即不吉。若所見之方得休門臨之,亦相見也。

干謁して見を求むるを占えば、専ら休門の落つる所の宮位を看る——たとえば天盤の休門が震宮に加われば、則ち震宮をもって本宮と為す——それは見んと要する人を代表す。さらに時干の在る所の宮を看る——たとえば天盤の時干が地盤の坎方に加われば、則ち水に按じて論ず——それは前に往きて拜訪する人を代表す。もし休門の宮が時干の宮を生じ、しかも時干の宮にまた三奇の臨むあれば、事はすなわち称心・如意す。もし両宮相互に剋制しまた三奇なければ、すなわち見るを得ず、あるいは対方高興せず、求むる所遂わず。なお両宮皆旺相の気に在るを要す、ただ一処の休囚・衰敗に落つるあれば、すなわち不吉。もし往かんと要するあの方位の上に恰好して休門の臨むあれば、また見るを得上るを得。

占捕捉

以六合為逃人,以傷門為捕人(全以八門為主,以八門為人盤,主人事也)。如六合宮(謂天盤六合所臨地盤之宮,後凡言宮皆仿此)尅傷門宮,不可得,反此易得。傷門宮生六合宮,捕人不實力,必受其賂。傷門、六合同宮,兩相通同。值年月日時格,則可獲,天網低亦然。

逃犯を捕捉するを占えば、六合をもって逃走の人を代表し、傷門をもって捕拿の人を代表す——整套の断法は皆八門をもって主と為す、八門は人盤にして、人事を主管するをもって。もし六合の宮(天盤の六合の臨む所の地盤の宮を指し、以下凡そ「宮」と説くは皆此に照らして理解す)が傷門の宮を剋すれば、人は抓るを得ず。反ってすなわち抓ること易し。もし傷門の宮が六合の宮を生ぜば、捕役が肯んじて力を出さず、必定に逃犯の賄賂を収めたるを説明す。もし傷門と六合と同一宮に在れば、あれは両下里に串通して一気なり。もし年格・月格・日格・時格に値上せば、すなわち抓获し得。「天網」の張ること低き時も一様に抓るを得。

占婚姻

以六乙為女,六庚為男,取甲以乙妹娶庚之義也。如乙庚二乾落宮兩相生合則成,兩相尅則不成(如地盤子卯刑之類)。又以天上六合為媒人,如六合宮生六乙宮媒向女家,生六庚宮媒向男家,六庚宮尅六乙宮,女家畏男而不嫁。六乙宮尅六庚宮,男家嫌女而不娶。六乙宮帶擊刑,主女性凶惡;帶德合,女性堅貞。六庚宮帶凶神,主男性暴烈,帶德合,主溫厚。

婚姻を占えば、六乙をもって女方を代表し、六庚をもって男方を代表す、取る所は甲が妹乙を庚に嫁がせるの意なり。もし乙・庚の両干の落つる所の宮が相互に生合せば、婚事はすなわち成る。相互に剋制すれば成らず、たとえば地盤上に子卯相刑の一類。さらに天盤の六合をもって媒人を代表す。六合の宮が六乙の宮を生ずれば、媒人は女家に偏向す。六庚の宮を生ずれば、媒人は男家に偏向す。六庚の宮が六乙の宮を剋すれば、女家は男方を畏懼して肯んじて嫁がず。六乙の宮が六庚の宮を剋すれば、男家は女方を嫌棄して肯んじて娶らず。六乙の宮が撃刑を帯びれば、この女子の性情凶悪を主る。徳合を帯びれば、彼女の性情堅貞を主る。六庚の宮が凶神を帯びれば、この男子の性情暴烈を主る。徳合を帯びれば、彼の為人温厚を主る。

占走失

以時干為失主(與六壬之用干同理),六合為逃走之物,俱以落宮論之,又以六合宮與時干落宮,看在內外以分遠近。如日干、六合俱在內,易尋,俱在外,難尋。六合在外,時干在內,難尋。

走失を占えば、時干をもって失主を代表し(六壬の日干を用いるの道理と相同じ)、六合をもって走失の人あるいは物を代表し、皆それらの落つる所の宮に按じて論断す。さらに六合の宮と時干の落つる所の宮を拿し、それらの内界に在るか外界に在るかを看て、これをもって遠近を分辨す。もし日干と六合と皆内界に在れば、找ること易し。皆外界に在れば、則ち找り難し。六合が外界に在りて時干が内界に在れば、また找り難し。

又以六合所在之宮為方向,如得旺相星,又乘開休生杜四門,不可得,反此可得。乘九地、太陰,有人潛藏;乘九天遠走,乘元武被人盜去,乘螣蛇有人盤詰羈縻,乘朱雀有信,勾陳有勾引而去(以上指六壬所乘而言也)。又看六庚,年格則年獲,月格則月獲,日格則日獲,時格則時獲。

さらに六合の在る所の宮をもって方向を定出す。もしあの一宮が旺相の星を得着し、また開・休・生・杜のこの四門に乗れば、東西は找りて回り得ず。反ってすなわち找回し得。六合が九地・太陰に乗れば、是れ人のそれを蔵起したるあり。九天に乗れば、是れ遠遠に逃走したるあり。玄武に乗れば、是れ人に偷去せられたり。螣蛇に乗れば、是れ人の盤問・扣留するあり。朱雀に乗すれば、消息あるべし。勾陳に乗れば、是れ人に勾引・拐帶して去りたり。以上は皆六壬の乗る所の神に就きて言うなり。さらに六庚を看るに、成年の格と成ればすなわち当年に尋獲し、月格と成ればすなわち当月に尋獲し、日格と成ればすなわち当日に尋獲し、時格と成ればすなわち当时に尋獲す。

占借貸

以值符為物主,天乙(即值使,俱仿此推)為往借之人,各以所落宮分生尅論之。值符宮生天乙宮,天乙宮尅值符宮,借貸必遂;值符宮尅天乙宮,天乙宮生值符宮,借貸不遂。

借貸を占えば、値符をもって物を出借する物主を代表し、天乙(すなわち値使、以下皆此に照らして推す)をもって前に往きて借貸する人を代表し、各々それらの落つる所の宮位の生剋に按じて論断す。もし値符の宮が天乙の宮を生じ、あるいは天乙の宮が値符の宮を剋すれば、借貸必定に成功す。もし値符の宮が天乙の宮を剋し、あるいは天乙の宮が反って往きて値符の宮を生ぜば、借貸はすなわち成らず。

占武舉

以值符為主考,時干為舉子,甲申庚為箭,甲午辛為紅心,景門為策論。專看甲申庚落宮若尅甲午辛之宮,或沖其宮皆為箭中紅心,再看景門得旺相,又與值符宮相生者,主中。缺一不中箭論。

武舉考試を占えば、値符をもって主考官を代表し、時干をもって応試の挙子を代表し、甲申庚をもって箭を代表し、甲午辛をもって箭靶の紅心を代表し、景門をもって策論・文章を代表す。専ら甲申庚の落つる所の宮を看る。もしそれが甲午辛の在る所の宮を剋し、あるいはあの一宮を冲せば、皆箭が紅心に中ると算す。さらに景門の旺相の気を得着するや否やを看て、また値符の宮と相生するや。若是なれば、すなわち考中を主る。これらの幾様は一様を欠けば、則ち射えて箭に中らざるに按じて論断す。

占求財

當分休囚,以生門所落之宮,為休生開上所乘之星為用,用生休吉,休生咎,則不吉,囚旺休衰,休雖尅囚,不為大吉。休旺衰囚,雖尅休亦無大害,大抵看門所落宮分,再看上下三盤,格局吉凶何如?吉信吉星,所求如意,一有不吉,所求僅半,休囚不吉,所求全無。

求財を占えば、まず休気と囚気の旺衰を分清すべし、生門の落つる所の宮をもって准と為し、休門・生門・開門の上に乗る所の星を以て用神と為す。用神が休気を生扶すれば則ち吉、休気が反って用神を生ずればすなわち咎あり、あれ便ち不吉。囚気旺にして休気衰なる時は、休気は囚気を剋し得と雖も、また大吉と算上せず。休気旺にして囚気衰なる時は、囚気は来たりて休気を剋すと雖も、また大害なし。大体まず門の哪一宮に落つるかを看て、さらに上・中・下の三盤の格局の吉か凶かを看る。もし消息吉にして星もまた吉なれば、求むる所便ち如意。ただ一処の不吉あれば、求むる所はただ一半を得るのみ。もし休囚に落ちてしかも不吉なれば、求むる所便ち全然落空す。

占船主善惡

以震三宮為船主,以天盤上所得之星,為船主之善惡。震宮上得輔心禽三星為上吉,沖任為中吉,其船家是好人。得英、芮、杜、蓬為大凶,船不可登。

船主の好坏を占えば、震三宮をもって船主を代表し、天盤上にこの一宮に落到する星をもって船主の善悪を断ず。震宮の上に天輔・天心・天禽のこの三星を得着せば、是れ上等の吉。天冲・天任を得れば、是れ中等の吉、こういう船家は皆好人なり。もし天英・天芮・天柱(原文は「杜」と作る)・天蓬を得着せば、すなわち大凶、この条の船は上るべからず。

占出外之人安否

先定方向,看其方上下二盤得三奇吉門天地二門俱有奇門及諸吉格者,安;反此不安。

門を出て外にある人の平安なるや否やを占えば、まず彼の在る所の方向を定出し、さらにあの方位の上・下両盤の三奇と吉門を得着するや否やを看る。もし天盤・地盤の両処皆奇有り門有り、また各種の吉格に配上せば、人はすなわち平安。反ってすなわち平安ならず。

占訪友

大凡奇門用事,專擇方向與時耳。如我欲訪友尋人,以所往之方地盤為主,天盤為客,主客要相生合,又得吉門、吉星必相遷。若門凶,上下兩盤又相尅制,則不遷也。庚為年月日時格,值此亦不遷也。

友を訪うを占えば、大凡奇門を用いて事を辦するは、ただ方向と時辰を挑選するのみなり。たとえば我が朋友を拜訪し、某人を尋找せんとすれば、則ち往く所の方位の地盤をもって主と為し、天盤をもって客と為す。主客両方は相生・相合することを要し、また吉門・吉星を得着せば、必定に会い得上るを得。もし門凶にして、上下両盤また相互に剋制せば、すなわち会い上らず。もし六庚が年格・月格・日格・時格と成れば、それに碰上るもまた会い上らず。

占雪

以干、兌二宮為主,天心宮即干,天心星乘壬癸二干到兌,或天柱、兌宮乘壬癸二干到干,皆主雪。如以落宮所得之干,地盤宮中日干以定其期。

雪の下るを占えば、乾・兌の両宮をもって主と為す。天心星の本宮はすなわち乾宮なり。もし天心星が壬・癸の二干に乗りて兌宮に飛到し、あるいは本宮が兌に在る天柱星が壬・癸の二干に乗りて乾宮に飛到せば、皆雪の下るを主る。雪の下る日期に至りては、則ち落つる所の宮の上に得る所の天干、および地盤の宮中の日干に依りて推定す。

巻八

或有人、有物、有動靜,即以其方所乘之星入宮,又以其正時所乘之門入中宮以定人。再看中宮之本宮何星、何門填實,或各以官鬼、父母、兄弟、子孫、妻妾之類推之。若填實之宮生本宮、本星者,有益;尅中宮、本宮、本星者,有損,宜避之。卻以本時干加於中宮,陽遁順布,陰遁逆行,須向得奇、得門之方以避之。

もし某個の方位の上に人・物あるいは動静の出現あれば、則ちあの方位の乗る所の星を本宮に移入し、さらに当時の乗る所の門を中五宮に移入し、これに拠りて何人の身上に応ずるかを判定す。続いて中宮の本宮が哪一顆の星・哪一個の門に由りて填実せらるるかを看、あるいは分別して官鬼・父母・兄弟・子孫・妻妾のこれらの六亲の類別に按じて推斷す。もし填実の宮が本宮・本星を生ぜば、すなわち益処あり。もしそれが中宮・本宮・本星を剋せば、すなわち損害あり、まさに回避すべし。回避の辦法は、当時の時干を中五宮の上に加え、陽遁は順排し陰遁は逆排し、三奇を得吉門を得るあの方位に朝かいて躲避す。

占出外預定帰期

其法以四維長生決之,看出門之日干繫何干?即看四維是何干長生之宮?以本宮地盤之干,即回家之日也。

門を出て外に在り、帰期を預定するを占えば、この方法は四維の位の長生を用いて判斷す。まず門を出たあの日の日干が哪一個の干かを看出し、さらに乾・坤・艮・巽の四維の中、哪一宮がこの天干の長生の宮かを看る。その一宮の地盤上の天干を取れば、すなわち家に帰る日子なり。

占出外不知家安否

其法專以四維決之。四維者,乃四長生之方也。倘甲乙日看干宮,此四大長生之根也。若得門、得奇、吉格,則吉;凶格,俱凶。

人が外に在りて家中平安なるや否やを知らざるを占えば、この方法は専ら四維を用いて判斷す。所謂四維とは、すなわち四個の長生の方位なり。たとえば甲日・乙日は則ち乾宮を看る、これは四大長生の根本の所在なり。あの一宮がもし吉門・三奇と吉格を得着せば、家中すなわち吉。もし凶格なれば、皆凶。

占求人推薦

其法以甲子戊為求薦之人,以天乙為推薦之人。若天乙落宮生甲子戊與值符宮者,必推薦,否則不薦。

人に求めて挙薦するを占えば、この方法は甲子戊をもって人に求めて挙薦する一方を代表し、天乙をもって出面して挙薦する人を代表す。もし天乙の落つる所の宮が甲子戊および値符の在る所の宮を生ぜば、対方必定に肯んじて挙薦せん。然らざれば則ち肯んじて挙薦せず。

占詞訟吉凶

其法以驚、景二門主之。凡有詞訟,看驚門乘旺相之氣者,訟不息,景門亦然。若二門入墓,落空亡之宮者,主訟不成。

訴訟の吉凶を占えば、この方法は驚門・景門の両門をもって主と為す。凡そ訴訟有れば、驚門のもし旺相の気に乗ずるを看れば、官司はすなわち止め得ず。景門もまた一様なり。もしこの両門が墓に入り、あるいは空亡の宮に落つれば、則ち官司の打起さざるを主る。

占夢吉凶

其法專責螣蛇所乘天盤門儀下臨地盤是何門儀。合吉門、吉格者,吉;凶格,則凶。若落地盤空亡、墓庫者,則無吉凶。

夢の吉凶を占えば、この方法は専ら螣蛇を取り、それの乗る所の天盤の門と儀、下に地盤の何の門・何の儀に臨むかを看る。もし吉門・吉格に配成せば、夢はすなわち吉。もし凶格と成れば、夢はすなわち凶。もし地盤の空亡あるいは墓庫の位に落つれば、この夢は便ち吉凶と謂う所なし。

占禽鳥怪鳴

其法專責天禽星落宮下臨地盤之宮是何干以決之。若天禽落地盤得奇門吉格者吉,凶格者凶。各以八門配之,吉凶自驗。

禽鳥の異常に鳴叫するを占えば、この方法は専ら天禽星を取り、それの落つる所の宮の下に地盤の哪一宮・是れ何の天干に臨むかを看て、これに拠りて判斷す。もし天禽が地盤上に落到して三奇・吉門と吉格を得着せば、則ち吉。凶格を得着せば、則ち凶。さらに各々八門に配上して看れば、吉凶自然に応験す。

占何怪

專責螣蛇及所乘星門以決之。若螣蛇落宮在坎,為水怪、神怪。落艮,石怪、山精。落震,木怪、狐狸。落巽,花妖、龍蛇。落離,火怪、鳥怪、龜蛇。落坤,老婦、牛羊及房屋、金灶怪。落兌,飛禽、羊怪、金銀,埋久作怪。落干,神願豬羊犬首及銅鐵器皿作怪。若不得奇門吉格,而乘凶格者,必至死亡、孝服、官司之凶。落空亡者,無礙。

家中に怪を作すは是れ何ぞやを占えば、専ら螣蛇およびそれの乗る所の星と門を取りて判斷す。螣蛇が坎宮に落つれば、是れ水怪あるいは神祟なり。艮宮に落つれば、是れ石怪・山精。震宮に落つれば、是れ木怪あるいは狐狸。巽宮に落つれば、是れ花妖あるいは龍蛇。離宮に落つれば、是れ火怪・鳥怪あるいは龜蛇。坤宮に落つれば、是れ老婦・牛羊、および房屋・金屬竈具の怪を作す。兌宮に落つれば、是れ飛禽・羊怪、あるいは埋藏して日久き金銀の怪を作す在り。乾宮に落つれば、是れ許したる神願未だ還らず、および猪羊狗頭・銅鉄器皿の怪を作す在り。もしこの時三奇・吉門と吉格を得ざれば、反って凶格に乗じて、必定に死亡・孝服・官司の類の凶事を招来せん。もし螣蛇が空亡の位に落つれば、すなわち妨礙なし。

占避難

專以杜門決之,看其落於何方?即以其方避之。再看所乘之干是何干?見戊為貴人潛避。若杜門乘三奇則去無阻隔,大吉。若見庚,須抱木行,方免凶災。見辛為天獄,壬為地牢,必不能逃。

難を避くるを占えば、専ら杜門を用いて判斷す。まず杜門の哪個の方位に落つるかを看て、則ちあの方位に朝かいて躲避す。さらにそれの乗る所は是れ何の天干かを看る。戊を見れば、是れ貴人の身を隠し潜み避くるの象なり。もし杜門が三奇に乗ずれば、逃走すれば便ち毫も阻隔なく、大吉。もし庚を見れば、須く木頭を抱きて行くを得て、乃ち凶災を免れ得。辛を見れば、あれは「天獄」なり。壬を見れば、あれは「地牢」なり、皆必定に逃げ得ず。

若杜門落地盤癸為天網之格,在坎艮二宮,可用三、四尺之木壓之而逃;若干兌二宮,可匍匐而過之。逃方在艮離二宮,或高八、九尺,可挺身而行。若杜門同癸、震、巽二宮,天網盈門,不能逃脫。若杜門臨乾兌二宮,木被金尅,雖然逃去,後亦拿獲。若有三奇吉格,落日干之宮者,有救。

もし杜門が地盤の癸の上に落つれば、すなわち「天網」の格と成る。この時網はもし坎・艮の両宮に在れば、張ること低し、三四尺長の木頭を用いて網を圧住して乃ち逃げ得。もし乾・兌の両宮に在れば、匍匐して爬り過ぐべし。逃走の方位もし艮宮・離宮に在れば、網の張ること八九尺の高さあり、則ち身を挺直して走り過ぐべし。もし杜門と癸と同じく震・巽の両宮に落つれば、あれは天網門に満ち、逃脫する法なし。もし杜門が乾・兌の両宮に臨めば、木は金に剋され、たとえ一時逃走すも、後に仍ほ抓获せられん。もし三奇・吉格ありて日干の在る所の宮に落つれば、則ちなお救いあり。

占入山訪道

以天芮為訪道之人,天輔為傳道之人。若天輔得奇門、吉格來生天芮者,得高人傳授。相比和者,空見人,不傳道。相尅者,不能見人。惟推陽日得僧道傳道,陰日得羽士傳道。

山に入り師を尋ね道を訪うを占問するに、九星の中の「天芮」を用いて前に往きて道を求むる人を代表し、「天輔」を用いて道法を傳授し得る高人を代表す。もし天輔の落つる所の宮が三奇・吉門と吉格を得、併せて天芮の落つる所の宮を生扶せば、この行に高人に遇い真傳を得るを主る。もし天輔・天芮の両宮の五行相同じくして彼此比和せば、ただ白く一面を見るのみ、対方は併せて肯んじて法を傳えず。もし天輔の宮が反って来たりて天芮の宮を剋制せば、則ち面さえも見得ず。傳法者の身分に至りては、占日の陰陽を看る。陽日に占得すれば、多くは僧人・道士が彼に道を傳う。陰日に占得すれば、多くは方士・術士の一流の「羽士」が彼に道を傳う。

占差遣誰去

專責開門、天沖之星與眾人年命之干是何年干?何日干?年命被開門沖者,籤差;不沖者,不籤差。

一批の人の当中に究竟誰を派して出差し事を辦さしむるかを占問するに、専ら「開門」と「天冲」星の哪一宮に落つるかを看て、さらに逐個に衆人の年命の配する所の天干を查出し、各人の年命干・生日の干の分別して何宮に落つるかを看る。凡そ年命の干の落つる所の宮が開門に冲动せらるるは、此人便ち名を点じ簽發して差遣せられん。年命の宮が開門の冲动を受けざれば、則ち彼の往くに輪らず。

占退役

以開門為官長,以日干為退役之人。若開門生日干,主官有眷戀之情,不准退。開門尅日干者,準退,惹官怒責。比和者,準退。又日干乘青龍逃走、熒入白者,必退。若乘白入熒、虎猖狂者,不可退。螣蛇妖矯,主驚恐,欲退不能。若見大格與朱雀投江,必革。

軍役・差役を辞し得るや否やを占問するに、「開門」をもって自己を管轄する長官を代表し、占日の日干をもって退を請う人を代表す。もし開門の宮が日干の宮を生扶せば、長官が此人に対し心に眷顾・器重を存し、肯んじて彼の退役を准さざるを主る。もし開門が日干を剋制せば、准退すと雖も、却て先に一頓の斥責を受くべし。両宮比和すれば、則ち順順當當として准退す。また日干の乗る所の格局を看る。「青龍逃走」(乙奇が辛に加わる、逃遁して離去するを主る)あるいは「熒入白」(丙が庚に加わる、主動して進取するを主る)に乗ずるは、必定に退成す。「白入熒」(庚が丙に加わる)あるいは「白虎猖狂」(辛が乙に加わる)に乗ずるは、退り下来らず。「螣蛇妖矯」(癸が丁に加わる)に乗ずれば、ただ虚驚一場、退らんと想うて退るを得ず。もし「大格」(庚が癸に加わる)と「朱雀投江」(丁が癸に加わる)を見れば、則ち是れ准退にあらず、而も革職・除名せられんとす。

占応役

以開門為現任之官,以日干為應役之人。若日干所乘之宮得旺相氣,再得奇門吉格,而開門所乘之宮得奇儀吉格來生日干者,必得官長重用發達。若日干不得旺相奇儀吉格,而被開門生日干者,主士見喜,小吉。若日干開門彼此相沖尅者,不利。

身を投じて役に応じ差を當るを占問するに、「開門」をもって現任の主官を代表し、日干をもって前に往きて役に応ずる人を代表す。もし日干の落つる所の宮が気候旺相にして、また三奇・吉門と吉格を得、しかも開門の落つる所の宮にもまた奇儀・吉格ありて併せて来たりて日干を生ぜば、此人必ず長官に倚重・提拔せられ、日後発達するを主る。もし日干本身が既に旺相ならず、また奇儀・吉格なく、ただ単に開門に倚りて来たりて生扶せらるるは、あれ不過一点の小喜事に遇うに過ぎず、小吉に属するのみ。もし日干と開門の両宮が相互に冲剋せば、則ち役に応ずるは不利、往くに宜しからず。

占買人

以值符為買奴之人,以天芮之落宮為奴婢。若天芮落宮生值符者,主奴益主。相比和者,不遜。尅值符者,反逆。乘玄武、天蓬者,偷盜。乘青龍逃走者,失。螣蛇妖矯者,病亡。乘白入熒、虎猖狂尅值符落宮者,弒主,大凶。乘玉女守門,淫亂汙主。熒入太白,懶惰庸愚,餘皆仿此。

僮僕・婢女を買進するを占問するに、「値符」をもって人を買う主家を代表し、「天芮」の落つる所の宮をもって買う所の奴婢を代表す。もし天芮の宮が値符の宮を生扶せば、この奴は主家に益あるを主る。両宮比和せば、その人の倨傲にして馴れざるを主る。天芮が反って値符を剋すれば、その人の主に忤逆し背くを主る。天芮が「玄武」「天蓬」の二凶神に乗ずれば、此人は手脚乾淨ならず、盗を行うを主る。「青龍逃走」に乗ずれば、日後逃亡・走失するを主る。「螣蛇妖矯」に乗ずれば、病を染め身を亡ぶを主る。「白入熒」あるいは「白虎猖狂」に乗じてしかも値符の宮を剋制するは、甚至主人を弑害す、是れ大凶の象なり。「玉女守門」に乗ずれば、淫乱にして主家の門風を玷污するを主る。「熒入太白」に乗ずれば、則ち懶惰・昏庸にして使喚に堪えず。その余の情形は皆此に照らして推斷す。

占幕館

以天輔為求幕館之人,以甲子戊為開門官長。若開門乘三奇吉格來生天輔之宮者,主顯官來聘。若甲子戊、開門、天輔之宮,主貴人舉薦。若開門不乘旺相三奇者,主微官來聘。相比和者,主賓投契。相尅制、返吟者,主賓不和。若天輔入墓,賓凶。開門入墓,東主凶。落空亡者,終不得館。

幕僚の館職を謀求するを占問するに、「天輔」をもって聘を求むる幕客を代表し、「甲子戊」と「開門」をもって彼を延聘する官長・東主を代表す。もし開門が三奇・吉格に乗りて来たりて天輔の宮を生ぜば、顕貴の官の前来りて聘請するあるを主る。もし甲子戊・開門と天輔の三者が一宮に会せば、貴人の中より挙薦するあるを主る。もし開門が既に旺相ならずまた三奇を帯びざれば、来たりて聘するはただ位卑く職小なる官員なるを主る。両宮比和せば、賓主の性情投合するを主る。両宮相剋制しあるいは「返吟」の局と成れば、賓主和せざるを主る。もし天輔が入墓すれば、凶は幕客の一方に在り。開門が入墓すれば、凶は東家の一方に在り。二者が空亡に落つれば、則ちこの份の館職は終竟に談じ成らず。

占書館

以天輔為師長,天芮為弟子。若天芮落宮生天輔宮者,主弟子聘師長。天輔落宮生天芮宮者,主師長就弟子,或舊徒。天輔宮尅天芮宮者,師長嫌弟子。天芮尅天輔,弟子嫌師長。若天芮乘旺相氣,又得奇門吉格者,必是厚館。如天芮不得奇門吉格,不乘旺相,其館必菲。輔、芮返吟者,主半途而廢。天芮落空亡、墓庫者,終不得館,餘仿此。

帳を設け徒を授くる塾師の館席を占問するに、「天輔」をもって塾師を代表し、「天芮」をもって學生を代表す。もし天芮の宮が天輔の宮を生扶せば、是れ學生の一方の主動して来たりて老師を聘請するを主る。もし天輔の宮が天芮の宮を生扶せば、是れ老師が學生に遷就し、あるいは教える所はなお従前の旧門生なるを主る。天輔の宮が天芮の宮を剋すれば、老師の學生を嫌棄するを主る。天芮の宮が天輔の宮を剋すれば、學生の老師を嫌棄するを主る。もし天芮が旺相の気に乗じ、また三奇・吉門・吉格を得ば、是れ一份の束脩優厚の好館なるを主る。もし天芮に奇門・吉格なく、また旺相ならざれば、束脩必定に微薄ならん。輔・芮の両星が「返吟」と成れば、教読半途にして廃するを主る。天芮が空亡あるいは墓庫に落つれば、この館席は終竟に談じ成らず。その余の情形は此に照らして類推す。

占訪人

以天盤所往之方為我,地盤之星為他,天地二盤相比和者,必見。再得奇門、吉格及天地二盤所得之干相合者,並有酒食。若相尅制,主猜忌,不見。如臨星干入墓,彼在家,不肯見。如地盤之星落空亡者,彼實不在家。

門に登りて他人を拜訪するを占問するに、往く所の方位の天盤の星をもって自己を代表し、該宮の地盤の星をもって対方を代表す。天地両盤の星が比和せば、この行必ず見着し得るを主る。もしさらに三奇・吉門・吉格を得、しかも天地両盤の臨む所の干が正好して相合せば、但し見得るのみならず、主人はまた酒飯を備えて款待せん。もし両盤の星が相互に剋制せば、彼此心に猜忌を存して見成らざるを主る。もし臨む所の星と干と入墓すれば、対方は確かに家に在りて、ただ肯んじて出来て相見ざるを主る。もし地盤の星が空亡に落つれば、あれは対方根本に家中に在らざるなり。

占人来訪

以來人所來之方天盤之星為來人、為客,地盤所乘之星為主、為我,天盤星得奇門來生地盤之星者,為貴客,有益於我,可見。若天盤之星尅地盤星,再有凶門、凶格相乘者,必損我之人,不可見。

人の門に上りて来訪するあるを占問するに、来人の自らする所の方位上の天盤の星をもって来客を代表し、該宮の地盤の星をもって自己この主人を代表す。もし天盤の星が三奇・吉門を得て来たりて地盤の星を生ぜば、来るは貴客にして、自己に益あり、接見すべしを説明す。もし天盤の星が反って来たりて地盤の星を剋し、また凶門・凶格に乗ずれば、此人の来意善ならざるを説明し、見れば必ずその損を受け、相見るに宜しからず。

占信息虚実

以景門、朱雀信息決之。若景門乘旺相氣,又得三奇者,的信。景門休囚,不得三奇,而乘朱雀者,為詐信,不可聽。景門落空亡、入墓,而帶朱雀者,乃道路之言,或忤悖架勾之詞,更不可信。

聞き得た消息が真か假かを占問するに、専ら「景門」と「朱雀」のこの二個の文書・音訊を主る類神をもって判斷す。もし景門が旺相の気に乗り、また三奇の相助を得ば、この消息は確鑿にして信じ得べし。もし景門が休囚にして気なく、三奇を得ず、反って口舌・是非を主る朱雀に乗ずれば、これすなわち人の編造したる假消息にして、聴信すべからず。もし景門が空亡に落ちあるいは入墓し、同時にまた朱雀を帯びれば、あれは不過道聴途説の街談巷議、あるいは人の挑撥・構陷し捏造・羅織する詞にして、さらに当真とすること能わざるなり。

占出行水陸吉凶

以休、景二門所乘之宮分水旱二路。休門落空,合天地二盤有三奇相乘者,水路吉;景門有三奇者,旱路吉,行船忌。青龍逃走、白虎猖狂凶格,主風暴。螣蛇妖矯,主凶災。朱雀投江,主沉溺。

門を出て水路を取るか旱路を取るかを占問するに、「休門」「景門」の両門の落つる所の宮をもって水陸の二途を分主す。休門は水に属し、水路を主る。景門は火に属し、陸路を主る。休門は空亡に落つると雖も、ただ天地両盤皆三奇の相乗するあれば、水路を走るは吉利。景門に三奇を得るは、旱路を走るは吉利、この時反って船を行くを忌諱す。もし「青龍逃走」「白虎猖狂」のこの両個の凶格に遇えば、路上必ず狂風・暴雨に遇う。「螣蛇妖矯」に遇えば、途中に横に災禍を生ずるを主る。「朱雀投江」に遇えば、舟の覆り沉溺するの険あるを主る。

又以傷門為船,傷加休上為浮、為順;休加傷上,為舟行水底,主沉溺。景門為旱路,又以傷門為馬、為車,忌太白入熒,主益。熒入太白主火驚,元武、天蓬主失盜。水路忌驚門來尅,恐傷船,艮無水,利旱路。休加景主泥濘難行。若二門入墓,主關梁阻隔,行動艱難。

別に一法あり、「傷門」をもって船只を代表す。傷門が休門の上に加臨すれば、是れ船が水面に浮き順流して行くの象なり。反って休門が傷門の上に加臨すれば、便ち船が水底を行くと成り、沈没の危あるを主る。陸路を走るはなお景門を看て、しかも傷門をもって兼ねて車馬を代す。陸行は「太白入熒」(庚が丙に加わる)を見るを忌み、耗損を主る。「熒入太白」(丙が庚に加わる)を見れば、火光の驚あるを主る。「玄武」「天蓬」を見れば、中途に窃を失い盗に遭うを主る。水路を走るは則ち「驚門」の来たりて休門を剋するを忌み、船只の損傷せらるるを恐る。艮宮は山に属し水なし、ただ旱路に利ありて舟行に利ならず。休門が景門の上に加臨すれば、道路泥濘して行き難きを主る。もし休・景の二門が入墓すれば、關隘・橋梁処々阻隔し、行程艱難を主る。

占出行

以日干落宮為出行謀干之人,所往何方,有吉門、吉格來生日干之宮者,往必大利。或不得奇門吉格來生,而與日干比和者,亦利,反此不利。再被凶門、凶格來沖尅日干者,大凶。若臨空亡、入墓之方,或日干年命刑、墓、空亡方位者,不利。

門を出て事を辦するを占問するに、日干の落つる所の宮をもって出行して事を謀る本人を代表し、さらに前に往かんと要するあの一方を看る。もし該方に吉門・吉格ありて併せて来たりて日干の宮を生ぜば、この行必然に大いに順利なり。たとえ奇門・吉格の来たりて生ずるなくとも、ただ日干の宮と比和すれば、また利ありと算す。反ってもし剋制せられれば、便ち不利。倘若あの一方が凶門・凶格に乗りて来たりて日干を冲剋せば、則ち是れ大凶、断じて往くべからず。もし往く所の方が正しく空亡・入墓の宮に落ち、あるいは正しく日干と年命の刑地・墓地・空亡の位なれば、同じく出行に利あらず。

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