天任星
作盤ガイド: 奇門遁甲作盤
天任吉宿事皆通,祭祀求官嫁娶同,斬絕妖蛇移徙事,商賈造葬喜重重。天任值子時,主有風雨至,水畔鷄鳴,東南方有人帶刀過為應。作用後百日內,主婦人離異,水姓人上門抵賴、退田產,後出人男盜女娼凶。
「天任」は吉星で、何の事を行っても通達し、祭祀・求官・嫁娶も同じく合宜で、妖蛇の類の邪祟を斬除することと遷居の事も行え、経商・営造・安葬は皆喜事重重なり。天任星が子時に値すれば、外応は風雨の到来、水辺に鶏鳴あり、東南方に人の刀を帯びて経過す。用事の後一百日の内に、主として婦人の離異あり。姓氏の五行が水に属する人が門に上りて帳を賴み、因って田産を退失す。日後家中に男は賊を為し女は娼と為るを出す。凶。
值丑時,主青衣婦人提酒至,西方鼓聲為應。作用後半年內進異方財物,一年內鸚鵡入宅,因口舌得財,三年後貓犬相咬,主發科吉。值寅時,主女人成對至或拿火來,童子拍手大笑為應。作用後六十日內,甑鳴,老翁死,百日內進六畜、女人,財寶自來,田蠶發,後因缺唇人爭,婚姻事敗。
丑時に値すれば、外応は青衣を著た婦人が酒を提げて到来し、西方に鼓声あり。用事の後半年の内に外地の財物を進得す。一年の内に鸚鵡が宅中に飛入り、口舌の争いに因りて反って財を得。三年の後に猫狗が相互に撕咬し、科挙に登第するを主る。吉。寅時に値すれば、外応は女人が双を成して到来し、あるいは手の中に火を拿し、童子が拍手して大笑す。用事の後六十日の内に、飯を蒸す甑器が響声を発し、家中の老翁が去世す。一百日の内に六畜と女眷を添進し、財宝が自ら門に上り、田禾・蚕桑興発す。この後豁嘴の人がその中より争執したことに因りて、婚姻の事は吹消す。
值卯時,主有老人持杖至,喜鵲鳴造為應。作用後七日內有人送銅鐵器物,六十日內因女人得進六畜,賭博贏,官祿至吉。值辰時,主有白衣男女同行,或孕婦抱小兒為應。作用後有人送活物至,大吉。
卯時に値すれば、外応は老人が杖を拄きて到来し、喜鵲が鳴叫して巢を築く。用事の後七日の内に人の銅鉄器物を送り来るあり。六十日の内に女人の故に因りて六畜を添進し、賭博に得勝し、官禄手に到る。吉。辰時に値すれば、外応は白衣を著た男女が同行し、あるいは孕婦が小孩を抱くあり。用事の後は人の活物を送り前来す。大吉。
值巳時,主有二犬相爭,野人負薪,吏人拿傘過為應。作用後六十日得外方人財物,南方人送魚至,一年內生貴子,發富貴吉。值午時,主西方黃色禽鳥飛來,僧道與儒士同行為應。作用後四十日得貴人財寶,紫衣人進宅,生貴子吉。
巳時に値すれば、外応は両条の狗が争鬥い、郷野の人が柴を背負い、官府の差役が傘を打ちて経過す。用事の後六十日、外地の人の財物を得、南方に人の魚を送り来るあり。一年の内に貴子を生じ、発達・富貴す。吉。午時に値すれば、外応は西方に黄色の禽鳥が飛来し、僧道と読書人が同行す。用事の後四十日、貴人の財宝を得、紫衣を著た人が宅中に進入し、また貴子を生ず。吉。
值未時,主有白鳥自西南方飛來,北方鐘鼓聲為應,風雨至。作用後七日,外女人送白衣物或白紙物來,主六畜興旺。值申時,主大風雨陡至,人打鼓,僧道著黃衣為應。作用後七日內,女人被火燒,蕩敗凶。
未時に値すれば、外応は白色の鳥が西南方より飛来し、北方より鐘鼓の声伝来し、併せて風雨到来す。用事の後七日、外より女人が白色の衣物あるいは白紙の物を送り来り、六畜興旺を主る。申時に値すれば、外応は大風雨が陡然として至り、人の鼓を撃つあり、僧道は黄衣を著す。用事の後七日の内に、女人が火に焼傷せられ、家業蕩尽・敗落す。凶。
值酉時,主僧道尼姑持火自西南方來,北方鐘鼓聲為應。作用後七十日內得官員財物,進牛馬,喜信至,大吉,錢財豐美大利。值戌時,主有女人抱布來,西北方鼓聲,北方樹木傷人為應。作用後六十日內蛇咬人,凶。若有老人與小兒同至,即解禍為福。值亥時,主西方磬鳴,人拿火喊叫為應。作用後一年內因救火得財大利。
酉時に値すれば、外応は僧道・尼姑が火燭を手持して西南方より走り来り、北方より鐘鼓の声伝来す。用事の後七十日の内に、官員の財物を得、牛馬を添進し、喜信到来す。大吉、銭財豊厚、大いに利あり。戌時に値すれば、外応は女人が布匹を抱きて前来し、西北方に鼓声あり、北方に樹木が人を砸傷す。用事の後六十日の内に蛇が人を咬むあり、凶。もしこの時老人と小孩が一同に到来すれば、禍を化して福と為し得。亥時に値すれば、外応は西方に磬声鳴響し、人の火把を拿して喊叫す。用事の後一年の内に、火を救うに因りて財を得、大いに利あり。
天英星
天英之星嫁娶凶,遠行移徙不宜逢,上官商賈凶敗死,造作求財一場空。天英值子時,主有鑼聲自西北來,三、五人掌火伐木為應。作用後一年內主有殘病人抵賴破家,三年內自刎、小兒因湯火災傷。
「天英」星は嫁娶の凶険を主り、遠行と遷居は皆これに遇うに宜しからず。赴任・上官、経商・売買は凶敗乃至死亡に遭い、営造と求財もまた一場の空なり。天英星が子時に値すれば、外応は鑼声が西北より伝来し、三五人が火把を挙げて樹木を砍伐す。用事の後一年の内に、残疾病人が門に上りて帳を賴みて家を破るを主る。三年の内に人の自刎あり、小孩もまた湯水または火に因りて災傷を受く。
值丑時,主東北方師巫僧道至,鑼聲鳴為應。作用後一月內火燒房屋,一年內犬作人言,百怪俱見,死亡大敗凶。值寅時,主東方有兵馬來,及捕魚人持網過為應。作用後女人路上拾得財物,六十日內進寡婦田產,龍雷折屋凶。
丑時に値すれば、外応は東北方に巫師・僧道の到来、鑼声鳴響す。用事の後一月の内に、火が房屋を焼く。一年の内に狗が人の如く言語し、各種の怪異が接続して出現し、家中に死人あり、大敗す。凶。寅時に値すれば、外応は東方に兵馬の開来、魚を打つ人が網を拿して経過す。用事の後は女人が路上で財物を拾到するあり。六十日の内に寡婦の田産を進得す。ただし龍雷が房屋を震塌するあり。凶。
值卯時,主有提燈籠過或持米來,雷鳴為應。作用後應六十日內進女人財寶發家。值辰時,主西北方女人攜物來,鷄上樹為應。作用後人七十日,野物進宅,大發財產。
卯時に値すれば、外応は人の灯籠を提げて経過しあるいは米を拿して前来し、雷声鳴響す。用事の後六十日の内に、女人の財宝を進得して家を発す。辰時に値すれば、外応は西北方に女人が物を帯びて前来し、鶏が樹に飛上る。用事の後七十日、野物が宅中に進入し、財産大いに発す。
值巳時,主有人抱文書、持傘蓋至,或抱錫磁器為應。作用後六十日內得異姓人財產,南方人送活物來,一年內生貴子,發達。值午時,主有人自南方來,著紅衣或騎馬持文書至為應。作用後六十日內被木石打死,及自縊、人命官司凶。
巳時に値すれば、外応は人の文書を抱き傘蓋を打ちて到来し、あるいは錫器・瓷器を抱く。用事の後六十日の内に、異姓の人の財産を得、南方に人の活物を送り来るあり。一年の内に貴子を生じ、家道発達す。午時に値すれば、外応は人が南方より来り、紅衣を著しあるいは馬に騎りて文書を拿して到来す。用事の後六十日の内に、人が木頭・石塊に砸死せられ、また人の上吊自盡あり、因って人命の官司に惹かる。凶。
值未時,主有懷孕婦過,西北方鼓聲為應。作用後九十日內家主淹死,一年內瘟疫大敗。值申時,主有孕婦哭泣,西方鐘鼓聲,僧道拿物過為應。作用後七十日內大凶。
未時に値すれば、外応は懐孕の婦人が経過し、西北方に鼓声あり。用事の後九十日の内に、家主淹死す。一年の内に瘟疫を鬧し、家道大敗す。申時に値すれば、外応は孕婦が哭泣し、西方より鐘鼓の声伝来し、僧道が物を拿して経過す。用事の後七十日の内に、大凶の事の発生あるべし。
值酉時,主西方有人吵鬧、鳥鵲鳴噪、白衣女人過為應。作用後主小口、女人足疾,百日內因唇舌得財。值戌時,主有女人持瓦器或鐵物怒罵為應。作用後百日內因詞訟破財。值亥時,主有女人掌火來為應。作用後有瘋癩人上門抵賴,身死破財。
酉時に値すれば、外応は西方に人の吵閙し、鳥鵲鳴叫し、白衣を著た女人経過す。用事の後は小孩と女人が脚病を患うを主る。一百日の内に口舌の争執に因りて反って財を得。戌時に値すれば、外応は女人が瓦器あるいは鉄器を拿して怒声して叫罵す。用事の後一百日の内に、官司を打つに因りて破財す。亥時に値すれば、外応は女人が火燭を手持して前来す。用事の後は瘋癩を患う人が門に上りて帳を賴み、主人は身を死し財を破る。
巻四
三奇到宮尅応吉凶
乙奇到干有人著黃衣至,或扛錢過為應。後六十日內進商音人財產,大發。到坎有人著皂衣至,或有鼓聲為應,後七日得財。到艮有人著白衣至,或纏物來,或用網裡魚來為應,後一年內進人口,若有人送家禽來者,大吉。
「乙奇」が乾六宮に飛到すれば、外応は人の黄衣を著て到来し、あるいは人の銭を扛げて経過す。この後六十日の内に五音の商に属する人の財産を進得し、大いに発す。坎一宮に到れば、外応は人の黒衣を著て到来し、あるいは鼓声を聞く。この後七日の内に財を得。艮八宮に到れば、外応は人の白衣を著て到来し、あるいは纏繞の物を帯び、あるいは網で魚を兜りて前来す。この後一年の内に人口を添進し、もし人の家禽を送り来るあらば、すなわち大吉なり。
到震有有漁獵人至,並小兒二人同來為應,後七日內進財寶,若聞有東方產亡者,大發。到巽有白衣人騎馬過,或小兒作戲耍為應,後三年內生貴子,進東方財產,若聞東方人家失火,或有縊死者,必大發。到離有人著色衣為應,後三十日進橫財,若聞東方有刀刃自殺者,必大發。
震三宮に到れば、外応は魚を打ち獣を猟する人の到来し、併せて両の小孩が一同に前来す。この後七日の内に財宝を進得す。もし東方に産婦の亡故あるを聞かば、すなわち大いに発す。巽四宮に到れば、外応は白衣を著た人が馬に騎りて経過し、あるいは小孩が嬉戯・玩耍するあり。この後三年の内に貴子を生じ、東方の財産を進得す。もし東辺の人家が火を失し、あるいは人の上吊身亡あるを聞かば、必ず大いに発す。離九宮に到れば、外応は人の彩衣を著するあり。この後三十日の内に横財を進得す。もし東方に人の刀刃を用いて自殺するあるを聞かば、必ず大いに発す。
到坤有三、五人至為應,後七日進橫財,六十日進文契,若聞南方有雷、牛畜者,大發。到兌有三、五少婦至,或鳥鵲成群為應,後三日,或三十日進角音人財大發,或生牛馬者,橫發。
坤二宮に到れば、外応は三五人の到来す。この後七日の内に横財を進得し、六十日の内に文契を進得す。もし南方に雷声ありあるいは牛畜の事あるを聞かば、すなわち大いに発す。兌七宮に到れば、外応は三五の少婦の到来し、あるいは鳥鵲が成群して飛聚す。この後三天あるいは三十日の内に、五音の角に属する人の銭財を進得し、大いに発す。もし家中の牛馬が仔を産せば、また暴発す。
丙奇到干有披衣人至,或鳥鵲成隊飛來為應,後月內進寡婦財產、文契,若聞南方有生產者,發旺。到坎有瞽目人至,及北方有鳥飛來為應,後百日或一年因水火生財大富。到艮有人著青衣至,小兒哭泣或童子手拿銅鐵器物為應,後七日內進財寶,週年內進白馬發旺。
「丙奇」が乾六宮に飛到すれば、外応は人の衣裳を披きて到来し、あるいは鳥鵲が隊を成して飛来す。この後一月の内に寡婦の財産と文契を進得す。もし南方に人の生産あるを聞かば、家道すなわち興旺す。坎一宮に到れば、外応は眼の瞎えた人の到来、および北方に鳥の飛来あり。この後一百日あるいは一年の内に、水火の利に因りて財を生じ、大富と成る。艮八宮に到れば、外応は人の青衣を著て到来し、小孩哭泣し、あるいは童子が手の中に銅鉄器物を持つ。この後七日の内に財宝を進得し、一年満ちて白馬を進得し、家道興旺す。
到震有武大將軍器至,若春天有雷聲或鼓聲為應,後十日內外進古銅器,一年內生貴子,北方有龍雷震者,必大發。到巽有鼓音歌樂為應,後七日有色衣人至,家招橫財,若聞南方有大驚者,必然橫發。到離有黃色飛禽成對來為應,後或一、七日或六十日進坑壠田蠶發旺。
震三宮に到れば、外応は武将の兵器の送り到る。もし春に在れば、雷声あるいは鼓声をもって応と為す。この後十天の上下に古銅器を進得し、一年の内に貴子を生ず。もし北方に龍雷の震響あれば、必ず大いに発す。巽四宮に到れば、外応は鼓楽・歌唱の声。この後七天に彩衣を著た人の到来あり、家中に横財を招進す。もし南方に人の大きく驚嚇を受くるあるを聞かば、必然的に暴発す。離九宮に到れば、外応は黄色の飛禽が対を成して飛来す。この後あるいは一天・七天に、あるいは六十日の内に、坑地・壟田を進得し、田禾・蚕桑興旺す。
到坤有皂衣人至,或鳥鵲在南方鳴為應,後二、七日進南方人財物,或一年內進牛羊及絕戶人財產,大發。若聞東方鼓聲更吉。到兌有人持杖並拿酒器及抱小兒為應,後更有鼓樂之聲,七日進財,週年內進人財及坤艮二方財產,大發。
坤二宮に到れば、外応は黒衣を著た人の到来し、あるいは鳥鵲が南方に鳴叫す。この後两天・七天の内に南方の人の財物を進得し、あるいは一年の内に牛羊および絶戸人家の財産を進得し、大いに発す。もし東方に鼓声あるを聞かば、さらに吉。兌七宮に到れば、外応は人の杖を拄き併せて酒器を拿し、人の小孩を抱くあり。この後また鼓楽の声あり、七天の内に財を進む。一年満ちて人口・財物を進得し、および坤・艮両方の財産を得、大いに発す。
丁奇到干有人持刀刃至或牽馬過為應,後二、七日內或七十日內動土得財,大發。到坎有人抱小兒來,南方雲雨至,黑禽自西方來為應,百日內有喜慶婚姻事大吉。到艮有人與小兒打狗為應,後七日或七十日內進黃黑色活物,半年內進人口及田契發旺。
「丁奇」が乾六宮に飛到すれば、外応は人の刀刃を拿して到来しあるいは馬を牽きて経過す。この後两天・七天あるいは七十日の内に、動土に因りて財を得、大いに発す。坎一宮に到れば、外応は人の小孩を抱きて前来し、南方より雲雨来り、黒色の禽鳥が西方より飛来す。一百日の内に喜慶・婚姻の事あり。大吉。艮八宮に到れば、外応は人が小孩と一緒に狗を打つあり。この後七天あるいは七十日の内に黄色・黒色の活物を進得し、半年の内に人口と田契を添進し、家道興旺す。
到震有二女子著青衣至,或雙夫婦至,或黑白禽自南方來為應,後七十日內進黃白活物,大發。到巽有小兒騎馬過,南方雲起,北方下雨為應,後周年人落水淹死,婦人產亡凶。到離有蹶足人或瞎眼人至,及小兒騎馬過為應,後七十日內因火生財,發旺。
震三宮に到れば、外応は両の青衣を著た女子の到来し、あるいは一対の夫婦の到来し、あるいは黒白色の禽鳥が南方より飛来す。この後七十日の内に黄白色の活物を進得し、大いに発す。巽四宮に到れば、外応は小孩が馬に騎りて経過し、南方に雲起り、北方に雨降る。この後一年満ちて人の落水・淹死するあり、婦人もまた生産に因りて亡ぶべし。凶。離九宮に到れば、外応は跛脚の人あるいは眼の瞎えた人の到来、および小孩が馬に騎りて経過す。この後七十日の内に火に因りて財を生じ、家道興旺す。
到坤有女人著青衣至,與僧道同行,或黑牛拉車為應,後七十日內因水破財致敗。到兌有人抱文書印簿至,或趕牛羊鹿為應,後六十日內進田宅致富。
坤二宮に到れば、外応は青衣を著た女人の到来し、僧道と同行し、あるいは黒牛が車を拉く。この後七十日の内に水に因りて破財し、以至敗落す。兌七宮に到れば、外応は人の文書・印冊を抱きて到来し、あるいは人の牛羊・麋鹿を趕る。この後六十日の内に田宅を進得して富に致る。
十天干尅応法
六甲天德貴有餘,名“天福”,陽日青衣男人為應,三日內得祿吉。六乙僧道九流宜,名“蓬星”、“天賢”,陽日陽星為男貴人,陰日陰星主僧道為應,八日或八十日主有光輝喜事至,吉。六丙飛龍見赤白,名“天威”,行逢騎赤白馬人著青衣為應,七日或七十日進財寶、文契。
六甲は天徳の神で、貴気有余り、「天福」と名づく。陽日は青衣を著た男子をもって外応と為し、三天の内に俸禄を得、吉。六乙は僧道と三教九流の人に宜しく、「蓬星」と名づけ、また「天賢」とも称す。陽日は陽星に配し、男性の貴人をもって応と為し、陰日は陰星に配し、僧道をもって応と為すを主る。八天あるいは八十日の内に光彩・榮耀の喜事到来す。吉。六丙は飛龍の如く、見る所は赤白の色を為し、「天威」と名づく。出行の時に赤馬・白馬に騎りて青衣を著た人に遇うをもって応と為し、七天あるいは七十日の内に財宝と文契を進得す。
六丁玉女好容儀,名“玉女”,陽日大女人,陰日少女為應,二十七日進古器。六戊旗鎗並鑼鼓,名“天武”,陽日鑼鼓聲,陰日歌唱聲,年內進武人財。六己黃衣並白衣,名“地戶”,陽日黃衣男子,陰日白衣女人,或一男一女並行為應,五十日有遠親至。
六丁は玉女で、容貌・儀態美好、「玉女」と名づく。陽日は年長の婦人をもって応と為し、陰日は少女をもって応と為し、二十七天の内に古器を進得す。六戊は旗幟・槍械と鑼鼓を主り、「天武」と名づく。陽日は鑼鼓の声をもって応と為し、陰日は歌唱の声をもって応と為し、一年の内に武人の財物を進得す。六己は黄衣と白衣を主り、「地戸」と名づく。陽日は黄衣を著た男子をもって応と為し、陰日は白衣を著た女子をもって応と為し、あるいは一男一女が肩を並べて行くをもって応と為し、五十天の内に遠方の親戚到来す。
六庚喪服並兵吏,名“天刑”、“天獄”,陽日陽星為兵吏,陰日陰星為孝服人應,四十九日內有文字、官事。六辛禽鳥並鴉飛,名“天庭”,陽日陽星為白衣人,陰日陰星為飛鳥應,年內因口舌作牙得財。
六庚は孝服と兵卒・差役を主り、「天刑」と名づけ、また「天獄」とも称す。陽日は陽星に配し、兵卒・差役をもって応と為し、陰日は陰星に配し、孝服を著た人をもって応と為す。四十九天の内に文書と官司の事あり。六辛は禽鳥と烏鴉の飛過を主り、「天庭」と名づく。陽日は陽星に配し、白衣を著た人をもって応と為し、陰日は陰星に配し、飛鳥をもって応と為す。一年の内に口舌の争執に因りて中人と為り説合し、その中より財を得。
六壬雷霆及雨雪,名“天牢”,主千里雷霆,陽日陽星皂衣人,陰日陰星白衣人應,年內進人口。六癸孕婦喜欣歸,名“天藏”、“天網”,陽日陽星為漁獵人,陰日陰星為孕婦應,六十日得銅鏡。
六壬は雷霆と雨雪を主り、「天牢」と名づけ、千里の内の雷霆に応験す。陽日は陽星に配し、黒衣を著た人をもって応と為し、陰日は陰星に配し、白衣を著た人をもって応と為す。一年の内に人口を添進す。六癸は孕婦の歓歓喜喜として帰るを主り、「天蔵」と名づけ、また「天網」とも称す。陽日は陽星に配し、魚を打ち獣を猟する人をもって応と為し、陰日は陰星に配し、孕婦をもって応と為す。六十日の内に銅鏡を得。
八門尅応訣総目
開門尅応
開門欲得照臨來,奴婢牛羊百日廻,財源婚姻田地入,興隆宅舍有資財,產業招得商音送,巳酉丑年必人來,廕襲子孫多拜授,紫衣金帶沐恩回。問曰:開門屬金,以天地肅殺之氣,萬物俱盡之時,何以謂吉?衢仙答曰:“開門之金,固是萬物殺盡之時,卻不知萬物殺盡而有復生”。
「開門」がもし用事の方位に照臨すれば、一百日の内に奴婢・牛羊は皆帰攏して来る。財源・婚姻・田地が一斉に門に入り、宅舎興隆して家に資財あり。産業は五音の商に属する人を招得して門に送り上り、巳年・酉年・丑年は必ず人の来投するあり。子孫は蔭を承け世襲し、多く朝廷の授職を得、紫袍を著て金帯を繫け、皇恩を沐浴して帰る。或る人問う、開門は五行が金に属し、金は天地の間の粛殺の気で、まさに万物凋尽の時節に当たるのに、何故反ってこれを吉と云うか。衢仙答えて曰く、開門の金気は固より万物の殺し尽くされる時に処るが、人の知らざるなり、万物殺尽の後になお復生あるを。
開門屬干,干中有亥,乾納甲壬,金動水生,水生而生萬物,故為滋生萬物之初,又為天門,所以吉也。若得乙奇相合,名為天遁,得日精所蔽。與丙奇合,得月精所蔽。與丁奇合,得太陰所蔽。凡有謀為,宜名正言順,公事從之而百吉百泰。若為陰私之事,必被他人洩漏反遭凶咎。
開門は乾宮に属し、乾宮の中に亥水を含み、乾はまた甲と壬を納める。金は一たび動けば水を生じ、水は生じ出でてまた万物を養育す。故にこれは万物を滋生する開端で、また「天門」と称す。これによって吉と為す。開門がもし乙奇と相合すれば「天遁」と呼ばれ、日の精華を借りて形跡を遮蔽し得。丙奇と相合すれば月の精華を借りて遮蔽し得。丁奇と相合すれば太陰を借りて遮蔽し得。凡そ謀划する所有れば、皆名正言順すべく、公事はこれに順って行えば百般吉祥・安泰。もしこれをもって陰私の事を行えば、必ず別人に泄漏せられ、反って凶咎を受く。
喜乾兌之宮為相氣,入坎宮為旺氣,金水相生,如母顧子,所以為吉。出行四里或四十里見豬鼠等物,六十里見貴人車馬,逢酒食事。艮宮入墓,震宮為迫,又為四氣,巽宮反吟,離宮金被火尅,不利。開門出者,三十里見貴人騎馬吉,四十里見豬馬,有酒食吉。乙奇臨見貴人著紅衣,丙奇臨見老人持杖,丁奇臨見人執竹木等物為應吉。
開門は乾宮・兌宮に落ちるを喜ぶ、あれは相気なり。坎宮に落ち入るは旺気で、金・水相生して、母の子を照看するが如く、故に吉。開門の方より出行すれば、四里あるいは四十里行きて猪・鼠の類の動物を見、六十里は貴人の車馬に遇い、また酒食の事に碰上。もし艮宮に落ち入ればすなわち入墓、震宮に落つるは門迫で、また四気と算す。巽宮に落つるは反吟。離宮に落つれば金は火に剋され、これらの数か所は皆不利。開門より出行する人は、三十里行きて貴人の馬に騎るに遇うを吉とし、四十里は猪馬に遇い酒食あるも吉。もし乙奇がこの門に臨めば、外応は紅衣を著た貴人を見る。丙奇がこの門に臨めば、外応は杖を拄く老人を見る。丁奇がこの門に臨めば、外応は人の竹木の類を手持するを見る。皆吉応なり。
靜應。開門加開:主貴人、寶物、財喜。加休:主見貴人、財喜,更主開張鋪店,貿易大利。加生:主見貴人、謀望,所求皆遂。加傷:主變動,更改、移徙事皆不吉。加杜:失脫刊印書契小凶。加景:主見貴人,因文書事不利。加死:主官司驚憂,先憂後喜。加驚:主百事不利。
以下は開門の「静応」で、すなわち門と門と相加するの主る事。開門加開門は、貴人に遇い宝物を得、財の喜あるを主る。休門に加われば、貴人を見、財の喜あるを主り、さらに店舗を開張し、売買を為せば大いに利ありに適す。生門に加われば、貴人を見、謀る所・望む所は様々に願の如くなるを主る。傷門に加われば、変動あるを主り、更改と遷移の類の事は皆不吉。杜門に加われば、物を遺失するを主り、印を刻み書契する類の事は小凶。景門に加われば、貴人を見るを主るが、文書の事に因りて不利。死門に加われば、官司・驚憂あるを主り、先に憂愁し後に歓喜す。驚門に加われば、百事皆不利を主る。
加甲戊:財名俱得。加乙:小財可求。加丙:貴人印綬。加丁:遠信必至。加己:事緒不定。加庚:道路詞訟,謀為兩歧。加辛:陰人道路。加壬:遠行有失。加癸:陰人失財,小凶。
開門加甲戊は、財と名と皆得。乙奇に加われば、小財を求め得べし。丙奇に加われば、貴人の提携・印信・官職を得るを主る。丁奇に加われば、遠方の音信必ず至る。己に加われば、事の頭緒定まらず。庚に加われば、路上で官司に惹かれるを主り、謀る事は两岔に分かれる。辛に加われば、婦人の事のために道路を奔走するを主る。壬に加われば、遠行して損失あるを主る。癸に加われば、婦人が銭財を丢失するを主る。小凶。
動應。開門加開:六里、十六里見貴人及鬪打者為應。加休:一里、十一里逢四足畜物相鬪,婦人著皂衣及文人言功名事。加生:八里、十八里逢陰人並四足物或陽人言爭產財帛事。加傷:三里、十三里逢婦人車馬隨人弄火。加杜:四里、十四里逢陽人急唱或僧道為應。加景:九里、十九里逢貴人騎馬或抱文書為應。加死:二里、十二里逢老人啼哭或開土埋葬為應。加驚:七里、十七里逢兄妹同行為應。
以下は開門の「動応」で、すなわち出行の途中に多少の里の処で遇見する徴兆。開門加開門は、六里・十六里行きて貴人および打架の人を看見す。休門に加われば、一里・十一里の処に四足の牲畜が相鬥い、黒衣を著た婦人、および読書人が功名の事を談論するに遇う。生門に加われば、八里・十八里の処に婦人と四足動物に遇い、あるいは男子が産業・財帛を争奪するを談論するあり。傷門に加われば、三里・十三里の処に婦人が車に乘り馬に騎り、随行の人が火を玩ぶに遇う。杜門に加われば、四里・十四里の処に男子の急促に唱歌するに遇い、あるいは僧道に遇う。景門に加われば、九里・十九里の処に貴人が馬に騎りあるいは文書を抱くに遇う。死門に加われば、二里・十二里の処に老人が啼哭し、あるいは人の土を破り埋葬するに遇う。驚門に加われば、七里・十七里の処に兄妹の同行するに遇う。
占身命:金水命者吉利,土命平穩,火木二命主官司、疾病、破財不利。又歌云:“見官得理,作事欣然,覓人得見,大利上官,求財必遂,病人易安,出行合伴,行人將還,貿易開張,移徙欣然,謁貴利濟,造作獲安,百事悉吉,無不洞然”。
開門を用いて身命を占問すれば、金命・水命の人は吉利で、土命の人は平穏で、火命と木命のこの二種の人は官司・疾病・破財を主り、不利。別に歌訣に曰く、官に見え官司を打てば理を占め得、事を辦すれば順心・歓暢し、人を尋ねれば必ず見着し、最も赴任・做官に利あり、財を求めれば必ず願の如くなり、病人は痊愈し易し。出行すれば伴の同行あり、外にある人はまさに帰来せんとす。開張して売買を為し遷居するも皆歓喜。貴人に謁見すれば利ありて済あり、営造・興修は平安を得。要するに百事皆吉で、通達明白せざる一様なし。
休門尅応
休門最好聚資財,牛馬豬羊自送來,外日婚姻南方應,遷官進職作京臺,定進羽音人產業,居家安慶水無災。問曰:休門屬水,無物不殺,霜雪之寒,純陰之氣,元武之精,三光不照,鬼邪所居之宮,何以言吉?
「休門」は最もよく資財を聚集し、牛馬・猪羊は自ら門に送り上る。日後の婚姻は南方に応じ、官職・陞遷は京城の台省の官まで至ることができる。必ず五音の羽に属する人家の産業を進得し、居家は安寧・喜慶で、また水災もなし。或る人問う、休門は水に属し、水の寒さは極まる処までして物と為して殺傷せざるなし。あれは霜雪の厳寒・純陰の気・玄武の精で、日・月・星の三光も照らすに至らず、鬼邪の居する宮位なのに、何故反ってこれを吉と言うか。
衢仙答曰:“休門之水,故為至陰之地,實係寶瓶宮,萬物以水為生氣,而發揚於外,以水為死氣,收斂歸根而藏精於內。子者乃一陽復始之初,草木值此而萌動,返本還源之門,所以吉也。休門與丁奇合,下臨太陰為人遁,得星精所蔽,百事皆吉。旺於震宮,相於坎宮,生於干、兌宮,皆吉;坤、艮、中宮,被土尅制,巽宮入墓,離宮返吟,不利。宜謁貴、取和合,百事皆吉。出行五十里見蛇、鼠、水中黑色之物為應”。
衢仙答えて曰く、休門の水は固より至陰の地なり、実は正しく天上の宝瓶宮に対応す。万物は水をもって生気と為せば、便ち外に生発・張揚し、水をもって死気と為せば、便ち収斂して根に帰り精気を内裏に蔵す。子位は一陽来復の開端で、草木はこの時に至り萌動を始め、これは本に返り源に還る門なり。故に吉と為す。休門は丁奇と相合し、下にまた太陰に臨めば、すなわち「人遁」と成り、星の精華を借りて形跡を遮蔽し得、百事皆吉。休門は震宮に旺し、坎宮に相し、乾宮・兌宮に落つれば金が水を生ずを得て皆吉。坤宮・艮宮・中五宮に落つれば土に剋制せられ、巽宮に落つるは入墓、離宮に落つるは返吟で、皆不利。それは貴人に謁見し、説合・和事するに宜しく、百事皆吉。休門の方より五十里出行すれば、蛇・鼠あるいは水中の黒色の物を見るをもって外応と為す。
靜應。休門加休:求財、進人口、謁貴吉。朝見、上官修,大利。加生:主得陰人財物並干貴,謀望遲應吉。加傷:主上官喜慶,求財不得,有親故分產變動事,不吉。加杜:主破財,失物難尋。加景:主求望、文書印信事不至,反招口舌,小凶。加死:主求文書印信、官司事,或僧道遠行事,不吉。占病,凶。加驚:主損財招益,並疾病驚恐事,破財不利。加開:主開張店肆及見貴、求財、喜慶事,大吉。
以下は休門の「静応」。休門加休門は、財を求め人口を添進し、貴人に謁見するも皆吉。朝に入り進見し、赴任・上官すれば大いに利あり。生門に加われば、婦人の財物を得併せて貴人を結交するを主り、謀望の事は応験遅しと雖も、終に吉。傷門に加われば、上任して喜慶あるを主るが、ただし財を求めて得られず、また親友の産を分け、変動の事あり、不吉。杜門に加われば、破財を主り、丢した物は找回し難し。景門に加われば、求むる所の事と文書・印信は皆手に到らず、反って口舌を招来す。小凶。死門に加われば、文書・印信を求取し官司の事を辦し、あるいは僧道の遠行の事は皆不吉。疾病を占えば、凶。驚門に加われば、財を損しながらもまた好处を得着し、同時に疾病・驚恐の事あり、破財・不利。開門に加われば、店舗を開張しおよび貴人を見、財を求め、喜慶の事を辦するを主る。大吉。
加甲戊:財物和合。加乙:謀重不得,求輕得。加丙:文書、和合、喜慶。加丁:百訟休息。加己:闇昧不寍,後吉。加庚:文書詞訟,後和解。加辛:疾病遟愈,失物不得。加壬:陰人詞訟牽連。加癸:陰人詞訟牽連。
休門加甲戊は、財物の和順・聚合を主る。乙奇に加われば、重大な事を図謀して得られず、軽小な事を求取すれば得。丙奇に加われば、文書順遂・和合して事成り、喜慶あるを主る。丁奇に加われば、各種の訴訟皆止息す。己に加われば、一時暗昧・不安を主るが、後に転じて吉。庚に加われば、文書の官司あるを主るが、最後に和解し得。辛に加われば、疾病の痊愈遅緩を主り、丢失の物は找ること得られず。壬に加われば、婦人の官司に牽連せられるを主る。癸に加われば、同じく婦人の官司に牽連せられるを主る。
動應。休門加休:一里、十一里逢青衣夫婦歌唱為應。加生:八里、十八里逢婦人下黑土黃,或皂衣公吏人。加傷:三里、十三里逢匠人拿木棍,或皂衣公吏人。加杜:四里、十四里逢青衣婦人引孩童行唱。加景:九里、十九里逢皂衣公吏人騎騾馬。加死:二里、十二里逢孝服人哭泣,更有綠衣人相伴。加驚:七里、十七里逢皂衣人打足,婦人引孩童。加開:六里、十六里逢人打架、嘆氣,畜物鬪敵。占身命:木命者大利,金命者脫耗,土命者災疾,火命者大凶。丙、丁、戊、己、巳、午、辰、戌、丑、未年月日時者,不利。
以下は休門の「動応」。休門加休門は、一里・十一里の処に青衣を著た夫婦が唱歌するに遇う。生門に加われば、八里・十八里の処に婦人が黒土・黄土を挖るに遇い、あるいは黒衣を著た官府の差役に遇う。傷門に加われば、三里・十三里の処に工匠が木棍を拿するに遇い、あるいは黒衣を著た差役に遇う。杜門に加われば、四里・十四里の処に青衣を著た婦人が孩童を領きて辺を走り辺に唱するに遇う。景門に加われば、九里・十九里の処に黒衣を著た差役が騾馬に騎るに遇う。死門に加われば、二里・十二里の処に孝服を著た人が哭泣し、傍らにまた緑衣を著た人の相伴するあり。驚門に加われば、七里・十七里の処に黒衣を著た人が足を跺み、および婦人が孩童を領くに遇う。開門に加われば、六里・十六里の処に人の打架し嘆息し、牲畜が相互に争鬥するに遇う。休門を用いて身命を占えば、木命の人は大いに利あり、金命の人は銭財を耗散し、土命の人は災病あり、火命の人は大凶。丙・丁・戊・己および巳・午・辰・戌・丑・未の年月日時に生まれた人は、不利。
生門尅応
生門臨著吉星辰,人財資旺各稱情,子丑年中三七月,牛羊鞍馬進門庭,蠶榖綿絲皆豐足,朱紫兒郎在帝京,南方商信田土進,子孫祿位到公卿。問曰:生門艮土,少陽之方,何以為至言?
「生門」がもし吉星に臨めば、人丁と銭財と皆興旺し、様々に称心す。子年・丑年の三月・七月に牛羊・鞍馬が門庭に進入す。蚕糸・五谷・綿帛皆豊足す。子弟は朱袍・紫袍を著て京城に官を為す。南方に商人の音信あり、田地もまた門に入る。子孫の禄位は公卿に至るまで為し得。或る人問う、生門は艮宮の土に属し、少陽の方なり、何故それを最吉の門と説くか。
衢仙答曰:“艮者,寅位天開於子,地闢於丑,人建於寅,天氣至此,而三陽俱足,開泰從此,而萬物皆生,陽回氣轉,天地好生之情,而廣及萬物,仁道生焉,所以為至吉之門。生門與乙奇合,下臨九地為地遁,得日精所蔽吉。與丙奇合,得月精所蔽,為天遁。與丁奇合得星精所蔽,為人遁,百事大吉”。
衢仙答えて曰く、艮宮の在る所は正に寅位なり。天は子時に闢き、地は丑時に闢き、人は寅時に立つ。天気が寅位に到れば、三陽の気は已に斉足し、泰運は此に従りて打開し、万物皆此に由りて生発す。陽気回転し、天地の生命を愛惜する心意は万物に広被し、仁徳の道は此に由りて産生す。故に生門は至吉の門なり。生門が乙奇と相合し、下に九地に臨めば、すなわち「地遁」と成り、日の精華を借りて形跡を遮蔽し得。吉。丙奇と相合すれば、月の精華を借りて遮蔽し得、「天遁」と成る。丁奇と相合すれば、星の精華を借りて遮蔽し得、「人遁」と成り、百事大吉。
生門宜上官、修造、嫁娶、求財、牧養皆大吉。出六十里主見貴人車馬吉。臨干、兌二宮為旺,中宮為相,坎宮為迫,震宮被木尅制,入巽宮入墓皆不利,生於離宮吉。
生門は赴任・上官、興修・営造、嫁娶、求財、放牧・畜養に宜しく、皆大吉。生門の方より六十里出行すれば、貴人の車馬を見るを主る。吉。生門は乾・兌の両宮に臨めば旺気と為し、中五宮に落つれば相気と為す。坎宮に落つるは門迫、震宮に落つれば木に剋制せられ、巽宮に落つるは入墓で、これらの数か所は皆不利。離宮に落つれば火が来たりて土を生ずを得、則ち吉。
靜應。生門加生:主遠行、求財產吉。加傷:主親友變動道路不吉。加杜:主陰謀,陰人破財,不利。加景:主主陰人、小口不寍及文書事後吉。加死:主田宅官司主難救。加驚:主尊長財產詞訟及病纏遲愈吉。加開:主見貴人,求財大發。加休:主陰人處求望財利吉。
以下は生門の「静応」。生門加生門は、遠行・財産を求取する皆吉を主る。傷門に加われば、親友に変動あり、出門して路上不吉を主る。杜門に加われば、人の暗中に図謀するあり、婦人が破財するを主り、不利。景門に加われば、婦人と小孩の安寧ならざるを主り、および文書の事、最後に転じて吉。死門に加われば、田宅の官司は救解し難きを主る。驚門に加われば、長輩の財産が訴訟を引起し、および疾病に纏身して痊愈緩慢なるを主るが、終に吉。開門に加われば、貴人を見、財を求めて大いに発するを主る。休門に加われば、婦人の処に向かいて財利を求取するを主る。吉。
加甲戊:主嫁娶、求財、謁貴皆吉。加乙:主陰人生產遲,吉。加丙:主貴人、印綬、婚姻、書信、喜事。加丁:主詞訟、婚姻、財利、出行,大吉。加己:主得貴人維持,吉。加庚:主財產爭訟,破產失,不利。加辛:主官事、產婦疾病,後吉。加壬:主遺失財後得,賊盜易獲。加癸:主婚姻不成,餘事皆吉。
生門加甲戊は、嫁娶・求財・貴人に謁見する皆吉を主る。乙奇に加われば、婦人の生産遅緩を主るが、終に吉。丙奇に加われば、貴人の相助あり、印信・官職を得、また婚姻・書信の類の喜事あるを主る。丁奇に加われば、訴訟・婚姻・財利・出行は皆大吉を主る。己に加われば、貴人の扶持・維護を得るを主る。吉。庚に加われば、財産のために官司を打つを主り、破産・損失し、不利。辛に加われば、官府の事と産婦の疾病を主るが、後に転じて吉。壬に加われば、丢失の銭財は後に找回し、盗賊は抓获し易しを主る。癸に加われば、婚姻成らざるを主り、その余の事は皆吉。
動應。生門出者,八里、十八里見貴人車馬,或公吏、皂衣人。乙奇臨見兔,或二鼠相咬。丙奇臨見病人足,或二人爭財吵鬧。丁奇見漁獵人,此方大利,百事俱利。
以下は生門の「動応」。生門の方より出行する人は、八里・十八里行きて貴人の車馬を見、あるいは官府の差役と黒衣を著た人を見る。もし乙奇がこの門に臨めば、兎を見、あるいは両只の老鼠が相咬むを見るべし。丙奇がこの門に臨めば、脚に病ある人を見、あるいは両人が銭のために争吵するを見るべし。丁奇がこの門に臨めば、魚を打ち獣を猟する人を見るべし。この方位は大いに利あり、百事皆吉利なり。
生門加生:八里、十八里逢朱衣貴人。加傷:三里、十三里逢公吏人持棍,或培土、栽樹。加杜:四里、十四里逢人拿彩色物行唱,並長嘆息者。加景:九里、十九里逢貴人車馬,多人相隨。加死:二里、十二里逢孝服人哭泣。加驚:七里、十七里逢人趕畜及有人說詞訟事。加開:六里、十六里逢貴人車馬,並有蛇咬豬者。加休:一里、十一里逢皂衣及扛錢人。占身命:火土金命者,大利。水木命者,不利,多厄難。忌甲乙寅卯年月日時者,不利。若壬癸命主腫脹凶。
生門加生門は、八里・十八里の処に紅衣を著た貴人に遇う。傷門に加われば、三里・十三里の処に官府の差役が棍棒を拿するに遇い、あるいは人の土を培い樹を栽えるあり。杜門に加われば、四里・十四里の処に人の彩色の物品を拿して辺を走り辺に唱し、また人の長声して嘆息するありに遇う。景門に加われば、九里・十九里の処に貴人の車馬に遇い、随従甚だ多し。死門に加われば、二里・十二里の処に孝服を著た人の哭泣するに遇う。驚門に加われば、七里・十七里の処に人の牲畜を趕り、および人の官司を談論するに遇う。開門に加われば、六里・十六里の処に貴人の車馬に遇い、また蛇の猪を咬むあり。休門に加われば、一里・十一里の処に黒衣を著た人および銭を扛ぐ人に遇う。生門を用いて身命を占えば、火命・土命・金命の人は大いに利あり。水命・木命の人は不利で、多く厄難あり。甲・乙および寅・卯の年月日時に生まれた人は、忌諱して不利。もし壬癸の命ならば、腫脹の病を害するを主る。凶。
