八格賦
作盤ガイド: 八字作盤
天地既判,人物肇生,凡屬乾坤並立之身,均稟陰陽五行之秀,故經緯之學,以之而立法,禍福之機,由是而推。明其運行於天也,則有遲留伏逆生剋制化,其賦予於人也,則有富貴貧賤壽夭賢愚。
天地すでに分判して、人と万物とは始めて産生す。およそ乾坤の気を禀受して而して天地間に並立する形体は、皆陰陽五行の精華を承受せり。故に星命経緯の学は此に拠りて以て法度を立下し、禍福の枢機もも此より推求す。星辰の天上に於て運行するに就いて說けば、遅行・留守・伏蔵・逆行および相生・相剋・相制・相化の分別有り。それの人身に賦与するに就いて說けば、便ち富・貴・貧・賤・寿・夭・賢・愚の差異有らん。
八者雖殊,一皆有準天之高,星之遠,似若難明涇之濁,渭之清昭然易見,是故,開物成務之作,有待於聖人治曆明時之占,莫逃乎太史,信斯言也,能無從乎。銀河八萬,列宿三千三辰,六合於人五數。銀河星八萬,分野應列卿相諸官,星三千三辰,日月星也,天盤中有六合以取吉凶,六合者子丑合寅亥合之類。
此の八種は各異なると雖も、推断し起これば却って皆一定の準則有り。天のあの様に高く星のあの様に遠きは、似て以て究明し難きがごとし。ただし涇水の濁・渭水の清は、却是一望すれば便ち知る。故に器物を開創し事業を成就するの作為は、聖人に有待す。暦法を推治し時令を明辨するの占測も、も太史の手を逃れ出づ。此の話は確かに信ず可し。怎んぞ遵従せざらんや。銀河に八万の星有り、二十八宿は天に列し、三辰は上に在り、六合の数は人身の五行に応ず。銀河の星は八万にして、その分野は朝中列位の卿相百官に対応す。「三辰」とは日・月・星を指す。天盤の中に別に「六合」有りて以て吉凶を取断す。六合とはすなわち子と丑と合し寅と亥と合するの類なり。
貴格
七政入垣七政者,日月木火土金水,如日居午,月居未,木居寅亥,火居卯戌,土居子丑,金居辰酉,水居巳申,名曰入垣。三臺合格:紫微垣乃帝座鶉火午位,少微垣乃鶉尾巳位,天市垣乃大火卯位,此謂之三垣也。如太陽居午,得金水左右夾之,或水前金後,名曰引從輔弼拱夾是也。倘羅計截於卯酉,日在紫微,金水列於巳未,或同一宮並無別星混雜,此乃三公之象。
「七政入垣」。七政とはすなわち太陽・太陰と木・火・土・金・水の五星なり。例えば太陽は午に居り太陰は未に居り、木星は寅あるいは亥に居り、火星は卯あるいは戌に居り、土星は子あるいは丑に居り、金星は辰あるいは酉に居り、水星は巳あるいは申に居れば、すなわちこれを入垣と呼ぶ。「三台合格」。紫微垣は是れ帝座にして、鶉火の次の午位に在り。少微垣は鶉尾の次の巳位に在り。天市垣は大火の次の卯位に在り。これすなわちいわゆる三垣なり。例えば太陽が午に居り、金星水星の左右夾護を得るか、あるいは水星は前に在り金星は後に在れば、すなわちこれを「引従輔弼拱夾」と呼ぶ。倘若し羅睺計都が卯酉の両頭に攔截し、太陽が紫微帝座に居り、金水は巳・未に分列するか、あるいは同じく一宮に処りて而して別の星の来りて混雑する無ければ、此れ便ち是れ三公の象なり。
或日月虛拱帝座,金依月,水依日,或午宮安命,日東月西,各升殿垣,或金水夾月入斗府。或木星在午,水為歲星君象也,得金水巳未,或寅戌二方拱合,亦曰三奇,此木所主,惟春夏得用,秋冬不取。
あるいは太陽太陰が帝座を虚拱して、金星は太陰に依附し水星は太陽に依附す。あるいは命宮を午宮に安んじ、太陽は東に居り太陰は西に居り、各自本殿本垣に升入す。あるいは金星水星が太陰を夾みて而して斗宿の府に入る。又或者木星が午に在りて、木星は本是れ歳星にして君象有り、此の時金水分列して巳・未に在るを得るか、あるいは寅・戌の両方より拱合するか、も「三奇」と呼ぶ。不過木星の主る所の此の一格は、ただ春夏出生のみ以て取用する可く、秋冬はすなわち取らず。
官令同於歲駕;令者令星也,如甲乙寅卯生人,又值春令,同官祿主星駐於生年干支歲駕上是也,官星亦要得時,若木為官主更妙。日月夾於命垣:命宮得日月在兩傍夾之,又值玉堂祿勳之位為妙;午宮命得此尤妙。
「官令同于歳駕」。いわゆる令とは、すなわち是れ当令の星なり。例えば甲・乙年あるいは寅・卯年出生の人は、また正に春令に值し、当令の星と官禄宮の主星とが一同に本生年干支の歳駕の上に駐在すれば、便ち此の格なり。官星もも応に時を得るを要し、もし木星を以て官主と為せば更に妙なり。「日月夾于命垣」。命宮が太陽太陰の両傍に於て夾護を得、もしまた玉堂・禄勲の位に落つれば、最妙。命宮が午宮に在りて此の格を得れば、尤も妙なり。
命坐玉堂主登歲殿;玉堂即貴人也,唐符國印之地,亦喜坐命於此,歲殿即本年歲駕宮,順數至本年干為歲殿是也,主星居之極妙,又如主星屬辰年,生木躔角道,亦謂之主登殿,忌金羅同位,餘仿此論。
「命坐玉堂、主登歳殿」。玉堂はすなわち是れ貴人の位にして、唐符・国印の所在の地にして、命宮もまたここに坐するを喜ぶ。歳殿はすなわち是れ本年歳駕の宮にして、歳駕より順数して本年天干の落つる所に至れば便ち是れ歳殿なり。命主星の此に居るは極妙なり。又如命主星が辰年の人に属して而して木星が角宿の道の上に躔するも、も「主登殿」と呼ぶ。ただし金星羅睺の同じく此の位を占むるを忌諱す。其余は此に照らして類推せよ。
君臨帝座身處崇勳;太陽君象也,居午乃帝座也,身乃太陰,坐祿勳為美,如甲祿到寅,辛祿到酉之類,太陰居之為妙。命主得局而朝元;元即本年歲星支辰是也,各得其局,如亥卯未、三方四正拱之為妙,此亦罕值,乃少會見也,又如主是火,得居寅午戌為入局,躔四火度為朝元。
「君臨帝座、身処崇勲」。太陽は是れ君象にして、午宮に居れば便ち是れ帝座に坐上す。身宮は太陰を以て主と為し、禄勲の位に坐するを最美と為す。例えば甲干の禄の寅に到り辛干の禄の酉に到るの類は、太陰のあそこに落つれば便ち妙なり。「命主得局而朝元」。ここの「元」とはすなわち是れ本年歳星の所在する地支なり。諸星は各自局を成し、例えば亥卯未の三合・三方四正の一同に拱照するは、最妙。不過此の種の情形は極めて遇うこと少く、甚だ碰上し難し。又如命主が是れ火星にして、寅午戌に落つれば便ち入局と算し、四個の火に属する宿度の上に躔すれば便ち朝元と呼ぶ。
太陽引遠而從近;太陽,君象,要有引從,在前為引,在後為從,引宜遠,從宜近。不宜火土計孛羅同行。計羅截斷,觀其漏出何星;漏蟾光,宜值夜,不宜殘晦並無干翳,又化福祿貴印為上,如化刑囚暗耗減論。
「太陽引遠而従近」。太陽は是れ君象にして、必ず星の引導有り星の随従有るを須す。前に在るを引と呼び、後に在るを従と呼ぶ。引星は応に稍遠きを宜とし、従星は応に貼近するを宜とす。太陽は火星・土星・計都・月孛・羅睺と同行するを宜とせず。計都羅睺が周天を截断したる後、なお応に漏れ出ずるは是れ哪一顆の星かを看るべし。漏出するもし是れ太陰月光なれば、応に夜間に生まるるを宜とし、残月晦月を宜とせず、も干擾遮蔽を受くるを宜とせず。此の漏出の星もしまた化して福星・禄星・貴人・印星と為れば、上と為す。もし化して刑星・囚星・暗星・耗星と為れば、すなわち応に等を減じて以て論ずべし。
漏官星,值時令不空,陷官居上品;漏福星得時令,又化吉,享福最厚;漏命漏貴化福貴,乃堪財名;漏恩必得貤榮賞爵;漏殺有制無危;田財二星不可漏也,漏則主虛花。
漏出するもし是れ官星なれば、ただ当令にして而して空亡に落ちず陥弱せざれば、便ち官は上品に居る。漏出するもし是れ福星なれば、時令を得てまた化して吉曜と為れば、福を享くる最も厚し。漏出するもし是れ命主あるいは貴人にして而又化して福星貴神と為れば、便ち財名兼得す。漏出するもし是れ恩星なれば、必ず推恩封贈・爵位を賞賜せらるるを得ん。漏出するもし是れ凶殺なれば、ただ制伏有れば便ち危険無し。独り田宅・財帛の二星のみ以て漏れ出ずる可からず。一たび漏出すれば便ち家業虚浮実ならざるを主る。
官祿朝拱,無見他方惡曜。官福二主列居九五之宮,以拱命位為吉,對宮三方無惡曜,則吉;有,壞不取。諸星群聚於強宮;強宮者,即命田,妻官乃四強之宮,次則福德男女,財帛為次強,遷移謂之近強。
官禄の星の前に来りて朝拱し、而して別処にまた悪曜の摻雑無き。官禄・福徳の両宮の主が第九宮と第五宮とに排し、一同に命位を拱衛するを吉と為す。対宮と三合の方位に悪曜無きて始めて吉と為り、一たび悪曜有れば局はすなわち壊れて、取る可からず。衆星の強宮に群聚する。いわゆる強宮とは、すなわち是れ命宮・田宅・妻妾・官禄の此の四強の宮なり。其次は是れ福徳・男女・財帛にして、次強と算す。遷移宮は則ち近強と称す。
孤月獨明於黃道;黃道者以十干陰陽所取,甲丙戊庚壬屬陽,乙丁巳辛癸屬陰,且如陽命從本生年太歲宮,順數正月至本生月,住就於月上,逆數初一至本生日,住就於日上,順數子時至本生時,住即以時上,起納音之數,數之順行第幾位為黃道,逆行第幾位為黑道。
「孤月独明于黄道」。ここの黄道とは、是れ十天干の陰陽に拠りて以て取る。甲・丙・戊・庚・壬は陽に属し、乙・丁・己・辛・癸は陰に属す。例えば陽干の命は、本生年太歳の所在の宮より起こり、順数して正月より本生月に至るまでし、あの月位の上に停まる。再び初一より逆数して本生日に至るまでし、あの日位の上に停まる。再び子時より順数して本生時に至るまでし、すなわちあの時位の上に於て納音の数を起こす。順行して第幾位に数え到れば便ち是れ黄道、逆行して第幾位に数え到れば便ち是れ黒道なり。
若是陰干亦從本生年太歲宮逆數月,月下順數日,日上逆數時,時上起納音,逆為黃道,順為黑道,納音數者,水一、火二、木三、金四、土五是也。
もし是れ陰干の命なれば、同様に本生年太歳の宮より起こるも、ただ是れ逆数して月份を数え、月位の上に於て順数して日期を数え、日位の上に於て逆数して時辰を数え、再び時位の上に於て納音を起こす。逆行して数え到るは是れ黄道、順行して数え到るは是れ黒道なり。いわゆる納音の数とは、すなわち是れ水を一と為し火を二と為し木を三と為し金を四と為し土を五と為すなり。
天馬乘於生旺,母星占於高強。申子辰火為天馬,巳酉丑計是天馬,寅午戌水為天馬,亥卯未木為天馬是也。母星即恩也,高強即強宮也。官福互垣貴,明健以為上。官福二主交互為貴,官星入福,福星入官,又化貴印,祿福得時得令,不值空陷為上。
天馬は生旺の地に乗り、母星は高強の宮を占拠す。申子辰年は火星を以て天馬と為し、巳酉丑年は計都を以て天馬と為し、寅午戌年は水星を以て天馬と為し、亥卯未年は木星を以て天馬と為す。母星とはすなわち是れ恩星にして、高強とはすなわち前面に說く所の強宮なり。官禄福徳の両宮が本垣を互換するを貴と為し、而して明亮健旺を以て上と為す。官福の二主が交互に位を換えれば便ち貴と為る。すなわち官星が福徳宮に進入し福星が官禄宮に進入す。もし再び化して貴人・印星と為り、禄星福星がまた時を得令を得て而して空陷に落ちざれば、便ち是れ上格なり。
金水輔日,在停均而為佳。金水輔太陽,須要分明不亂,不破為佳,停均一作停午,乃正晝也。殿駕貴勳,互相管攝。歲殿、歲駕、貴人、祿勳,已上四星宜相倚賴。刑囚難殺,俱各潛藏。刑囚,乃十干所化曜也,難者八宮主也,殺者劫的刃並諸煞是也。
金星水星が太陽に輔従するは、位置の匀停するを以て佳と為す。金水が太陽を輔助するは、須く各々その位に就き分明乱れず冲破を受けざるて始めてよし。「停均」は一本「停午」と作り、正に白昼の時に当たるを指す。歳殿・歳駕・貴人・禄勲は応に互相統攝するを要す。此の四星は応に彼此倚頼照応するを宜とす。刑星・囚星・值難の星と凶殺とは、皆各自潜伏隠蔵して始めてよし。刑囚は是れ十天干の化出する所の星曜にして、「難」は第八宮の主を指し、「殺」は劫殺・的殺・陽刃および各種の凶煞を指す。
官曜顯而福星明,官高祿厚。官星即官祿主也,福星即福德主也。科甲強而爵星弱,名重爵輕。科甲即命對宮主是也,爵星即地元爵星也,子土丑水之類是也。
官星が顕達にして福星の明亮なるは、官位高く俸禄厚し。官星とはすなわち是れ官禄宮の主にして、福星とはすなわち是れ福徳宮の主なり。科甲の星強くして爵星弱きは、声名重くして爵位軽し。科甲の星とはすなわち是れ命宮対宮の主にして、爵星とはすなわち是れ地元の所属の爵星にして、例えば子宮は土に属し丑宮は水に属するの類なり。
相天子、理陰陽,必星聚兩班而朝命。居冢宰理陰陽,必須恩陽吉星兩傍拱夾、命宮,或日月列居九五之次,乃輔相之命也。臨兆民,行政令,乃宿分一道以輔君。治萬民、總庶政,必宜吉恩輔佐太陽,餘難,必列有制之垣。
能く天子を輔佐し陰陽を燮理するは、必定衆星が分列して両班を為りて来りて命宮を朝拱せん。身は冢宰に居りて而して陰陽を燮理する人は、必ず恩星・陽星等の吉曜の命宮の両傍に於て拱夾する有るか、あるいは太陽太陰の分列して第九宮と第五宮とに在るを須す。これ始めて是れ輔相の命なり。能く万民に親臨し政令を施行するは、是れ衆宿の分かれて一路を作りて来りて君星を輔佐するなり。万民を治理し庶政を総攬する人は、必ず吉星恩星の太陽を輔佐する有るを須す。其余の值難の星も、も必ず制伏有るの宮垣の裏に落つるを須す。
主居六弱、用入四強。第六宮為奴僕,李虛中云:命主入奴僕,議論有殊貴,為君從賤作人奴。命田官妻為四強宮,得用星吉,曜宜駐此位。身命喜居五九恩,官畏入虛鄉。男女遷移,號為五九之位,亦係三方也,身命主宜列於此。甲子生人,無戌亥恩星官星,怕臨此位也。更觀天馬之運行,以定品流之高下。宜看天馬地驛流年進入何宮,會官祿命宮,會限歲可知升遷品第,以定高低格局也。
命主が第六宮の此の弱地に落ち、用神は却って四強の宮に入る。第六宮は是れ奴僕宮なり。李虚中が說く、命主が奴僕宮に落ち進めば、評断し起これば別に一番の說法有りて、本は応に君と為るべき人が却って卑賤に随従して人に奴を做すと。命宮・田宅・官禄・妻妾は是れ四強の宮にして、およそ用を得るの吉曜は皆応に此らの位置に駐るを宜とす。身命は第五・第九宮に落ちて恩星を得るを喜び、官星は却って空虚の郷に落ち進むを怕る。男女宮と遷移宮とは五九の位と称し、も三合の方位に属し、身主命主は応に此に列るを宜とす。甲子年生の人に至りては、もし戌・亥の両宮に恩星官星無ければ、すなわち身命のあそこに臨み到るを怕る。なお応に天馬の運行を観察して、以て人品流別の高下を定むべし。応に天馬・地駅の流年の裏にどの一宮に進入するか、官禄宮・命宮に會合するや否やを看て、再び行限と流年とを合看すれば、すなわち升遷の品第を知る可く、従って以て格局の高低を定出す。
富格
母依日月,身坐田財。母者恩星也,與日月並行,故曰傍母安身,主得親友恩助,或得祖基或有橫財。太陰繫身坐田財宮,有吉星助主富。田財互垣,守垣更逢生而司令。田星入財,財星入田,名曰互垣,或各立本宮入垣,更得長生乘於時令尤妙。
母星が日月に依附し、身宮は田宅財帛に坐す。いわゆる母とは、すなわち是れ恩星にして、それは日月と並行す。故に「傍母安身」と呼び、親友の恩恵幇扶を得るか、あるいは祖上の基業を承受するか、あるいは意外の財有るを主る。太陰は身宮に属し、田宅・財帛の宮に坐し、また吉星の相助有れば、便ち富を主る。田宅財帛が本垣を互換し、各々その垣を守りて而又生扶に逢い時令に当たる。田宅の星が財帛宮に進入し財帛の星が田宅宮に進入するを、互垣と呼ぶ。あるいは両星が各々本宮に立ちて入垣すれば、もし再び長生の気を得てまた時令に乗ずれば、更に妙なり。
日月朝命夾命,又入局而得經。日月在九五曰,朝命在左右,曰夾命,如入局得經,太陽躔星,太陰寧張更妙。田財最喜臨身命,身命又喜傍父母。田財二星喜臨身主命主。恩星同太陰,曰傍母,安身得人維持,恩同命主,曰母來顧,子有恩養之德也。
太陽太陰が命を朝し命を夾み、また入局して而して常経に合す。日月が分列して第九宮と第五宮とに在るを「朝命」と呼び、分かれて命宮の左右に居るを「夾命」と呼ぶ。もし入局して而又常経に合し、太陽は星宿に躔し太陰は張宿に安んずれば、更に妙なり。田宅財帛の星は最も身命に臨むを喜び、身命もまた最も父母の星に傍うを喜ぶ。田財の二星は身主命主の上に臨み到るを喜ぶ。恩星と太陰とが同処するを「傍母」と呼び、身を安んじ命を立てて而して人の扶持を得る。恩星と命主とが同処するを「母来顧」と呼び、兒子を做りて母親の恩養の福を享有す。
母星得拱,又臨照於命財。母星拱命,或臨命宮,或拱財宮,或財星同立入官宮皆吉。奴煞伏降,不侵凌於官福。餘奴星及馬前諸殺,皆伏降不相剋,官福星財喜臨於墓庫,田忌陷於空亡。財星臨於庫,如金庫丑,木庫未,火庫戌,水土庫,辰之類,要財宮直此,亦喜財星居庫,陽為空,陰為亡,如田財星居之不吉。財化令,令生財,必致豪盛。財星生令,令星生財必富。
母星が衆星の拱衛を得、また命宮と財帛宮とを照臨す。母星が命を拱し、あるいは直接命宮に臨み、あるいは財帛宮を拱照し、あるいは財星と一同に官禄宮に進入するも、皆吉なり。奴星凶煞は皆潜伏降服して、来りて官禄福徳を侵犯せず。四余奴星および駅馬の前の衆殺は皆伏して動かず相克害せず。財星は墓庫に臨むを喜び、田宅の星は則ち空亡に陥るを忌む。財星が庫に臨むは、例えば金庫は丑・木庫は未・火庫は戌・水土の庫は辰の類にして、応に財帛宮が正に此らの位置に当たるを要し、も財星本身の庫の上に坐するを喜ぶ。陽位を「空」と為し、陰位を「亡」と為す。田宅財帛の星もし空亡の上に落つれば便ち不吉なり。財星が化して令星と為り令星がまた財星を生ずれば、必ず家道豪盛に致らん。財星が令星を生じ令星が財星を生ずれば、一定に富有らん。
命入田,田入命,亦主豐腴。田星入命,命星人田必富,須無駁雜星為美。官福生田財,名虛利實。官星、福星生田財,二主富而少貴。田財生官福,利重名高。田財二星生官福,二主富貴雙全。暗耗厭見二四之宮,福祿喜居九五之位。暗耗怕見田財二宮,祖業少靠,福祿二星宜居九五兩宮,三方拱命為吉。更逢限氣之扶持,必見鎡基之充裕。若限度相生相扶有氣,必定田宅充實。
命主が田宅に入り田宅の主が命宮に入るも、も家道豊厚を主る。田宅の星が命に入り命主の星が田宅に入れば、必ず富む。ただし須く駁雑の星の混入無きて始めて美と為す。官禄福徳が往きて田宅財帛を生ずるは、是れ虚名にして実利なり。官星・福星が田財の二主を生ずれば、富みて而して貴少なきを主る。田宅財帛が往きて官禄福徳を生ずれば、則ち実利の外に名声もまた高し。田財の二星が官福の二主を生ずれば、富貴双全を主る。暗星耗星は最も第二宮と第四宮とに出現するを嫌い、福星禄星は則ち第九宮と第五宮とに居るを喜ぶ。暗耗は田宅・財帛の二宮を見るを怕れ、あの様なれば祖業拠る無し。福禄の二星は応に第九・第五の両宮に居るを宜とし、三合の位より命宮を拱照するを吉と為す。もし再び行限の気の来りて扶持するに逢えば、家業の根基は必定充裕せん。限度と命局とが相生相扶して而して気有れば、田宅は一定に充実せん。
貧格
身命受傷,田財失陷。太陰及坐命處,卻被空陷受刑,傷害也。田星財星俱陷空弱之地、被克之位。福祿背於身命,且居惡弱之宮。福德官祿二主俱背,身命入惡殺宮。暗耗聚于田財,更落空亡之地。暗耗聚在田宅財帛二宮,又值空亡。奴殺破庫而破祿,主星夾殺而夾奴。餘奴入官祿,又不宜入庫宮,有此必破。
身宮命宮が傷剋を受け、田宅財帛が位を失い陥落す。太陰および命宮の坐する所の処は、反って空亡・陥弱・刑剋に傷害せられ、田宅の星と財帛の星とがまた皆空亡衰弱の地あるいは剋せらるるの位に陥る。福星禄星が身命に背離して、しかも凶悪衰弱の宮に落つ。福徳・官禄の両宮の主は皆命宮に背離し、身命はまた悪殺の宮に落ち進む。暗星耗星が田宅財帛に聚まり、還って空亡の地に落ち到る。暗耗が田宅・財帛の二宮に聚まり、また正に空亡に值す。奴星凶殺が庫位を冲破して而して禄位を破壊し、命主星が凶殺に夾せられまた奴星に夾せらる。四余奴星が官禄宮に進入し、また庫宮に進入するを宜とせず。此の種の情形有れば必定破敗せん。
命主被殺克或殺奴夾拱。生值嚴冬,金水孛臨於身命。冬令生人,水冷金寒之屆,五行不得其時,又值金水孛月依輔,身命不足道也。坐逢弱限,火計彗戰于田財。若限入弱地,火孛不宜交戰于田財二宮,計孛不宜相鬥田財兩宮,官福二位亦然,蓋孛克火,計傷孛故也。
これ是れ命主の凶殺に剋せられるか、あるいは凶殺と奴星とに左右に夾拱せらるるを說く。厳冬に生まれ、金星水星月孛がまた身命に臨む。冬令出生は正に是れ水冷金寒の時節にして、五行はその時を得ず。再び金星・水星・月孛が太陰と一同に依傍輔従するに遇えば、身宮命宮はすなわち提するに足らず。衰弱の行限の上に坐して、火星計都がまた田宅財帛の宮に於て交戦す。もし行限が衰弱の地に進入せば、火星と月孛とは田宅財帛の二宮に於て交戦するを宜とせず、計都と月孛とも此の両宮に於て相闘するを宜とせず、官禄福徳の二位も同様に此の如し。これ是れ月孛が火星を剋し計都がまた月孛を傷つくるの縁故なり。
生忌洩於餘奴,身嫌坐於惡殺。氣孛羅計謂之餘奴,奴恩二星同行而洩其氣,故不我福,惟氣星主吉。太陰身主怕居的刃、劫亡之地,迭惡殺尤凶。母命虧,而官福俱陷。命主恩星官福二主,俱怕陷於空亡惡弱之地。限主弱,而難殺交侵。限主失所,更值難殺當途,假如午命五旬外入亥限,限主屬木,飛入辰宮亢度,秋生本弱,又見八殺之宮故凶。
我を生ずるの星は最も四余奴星に気を泄さるるを忌み、身主は最も悪殺の上に坐するを怕る。紫気・月孛・羅睺・計都を「余奴」と称し、奴星が恩星と同行すれば便ち恩星の気を泄掉し、能く我に福を造るを得せず。ただ紫気のみなお吉を主る。太陰と身主とは的殺・陽刃・劫殺・亡神の地に落つるを怕れ、もし再び悪殺を疊上せば更に凶なり。母星命主は俱に虧損し、官禄福徳はまた皆陥落す。命主・恩星および官禄福徳の両宮の主は、皆空亡と凶悪衰弱の地とに陥るを怕る。行限の主は衰弱して、而して值難の星と凶殺とが交相侵犯す。限主はその居る所を失い、また值難凶殺の道を挡むに碰上す。例えば午宮に命を立つる人は五十歳後に行きて亥宮の限に到り、限主は木に属し、辰宮亢宿の度に飛入し、秋天出生は本就衰弱して、また八殺の宮に遇上す。故に凶なり。
主入六宮,定是艱辛勞苦。命主入奴僕,必主奔波勞碌;凶星逼迫,則為營伴之人。命居隔界,終當遷轉流離。如胃三在戌,胃四過酉,乃是岐界之地,必出祖入贅之人,否則住居不定也。更會奴煞於福德之鄉,必須困老於窮途之下,奴煞二星會於福德,傷乏困老之人。
命主が第六宮に落ち進めば、一定に艱辛勞苦せん。命主が奴僕宮に入れば、必ず終身奔波を主る。もし再び凶星の逼迫有れば、すなわち営に随いて伺候する人と成る。命宮が両宮の交界処に坐すれば、終究遷徙流離せんと要す。例えば胃宿三度は戌宮に在り胃宿四度は已に過ぎて酉宮に入れば、これすなわち是れ分岐交界の地にして、此の人は必定祖を離れ贅に出づ、然らざればも居るに定所無し。もし再び奴星凶煞の福徳の郷に會する有れば、必定窮途に困老せん。奴星と煞星とが福徳宮に會すれば、此の人の貧乏にして老死困頓するを主る。
賤格
主居惡弱,身陷休囚。命主坐惡弱之宮,太陰化刑囚又臨蝕晦,居休囚死絕之地。吉星散亂以無情,凶曜戰爭而不靜。吉星入陷背而不合不拱,凶曜反入強宮相戰相剋。奴宿或侵於命位,煞星或戰於亨衢。餘奴入命梗,其諸吉星而無力,馬前諸煞戰於亨道而遏吉,宿用而無用,利而不利。
命主が凶悪衰弱の宮に落ち、身宮が休囚の地に陥る。命主が惡弱の宮に坐し、太陰がまた化して刑星囚星と為りて而して正に交蝕晦暗に逢い、休・囚・死・絶の位置に落つ。吉星は散乱して而して命に対して情無く、凶曜は交戦して而して躁動安寧ならず。吉星は陥落背離して、すでに命と相合せずも来りて拱照せず。凶曜は反って強宮に占進して、彼此争戦相克す。奴星は時に命位を侵犯し、煞星は時に通衢大道の上に於て厮殺す。四余奴星が命宮に進入して作梗し、衆吉星をして皆力を失わしむ。駅馬の前の衆煞が亨通の路の上に於て交戦して而して吉気を遏止し、於是応に用有るべき星が反って無用、応に利を得べき事が反って無利と為る。
主曜失躔,奴餘反居正位。如木星居亢,既失其位,氣星反得,寅亥居之其餘,羅卯戌,計子丑,孛巳申皆是。凶星當道,身命不近貴人。限行見凶煞當道,或克限主,又身命二星,不得近諸吉星與貴人。
主星が本躔を失い、四余奴星は反って正位を占住す。例えば木星が亢宿に落つれば、已に位を失い、而して紫気は反って地を得て寅・亥に居る。其余の羅睺の卯・戌を得、計都の子・丑を得、月孛の巳・申を得るがごときは、皆此の類に属す。凶星が道に当たり、身命は貴人に親近する能わず。行限の上に凶煞の道を挡むに遇い、あるいは凶煞が限主を剋傷し、而して身・命の二星がまた衆吉星と貴人とに靠り近づく能わず。
陰陽晦蝕以無光,金水退留而失次。日月遇蝕,闇昧失道而少精彩,金水二星,常隨太陽而行不過三宮,水宜先行,金宜後行乃吉,如金行先,水返於後,或退或留,失其次則亂。身命拱值難,殺曜當權。值難凶星拱照命身,及殺星秉令有勢,但宮中有惡制惡,而權最大。
太陽太陰が晦暗交蝕して而して光明を失い、金星水星が逆退停留して而して次序を乱す。日月が一たび交蝕に遇えば便ち昏昧して道を失い而して精神少なし。金・水の二星は常に太陽に随いて行き、太陽を離るること三宮を過ぎず。水星は応に前に行き金星は応に後に行きて始めて吉と為す。もし金星が搶先して水星が反って後に落つるか、あるいは逆退しあるいは停留して、次序一たび乱ればすなわち事を出さんと要す。身命が值難の星に拱照せられ、凶殺の曜がまた権に当たる。值難の凶星が身命を拱照し、加之うるに殺星が当令して而して勢有り。不過もし宮中に悪星の往きて悪星を制伏する有れば、あれは反って是れ権柄最大の格局なり。
日月夾刑囚閒神攘殿。太陽太陰被刑囚凶星夾之,午未二宮乃日月之殿,被木氣土計居之,躔日月之度亦是。無用忌奴而占貴守命。奴星、忌星、殺星,不宜占貴守命。得勢值難而破福傷官。值星、難星得令有勢,畏在官福二宮,或同官福,更安身命於驛馬之前後,必效驅策於士夫之左右,身命二主在馬前後居住,主卑微小輩,或驅策區畫從徵近貴末,後功成前必困苦之人也。
太陽太陰が刑囚の二星に夾住せられ、閑雑の神がまた日月の殿を搶占す。日月が刑星囚星に中間に夾まれ、午・未の二宮は本是れ日月の殿位なるも、却って木星・紫気・土星・計都に占去せられ、あるいは星の日月の本应居るべき所の度の上に躔する有るも、も一様なり。無用の忌星・奴星が却って貴位を占住し命宮を守住す。奴星・忌星・殺星は皆貴位を占拠しあるいは命を守るを宜とせず。值難の星が勢を得れば、便ち福徳を冲破し官禄を傷損す。值星・難星が令を得て而して勢有れば、最も官禄福徳の二宮に落つるか、あるいは官福の二主と同処するを怕る。もし再把び身命を駅馬の前後に安んずれば、此の人は必定奔走して士大夫の左右に効力せん。身主命主が駅馬の前後に住すれば、是れ卑微小輩を主り、あるいは駆使奔走し随軍征戦して而して勉强に権貴に攀附す。たとい末後功を成すとも、先前も必ず是れ困苦の人なり。
寿格
田星司,令壽元逢生。田星乘旺,納音得令二星逢生旺,主有壽也。身處高強,無殺星而犯殿。太陰泊處,高強諸殺不犯,官福與田財之垣。命居生旺,得歲令以入垣。命坐生旺地,本命得歲令入最吉。
田宅の星が令に当たり、寿元の星がまた生扶に逢う。田宅の星が旺に乗じ、納音の所属の星が令を得、此の両顆の星が皆生旺に逢えば、すなわち長寿を主る。身宮が高強の地に処り、凶殺の来りて殿位を冲犯する無し。太陰の停泊する所の処は高強有力にして、衆殺は来りて官禄・福徳および田宅・財帛の此らの宮垣を侵犯せず。命宮が生旺の地に居り、また当年の時令を得て而して本垣に入る。命宮が生旺の処に坐し、本命の星が再び歳令を得て而して入垣すれば、最吉なり。
日月夾命守田宅,是壽元而最妙。日月夾命宮令星居田宅,若令星又是本命納音星最吉,如甲子乙丑,金星壽元又得秋令。金水輔身臨命位,為母曜而尤佳。金水星輔太陰,或臨本命位,或金水為母星乃妙,貧而壽者辱,乃田財弱,而身命強。田星財星陷空,值弱宮四廢,時身命二主得令居強,雖貧有壽。
太陽太陰が命宮を夾住し、令星がまた田宅を守り、もしそれが正に是れ寿元の星なればすなわち最妙なり。日月が命宮を夾住して而して令星が田宅に居り、倘若し此の顆の令星がまた恰も是れ本命納音の星なれば、最吉なり。例えば甲子・乙丑年生人は納音は金に属し、金星を以て寿元と為し、もしまた秋天の時令を得れば便ち是なり。金星水星が身宮を輔助して而して命位に臨み、もしそれらが又是れ母星なれば則ち更佳なり。金水の二星が太陰に輔従し、あるいは本命の位に臨み、あるいは金水本身がすなわち是れ母星なるも、皆妙なり。貧窮にして長寿の人は屈辱を受くると雖も、あれは是れ田財衰弱して而して身命強旺するの致す所なり。田宅の星・財帛の星が空亡に陥落し、また衰弱の宮と四廃の時とに落ち、而して身・命の二主が却って令を得て強宮に居る。故に貧なりと雖も却って寿有り。
富而壽者榮,乃官福高,而母令健。官星、福星、母星、令星皆居高強健旺,則富而又壽也。大喜金水日月之滿用。盤中最喜太陽太陰金水二,星四者合照夾拱,兩相合用為吉也。最嫌火、羅、計、孛之當途。火、孛、計、羅四星當權,臨限值殺尤惡,逢空制小可,若田令身命以無虧,必富壽而康寧。
富有にして長寿の人は尊栄顕達す。あれは是れ官禄福徳の高顕・母星令星の健旺するの致す所なり。官星・福星・母星・令星が皆居高強健旺の地に居れば、便ちすでに富にして且つ寿なり。最も金・水と日月との四者の全盤に用を得るを喜ぶ。命盤の中に最も太陽・太陰と金星・水星との此の四者の合照・夾拱し、両々配合して而して用を得るを喜び、吉と為す。最も火・羅・計・孛の此の四曜の道に当たるを嫌う。火星・月孛・計都・羅睺が権に当たり、もし行限に臨んでまた凶殺に值せば、尤も凶悪なり。もし空亡に逢うかあるいは制伏有れば、害と為すは便ち些か軽し。倘若し田宅の星・令星と身命とが皆毫も虧損無ければ、必定富寿にして而して康寧せん。
田令身命四主俱坐高強,並無少失,則主富壽康。寧五福之全備也。倘宮度母財俱有益,當安享而遐齡。宮度母財四星,兩相倚賴有益,相生化吉,限途不遇殺難、則安享長年壽算也。
田宅の主・令星・身主・命主の此の四者が皆高強の地に坐し、毫も缺失無ければ、すなわち富有・長寿にして而して安康を主り、是れ《尚書・洪範》の說く所の五福斉備の命なり。倘若し宮主・度主と母星・財星とが彼此皆益有れば、便ち当に安んじて高寿を享くべし。宮主・度主・母星・財星の此の四星が互相倚頼して而して彼此益有り、相生して而して化して吉と為り、行限の一路上にまた凶殺值難に遇わざれば、能く安んじて長久の寿算を享くるを得ん。
夭格
主宿失垣,身星傍鬼。主星失垣躔克是也,如夏金躔室,秋木躔亢之類。或殺星同命主共躔克主,又太陰受傷,諸煞同位破局,刑囚攢命位,四正俱空。破局者,破碎陽刃、七殺、劫殺也,更化刑囚星守命,又值受克,用星受抑,四正空,而無吉星助也。
主星が本垣を失い、身宮の星がまた鬼宿に傍う。いわゆる失垣とは、すなわち是れ主星が本垣を離れて而してそれを剋する度の上に躔するを謂い、例えば夏天の金星の室宿に躔し秋天の木星の亢宿に躔するの類なり。あるいは凶殺と命主とが同じく一度に躔して而して命主を剋傷し、太陰がまた損傷を受け、衆煞が同じく一位に処りて而して格局を破り、刑星囚星が命位に攅聚し、四正の地がまた皆落ち空す。いわゆる破局とは、指すは破碎・陽刃・七殺・劫殺なり。此らが再び化して刑囚の星と為りて命宮を守住し、命主がまた正に剋伐を受け、取り用うる所の星もも圧制せられ、四正皆空しくして而して吉星の相助無し。
司時殺難克限宮,三方無救。秉令殺難星,克遇限宮,三方並無解救,更加流年殺惡,主夭折。母星令星俱陷,官宿福宿皆空。人則以母恩相益為本,何宜失陷,令星繫人之本源出處,亦不宜損之。官星福星既空,而無倚用,四者損廢自,然夭折。
当令の凶殺と值難の星とが行限の宮を剋傷し、三合の方位にまた救援無し。当令の殺星・難星が行限の所在の宮に剋し到り、三方は併せて解救の星無く、再加えるに流年凶殺の悪を作すに、すなわち短命夭折を主る。母星令星が皆陥落し、官星福星がまた皆落空す。人は母星恩星の互相增益するを以て根本と為す。怎んぞ能く失陷する可けんや。令星は人の本源出処に関係し、も損を受くべからず。官星福星はすでに落空して而して倚仗取用する所無く、此の四者は一斉に損廃し、自然夭折せんと要す。
天殺會合地殺交攻。天殺原所值八殺難星也,地殺即馬前劫殺陽刃的殺之類,及流年殺星入命,逼限即當殞歿、祿元破、壽元虧,齊到殺鄉,端可慮。祿元者,我生彼是也,申子辰生人,木是寅午戌,土是亥卯未,火是巳酉丑,水是。壽元者,即納音也,三元星,雖無虧,若限到殺鄉,必凶祿壽元星逢破,則主死無疑。
天殺と地殺とが會合して而して交相攻伐す。天殺は本は所值の八殺・值難の星を指し、地殺は是れ駅馬の前の劫殺・陽刃・的殺の類なり。再加えるに流年凶殺の命に入り行限に逼近せば、人はすなわち応に殞命せんと要す。禄元は破られ寿元は虧損し、一斉に殺郷に落ち到るは、実に慮る可し。いわゆる禄元とは、すなわち是れ我の生ずる所のあの一行なり。申子辰年生人は木を以て禄元と為し、寅午戌年生人は土を以て禄元と為し、亥卯未年生人は火を以て禄元と為し、巳酉丑年生人は水を以て禄元と為す。いわゆる寿元とは、すなわち是れ本命納音の星なり。三元の星はたとい虧損無くとも、もし行限が殺郷に走り到れば、も必定凶なり。何を況んや禄元・寿元の二星がまた冲破せられれば、すなわちあれは必ず死して疑い無し。
難星強,限星弱,才交關界便須防。殺難星強,行限星弱,克戰岐界限交,吉凶出泰入否之間,必宜防卒時之凶也。更看流年星殺之並沖,以斷某月何日之殞歿。已上要斷何時年月日,那季聚殺會凶決之。
值難の星強くして行限の星弱きは、剛ち関界に交入すればすなわち応に提防を得たり。凶殺と值難の星とが強盛にして、行限の星は衰弱し、両下は交界処に於て剋戦し、正に限運交替・泰より否に入るの当口に当たり、一定に猝然として至るの凶禍を防備するを要す。なお応に流年の星と凶殺との併臨と冲剋とを看て、以て某月某日に死するを断定す。以上は応に確切の年月日を推断するを要せば、すなわち看るは哪一季に衆殺聚會し凶気交集するかを、此に拠りて決断す。
賢格
金水坐命,木氣扶身。金水二星入命,或命坐金水,其星本垣也。木氣星同太陰,必賢達者,或老成功而能設策、處公道之人也。名甲朝陽,躬親臨於君駕。科名者,即甲乙木星也,科甲者,命官對宮主是也,得入午宮、或臨太陽、或臨歲駕,可為清賢之士,金水亦然也。
金星水星が命に坐し、木星紫気が身宮を扶助す。金水の二星が命に入るか、あるいは命宮が正に金水の本垣の上に坐す。木星・紫気がまた太陰と同処すれば、此の人は必定賢能顕達にして、あるいは是れ老成練達・籌謀を善くして而して身を持するに公道なる人なり。科名の星が太陽に朝向し、身は歳駕に親臨す。いわゆる「名甲」とは、指すは甲乙の所属の木星なり。いわゆる「科甲」とは、命宮対宮の主を指す。それ若し能く午宮に進入するか、あるいは太陽に臨み、あるいは歳駕に臨めば、此の人は清正賢良の士と為る可し。金星水星もも是れ同様の道理なり。
金水秉令,獨相助於月華。金水助月,或只一星隨太陰,倘得月華上弦,秋令尤妙。或身泊於斗牛之間,或命躔於奎壁之府。斗牛奎壁之府,文武大人之位,若太陰泊守,或命主星於此,皆賢哲之人也。
金水が令に当たり、単独月華を輔助す。金星水星が太陰を助扶し、あるいはただ其の中の一星のみ太陰に随従す。倘若し正に上弦月華初盛の時に当たり、また秋令に生まれれば、更に妙なり。あるいは身宮が斗・牛の間に停泊し、あるいは命宮が奎・壁の府に躔す。斗牛と奎壁の府とは、是れ文武大人の位置にして、もし太陰が此に停守するか、あるいは命主星がここに落つれば、皆是れ賢哲の人なり。
日居日廟,單聯兩傍之金水。如太陽坐星日馬、昴日雞、虛日鼠、房日兔,得兩傍金水夾之為吉。月入月垣,不見三方之土計。太陰居張月鹿、危月燕、心月狐,又畢月烏之舍不見三方土計為吉。更免閒神混雜端,為氣質清明。已上無星殺擾亂,必主聰明出眾,智慧超群,非賢人而何。
太陽が日に属する廟宿に居り、両傍は単単金星水星の二星に接連す。例えば太陽が星日馬・昴日鶏・虚日鼠・房日兎の此の幾宿に坐し、而して左右に金星水星の夾護を得れば、吉と為す。太陰が月に属する本垣に入り、三合の方位にまた土星計都を見ず。太陰が張月鹿・危月燕・心月狐および畢月烏の此の幾宿に居り、而して三方に土星計都を見ざれば、吉と為す。もし再び閑雑の神の来りて混擾するを免れれば、その人の気質は便ち清朗明澈ならん。以上の諸格もし凶星悪殺の攪乱無ければ、必定聡明出衆・智慧超群にして、賢人に非ざれば又是れ何ぞや。
