補遺格局
作盤ガイド: 八字作盤
例置能分輕重,所向又怕失躔。然,必詳諸星之同處,或分或合、或入垣升殿、或失經失次,得令失時分,其輕重有無剋制,兼而論之,身命得地,福祿難量。如身主居官,命主居福,或命安唐符,身居國印,此皆得地,為福祿之人。
例に依りて排布したる後はなお能く軽重を分出するを要し、而且は朝向する所の方位が最も躔度を失うを怕る。総じて必ず諸星の共に処る情形を詳察するを須す。是れ分か是れ合か、是れ入垣升殿か是れ失経失次か、是れ得令か是れ失時か、此より軽重を分出し、再看有無剋制して、合わせて一併に論断す。身宮命宮もし皆地を得れば、福禄は便ち限量すべからず。例えば身主の官禄宮に落ち命主の福徳宮に落つるか、あるいは命宮を唐符の位に安んじ身宮を国印の位に落つるか、此らは皆地を得たりと算し、是れ福有り禄有るの人なり。
左右有情,功名無比。如官魁夾命福祿、夾身,必主貴顯,又如日月拱夾得地,亦貴。要知火羅計孛,福禍難言,始發權則為雷電終,害己利,若鋒芒。或單守四維,獨居四正,必主藩方帥府,威震邊庭之貴。
左右の諸星が命に対して情有れば、功名は便ち倫比無し。例えば官星と魁星とが命宮を夾住し、福星と禄星とが身宮を夾住せば、必ず貴顕を主る。また例えば太陽太陰が拱夾して而して各自地を得れば、同様に貴を主る。なお応に火星・羅睺・計都・月孛の此の四曜を知るべし。是れ福か是れ禍かは甚だ一概に論じ難し。それらの威権を発するは来勢は雷電のごとく、到頭来却って常に自己の利益を反傷し、鋒芒は露き過ぎて終に自ら傷つく。もしそれらが単独に四維の一に守るか、あるいは独り四正の一を占むれば、反って藩鎮帥府・威は辺関に震うの貴顕を主る。
命宮田宅、夫妻、官祿謂之四強,火羅計孛守此數宮,或居廟樂,或為生恩,或化吉曜,方為合格。此類惟宜獨行,怕相混雜,順之乃吉,逆之為凶。若更獨立,則為至貴,如若混處,則為災害,如為刃的劫廉等星,化為刑囚暗耗,或羅孛交戰,計孛夾身,若此者必夭折遭刑憲而禍及身。
命宮・田宅・夫妻・官禄の此の四宮を「四強」と呼ぶ。火星・羅睺・計都・月孛が此の幾宮に守るは、必ずあるいは廟位・楽位に落ち、あるいは我を生ずる恩星を充当し、あるいは吉曜に転化するを須して、始めて合格と算す。此の一類の星はただ単独にして行くを宜とし、最も彼此混雑するを怕る。順行を吉と為し逆行を凶と為す。もし能く孤立独行せば、便ち是れ極貴にして、もし混じて一処を作れば、すなわち災害を成す。例えばそれらが陽刃・的殺・劫殺・飛廉等の星に化作し、また刑星・囚星・暗星・耗星に転成するか、あるいは羅睺と月孛とが交戦し計都と月孛とが身宮を夾住すれば、かかるの人は必定短命夭折し刑獄を遭受して禍は己身に及ばん。
日月體君后之象,升入於坎離之中。此論日月合格,日為君象,喜宰南離,月為後母,妙對陽尊,故喜升入於坎離、子午之位。朝子午,暮卯酉,看垣殿之正偏。正殿者如日居午,月居未,偏垣如日居虛、房、昴、星四度,月躔危、畢、張、心四度。
太陽太陰は君と后とに象を取り、最も応に坎離の中に升入するを宜とす。以下是れ日月の合格を論ず。太陽は君象にして、南方離宮を主宰するを喜ぶ。太陰は后妃にして是れ母道にして、妙は陽尊の位と相対するに在り。故に日月は皆坎離子午の位に升入するを喜ぶ。早晨は子午を看て傍晚は卯酉を看て、なお応に居する所の是れ正殿か是れ偏垣かを分辨すべし。正殿は例えば太陽の午に居り太陰の未に居り。偏垣は例えば太陽の虚・房・昴・星の此の四個の日に属する宿度に落ち、太陰の危・畢・張・心の此の四個の月に属する宿度に躔す。
分兩班朝帝闕,辨陰陽之向背。如日月守命、照命、拱命、夾命謂之向;若日月不拱、不照、不守、不夾謂之背。晝生日而金水輔從,夜誕月而火羅侍衛。晝生人以太陽為重,太陽昇於東南,與命同宮,又得金水引從於前後。
衆星は分かれて両班を作りて来りて帝闕を朝拜し、なお応に陰陽の二曜の是れ朝向か是れ背離かを辨明すべし。日月の命を守り命を照り命を拱し命を夾むを、「向」と呼ぶ。日月のすでに拱せず、また照らず、守らず、夾まざるを、「背」と呼ぶ。白昼出生のは太陽を以て主と為して而して金星水星の輔随有り、夜間出生のは太陰を以て主と為して而して火星羅睺の侍衛有り。白昼出生の人は太陽を以て重と為し、太陽は東南方に升り、命宮と同宮にして、また金星水星の前後に於て引導随従する有れば、最好なり。
夜生人以月為重,太陰升於西北,與命同宮,又得火羅輔衛於左右,此皆嚮明得之為貴,但火羅不宜並與月同宮。曰:侍衛者,環照三方四正之地為善也,必須看金水火羅掌文魁官貴為佳,掌刑囚刃殺為害。
夜間出生の人は太陰を以て重と為し、太陰は西北方に升り、命宮と同宮にして、また火星羅睺の左右に於て輔佐護衛する有り。此らは皆是れ光明に趨向して之を得て以て貴と為るの格局なり。不過火星羅睺は一斉に太陰と同一宮に挤るを宜とせず。いわゆる「侍衛」とは、指すはそれらが三方四正の地を環照するを以て始めてよしとなす。なお必ず金・水・火・羅の此の幾星の究竟何を執掌するかを看るを須す。文星・魁星・官星・貴人を掌るを佳と為し、刑星・囚星・陽刃・凶殺を掌るはすなわち害を成す。
合此格者鳳閣高遷,龍墀早入。如果合是局者,官居翰苑,秉一代之權衡,身近詞林掌百官之制誥。至若五曜連珠。此論五星合格,五曜即木、火、土、金、水是也。如子宮安命,而土星在丑,木星在寅,火星在卯,金星在辰,木星在巳,五星如貫珠然序次一邊,以各居垣,大貴之局,世不多見,大抵貴格須限步遇之乃吉。又如金、水、木、火、土順行,各宮次第相生,輔陽拱命者是。
此の一格に合上する人は、能く鳳閣に高升し早く龍墀に入らん。果して此の局に合するは、以て官は翰林院に居り一代の権衡を執掌し、身は詞林に近く而して百官の詔誥を典掌す可し。「五曜連珠」に至りては、以下是れ五星の合格を論ず。五曜とはすなわち木・火・土・金・水なり。例えば命宮を子宮に安んじ、而して土星は丑・木星は寅・火星は卯・金星は辰・木星は巳に在り、五星は串珠のごとく依次に一辺に排して、また各自本垣に安居す。これは是れ大贵の局にして、世上は併せて多く見ず。大抵此の類の貴格は、なお須く行限もまた此らの宫位の上に走り到りて始めて吉に応ず。また例えば金・水・木・火・土の順次に行き、各宮は依次に相生し、一斉に太陽を輔佐し命宮を拱衛するも、も是れ此の格なり。
二星合壁:二星即日月也,日月同宮,在壁度謂之合壁,壁乃文章之府也,主貴合度者,不多見,而月在日先者,亦為貴局。如日為命主,夜生本無光,或與月同,或見三合,月為命主,日生本無光,或與日同或見三合,是自爭權到底,無光與合之局,不同不可以,其日月同行,便取貴人要,須識得真載天履地。
「二星合壁」。二星とはすなわち日月にして、日月が同宮にして而して恰も壁宿の度に落つるを、合壁と呼ぶ。壁宿は文章の府にして、故に貴を主る。不過真に能く同度相合するは併せて多く見ず。もし太陰の行くが太陽の前に在れば、も貴局と算す。仮に太陽を以て命主と為して而して人は是れ夜生なれば、太陽は本来光無く、此の時あるいは太陰と同宮すか、あるいは三合の位に見るか。又如太陰を以て命主と為して而して人は是れ昼生なれば、太陰は本来光無く、此の時あるいは太陽と同宮すか、あるいは三合の位に見るか。これすなわち自相権を争うと成りて、到底はなお光無く、真の合璧の局と同じからず。混じて一談と為すべからず。故に能く一たび日月の同行を見ればすなわち貴人と断ずべからず。必ず其の真假を識るを須し、なお応に「戴天履地」の道理を懂得すべし。
安命在亥日,與木躔於室壁之宿,是為戴天,火在戌,金在酉,水在申,月亦在申,是為履地。蓋木、火、金、水各居垣殿,而日照天門,月照地戶,格局大貴,縱行限背馳,而不足為慮也。
命宮を亥宮に安んじ、太陽と木星とが同じく室・壁の二宿に躔するを、これを「戴天」と呼ぶ。火星は戌・金星は酉・水星は申・太陰もまた申に在るを、これを「履地」と呼ぶ。木・火・金・水が各自本垣本殿に安居し、而して太陽が亥宮天門を照耀し太陰が巳宮地戸を照耀するを以てなり。かかるの格局は大贵にして、たとい行限が一時背離して去るとも、も憂うるに足らず。
又如諸星在亥、子、丑、寅四位,計在亥,羅入巳,亦謂戴天履地、出干入巽之格。或命居亥為天門,身居巳為地戶亦是,蓋亥乃天門之上,人命稟賦於天,而命居之巳,乃地戶之位,人身必履於地,而身居之出干入坤。
又如衆星の亥・子・丑・寅の四位に分布し、計都是亥に在り羅睺は巳に入れば、も「戴天履地」「出乾入巽」の格と呼ぶ。あるいは命宮が亥に居りて而して天門と為り身宮が巳に居りて而して地戸と為るも、同様に数を算す。亥は天門の上に在りて、人の性命は天に禀受すを以て、故に命宮は之に居る。巳は地戸の位にして、人の形体は必定地に立つを以て、故に身宮は之に居る。これすなわちいわゆる「出乾入坤」なり。
寅、申、巳、亥乃陰陽交接之關,羅計喜居於此,在寅、申則為出干入坤,在巳、亥則為出坤入干。亥乃干位,申乃坤位,日與命在亥,乃出干也,月為身在申,乃入坤也。又如命同日居干亥宮,月在申,坤宮晝生,則為金烏朗照,夜生則為玉兔熒煌。按此二格,一主羅計言,一主日月言,姑並存之。
寅・申・巳・亥は是れ陰陽交接の関口にして、羅睺計都是ここに落つるを喜ぶ。寅申に在れば便ち是れ「出乾入坤」、巳亥に在れば便ち是れ「出坤入乾」。亥は乾位にして申は坤位なり。太陽と命宮とが皆亥に在れば、すなわち是れ乾に出づ。太陰が身主と作りて而して申に在れば、すなわち是れ坤に入る。又如命宮と太陽とが同じく乾位亥宮に居り、太陰は申宮坤位に在り、白昼出生はすなわちこれを「金烏朗照」と呼び、夜間出生はすなわちこれを「玉兔熒煌」と呼ぶ。上面の此の両格に拠れば、一個は是れ羅計に就いて言い一個は是れ日月に就いて言うにして、姑く一併に保存し下る。
文武兩班。羅計攔截,分出四餘,無相倒混各立兩傍是也,五星在東南,曰文四餘,在西北曰,武分列,兩班以朝帝闕。若日月同在午宮,日守星宿,月守張宿亦是,但要五星四餘,以相生相順者為合格,相剋相刑者而不取也。
「文武両班」。羅睺計都が周天を攔截し、四余を分列し開き、彼此顛倒混雜せずして而して各々両傍に立てば、すなわち此の格なり。五星は東南に排して、文班と称す。四余は西北に排して、武班と称す。両班は分立して以て帝闕を朝拜す。もし太陽太陰が同じく午宮に在り、太陽は星宿を守り而して太陰は張宿を守れば、同様に数を算す。ただ是れ五星と四余との彼此相生相順するを要求して始めて合格と算し、もし是れ相剋相刑のはすなわち取らず。
君臣慶會,日居午垣,月居未垣,是曰君臣慶會,而吾命其中,與君相共,立於帝闕之上,何等氣象。日乃君象,眾星為臣,輔佐同行,或胥於一宮一宿者最貴。如星聚東井,眾星列天,尤加奇偉矣。是皆棟樑之材,廟堂之器。此承上文以結之,社稷功勳扶玉柱,股肱名位拜金鑾。
「君臣慶會」。太陽が午宮本垣に居り、太陰が未宮本垣に居れば、すなわちこれを君臣慶會と呼ぶ。而して我が命宮は正に其の中に処り、君と同じく在りて、帝闕の上に站立す。是れ何等の気象ぞ。太陽は君象にして、衆星は臣子にして、一同に輔佐随行す。もし能く斉しく同一宮・同一宿の中に集まれば、最も尊貴なり。例えば漢初の五星の東井に聚まり衆星の天に羅列せしがごときは、すなわち更に奇偉なり。かかるの人は皆是れ棟梁の材・廟堂の器なり。此の一句は上文を承接して以て結と作す。社稷の功勲を立てて而して玉柱を扶持し、股肱の名位に居りて而して金鑾に拝す。
守一空一:十一曜排列於十一宮,各守其一,惟一宮無星辰,而命居之,獨守空其一,是為守一空一之格也。或一宮有星,一宮無星亦是。如命在午月,守未羅,守申氣,守酉火,守戌木,守亥土,守子孛,守丑計,守寅水,守卯金,守辰日,守巳乃眾星環遶,命位以為合格。
「守一空一」。十一曜は分かれて十一個の宮里に排し、各々一宮を守り、ただ一宮を剩して星辰無く而して命宮が恰好其の中に居り、独り此の一処の空位を守れば、すなわち是れ守一空一の格なり。あるいは一宮に星有り一宮に星無く、間隔して排列するも、も算す。例えば命宮は午に在り、太陰は未を守り、羅睺は申を守り、紫気は酉を守り、火星は戌を守り、木星は亥を守り、土星は子を守り、月孛は丑を守り、計都是寅を守り、水星は卯を守り、金星は辰を守り、太陽は巳を守り、衆星は環繞して命位を囲れば、便ち合格と算す。
居三隔三:如子丑寅三宮,有星卯辰巳三位無星,午未申三位有星,酉戌亥三位無星,乃為合此。如七政臨於子丑寅三宮,同命居之,羅計在子午,而氣孛臨於未申,謂之居三隔三,亦要星辰得地,相順相生為吉,若背命則非貴命矣。
「居三隔三」。例えば子・丑・寅の三宮に星有り、卯・辰・巳の三位に星無く、午・未・申の三位にまた星有り、酉・戌・亥の三位にまた星無ければ、すなわち此の格に合す。又如七政の子・丑・寅の三宮に臨んで而して命宮もまた其の中に在り、羅睺計都是分かれて子午に踞り、紫気月孛は未申に臨めば、も居三隔三と呼ぶ。同様に諸星の各自地を得て彼此相順相生するを要求して始めて吉と算す。もし諸星が皆命宮に背離せば、すなわちあれは貴命に非ず。
太乙抱蟾於酉未。酉未乃西南之方,孛樂之地,與月同躔合格。計都朝斗於丑牛。斗牛亦文章之府,計臨反吉,化賤為貴。水星伴月向未巳,為朝主背君。午宮是君位,凡人安命在巳,而得月水同居於是,自月而言,則為過其君,而遇其主也,故曰背君朝主,且月入巳為福德,入命水入未,為一星伴月,皆主榮貴。
「太乙抱蟾于酉未」。酉未は西南方に在り、是れ月孛の安楽の地にして、月孛と太陰とが同じく一度に躔すれば便ち合格と算す。「計都朝斗于丑牛」。斗・牛の二宿もも是れ文章の府にして、計都の此処に臨むは反って吉利にして、能く賤を化して貴と為す。「水星伴月向未巳、為朝主背君」。午宮は是れ君位にして、凡人が命宮を巳宮に安んじ、而して太陰と水星とが同じく其の中に居れば、太陰の一辺より看れば、それは已に君位を越過して来りて自己の主星に會す。故に「背君朝主」と呼ぶ。而且太陰は巳宮に入りて福徳と為し命宮に入り、水星は未宮に入れば、すなわち一星が月に伴うと成り、皆栄顕尊貴を主る。
計羅火孛聚丑亥,乃朝天拱斗。計、羅、火、孛四星雖為凶曜,聚在丑宮為拱斗,聚在亥宮為朝天,故曰:此宿本為凶神向尊,反為貴格,命安同宮,方為不背。
「計羅火孛聚丑亥、乃朝天拱斗」。計都・羅睺・火星・月孛の此の四顆の星は凶曜なるも、ただし丑宮に聚まれば便ち是れ拱斗、亥宮に聚まれば便ち是れ朝天なり。故に說く、此らの星宿は本は凶神に属するも、一旦尊位に朝向すれば、反って貴格と成る。不過必ず命宮を同一宮の裏に安んずるを須して、始めて背離せずと算す。
切見天地清寧。日月居於午未,而金水各奠其垣,以清於上,土星居於子丑,木火各奠其垣,以寧於下,更得氣、孛、羅、計、單行得所為美,而安命於午未者極貴。或乾為天門,又且木星居之巽為地戶,水星居之亦合此格。
再看「天地清寧」の一格。太陽太陰は午・未に居り、金星水星は各々本垣に安んじて而して上に於て清明なり。土星は子・丑に居り、木星火星は各々本垣に安んじて而して下に於て安寧なり。再び紫気・月孛・羅睺・計都の各自単行して而して各々その所を得るを得れば、最も美善なり。此の時命宮を午宮あるいは未宮に安んずるは、極貴なり。あるいは乾位亥宮を天門と為して而して木星之に居り、巽位巳宮を地戸と為して而して水星之に居るも、も此の格に合す。
日月麗正:又如日在午,月在未,或又日麗卯宮之房,月麗酉宮之畢,著明之象也,五星又各其好,而引之、從之、朝之、拱之乃大貴格。群星朝北:亥子乃天門,北闕之上,眾星環遶而歸向之,所謂天上星辰皆拱北。
「日月麗正」。又如太陽は午に在り太陰は未に在るか、あるいは太陽が卯宮の房宿に附麗し太陰が酉宮の畢宿に附麗するか、此らは皆是れ光明显著の象なり。五星はまた各々其の喜ぶ所を得て、あるいは前に於て引き、あるいは後に於て従い、あるいは来り朝し、あるいは来り拱せば、便ち是れ大贵の格なり。「群星朝北」。亥・子の二宮は是れ天門にして、北闕の上に在り、衆星は環繞して而してそれに帰向す。正にいわゆる天上の星辰は皆北方を拱衛するなり。
眾曜拱南:或眾曜趨拱南離巳午,少微、紫微二垣身命相關。行限相遇則為順而吉,反是則為逆而凶。順必異貌奇人,逆則窮途寒士。順序主人丰姿、秀麗,學業過人,逆則性質鹵莽,難免窮途之苦。面南坐北,南人必貴,北人必富。南方人得火,旺南離之位,立命於此,南人必貴,北人必富。
「衆曜拱南」。あるいは衆星が皆南方離位の巳・午の二宮に趨向拱衛し、而して少微・紫微の両垣がまた身宮命宮と相関すれば、行限が之と相順するに走り到れば、すなわち吉。之に反するを逆と為せば、すなわち凶。順なれば則ち必是れ儀表不凡の奇人にして、逆なれば則ち窮途寒士に淪落す。順行の人は姿容豊美秀麗にして学業人に過ぎたり。逆行の人は性情は粗魯莽撞にして、窮途の苦を免れず。「面南坐北」。南方人は貴を主り北方人は富を主る。南方人は火星を得て南離の位に旺し、また此に於て命を立てれば、南方人は必ず貴にして北方人は必ず富なり。
面北坐南,北人必貴,南人必富。水土二星,同躔於子,乃北方之旺星,又安命於此,北人必貴,南人必富,須以分野論之。斯乃風土厚薄之相宜,地勢使之必然也。復有天地開明。此論八卦合格。水居申,木居亥,又於此二宮安命,是有開明之義,而得羅計在子午,攔截為合格,若羅計在辰戌中攔為破格。
「面北坐南」。北方人は貴を主り南方人は富を主る。水星土星が同じく子宮に躔するは是れ北方の旺星にして、また命宮を此処に安んずれば、北方人は必ず貴にして南方人は必ず富なり。これは応に分野に拠りて以て論ずべし。これ是れ風土厚薄の各々宜しき所有りて、地勢の使に然らしめて、必定かくのごとし。此の外になお「天地開明」の一格有り。以下是れ八卦の合格を論ず。水星は申に居り木星は亥に居り、また此の両宮の一に於て命を安んずれば、便ち開明の義有らん。再び羅睺計都の分かれて子午に居りて攔截を作るを得て、始めて合格と算す。もし羅計が辰戌の間に落ちて来りて攔截せば、すなわちあれは破格なり。
山澤通氣:艮為山,木星居之,兌為澤,金星居之,二星得所,為通氣。水火既濟:火旺南離午位,水清寶瓶子宮,乃火炎上,而水潤下,無相剋之,患有既濟之功。風雷鼓舞:震乃卯位,為雷門,巽乃巳位,為風府,水火二星各守本宮,萬物得其鼓舞而化育生焉。
「山沢通気」。艮は是れ山にして、木星之に居るに由る。兌は是れ沢にして、金星之に居るに由る。両星は各々その所を得れば、便ち是れ山沢通気なり。「水火既済」。火星は南方離位の午宮に旺し、水星は宝瓶宮の子位に清し。火性は炎上にして水性は潤下にして、相剋の患無く、反って既済の功有り。「風雷鼓舞」。震卦は卯位に在りて是れ雷門にして、巽卦は巳位に在りて是れ風府にして、水星火星は各々本宮を守り、万物は其の鼓蕩振奮を受けて而して化育生長す。
此則名為虛拱,不可更漏別宮,須要日月分階,亦宜羅計攔截。四格安命不同上三句,命即安於本宮者是。獨風雷鼓舞命在辰宮,蓋取左右奮迅之意。總上八卦之格,皆與三方四正,無干名為虛拱,不可漏在他宮,怒地俱要日月關命,及得位為貴,宜羅計在外,攔截不可混入其中,為破局,餘仿此。如是乾坤否塞。此論八卦失格。亥宮金羅交制,申宮土計混淆,此乃天地混沌之象。
此の幾格は皆「虚拱」と呼び、星曜をして別宮に漏れ出づるを得せしむべからず、なお須く太陽太陰の各々階位を分かつを要し、も応に羅睺計都の外に在りて攔截する有るを宜とす。上述の四格の命を安んずる方法は各々相同じからず。前面の三句の說く所は、命宮はすなわち本宮に安んず。独り「風雷鼓舞」のみ応に命宮を辰宮に安んずるを要し、取るは是れ左右奮発迅疾の意なり。総じて說くに、以上の八卦の諸格は皆三合・四正と関わり無し。故に虚拱と呼ぶ。星は別宮に漏れ到るべからず、各処皆応に日月と命宮と相関して併せて位を得て始めて貴と為す。応に羅計の外に在りて攔截する有るを宜とし、格局の中に混入する可からず。混じり進めばすなわち破局と成る。其余は此に照らして類推せよ。反っ之すれば便ち是れ「乾坤否塞」なり。以下是れ八卦の失格を論ず。亥宮に金星羅睺の交相牽制する有り、申宮に土星計都の混雜淆乱する有り、これすなわち是れ天地混沌不通の象なり。
風雷相薄:水臨卯而傷火,火至巳而受制,此是相薄,主人傷殘。水火相射:水在午,火在子,交相沖戰,或水居火位,火居水位亦是也。山澤沉埋:金入寅而體絕,水至酉而受傷,乃沉埋之象。已上數格互垣不善,此人漂盪無依,難免破敗夭刑。若上數格,星辰互垣,不得其地,人命得之,焉能為福者也。
「風雷相薄」。水星が卯宮に臨んで而して火を傷し、火星が巳宮に到りて而して制を受くれば、これすなわち是れ相互逼迫にして、人に傷残有るを主る。「水火相射」。水星は午に在り火星は子に在り、交相に冲戦す。あるいは水星が火位を占め火星が水位を占むるも、も一様なり。「山沢沈埋」。金星が寅宮に入りて体気断絶し、水星が酉宮に到りて損傷を受くれば、すなわち是れ沈埋の象なり。以上の此の幾格は皆是れ両宮互換して而してその宜を得ず、此の人の漂泊無依を主り、破敗と刑傷夭折とを免れず。上面の此の幾格のごときは、星辰は互いに対方の垣に居ると雖も、併し皆その地を得ず。人命がそれらに攤上せば、怎んぞ能く福を得ること得んや。
貴無傷,富無耗,世代敷榮。以福祿二星取貴不受制而逢生,以田財二星取富不逢克而遇生,合此者,必主富貴雙全。身主弱,命主羸,始終偃蹇。身命主居強,及官貴生旺之地,生當享厚福也,若命臨殺位,及殺守身元,又在弱宮,決主困厄人也。
貴を求めて傷剋無く富を求めて耗損無きは、世代栄顕せん。福徳・官禄の二星を以て貴を取るに、応にそれらの剋制を受けずして生扶に逢うを要す。田宅・財帛の二星を以て富を取るに、応にそれらの剋伐に遭わずして生扶に遇うを要す。此の条に合上するは、必ず富貴双全を主る。之に反して身主衰弱・命主羸瘦なるは、一生終始困頓せん。身主命主もし強宮および官貴生旺の地に落つれば、一生自ずから当に厚福を享くべし。もし命宮が殺位に臨むか、あるいは凶殺が身宮元神を守住してまた弱宮に落つれば、すなわちあれは必定是れ個の困厄の人なり。
星逢格局,便論垣窠,更不拘其神殺。星辰既合格局,便當論入垣否,如入垣局,則他殺,不必論矣,富貴可知。曜專時令,須分體用,方可斷其榮枯。如春木、夏火、秋金、冬水既得其時,又當看行限何,如命宮好惡,參詳斷之。星健身強,富而貴,貴而壽。如星辰入垣,合格,兼身命又強,則安享富貴,福壽雙全。
星すでに格局を合成したれば、すなわち応にそれの入垣するや否やを論ずべく、必ずしも再び何の神煞かに拘泥するを要せず。星辰すでに格局に合すれば、便ち当にそれの是れ入垣するや否やを看るべし。もし已に入垣して局を成せば、別の凶殺は便ち再び論ずるを要せず。富貴は知る可し。星曜は専ら一時の令を主り、なお須く体と用とを分清して、始めて能くそれの栄枯を断定す。例えば春木・夏火・秋金・冬水はすでに各々その時を得、なお行限のどこに走り到るか命宮の是れ好か是れ惡かを看て、参合して詳審して再び断語を下すを要す。星曜が健旺にして身宮強盛なるは、すでに富にして且つ貴、すでに貴にして且つ寿なり。星辰が入垣合格し、加之うるに身宮命宮がまた強ければ、便ち能く安んじて富貴を享け福寿双全せん。
格高星困苗不秀,秀不實。如格局既高,奈星辰俱困,正經云:土居垣而洩氣,木入廟而退行,或木困婁金,火逼,金龍之類,主人多學少成,為困苦命。有官福而無用宮,乃藏其刃雄。如官福既主星,又入垣,殊不知,又有地雌天雄守之,主人惹是招非,反為無益於人。或刑囚,而不妨殺,不加於二主。如仇殺,二星化為刑囚,自相爭鬥,毋能犯於身命之主,故不忌。
格局は高きと雖も星辰困頓するは、すなわち禾苗の穂を抽くも開花せず開花するも結実せざるがごとし。格局は固然として高しと雖も、衆星の皆困境に陥るを如何せん。正経の上に說く、土星は本垣に居ると雖も元気外泄し、木星は廟に入ると雖も逆行倒退し、あるいは木星が婁宿の金気の中に困し、火星がまた来りて辰宮の金龍を逼迫するの類は、此の種の人は多学して少成にして、是れ困苦の命なり。官星福星有りて而して所在の宮無用なるは、あれは是れ裏面に陽刃と天雄とを蔵するを以てなり。官星福星すでに主星と作りまた本垣に入りしも、却って別に地雌・天雄のあそこに守る有るを知らず、此の人の是を惹き非を招きて、反って人に於て益無きを主る。時に刑星囚星は在ると雖も、併し凶殺を妨害する能わず。凶殺は併せて身命の二主の上に加わらざるを以てなり。例えば仇星と殺星の両顆が化して刑星囚星と成り、自己彼此争闘して、力は身命の主を侵犯する無し。故に忌諱するを要せず。
身命官福,最喜三元。身命官福更會三元,則當全美。左經右緯,須防斗柄。天經地緯二星最忌斗柄,指破反失格矣,若引從者,吉,則外貴乎空。身命左右夾輔,俱乃吉曜,則包輔於外者,宜空之為美。挈提者凶,則內喜乎善。身命前後、引從之星皆凶,則中間不要見惡殺,宜見吉星以救之。
身宮・命宮・官禄・福徳は、最も三元に會合するを喜ぶ。此の四処が再び天元・地元・人元に會せば、すなわち十全十美なり。左に天経有り右に地緯有るは、須く斗柄を提防すべし。天経地緯の二星は最も北斗斗柄の来りて指破するを忌む。一たび破ればすなわち格を失う。もし斗柄はただ前に引き後に従うのみなれば、あれは反って吉なり。此の時最外層は反って空虚を貴ぶ。身命の左右に夾輔するは皆吉曜なれば、然らば再び外に包む一層は、空しくして始めてよし。もし提携拱抱するは皆凶星なれば、すなわちあれは応に内層が是れ善星たるを要求す。身命の前後の引従の星は皆凶なれば、中間はすなわち再び悪殺を見るを要せず、応に吉星の来りて解救するを見るを宜とす。
夾者吉,而拱者凶,主多榮而少辱。身命宮左右有吉星夾輔,而三方又有凶星拱照,此當以近為重,故主終榮而始辱也。拱者吉,而夾者凶,合一成而一敗。身命宮三方有吉星拱照,而左右又有凶星夾輔,此當以遠為輕,故難免先成而後敗也。蓋一曜司權,滿用得拱為先。如木生春令司權,兼為命主官星、財星、福星,或化為經緯三元之星,滿用者,又得拱照尤妙。
夾むは是れ吉星にして而して拱するは是れ凶星なれば、栄多く辱少なきを主る。身命宮の左右に吉星の夂輔有りて、而して三合の方位にまた凶星の拱照有れば、これは応に貼近するを以て重と為し、故に先に些かの屈辱を受けて而して終に栄顕に帰するを主る。拱するは是れ吉星にして而して夾むは是れ凶星なれば、則ち一成一敗なり。身命宮の三合の方位に吉星の拱照有りて、而して左右に却って凶星の夾輔有れば、これは応に遠処のを軽く看て、故に先に成功して而して後に失敗するを免れず。大凡一顆の星が独り権柄を掌り全盤に用を得るは、応に再び拱照を得るを以て最先緊要と為す。例えば木星が春令に生まれて権に当たり、また兼ねて命主・官星・財星・福星と作り、あるいは転化して天経地緯と三元の星と為れば、これすなわち是れ「満用」にして、もし再び拱照を得れば更に妙なり。
諸星守照多端,合格為上。諸星照命,須要合格,多端者,為上貴論之雲。前後朱雀元武,而驛馬來臨左右,青龍白虎而經拱夾,四神往來環衛,命主三方七政,循行朝拱,官星一位。
衆星の命を守り命を照るの花様は甚だ多く、総じて合格を以て上と為す。諸星の命を照るは必ず合格を須して、およそ花様多くして処処合格するは、上等の貴命に拠りて論ず。命宮の前後に朱雀・玄武有りて、而して駅馬がまた来り臨む。左右に青龍・白虎有りて、而して天経地緯が前に来りて拱夾す。四神は往来環繞護衛し、命主の三合の方位にまた七政の循序朝拱有りて、再加えるに一位の官星の其の中に在りて。
如安命亥宮,火為南方,朱雀在前戌宮,水為北方,元武在後子宮,木為東方,青龍廟居斗度,金為西方白虎廟在酉宮,此四星,更會經緯、驛馬,或居身命官福之位。必主貴為天子,富有四海之尊。合前等格者,則貴不可言,富又何足言哉。
例えば命宮を亥宮に安んじ、火星は南方朱雀に属して而して前の戌宮に在り、水星は北方玄武に属して而して後の子宮に在り、木星は東方青龍に属して而して廟に入り斗宿の度に居り、金星は西方白虎に属して而して廟に入り酉宮に在り。此の四星もし再び天経地緯と駅馬とに會するか、あるいは身・命・官禄・福徳の位に落つれば。すなわちあれは必定貴は天子と為り富は四海の尊有らん。前面の此らの格に合上する人は、貴は言説する能わざるに到り、富はすなわち更に提するを要せず。
官魁夾命帶龍虎,則廊廟良材。如命安在卯,而木金化為官魁,在寅辰歸垣夾命,乃龍虎慶會風雲,必主圭璋美玉。祿馬拱身會三元,乃朝廷宰輔。如乙卯、乙未、乙亥生人,辰宮安命,天祿在卯,驛馬在巳,兩夾命垣,更會三元,當作皇家輔佐。
官星魁星が命宮を夾住して而又青龍白虎を帯ぶれば、便ち是れ廟堂の上の良材なり。例えば命宮を卯に安んじ、木星金星が化して官星魁星と作り、各自寅・辰の本垣に回帰して而して命宮を夾住せば、これすなわち是れ龍虎風雲際会にして、此の人は必ず圭璋美玉のごとからん。禄星駅馬が身宮を拱衛してまた三元に會すれば、便ち是れ朝廷の宰輔なり。例えば乙卯・乙未・乙亥年出生の人は、命宮を辰宮に安んじ、天禄は卯・駅馬は巳に在りて、両辺より命垣を夾住し、再び三元に會せば、当に皇家の輔佐大臣と為るべし。
文魁催官入于格局,名當一舉而成。諸星會聚於命,而合格者,取功名如拾草芥。的宮隔宿玩於遊行,身必三遷未定。的宮乃破碎也,隔宿如巳、午、未、申、亥、子、丑、寅,隔角之類更會遷移,或九宮主星入此,主人居無定位。
文星・魁星・催官の星が格局に落ち進めば、功名は一挙して成る。衆星が命宮に會聚して而又格に合するは、功名を取るは草の根を拾うがごとく容易なり。もし命が「的宮」あるいは隔宿の地に落ちて而して游走不定を好めば、此の身は必定屡遷して而して定所無し。的宮とはすなわち是れ破碎にして、隔宿とは指すは巳と午・未と申・亥と子・丑と寅の此の類の隔角相隣の位置なり。もし再び遷移宮に會するか、あるいは第九宮の主星が落ち進めば、すなわち此の人の居るに定所無きを主る。
日蝕朔月蝕朢喪,明孤哀。日生於初一,逢羅則蝕,月生於十五,逢計則蝕,必主難為父母,自身亦難免喪失之患。氣遇羅水、遇孛緇,黃娼妓。氣羅乃孤寡之宿,水孛為淫濫之星,得之者,男為釋教之流,女是娼妓之輩。
朔日の日蝕・望日の月蝕は、光明喪失して而して孤苦哀傷を主る。初一出生にして太陽が羅睺に逢えば便ち日蝕を成し、十五出生にして太陰が計都に逢えば便ち月蝕を成す。必ず父母は保ち難く自身もまた親を喪うの痛を免れざるを主る。紫気が羅睺に遇い水星が月孛に遇うは、男は僧道と為り女は娼と為る。紫気と羅睺とは是れ孤寡の宿にして、水星と月孛とは是れ淫濫の星なり。之を得る人は、男は釈門に入りて僧と為り、女は淪落して娼妓と為る。
火逼金龍角受生亢,為遭毒。火入辰宮,躔角木,火有生意;躔亢度,不利,則為受克。水渰玉犬,婁沒溺胃,不受傷。婁乃火殿,水入此度,有水泛,白羊之忌,胃屬土,能制伏其水無危。
火星が辰宮の金龍を逼迫するは、角宿に躔すれば則ち生を得、亢宿に躔すれば則ち毒に遭う。火星が辰宮に進入して、もし角木の度に躔すれば、火はなお生機有り。もし亢金の度に躔すれば、便ち不利にして、反って剋傷せらる。水星が戌宮の玉犬を淹没するは、婁宿に落つれば則ち溺れ、胃宿に落つれば則ち傷無し。婁宿は是れ火星の宮殿にして、水星が此の一度に進入すれば、水が白羊宮に泛濫するの忌諱有らん。胃宿は土に属し、能く水勢を制伏す。故に危無し。
小耗大耗值天地,耗忌守田財。此論諸殺總格。大小天地四耗,若臨二四之宮,難免傷財之禍。死符病符及年月符,怕臨身命。官符、病符、死符、月符臨身命,必主口舌官災,若非獄訟損己,亦主博戲亡家。此承上文而言。
小耗・大耗がまた天耗・地耗に碰上すれば、此らの耗神は最も田宅財帛を守住するを忌む。以下是れ諸凶殺の総格を論ず。大耗・小耗・天耗・地耗の此の四耗は、もし第二宮財帛と第四宮田宅とに臨めば、破財の禍を免れず。死符・病符および年符・月符は、最も身宮命宮に臨むを怕る。官符・病符・死符・月符が身命に壓臨すれば、必ず口舌官非を主る。もし訴訟牢獄に因りて己を損うに非ざれば、も賭博嬉遊に因りて家を敗するを主る。これ是れ上文を承接して說くなり。
勾絞會凶劫亡並殺。勾絞劫亡四星會命,值限更加凶星,必主遭刑憲罪責。輕則風流疾患,重則斬絞徒流。此承上文而言,輕主疾苦患難,重則斬徒。亡神、的殺、會咸池,則傷壽損祿。亡神的殺宮,忌咸池星入。
勾陳・絞煞が凶星に會合し、再び加えるに劫殺・亡神が一同に禍を為す。勾絞劫亡の此の四星が命宮に會し、行限の上に再添凶星有れば、必定刑法罪責を遭受せん。軽きは不過是れ風流の疾、重きはすなわち斬・絞・徒・流に判刑せんと要す。これ是れ上文を承けて說くに、軽ければ則ち病痛患難、重ければ則ち処斬服刑す。亡神・的殺がまた咸池と相会すれば、便ち寿元を折損し禄位を損傷す。亡神と的殺との所在の宮は、最も咸池桃花の星の闖入するを忌む。
飛廉劍鋒帶官符,而投詞破財。飛廉劍鋒宮,怕官符並踏,則主破財之事,相生相順者輕,相剋相刑者重。此承上文而言,以五行生剋而論凶吉。血刃血支,堤防金孛作災殃。血刃血支二星在命,多主血光之災,更會金孛愈甚。
飛廉・剣鋒が再び官符を帯上せば、すなわち官司を打ち財を破らんと要す。飛廉・剣鋒の所在の宮は最も官符の一同に踏み進むを怕る。すなわちあれは破財の事を主る。彼此相生相順するは害と為ること軽く、相剋相刑するは害と為ること重し。これ是れ上文を承けて說くに、五行生剋に拠りて以て凶吉を断ず。血刃・血支有れば、なお応に金星月孛の来りて災を興すを提防すべし。血刃・血支の二星が命に在れば、多く血光の災を主る。もし再び金星と月孛とに會せば、すなわち更に厲害なり。
天厄天刑,最怕火羅興惡孽。天厄天刑會,命主遭官破家,或加火羅併入,必主雷傷凶死。男值腸痔癰疽,女犯血崩氣漏,亦承上文而言,不死亦主多災。浮沉若逢土計,非溺水必犯誣醫。浮沉主水厄,更土計同迫,必主死於非命。
天厄・天刑有れば、最も火星羅睺の再来りて風を興し悪を作すを怕る。天厄・天刑が相会すれば、此の人の官司に遭いて家を破るを主る。もし再加火星羅睺の一同に闖入すれば、必ず雷に撃傷せられあるいは凶死を主る。男は腸痔癰疽を犯し會し、女は血崩帯下を犯し會せん。これもも是れ上文を承けて說くに、たとい死せずともも災病断えざるを主る。浮沈の星もし土星計都に遇上せば、溺水して亡ぶに非ざれば、も必ず庸医の誤を受けん。浮沈は水厄を主り、再加土星計都の一同に逼迫すれば、必定非命に死せん。
飛廉或遇金羅,非干戈則當暴死。飛廉主刀之災,更會金羅,則殺氣輝騰,必犯刀兵而亡。的殺聚於二刃,遇刑囚必主橫胎。此一段謂女人之命,二刃者,陽刃飛刃是也,更會的殺,又化刑囚,必墮胎難產。
飛廉もし金星羅睺に遇上せば、兵戈に死せずともも当に暴亡すべし。飛廉は刀刃の災を主り、再び金星羅睺に會すれば、殺気騰騰として、必定刀兵に死せん。的殺が両重の陽刃の上に聚まり、再び刑星囚星に遇えば、一定に横に堕胎に遭う。此の一段は說くは女命なり。いわゆる二刃とは、是れ陽刃と飛刃にして、再び會上する殺は、また化して刑星囚星と成り、必定堕胎難産せん。
劍鋒會於四凶,遇沖傷,必犯惡血。四凶者,火、羅、計、孛是也,又云,的劫刃廉會劍鋒,非災莫避,已上,皆主身命限而言。天狗華蓋,主絕嗣。天狗華蓋,守男女宮,多主無子,如子星坐天狗,華蓋宮,亦同此斷。
剣鋒と四凶とが相会し、一たび冲剋傷損に遇えば、必ず悪血の災を犯さん。いわゆる四凶とは、是れ火星・羅睺・計都・月孛なり。又說く、的殺・劫殺・陽刃・飛廉が剣鋒に會上すれば、災禍は躲避する由無し。以上皆是れ身宮・命宮と行限とに就いて言うなり。「天狗」と「華蓋」とは、子嗣断絶を主る。天狗・華蓋が男女宮に守れば、多く子無きを主る。もし子星が天狗あるいは華蓋の宮に坐せば、も此に照らして断ず。
孤辰寡宿,必刑妻。孤辰寡宿守身命及妻妾宮,主人孤克,或妻主坐。孤寡之鄉,亦同此推。德星坐於崇勳,魁刑權重。諸吉星會崇勳之地,主魁刑權重而爵祿豐隆也。爵祿居於歲駕,伏殺官高。歲駕宮會爵祿等吉星,而諸殺皆潛伏,主名揚姓顯。
孤辰・寡宿は、必定妻子を刑剋せん。孤辰寡宿が身宮・命宮あるいは妻妾宮に守れば、此の人の孤独刑剋を主る。あるいは妻宮の主が孤寡の郷に坐するも、も此に照らして推断す。徳星が崇勲の位に坐すれば、刑名を執掌して而して権柄重きを主る。衆吉星が崇勲の地に會すれば、此の人の魁然として刑を掌り権柄深重にして而して爵禄豊厚を主る。爵星禄星が歳駕の宮に居れば、凶殺潜伏して而して官位高し。歳駕の宮が爵星禄星等の吉星に會上し、衆殺は皆潜伏して動かず、声名顕揚を主る。
殺金為刃休逢。陽刃乃刀刃也,金星主殺,掌刃為殺愈烈,辰酉二宮為刃星也。劫木為災難避。木星如梃杖之屬,掌劫亦能害人命限,切忌逢之,寅亥二宮,犯劫是也。
金星が殺を帯びて而して陽刃に化作するは、切に遇上するを莫れ。陽刃はすなわち是れ刀刃にして、金星は本は粛殺を主り、再び陽刃を掌れば、その殺更に烈し。辰・酉の二宮はすなわち是れ刃星の所在なり。木星が劫殺に化作するは、その災は躲避し難し。木星は好比是れ棍棒の類にして、一旦劫殺を掌れば、も能く人の本命と行限とを傷害す。千万忌諱して遇上するを。寅・亥の二宮はすなわち是れ劫を犯すの地なり。
天雄地雌,怕居祿位。官祿宮怕見天雄地雌,當有,剝官喪職。天耗地耗,切忌財鄉。財帛位忌見天耗地耗,必主傷財破業。論殺論刑,殺重而刑不可當。如諸殺交踏,刑星又至,則殺星重,其刑不可當也。說凶說吉,凶多而吉不可斷。如凶多吉定為凶,斷不可作吉言也。
天雄・地雌は官禄の位に落つるを怕る。官禄宮は天雄地雌を見るを怕れ、一たび見ればすなわち官を削ぎ職を丟わんと要す。天耗・地耗は切に財帛の郷に落つるを忌む。財帛宮は天耗地耗を見るを忌み、必ず財を耗し業を敗するを主る。殺と刑とに論じ到れば、殺すでに重ければ則ち刑罰は更に承受する可からず。衆殺は交相践し、刑星はまた跟い着いて来り、殺気すでに重ければ、あの份の刑罰はすなわち抵挡する由無し。凶と吉とに說き到れば、凶多きの時は便ち不可再び吉断を作す。凶星多くして吉星少なきは、一定に凶に拠りて断じ、絶対に吉話と說き成すべからず。
華蓋紫氣是良辰。華紫二星為善星,人命得之,必主好善慈祥出家樂道。天乙蔭星為善曜。天乙即天乙貴人也,蔭星注受也,坐命安身,定能化凶為吉。三方有曜必須參詳。命主三方有曜,故為吉矣,然亦宜細參詳之,有吉有凶。
「華蓋」と紫気とは是れ好星なり。此の両顆は皆是れ善星にして、人命が之を得れば、必定心地慈善にして道に向うを楽しみて而して出家の心有らん。天乙と蔭星ともも是れ善曜なり。天乙はすなわち是れ天乙貴人にして、蔭星は是れ庇蔭を承受する星なり。それらが命に坐し身に安んずれば、一定能く凶を化して吉と為さん。三合の方位の上に星曜有れば、必ず仔細に参詳するを須す。命主の三合の方位に星曜の臨照有るは、固然として是れ吉なるも、ただしも細々と分辨するを要し、其の中に吉有りても凶有り。
四角無星未為凶斷。四角者,命宮妻位、遷移、男女四宮是也,雖無吉星臨照,然身命主起何如,未可便為凶論。婦人以身福為重,官星可作夫元。女人專以身福二主為重,官星疑是官祿主也。
四角の宮に星無きも、も未必しもすなわち凶と断ず。いわゆる四角とは、是れ命宮・妻妾・遷移・男女の此の四宮なり。それらはたとい吉星の照臨無くとも、なお応に身主命主の本身如何を看て、以て直ちに凶と断ずべからず。婦人の命は身宮・福徳を以て重と為し、官星は以て夫星と当作して看る可し。女命は専ら身主・福徳の主を以て重と為す。ここに說く所の官星は、大約是れ官禄宮の主を指す。
只宜坐貴不宜沖,惟忌見淫尤見合。只宜身命坐貴人之宮,不宜沖貴人之位,不宜金水孛淫星,守命併合淫星,又不宜凶星入夫宮也。金水桃花臨四敗,金孛咸池騎四馬。金孛水星為天上之咸池,乃人間之淫穢奚,宜坐桃花驛馬之宮,冠帶臨官之上。
女命はただ貴人の位に坐するを宜とし而して貴人を冲し往くを宜とせず、最も淫星を見るを忌み、尤も淫星と相合するを忌む。ただ応に身命を貴人の宮に坐せしむるを宜とし、貴人の位を冲犯するを宜とせず。金星・水星・月孛の此らの淫星の命を守る有るを宜とせず、も淫星と相合するを宜とせず。更に凶星の夫妻宮に進入する有るを宜とせず。金星水星と桃花とが四敗の地に臨み、金星月孛と咸池とが四駅馬に騎上す。金星・月孛・水星は是れ天上の咸池にして、すなわち是れ人間の淫穢の気なり。怎んぞ能く桃花・駅馬の宮および冠帯・臨官の位の上に坐すること得んや。
女為娼妓之流,男作癆瘵之鬼。合上格者,女為風塵,男為癆,證有何疑哉。縱有朱唇粉黛,難免送舊迎新,須是風花雪月,不無飄蓬落魄。此四句承上文女命而言,雖美終當為下賤之人;縱然享用,難免無常之鬼。此則舉其綱領,更探隱而索微,要知造化元機,細察天時得失,天元玉冊,曆象無差;細辨盈虛,貴賤定矣。
かかるの人は女は則ち淪落して娼妓の流と為り、男は則ち癆病の鬼を做す。上述の格局に合上するは、女子は風塵に堕ち、男子は癆瘵の症を患う。また何の疑わんや有らん。たとい朱唇粉面・姿容出衆なるも、も旧を送り新を迎うるを免れず。一味に風花雪月して、終究漂泊落魄せん。此の四句は上文を承接して女命を論ず。貌美しきと雖も、最終はなお是れ下賤の人なり。たとい一時を享用するも、も無常の鬼の追索を逃れ難し。以上は不過其の大綱を挙ぐるのみ、なお須く再び幽を探り微を索むべし。応に造化の玄機を知るを要せば、すなわち応に天時の得失を細察するを得たり。《天元玉冊》の載する所の暦象は差錯無し。ただ盈虚消長を細辨せば、貴賤は自然定まる可し。
