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八・進人口

明 · 姚际隆 · 第21巻 / 31

作盤ガイド: 六爻納甲の立卦, 大衍筮法

坎宮木動犯劃舟。木在坎宮發動,舟楫之象。必劃龍船,上三相公見咎。送之則吉。若艮巽卦中,水鬼臨青龍動,及木化水,水化木,鬼在水上皆是。

坎宮裡の木爻發動せば、干犯する所是れ龍船を劃るの願なり。木坎宮に發動するは、木水に浮ぶ、正に舟楫の象にして、必定是れ龍船を劃るを許し過ぎ、上三位相公の神を得罪せり。它を禳送出去せば就ち吉利なり。此の外艮宮・巽宮の中水鬼「青龍」に臨みて動き、および木化水・水化木・鬼爻水上に坐するの如きは、皆同一類に屬す。

水土交加,在乾宮則三元大帝;火金互動,於兌卦為五道傷官。三官,天地水三官。乾宮土化水,水化土,而遇官爻者,是其象。五道是刀劍之神。在兌宮互相發,而遇官爻者,是其象。

水と土と交相變化して乾宮に落つるは、犯す所是れ三元大帝なり。火と金と交互發動して兌卦に落つるは、犯す所是れ五道傷官の神なり。いわゆる「三官」、就中天官・地官・水官の三位なり。乾宮の中土化水・水化土して、又た官爻に遇うは、就中三官の卦象なり。「五道」是れ刀劍を掌るの神にして、兌宮の中火金互相發動して、又た官爻に遇うは、就中五道の卦象なり。

三空無香火之堂;凡占病,遇三爻空亡者,其象不供香火之堂。動空化空,似有若無。旺相空亡,供器不全。餘見家宅章。

第三爻空に落つれば、家中便ち香火を供奉するの廳堂無し。およそ病を占うに三爻空亡に遇えば、卦象就中這家香火堂を設けざるを顯示す。もし三爻是れ動きて空に逢い、あるいは空亡に變入せば、那是れ似有若無・形同虚設なり。もし它雖に旺相すとも仍お空亡に落つれば、那是れ堂有りて供器齊全ならざるなり。その余の推法は「家宅」の一章に見よ。

怪動有不祥之禍。怪爻季是兩頭居,初與六爻是。仲月逢之二五隨,孟月只宜三四是。動爻成怪靜無之。臨父母,必有怪器。加玄武是盜人之物。凡遇此爻動,雖非鬼爻,必是怪事。鰧蛇又動臨鬼爻,然後可言有怪。

「怪爻」發動せば、家中就中不祥の怪事有り。怪爻の定位は口訣有り。季月卦を占えば、怪爻両頭に在り、也就中初爻と第六爻なり。仲月卦を占えば、怪爻第二爻と第五爻とに隨う。孟月卦を占えば、怪爻只だ第三・第四爻に在り。這幾爻は要として發動して乃ち其の怪と為り、安靜なれば就中怪事無し。怪爻上に「父母」臨むれば、家裡必ず怪異の器物有り。再加えて「玄武」あれば、那是れ別人の偷來せしの東西なり。およそ這一爻發動に遇えば、就中它鬼爻に非ざるを算うとも、亦た必定怪事發生有り。もし「螣蛇」同時に發動して又た鬼爻に臨めば、那乃ち斷定して確かに怪有りと作す可し。

龍遇文書,獨發經文可斷;凡占有何鬼神,不持鬼爻斷,獨發之爻亦可推。如父母獨發,祖宗求祀。臨青龍,則有善願經文。本宮鬼爻,又伏世下,而在胎養生旺之地者,必有新死亡人,討求經懺薦度也。伏鬼屬水,棺尚暴露,空則不然。

「青龍」文書爻に遇い、もし這一爻獨發せば、可就中誦經の願と斷ず。およそ何の鬼神に犯るを占うに、單に鬼爻に憑りて斷せず、獨自發動の那一爻同じ樣以て推すべし。譬如「父母」獨發すれば、是れ祖宗祭祀を要求す。もし又た「青龍」に臨めば、那就中是れ誦經の善願を許し過ぎたり。もし本宮の鬼爻世爻の下に伏して、而且胎・養・長生・帝旺の這些の氣有るの地に處れば、那必定是れ新近亡故の人にして、經懺を做して超度するを討求す。伏著の鬼もし水に屬せば、棺柩還だ暴露して外に在り未曾安葬せるを説明す。這伏鬼もし空亡に落つれば、就中此の斷を作さず。

蛇逢官鬼,屬陰夢寐當推。鬼臨鰧蛇,必有虛驚怪異。若在陰宮陰象,則有夢寐。沖剋世爻用爻,必夢中所見神崇。鰧蛇臨鬼動,則是吊死鬼。

「螣蛇」「官鬼」に遇い、もし又た陰に屬せば、就中夢寐の一路に往きて推すべし。鬼爻「螣蛇」に臨めば、家中必ず虚驚怪異の事有り。もし這一爻陰宮陰象に落つれば、那就中夢中に應ず。它もし世爻あるいは用神を衝克せば、那必定是れ夢裡見る所の神祟なり。「螣蛇」鬼爻に臨みて發動するは、則ち是れ上弔して死せるの鬼なり。

動入空中值鬼,恐失孝思之禮;官爻動空化空,皆主先亡中,有失禴祀,或逢忌日不設祭也。若在他宮外卦,則是眷屬中曾有祀禮,今卻除之,不設其位。或曾饋送褚帛,今無之。皆有此象。

鬼爻發動して卻って空亡に落進せば、恐怕是れ先人を追念するの孝禮を失せるなり。官爻動きて空に逢い、あるいは空亡に變入するは、皆已亡の先人に對して虧欠する所有るを主す。あるいは四時祭祀荒廢し、あるいは忌日に碰上して卻って祭を設けざるなり。もし這鬼爻他宮外卦に落つれば、那就中親眷の中原本祭祀の禮有りしも、如今卻って撤除して、再び他の為に神位を設立せず。あるいは從前曾て紙錢布帛を焚化して供奉せしも、如今亦た斷えり。這幾種の情形は皆會す這樣の卦象を現出せん。

靜居宅上臨木,家停暴露之棺。木爻官鬼,靜臨二爻,或木鬼伏於父母下,其家必然停柩在堂,舉之則安。衰則座席,起之,家宅安泰。依此斷,萬無一失。

木爻安靜して宅爻上に坐すれば、這家必ず一口の停放未葬・暴露在外の棺木有り。木爻「官鬼」安靜して第二爻宅位上に臨み、あるいは木鬼「父母」爻の下に伏すれば、這家裡必定靈柩を停めて堂に在り。它を安葬出去せば就中平安なり。もし這木鬼衰弱無氣なれば、那停むる不過に一副の坐席の類の舊物にして、它を移走せば、家宅亦た安泰なり。這個の法子に照らして判斷せば、萬無一失なり。

黄金策・十三、種作

農為國本,食乃民天。五穀不同,孰識異宜而播種;一年所繫,全憑卦象以推詳。

農事是れ國を立つるの根本にして、糧食是れ百姓の天なり。五穀各々其の性情有り、誰か能く樣樣它らの不同の宜忌を懂得して時に適いて種を下さんや。一年の生計は全く此に係る。只好く完全に卦象に憑りて吉凶を推詳す。這是れ『黄金策』「種作」の一門の總冒にして、這一門は專ら農事の豐歉を占うを説明す。

旺相妻財,豐登可卜;妻財乃占農之本。不拘種水旱物,先看主爻現與不現,有傷無傷,便知凶吉。若得出現旺相,有生無損,主其年必成熟。然此一爻雖不可無,亦不宜動,動則官鬼有氣,終有損耗。若得變出福爻,則吉。

「妻財」爻旺相なれば、就中豐收を卜るを得。「妻財」是れ農事を占うの根本にして、種る所是水田作物にせよ旱地作物にせよを論ぜず、先ず這個の主爻の出現するや否や・受傷するや否やを看れば、吉凶便ち知るべし。它もし出現して又た旺相にして、生扶有りて損傷無ければ、這一年必定五穀成熟すを主す。不過這一爻雖に缺くべからざるも、卻って亦た發動を宜とせず。財動けば就中「官鬼」を生助し、鬼一たび氣有れば終に損耗有るを要せばなり。もし它發動して「子孫」爻を變出せば、那乃ち吉と算す。

空亡福德,損耗難憑。子孫為福德,占田之輔爻。最喜生旺發動為吉。若遇空亡,則財無生氣,官鬼當權,定多損耗。財爻縱旺,亦不能全收。若得官爻亦不上卦,或落空亡,庶幾小吉。如福德空,而財爻衰弱受傷,虛度一年,徒勞工本,決無成望。旺空動空,主半收半熟。

「福德」空亡に落つれば、損耗多少就中個の準數無し。「子孫」即ち「福德」にして、是れ田事を占うの輔助の爻にして、最も它の生旺發動するを喜ぶ。它もし空に落つれば、「妻財」便ち它を生ずるの源頭を失い、「官鬼」反って當權して、損耗必定少なからず。財爻縱然旺相すとも亦た齊全に収むる能わず。這時もし「官鬼」亦た恰好卦に上がらず、あるいは同じ樣空に落つれば、那還だ勉强小吉と算す。倘若「福德」空に落ちて財爻又た衰弱受傷せば、那就中是れ白白に一年を虚度して、工夫本錢全て白費して、絶に收成の指望無し。もし旺相にして空、發動して空なれば、則ち収成一半・成熟一半を主す。

父母交重,耘耔徒知費力。父母為辛勤勞苦之神。動則必主費力,多用耘耔。大要衰弱。臨持身世,若旺動,財雖有氣,亦減分數。蓋子孫被其傷克,故也。若在空避之地為吉。

「父母」爻重疊發動せば、草を除き土を培う只是れ氣力を白費す。「父母」是れ辛勤勞苦を主るの神にして、一發動すれば必定多く力を花するを要して、草を鋤い根を壅ぐの活兒格外繁重なり。ゆえに這一爻大體上衰弱を以て好しと為す。它もし卦身あるいは世爻上に臨みて又た旺相發動せば、則ち財爻縱然氣有りとも、収成亦た折扣を打つを要す。「子孫」它に克傷せらるるを以てなり。只だ它空亡等の避讓の地に落つるを以て、乃ち吉利と算す。

兄爻發動,年時莫望全收。兄弟劫財,占種忌爻。大怕發動,縱得福與財旺,亦非全熟年時。若臨世,主治田之人,種作不精,不然欠工本也。

「兄弟」爻發動せば、這一年就中全収を指望するべからず。「兄弟」專ら錢財を劫奪するを主り、是れ種作を占うの忌神にして、最も它の發動を怕る。一動すれば、縱然「子孫」と「妻財」と皆旺なりとも、亦た十成収成の好年景に非ず。它もし世爻上に臨めば、那就中田を種る人本身農活做りて精細ならず、要不然就是れ工本を缺少せるなり。

鬼在旺鄉,遇水神而禾苗淹腐;鬼爻發動,所種之初,必有損害。若臨水爻,其田必被水淹。沖剋身世,蓋必為淹腐也。更逢月建日辰動爻生扶,當有洪水橫流之患。化出福爻生合鬼,後重生長。化出火來刑剋,恐澇後又遭大旱;有救,雨雖多無事。

「官鬼」旺地に處りて又た水爻に遇えば、禾苗就中水に淹れ爛れんと要す。鬼爻發動すれば、種を下すの初必ず損害有り。它もし水爻上に臨めば、田裡必定水淹に遭わん。もし它再び卦身あるいは世爻を衝克せば、那就中一定是れ禾苗泡爛せらるるなり。倘若又た月建・日辰あるいは動爻の來り它を生扶するを得ば、那就要りて洪水橫流の大患有らん。もし它「子孫」爻を變出して反って鬼を生合せば、那是れ水退くの後禾苗還だ重新長起する能し。もし火爻を變出して來り刑克せば、恐怕是れ澇し過ぎの後又要りて大旱に遭わん。もし別爻救應有れば、則ち雨水多しといえども亦た災と成るに至らず。

官居生地,加火殺而稼穡焦枯。鬼在生旺之地,而臨火爻動者,必主缺水。沖剋刑剋,恐有焦禾殺稼之禍。有制伏,雖旱不妨。變出水爻刑剋身世,旱後必有苦雨淹沒。

「官鬼」生旺の地に居りて、又た火爻凶殺を加えれば、莊稼就中旱きて焦枯せんと要す。鬼爻長生・帝旺の位に處りて、而且火爻に臨みて發動せば、必ず田裡水を缺くを主す。它もし再び世身を衝克刑克せば、恐怕就中禾苗焦死・莊稼絶収の禍有らん。もし卦中別爻有りて它を制伏せば、縱然天旱なりとも亦た妨げ無し。倘若它水爻を變出して來り卦身・世爻を刑克せば、那就中是れ旱し過ぎの後又た連綿苦雨有りて田を淹掉せるなり。

土忌克身,水旱不調之歲;土鬼發動,必主水旱不調。克世,必有傷損。化火,缺水時多,滋潤時少;化水,淹沒時多,乾旱時少。蓋土能瀉火之氣,制水之勢,故也。又主里社興災,須祈禱則吉。否則,田地荒蕪欠熟。

土爻「官鬼」最も卦身を克傷するを忌む、那是れ水旱失調の年成なり。土鬼發動すれば、必ず一年の中水旱調わざるを主す。它もし世爻を克せば、田裡必ず損傷有り。它火爻を變出するは、水を缺くの日子多く潤を得るの日子少なし。水爻を變出するは、淹れらるるの日子多く乾旱の日子少なし。這是れ土能く火の氣を泄し、又た能く水の勢を制するの緣故なればなり。此の外土鬼還だ鄉里社廟災を興し祟を作すを主り、須く祈禱禳解して乃ち吉利なり。然らざれば田地就中荒蕪欠収せんと要す。

金嫌傷世,螟蝗交括之年。金鬼發動克世,有蟲傷。應臨及六爻,或五類中化出者,是蝗蟲。不傷身世,財又旺不動,乃經過此地,不為害也。

金爻「官鬼」最も世爻を傷克するを忌む、那是れ螟蟲蝗蟲一齊に害を為すの年頭なり。金鬼發動して來り世爻を克せば、田裡就中蟲害有り。もし它應爻と第六爻上に臨み、あるいは第五爻一類の位次上より變化出れば、那便ち是れ蝗災なり。倘若它並びに卦身と世爻とを傷らずして、「妻財」又た旺相にして發動せざれば、那不過に蝗群の此地を路過するにして、並びに災を成さず。

木則風摧,靜須谷秕,生扶合世,方許無虞。木爻發動,傷克世身,所種物,必遭惡風摧挫。若化水爻,或水化木爻,或與木爻同發,當有風潮顛沒之患。木鬼不動,亦主虛秕。蓋木爻五穀主星,更若福靜財衰,必主苗而不秀,或秀而不實。財福動空化空,俱是虛秕,空好看之象。火持鬼爻,與土金鬼爻安靜,被動爻日辰傷克沖並,皆有虛損。如棉花暗蛀,菽豆延日,荸薺腐爛類。

木爻害を為せば則ち莊稼風に摧折せられ、木爻安靜するも亦た只だ個の空殻秕穀を落得、唯有りて它世を生扶合すれば、乃ち憂無きを許すべし。木爻發動して來り世爻・卦身を傷克せば、種る所の物必ず惡風の摧折に遭わん。もし它水爻を變出し、あるいは水爻木爻を變出し、あるいは水木兩爻同時に發動せば、那就要りて風潮有りて莊稼を掀倒淹沒するの禍患有らん。木鬼就中動かずと算うとも、亦た穀粒空秕を主す。木爻本來是れ五穀の主星なればなり。もし再加上「子孫」安靜・「妻財」衰弱せば、那就中必定只だ苗を長して穂を抽かず、あるいは穂を抽き了れど卻って結實せず。「妻財」「子孫」動きて空に逢い、あるいは空亡に變入するも、皆亦た空殻秕穀・只だ中看にして中用ならざるの象なり。火爻鬼を持し、および土爻・金爻の鬼雖に安靜すとも動爻・日辰に傷克衝併せらるるに至りては、同じ樣皆虚耗損失有り。譬如棉花蟲に暗蛀せられ、豆類遲遲熟せず、荸薺腐爛す之類。

二爻坐鬼,必難東作於三春;五位連官,定阻西成於八月。以二爻為種作始事,五爻為收成之事。第二爻為內卦之主,第五爻為外卦之主。畫卦自下而上,種作自春而秋收也。以爻象言之:初爻為種子,二爻為秧苗,三爻為人力,四爻為耕牛,五爻為成熟之日,六爻為百事之天時也。

第二爻上に「官鬼」坐せば、三春の春耕必定順遂し難し。第五爻上に「官鬼」連なれば、八月の秋収一定阻を受けん。這是れ第二爻を把りて手を動かし耕種するの事と作し、第五爻を把りて収穫成熟の事と作すなり。第二爻是れ內卦の主にして、第五爻是れ外卦の主なり。卦を畫くに下より上り、種作も亦た春よりして秋収に至る。兩者の次序正に相應す。再び爻位に按じて物象を分派すれば、初爻是れ種子、二爻是れ秧苗、三爻是れ人力、四爻是れ耕牛、五爻是れ成熟の日、六爻則ち是れ百事に關するの天時なり。

凡遇鬼在初爻,種子不對,或多敗壞;鬼在二爻,難以耕種,或因阻節失時,秧苗有損;鬼在三爻,農力不到,欠工;鬼在四爻,牛必有病,難以耕作;鬼在五爻,收成有阻;鬼在六爻,收時天氣不順。內卦無官方大吉。二爻五爻,若被日辰刑傷沖剋,其種作收成之時,必有阻節失宜。更看何爻傷克,便知何事阻之。如兄弟為口舌,官鬼為官訟類。

這個の爻位次序に依りて推せば、鬼初爻に在れば、是れ種子選び得て對せず、あるいは多く霉壞す。鬼二爻に在れば、是れ種を下し耕作し難く、あるいは故に因りて耽擱して農時を誤り、秧苗損を受く。鬼三爻に在れば、是れ人力足らず工夫を欠缺す。鬼四爻に在れば、是れ耕牛必定病を生じ、田に下ること難し。鬼五爻に在れば、是れ収成阻を受く。鬼六爻に在れば、是れ収割の時天氣順ならず。要りて內卦全く官爻無くば、乃ち大吉と算す。第二爻と第五爻もし日辰に刑傷衝克せられれば、則ち種を下し収穫するの時候必定波折失宜有り。再看哪一爻の來り傷克するを看れば、就中何事に阻まるを知る。たとえば「兄弟」は口舌爭執を主り、「官鬼」は官府訟事を主る之類。

且如四月丙戍日卜禾,得大過之困卦。酉官動變午火,旱之兆也,日辰帶財,剋制二爻,後將插蒔,果為陰人少財而去,踰三四日而天則亢旱難用矣。此上海孫西疇所卜。依此斷之,萬無一失。

個の實例を舉げん。四月丙戌日に禾稻を占卜して、『大過』の『困』に變ずるを得たり。「酉」金官爻發動して「午」火を變出し、火金を克して當令す。正に天旱の兆頭なり。日辰「妻財」を帶びて、第二爻の秧苗位を克制す。後來該當秧を插すの時節に到りて、果然家中の婦人錢財を短かりて事を誤り走開するに因り、又た三四天を過ぎて、天就大旱して秧を插すに法無し。這一卦是上海孫西疇の占せる所なり。這個の法子に照らして推断せば、萬無一失なり。

初旺則種子有餘,初爻旺相,種子有餘。衰則不多,空則欠少。占種旱物,二爻空者,主重種;動空化空者,出後有損。三爻旺相,人齊力到;休囚空絕,芟鋤欠工。以上俱要生扶,皆嫌傷克。若卦有子孫,而初爻空者,種必不出,非無也。二爻空,秧必缺少。

初爻旺相なれば、種子就中富餘有り。初爻旺相なれば、種子綽綽として餘有り。衰弱すれば則ち種子多からず、空に落つれば則ち短缺足らず。旱地作物を種るを占う時、第二爻空に落つる主りて重新補種するを要す。動きて空に逢い空亡に變入するは、苗を出すの後還だ損を受くるを要するを主す。第三爻旺相なれば、人手齊全して力使い到れる。第三爻休囚空絶すれば、草を割き地を鋤くの工夫就中跟上がらず。以上各爻は皆要りて生扶有るを好しと為し、皆傷克を受くるを忌諱す。另に一種の情形有り。卦中明明に「子孫」有りて初爻空に落つれば、那是れ種子苗を出す能わずにして、並びに種子無きに非ず。第二爻空に落つれば、則ち是れ秧苗必定足らざるなり。

四空則耕牛未辦。四爻旺相,牛必強壯。衰則不濟,空則未有。兄化鬼,鬼化兄,與人合牛。空動化出子孫,或化丑爻,而與應爻作合,多是租佃他人之牛也。五爻空亡,收成多阻。更遇財福死絕,兄鬼旺動者,大凶之兆。所望一空,必無收穫。六爻空亡,必有驚怪,非常之變。蓋天無空脫之理,故也。餘以應爻同看,極有準。

第四爻空に落つれば、耕牛就中未だ落著せざるなり。第四爻旺相なれば、牛必定強壯なり。衰弱すれば則ち用に頂がず。空に落つれば則ち根本に未だ有らず。這一爻もし是れ「兄弟」化「官鬼」あるいは「官鬼」化「兄弟」なれば、那是れ人と合伙して牛を用うるなり。もし動きて空に逢い又た「子孫」を變出し、あるいは「丑」爻を變出して應爻と相合せば、多半是れ別人の牛を租佃するなり。第五爻空に落つれば、収成多く阻礙有り。もし再び「妻財」「子孫」死絶して「兄弟」「官鬼」旺動に碰上せば、那是れ大凶の兆にして、一切の指望空に落ち、必定顆粒の収無し。第六爻空に落つれば、必ず驚怪反常の變有り。天道本來空脱の理無きを以て、一旦空に落つれば就中異象なればなり。その余還だ應爻を連ねて一併に參看すべく、極めて準驗なり。

應爻生合世,天心符合人心;當以應為天,以世為地。應爻生合世爻,治田遇好天。沖剋世爻,則凡有所作為,非風即雨。如丙子日,予卜棉花,得無妄之訟卦。應爻沖剋世爻,自始至終,凡遇耘耕收穫,輒遇雨。未嘗得快作幾日也。

應爻來り世爻を生合するは、就中天意と人願と相合するなり。農事を占うに當に「應」を以て天と為し「世」を以て地と為すべし。應爻が世爻を生合せば、田を種る便ち好天氣に遇う。應爻が世爻を衝克せば、則ち但凡手を動かし事を做するに、風を刮らざれば則ち雨を落とす。譬如丙子日に我が棉花を占い、『无妄』の『訟』に變ずるを得、應爻正に世爻を衝克せり。結果自始至終、毎に草を鋤き耕作し収穫せんと要するに逢えば、偏偏落雨に碰上して、曾て幾天か痛快に活を干すの日子有らざりき。

卦象迭財爻,多壅爭如少壅。卦中財爻,重疊太過,不宜多加埡壅。財爻無壞不空,兄弟卦中不動,而遇子孫發動者,多壅多收,少壅少收,無壅無收也。

卦中財爻重々疊々なれば、多く土を培い根を壅ぐは反って少壅に如かず。財爻もし重疊すること太過なれば、就中宜しく再び多く培壅を加うべからず。然らざれば過ぎて猶お及ばざるなり。反って、もし財爻既に損を受けず亦た空に落ちず、卦中「兄弟」又た安靜不動にして、「子孫」發動せば、那就中壅し多ければ収多く、壅し少なければ収少なく、壅せざれば便ち収無し。全く幾多の工夫を下すを看る。

日帶父爻,一倍工夫一倍熟;父母若臨日辰,或坐世上,必主辛勤勞苦。若非勤作,決主少收。蓋一倍工夫耘耔,則有一倍熟也。子旺動,父死絕,則不費工夫而自熟。

日辰上に「父母」爻帶びれば、一分の工夫を下せば就ち一分の収成を得。「父母」もし日辰上に臨み、あるいは世爻上に坐せば、必ず辛勤勞苦を主す。もし勤力耕作を肯んぜざれば、収成一定少なし。多く一倍の草鋤き土培うの工夫を下せば、就多く一倍の成熟を得るを以てなり。反って、もし「子孫」旺相發動して「父母」死絶の地に處れば、那就中必ず幾多の氣力を費やすを要せず、莊稼自然に熟す。

財臨帝旺,及時耕種及時收。凡遇財在胎養長生爻上,不宜種作太早,早則不利,遲則少收矣。蓋胎養長生,一日有氣一日,雖遲不妨。帝旺雖有氣,過此則一日衰一日,故宜早種。在帝旺衰爻上,不宜種遲。

「妻財」「帝旺」に臨めば、就中時に及んで耕種し時に及んで収割すべし。およそ財爻「胎」「養」「長生」の這些の爻上に落つるは、種を下すに太早きを宜とせず。早ければ反って利ならず、可も亦た太遲るべからず。遲れば収成就中少なし。胎・養・長生是一天一天氣有るを以て、稍か晚些る妨げ無し。しかるに「帝旺」は雖に氣有りとも、這個の頂點を過ぎれば一天弱き一天の如し。ゆえに早く種るを宜とす。財爻帝旺乃至衰に轉ずるの爻上に落つれば、切に種ること太遲るべからず。

要知終始吉凶,但看動爻變化;動爻變財福吉,變兄鬼凶。兄化兄,偷盜損折;鬼化鬼,蟲害殘傷。父化兄鬼,辛勤不熟;父化財福,辛勤有收。財化兄,子化官,始則暢茂,終則空虛;兄化財,官化子,先遭傷損,後必稱意。五爻財旺化兄爻,年穀豐登而價賤。

種を下すより収割に到るの這一程の吉凶を知らんと欲せば、只だ動爻怎樣に變化するを看れば是れなり。動爻「妻財」「子孫」を變出するは吉と為し、「兄弟」「官鬼」を變出するは凶と為す。「兄弟」化「兄弟」は、偷盜損折せらるるを主す。「官鬼」化「官鬼」は、蟲害殘傷を主す。「父母」化「兄弟」あるいは「官鬼」は、是れ辛苦一場して卻って成熟を得ざるなり。「父母」化「妻財」あるいは「子孫」は、是れ辛苦して収成有るなり。「妻財」化「兄弟」・「子孫」化「官鬼」は、起初長じて茂盛なれど、末了卻って個の空を落つ。「兄弟」化「妻財」・「官鬼」化「子孫」は、先に損傷に遭い、後來必定称心なり。第五爻上財爻旺相にして「兄弟」を變出するは、那是れ年成豐收して穀價低賤なり。

欲識栽培可否,須詳子位持臨。凡占種植何物,以子孫推之。如臨金水,宜種水物;臨火土,宜種旱物;臨木爻,水旱皆宜。子孫能生財克官,故不看財。若不上卦,方以財論。

栽種せんと要するの作物合適なるか否かを知らんと欲せば、就中「子孫」爻の何に臨むを詳審するを得。およそ何の東西を種るべきを占うは、皆「子孫」爻を用いて推す。它金爻水爻に臨めば、水田作物を種るを宜とし、火爻土爻に臨めば、旱地作物を種るを宜とし、木爻に臨めば、則ち水旱兩宜なり。ここに「妻財」を看ざるの所以は、「子孫」既能く財を生じ能く官を克するを以て、它を看準せば財自然に其中に在ればなり。只だ「子孫」卦に上がらざるの時、乃ち改めて財爻を用いて論ず。

世值三刑,農須帶疾;世為治田之人,被日辰動爻刑沖剋害者,最為不利。如財爻傷克,必有陰人財物事。福爻傷克,必有小口六畜僧道事,故有妨農事。兄弟為口舌爭鬥,父母為尊長、文書、屋宅事情,官鬼為病訟、火盜類。若帶白虎三刑,農夫必然帶疾。世持官爻亦有疾,否則必有職役在身。加朱雀,恐是官訟。世持父母,慣知農業。持兄弟,必欠工本,或種作不精。持財福,或得財生福合,皆大吉。自空化空,農夫有大難。不然其田必種不成,種亦必不利也。

世爻三刑に值すれば、田を種る人身上必ず疾病を帶ぶ。世爻は田を治むるの人を代表し、日辰あるいは動爻に刑衝克害せらるるは、最も不利なり。看哪一類の爻の來り它を傷る。「妻財」傷克は、必ず婦人あるいは錢財の事に因りて心を分かつ。「子孫」傷克は、必ず小孩・六畜あるいは僧道の事に因りて牽扯し、因而に農事を妨礙す。「兄弟」は口舌爭鬥を主り、「父母」は尊長・文書・房屋の事を主り、「官鬼」は疾病・訟事・火災盜賊の一類を主す。もし世爻「白虎」を帶びて又た三刑に值せば、農夫必定病を帶びて身に在り。世爻官爻を持する亦た病有りて、然らざれば就中身上差役を攤著せり。再加えて「朱雀」あれば、恐怕還だ官司有らん。世爻「父母」を持するは、是れ農活を做るに慣れしの老手なり。「兄弟」を持するは、必定工本を缺き、あるいは種ること精細ならず。「妻財」「子孫」を持するは、あるいは財を得て來り生じ福を得て來り合すれば、皆是れ大吉なり。世爻もし自空して又た空亡に變入せば、農夫必ず大難有らん。然らざれば這田も亦た一定種り成さず、勉强種るも亦た一定利ならず。

爻逢兩鬼,地必同耕。凡卜種作,卦有兩鬼出現,其田必與人合種。世爻空動,而鬼臨應上,動來作合,必有人包種此田。日辰帶鬼爻合住亦然。世爻空亡,而被兄弟沖並,皆是包攬與人種也。

卦中に兩個の「官鬼」出現せば、這塊の地必定是れ人と合伙して耕種するなり。およそ種作を占うに、卦に兩鬼出現せば、田就中合種なり。もし世爻動きて空に逢い、しかも「官鬼」應爻上に臨みて發動して前來相合せば、那必定人有りて這塊の田を包下して種らんと要す。日辰鬼爻を帶びて世爻を把りて合住するも、亦た同じ樣なり。もし世爻空に落ちて、又た「兄弟」に衝併せられれば、那都是れ田を包攬出去して別人をして種らしむるなり。

父在外爻水輔,地雖高而潮溼;父居內卦日生,田固小而膏腴。父母為田段。在外卦,其田必高;在內卦,其田必低。生旺田肥,墓絕田瘦。臨木田形必長,臨土田形必短。臨火是乾旱地,臨水是潮溼地,臨金是白沙地。日辰沖剋,人不顧戀;日辰生合,必是好田,大家要種。依此斷之,萬無一失。

「父母」外卦に在りて水爻有りて相輔すれば、地勢雖に高しとも卻って仍お潮濕なり。「父母」內卦に在りて日辰の生扶を得れば、田塊雖に小なりとも卻って十分肥沃なり。田を占うに「父母」を以て田段と為す。它外卦に在れば、田必ず高處に在り。內卦に在れば、田必ず低處に在り。它生旺なれば則ち田肥え、墓に入り絶に臨めば則ち田痩す。它木爻に臨めば、田形必ず狹長なり。土爻に臨めば、田形必ず短方なり。火爻に臨む是れ乾旱の地にして、水爻に臨む是れ潮濕の地にして、金爻に臨む是れ白沙の地なり。もし日辰に衝克せられれば、這田人の肯んじて要る無し。もし日辰の生合を得れば、必ず是れ好田にして、人人皆種らんと想う。這個の法子に照らして判斷せば、萬無一失なり。

父化父,一丘兩段;父動化父,必是一丘兩段之田。卦有兩父亦然,或是種作兩處。卦身出現重迭,亦然兩處耕種。

「父母」發動して又た「父母」を變出するは、是れ一塊の田分かちて兩段と作すなり。「父母」動きて「父母」に化するは、那必定是れ同一丘の內に分かれて兩段と成せるの田なり。卦中に兩個の「父母」爻出現するも一樣にして、あるいは是れ兩處の地方に各々一塊を種るなり。卦身出現して又た重疊するも、同じ樣兩處に於いて耕種するを主す。

沖並沖,七坎八坑。日辰動爻克沖父母,其田必不平坦。非七高八低,則主人不照顧,田不值錢。或六畜損傷,或行人踐踏類。

田爻屢屢衝併に遭えば、那田裡便ち七高八低・坑窪不平なり。日辰あるいは動爻「父母」爻を克衝すれば、這田必定平整ならず。もし是れ高一塊低一塊に非ざれば、那就中是れ主人心無くして照料し、田も亦た錢に值せず。此の外還だ可能是れ牲畜壞を踩し、あるいは行人踏損す一類の情形なり。

陽象陽爻,此地必然官斗則;父母在陽宮陽爻,是官田;在陰宮陰爻,是民田。若陽宮陰爻,原官田,今改民田。陰宮陽爻,原民田,今改官田斗則也。

卦是れ陽宮・爻又た陽に屬せば、這塊の地必定是れ官田稅則に按じて科を起こすなり。「父母」爻陽宮陽爻に在れば、是れ官田なり。陰宮陰爻に在れば、是れ民田なり。もし陽宮に在りて卻って陰爻に屬せば、那是れ原本の官田如今改作して民田と為せるなり。もし陰宮に在りて卻って陽爻に屬せば、那是れ原本の民田如今改めて官田の稅則に按じて科を起こすなり。

或空或動,其田還恐屬他人。父母空亡,田種不成,否則必非己產。臨世發動,其田必有更變。化入空亡或空合應爻,當賣與人。世臨勾陳動,亦主田有更變。此一節百發百中,無不應驗。如乙亥日卜種水田,得既濟之屯卦。父母空亡,果種不成。又如卜種麰麥,得姤之乾卦。世上父動化空,至正月果被原主回贖。又如辛亥日,卜觀之訟。世上父母動,化出午火,生合應爻,又遇官鬼旺動,遂與鄰人構訟,其田果應賣與他人。又如癸巳日,卜頤之噬嗑。世臨勾陳,土財發動,其田果因田主自種,而不得成也。

「父母」爻あるいは空に落ちあるいは發動せば、這田恐怕終に別人に歸せんと要す。「父母」空に落つれば、田就中種り成さず。然らざれば亦た必定自己の產業に非ず。它世爻上に臨みて發動せば、這田必定變動有るを要す。它空亡に變入し、あるいは空にして往きて應爻に合せば、那就中別人に賣與すべし。世爻「勾陳」に臨みて發動するも、同じ樣田產更易有るを要するを主す。這一節百發百中にして應驗せざる無し。譬如乙亥日に水田を種るを占い、『既濟』の『屯』に變ずるを得、「父母」空に落ちて、果然種り成さざりき。又如大麥を種るを占い、『姤』の『乾』に變ずるを得、世爻上「父母」發動して空亡に變入し、正月に到りて果然原主に贖い回去せらる。又如辛亥日に『觀』の『訟』に變ずるを占得し、世爻上「父母」發動して「午」火を變出して往きて應爻を生合し、又た「官鬼」旺動に碰上し、於是乎鄰人と官司を打起して、那田果然應驗して別人に賣與せられり。又如癸巳日に『頤』の『噬嗑』に變ずるを占得し、世爻「勾陳」に臨みて土財發動し、那田果然田主自己要りて種るに因りて租り成さざりき。

坐落胎養,開闢未久;父母安靜,若遇卦中胎養爻動,來沖起者,乃是新闢之田。父在胎養動,亦然。否則必是新置者。若父持太歲月建,乃是祖遺產業。卦無父母,從世化出,自己置買。若財化出,妻家妝奩。從兄化出,合戶之田。從鬼化出,官家田地。不然,乃官斗則也。應爻化出,必是他人之田。

田爻「胎」「養」の上に坐せば、這田開墾せる還だ久しからず。「父母」爻本來安靜にして、もし卦中胎・養の爻有りて發動して前來它を衝起せば、那就中是れ新たに開闢せるの田なり。「父母」自身胎養爻上に坐して發動するも、亦た一樣なり。再不然れば就中是れ新近置買せるなり。もし「父母」太歲あるいは月建を持せば、那是れ祖上遺留の產業なり。卦中本來「父母」無くして世爻より變化出來るは、是れ自己買下せるなり。「妻財」より化出するは、是れ妻家陪嫁の奩田なり。「兄弟」より化出するは、是れ同族合戸共有の田なり。「官鬼」より化出するは、是れ官府の田地にして、然らざれば就中官則に按じて科を起こすの田なり。應爻より化出するは、必定是れ別人の田なり。

變成福德,溝洫分明。父母動出子孫,必然溝洫分明,其地亦善。化財亦吉,其田必得高價。化兄,田不值錢,或未分析,或與他家之田合段。若係卦身,則是與人合種也。化官,其田不美,分五行取之。如化金鬼,必多瓦礫;化木鬼,必是雜草;化水鬼,溝道不明,水難洩瀉;化火鬼,必有尸骸燒化,或蕩田,或廢宅;化土鬼,必有伏尸古墓;或溝塍畦岸莫辨;或浮土難為耕種;或有六畜踐踏;或官吏人田。否則不然也。化官空亡,不妨。

「父母」「福德」を變出せば、田間の溝渠界限清清楚楚なり。「父母」發動して「子孫」を變出せば、那必定溝洫分明にして、地も亦た是れ好地なり。「妻財」を變出する同じ樣吉利にして、這田必ず高價に賣る能し。「兄弟」を變出するは、田錢に值せず、あるいは是れ尚未分家析產、あるいは是れ別家の田と連なりて一段と成すなり。もし這一爻又た係りて卦身なれば、那就中是れ人と合種するなり。「官鬼」を變出するは、田好からずして、還だ五行を分かちて細看するを要す。金鬼を化するは、田裡多く瓦礫有り。木鬼を化するは、雜草叢生す。水鬼を化するは、溝道清ならず積水排し難し。火鬼を化するは、必ず尸骨曾て此に於いて焚化せり、あるいは是れ蕩田、あるいは是れ廢宅基なり。土鬼を化するは、必ず埋尸古墓有り、あるいは田埂畦岸分辨清ならず、あるいは是れ浮土耕種し難く、あるいは常に牲畜の踐踏有り、あるいは本來是れ官吏の人の田なり。這些の情形に屬せざれば就中另に論を當て別とす。もし變出の官爻空亡に落つれば、便ち皆妨げ無し。

若是坎宮,必近江湖之側;父在乾宮,其田必高;縱在內卦,亦非窪下低田。父在坎宮,田必傍江河;父在離宮,田邊窯冶;父在艮宮,田在山林左右;父在震巽宮,田邊必有樹木;父在坤宮,田在郊外,田心之田也;父在兌宮,田邊有官溝,或傍池沼,或以八方定其種所。

「父母」もし坎宮に落つれば、這田必定江湖水邊に靠近す。它乾宮に在れば、田必定地勢高くして、縱然內卦に落つとも、亦た窪下の低田に非ず。坎宮に在れば、田必ず江河に傍う。離宮に在れば、田宮に在れば、田邊に窯灶冶坊有り。艮宮に在れば、田山林附近に在り。震宮・巽宮に在れば、田邊必定樹木有り。坤宮に在れば、田郊野の外に在りて、是れ大片田心の中の田なり。兌宮に在れば、田邊に官家の溝渠有り、あるいは池塘に傍う。亦た直接に八卦の主る所の方位に按じて以て這田の所在を定むべし。

若伏兄弟,乃租鄰里之田。此條為租種而言。若父母出現,看父爻本宮所伏之神,則知何人家之田。如官伏父下,為職役人家田之類。卦無父母,須看伏在何爻之下,則可知矣。如伏兄下,為鄰里人家之田類。若無父,而動爻有化出者,即是其人之田也。如財爻化出,婦人之田。餘仿此。

「父母」もし「兄弟」の下に伏せば、那是れ鄰里人家の田を租種するなり。這一條是れ專ら租種に就きて説くなり。もし「父母」卦上に出現せば、就中本宮這父爻の下に伏する是何の神なるを看れば、便ち是れ誰家の田なるを知る。たとえば「官鬼」父爻下に伏せば、那是れ差役職分有るの家の田なり。もし卦中根本に「父母」無ければ、就要りて它の哪一爻の下に伏するを看れば、亦た明白なり。たとえば「兄弟」下に伏するは、是れ鄰里人家の田なり。もし既に父爻無くして、動爻の中變化して父爻を出來る有れば、那這田就中化出する者の代表する那个人のなり。たとえば「妻財」より化出せば、便ち是れ婦人の田なり。その余はこれに照らして類推す。

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