Libo

併せて男女命の例を釈す

宋 · 廖中 · 第35巻 / 40

作盤ガイド: 暦注(黄暦), 万年暦

【夫婦位】(妾位附く)

妻位者,以己身納音所克者為之,若在有氣之鄉,主得妻賢明婉淑,終身相保,假令甲子金人,以木為妻,二月生是,餘準此,若在死墓無氣之鄉,則主所聚狠戾惡妬,或即頻妨克,假令甲戌火命,以金為妻,十一月十二月生,值妻死墓之月,餘準此。

いはゆる「妻位」とは、自身納音の剋する所の五行を以て来たりて充当す。妻星もし気あるの地に落つれば、娶り到る賢恵明達・温婉貞淑の妻子を主り、能く終身相守せん。譬へば甲子年生納音金に属する人木を以て妻と為し、二月木旺の時に生ずれば便是如此にして、余これを依りて類推す。妻星もし死地・墓地のこの類の気なきの処に落つれば、則ち所娶の婦凶狠乖戻・妒恨を心に懐くを主り、あるいは接連して妨剋に遭ふ。譬へば甲戌年生納音火に属する人金を以て妻と為し、十一月・十二月に生ずれば、正に妻星の死墓の月に逢ふ、余もまたこれを依りて類推す。

夫位者,以克我者為夫,若夫在旺相有氣之鄉,則生得賢夫有官爵,終身和睦,假令甲子金命人,以火為夫,五月生逢火旺,餘準此。若夫位在無氣墓絕之鄉,主得凶悖之夫,或即其夫抱病,或有妨克,假令己巳木命,以金為夫,十二月生金入墓,餘準此。妾位者,以妻命所克者為之,謂木命人以水為妾之類,若在旺相有氣之鄉,主有好婢妾,存心忠良,不相剋害,若在無氣絕木之鄉,及落空亡者,主無婢妾,縱有,心懷異志,或抱疾患,或多逃亡之類。(三命鈐)

いはゆる「夫位」とは、我を剋するの五行を以て来たりて充当す。夫星もし旺相気あるの地に落つれば、便能く嫁得して賢良にして官爵あるの丈夫、終身和睦せん。譬へば甲子年生納音金に属する人火を以て夫と為し、五月火旺の時に生ずれば便是如此にして、余これを依りて類推す。夫星もし気なきの墓絶の地に落つれば、嫁到る凶暴悖逆の丈夫を主り、あるいは丈夫病を身に抱き、あるいは彼此妨剋す。譬へば己巳年生納音木に属する人金を以て夫と為し、十二月金墓庫に入るに生ずれば、余これを依りて類推す。いはゆる「妾位」とは、妻星の剋する所の五行を以て来たりて充当す、譬へば納音木に属する人水を以て妾と為すの類。妾星もし旺相気あるの地に落つれば、好の婢妾あるを主り、居心忠厚善良にして、会はず相互剋害せん。もし気なきの絶地に落ち、あるいは空亡に落入せば、便ち婢妾なきを主り、たとへ有るも、も是れ心に二意を懐き、あるいは身に疾病を患ひ、あるいは屡々逃亡す。以上《三命鈐》に出づ。

凡女命及男命,本年幫生日者,一嫁一娶。須是男生日不在妻財死墓絕處,女生日不在官鬼死墓絕處,各不帶劫亡羊刃者,方用此法。(廣信)寸珠尺璧云:女命剋日者,一嫁,有吉神者,命婦。

女命を論ぜず男命を論ぜず、本命年柱日柱を生扶するは、皆ただ一度嫁ぎ・ただ一度娶るを主る。過ぎず必ず須らく男命の生日妻財の死・墓・絶の地に落つらず、女命の生日官鬼の死・墓・絶の地に落つらず、而且して双方皆劫殺・亡神・羊刃を帯びざれば、こそ能くこの個の方法を套用せん、这是《広信集》の説法なり。《寸珠尺璧》に説く、女命もし日柱剋せられれば、ただ一度嫁ぐを主る。命中もしまた吉神あれば、便是能く封誥を受くるの命婦なり。

【夫婦を妨ぐ】

木命逢牛鼠,金人忌馬羊,水土逢雞狗,龍蛇火命當,夫妻如倖免,頭男頭女亡。

配偶を妨害するの歌訣に説く、納音木に属する人丑牛・子鼠に遇ひ、金に属する人午馬・未羊を忌諱し、水に属し土に属する人酉鶏・戌狗に遇ひ、火に属する人則ち辰竜・巳蛇に対して、皆須らく配偶を妨剋せん。夫妻もし僥倖にしてこの一劫を躱過せば、頭胎の児子あるいは女児便ち須らく夭亡せん。

【望郷殺】

金命雞猴是,火人蛇馬鄉,水土生豬鼠,木虎兔難當,男人若值此,三度作新郎,女人逢此者,三度作花娘。(廣信)

「望郷殺」の定法は、納音金に属する人酉鶏・申猴を見、火に属する人巳蛇・午馬を見、水に属し土に属する人亥猪・子鼠を見、木に属する人寅虎・卯兎を見れば、皆難く承当す。男子もしこれに遇上せば、須らく三次新郎を做らんと要す。女子もしこれに遇上せば、また須らく三度新娘を做らんと要す。这是《広信集》の説法なり。

【狼籍殺】

豬羊犬位春三月,蛇鼠龍人夏不中,寅午卯生冬月是,申酉丑人秋月窮。假令戌亥未人正月狼籍,二月八敗,三月大敗。百忌【曆】,以正月為大敗,二月為狼籍,三月為八敗。

「狼籍殺」の歌訣に説く、亥猪・未羊・戌狗年生の人は春季三個の月を忌み、巳蛇・子鼠・辰竜年生の人は夏季不吉にして、寅・午・卯年生の人は冬季に応じ、申・酉・丑年生の人は則ち秋季に困る。例を挙げて説く、戌・亥・未年生の人は、正月を「狼籍」と為し、二月を「八敗」と為し、三月を「大敗」と為す。而して《百忌暦》の排法相同ならず、それは正月を以て「大敗」と為し、二月を「狼籍」と為し、三月を「八敗」と為す。

【絶房殺】

寅申巳亥七月生,子午卯酉十二神,辰戌丑未仲春月,絕房男女堪親。(三命纂局)百忌【曆】云:絕房凶殺法難圓,十二支從月上呼,男害妻兒兼父母,女傷夫主及公姑。

「絶房殺」の定法は、寅申巳亥年生の人七月に生じ、子午卯酉年生の人十二月に生じ、辰戌丑未年生の人仲春二月に生ずれば、男女これを犯すも皆宜しく成親す可からず、这是《三命纂局》の説法なり。《百忌暦》に説く、絶房のこの一凶殺の算法難く周全せず、総じて是れ按じて十二地支を月份の上より推呼す。男子これを犯せば会く妻子および父母を妨害し、女子これを犯せば会く丈夫と公婆とを傷せん。

面前見害,琴瑟不調。見生巳,見六害,而行年大小運又遇之,其年必夫妻不和,所以言面前見害,謂行見,為面前也。陰惆陽悵,亥來子上妨夫,夾角夾雜,寅向丑邊克婦。辰戌丑未不為惆悵殺,惟陰陽並處,然後有之,亥人得子,乃陰惆其陽,如妻號其夫,故曰亥來子上妨夫,子人得亥,乃陽悵其陰,如夫哭其妻,子來亥上妨妻,不待說而見也。子午卯酉無隔角殺,惟方隅曲處,然後有之,寅人得丑,乃隔角,寡宿則不利妻,故曰寅向丑邊克婦,丑人得寅,乃隔角,孤宿則不利夫,丑向寅上剋夫,故不待說也。(壺中子)

「面前害を見、琴瑟調はず」とは説く所、命中已に六害を見、流年と大小運とまた碰上せば、あの一年夫妻必定して不和なり。説く所の「面前」は所以は、行運遇見するに因りて、如同当面撞見するがごとし。「陰惆陽悵、亥来たりて子の上に於て夫を妨げ。夾角夾雑、寅丑辺に向かひて婦を剋す」とは説く所、辰戌丑未本惆悵殺を構成せず、ただ陰陽並処あるのみこそ有れ。亥年生の人子に遇ふは、是れ陰其の陽を惆し、好比妻子対着して丈夫に号哭す、ゆゑに説く亥来たりて子の上に於て夫を妨ぐと。子年生の人亥に遇ふは、是れ陽其の陰を悵し、好比丈夫其の妻子を哭す、子来たりて亥の上に便ち妻を妨ぐ、这不用して多説するも能く明白なり。子午卯酉本隔角殺なし、ただ方位曲折の処に在りてこそ有れ。寅年生の人丑に遇ふは、便是隔角にして、寡宿の位妻に利あらず、ゆゑに説く寅丑辺に向かひて婦を剋すと。丑年生の人寅に遇ふは、も是れ隔角にして、孤辰の位夫に利あらず、丑寅の上に向かひて便ち夫を剋す、同じく用ひて多説するを要せず。以上《壷中子》に出づ。

臨官帝旺未為好,早嫁早婚傷亦早,若還相適作夫妻,頭女頭男須夭喪。臨官帝旺二殺,雖五行壯,男多殺妻,女多傷夫。(沉芝源髓)凡男於妻絕中生者,不宜生女,生女則喪妻,如甲子金以木為妻,七月生為妻絕也。女於夫絕中生者,不宜生男,生男則喪夫,如甲子金,女以火為夫,十月生為夫絕也,餘準此。

歌訣に説く、臨官・帝旺に坐するは併せて好と算せず、早早として出嫁成婚すれば便ち早早として傷を受けん。もし両人偏偏として夫妻を結成せば、頭胎の女児あるいは児子必定して夭折せん。这是因为臨官・帝旺のこの両位たとへ五行をして強壮せしむとも、却つて男命多く妻を剋し・女命多く夫を傷るを以てなり、この説は《沈芝源髄》に出づ。凡そ男子妻星の絶地の中に生ずれば、便ち宜しく女児を生ず可からず、女児を生ぜば便ち会く妻を喪はん、譬へば甲子年生納音金に属する人木を以て妻と為し、七月木の絶地に生ずれば正是なり。女子夫星の絶地の中に生ずれば、便ち宜しく児子を生ず可からず、児子を生ぜば便ち会く夫を喪はん、譬へば甲子年生納音金に属するの女子火を以て夫と為し、十月火の絶地に生ずれば、余これを依りて類推す。

父母位を論ず

父位者,以克母者為之,謂如木命以土為父,若遇父在有氣之鄉,其父必居華顯或得父祖庥蔭,名望升達,假令戊辰木命人,以土為父,十一月生為旺鄉,若居無氣之鄉,則主其父不利,或幼失尊長,或父抱疾,終當孤立,假令丁卯火命人,以金為父,九月生為衰鄉,他皆彷此。母土命,以火為母,五月生為旺鄉,若遇母位居墓絕之鄉,則主幼失其母,多病患,或母性惡戾,假令壬申金命人,土為母,十二月生,為衰鄉,他皆彷此。(並三命鈐)胎氣同柱,當有異母,月干相逢,須依二父。受胎正在受氣之地,而與日時支干同者,當食二母之乳,月干年干相逢而同在父母生地,當依二父。(鬼谷遺文)

いはゆる「父位」とは、母を剋するの五行を以て来たりて充当す、譬へば納音木に属する人土を以て父と為す。父星もし気あるの地に落つれば、父親必定して身顕要に居り、自己もまた能く父祖の庇蔭を得、名望日漸上昇せん。譬へば戊辰年生納音木に属する人土を以て父と為し、十一月正に土の旺地に生ずれば便是なり。父星もし気なきの地に落つれば、則ち父親不利を主り、あるいは幼年就て長輩を失ひ、あるいは父親久病して、最終孤立無依す。譬へば丁卯年生納音火に属する人金を以て父と為し、九月正に金の衰地に生ずれば、余これを倣す。母位は則ち如く納音土に属する人火を以て母と為し、五月正に火の旺地に生ずれば便是なり。母星もし墓絶の地に落つれば、便ち幼年母を喪ふを主り、あるいは自身多病し、あるいは母親性情凶悪乖戻なり。譬へば壬申年生納音金に属する人土を以て母と為し、十二月正に土の衰地に生ずれば、余これを倣す。以上《三命鈐》に出づ。「胎気同柱、当に異母あるべし。月干相逢、須らく二父に依るべし」とは説く所、受胎の月正に気を受くるの地に在りて、而して日柱・時柱の干支と相同のは、須らく両位の母親の乳を吃せんと要す。月干と年干と相逢して同じく父母の生地に処るは、便ち須らく両位の父親に依靠せんと要す、这是《鬼谷遺文》の説法なり。

伯叔位者,以其父同類推之,謂如金命人,以木為父,則以甲為伯,乙為叔,若遇伯叔在有氣之鄉,則主有足智略聰明伯叔,假令戊辰木命人,用土為父,以戊為伯,己為叔,五月六月生,戊在午,己在未,仲夏土乘旺氣,諸準此例,若遇伯叔在墓絕之鄉,則主叔伯別異不親睦,假令己巳木命人,用土為父,以戊為伯,己為叔,三月四月生,戊在辰,己在巳,季春土「入」墓,孟夏土絕,他皆彷此。

いはゆる「伯叔位」とは、按じて父親の同類五行を以て推す。譬へば納音金に属する人木を以て父と為し、便ち甲を以て伯父と為し・乙を叔父と為す。伯叔星もし気あるの地に落つれば、足智多謀・聡明能幹の伯父叔父あるを主る。譬へば戊辰年生納音木に属する人土を以て父と為し、戊を以て伯と為し・己を叔と為し、五月・六月に生じ、戊は午に寄り・己は未に寄り、仲夏の時節土旺気を乗ず、余皆この個の例を照らして推す。伯叔星もし墓絶の地に落つれば、則ち伯叔の間彼此疎遠・相親睦せざるを主る。譬へば己巳年生納音木に属する人土を以て父と為し、戊を以て伯と為し・己を叔と為し、三月・四月に生じ、戊は辰に寄り・己は巳に寄り、季春土墓庫に入り・孟夏土絶地に到る、余これを倣す。

兄弟位者,取己身同類推之,謂如木命人,以甲為兄,乙為弟,如推伯叔法也,若遇兄弟在有氣之鄉,則主有孝友兄弟,終身和睦,假令丁酉火命人,以丙為兄,以丁為弟,五月六月生,丙在午,丁在未,夏火乘旺氣,餘準此,若遇兄弟在衰病之鄉,則主無兄弟,縱有多疾或常隔越,假令丙寅火命人,丙為兄,丁為弟,七月八月生,丙在申,丁在酉,孟秋火病,仲秋火死,餘彷此。(三命鈐)寸珠尺璧云:凡月帶刑沖破殺者,主兄弟不和,並無力。

いはゆる「兄弟位」とは、自身の同類五行を取りて来たりて推す。譬へば納音木に属する人甲を以て兄と為し・乙を弟と為し、推法伯叔位と相同なり。兄弟星もし気あるの地に落つれば、兄弟孝順友愛・終身和睦するを主る。譬へば丁酉年生納音火に属する人丙を以て兄と為し・丁を弟と為し、五月・六月に生じ、丙は午に寄り・丁は未に寄り、夏天火旺気を乗ず、余これを依りて類推す。兄弟星もし衰病の地に落つれば、則ち兄弟なきを主り、たとへ有るも多く病し、あるいは常年両地に分隔す。譬へば丙寅年生納音火に属する人丙を以て兄と為し・丁を弟と為し、七月・八月に生じ、丙は申に於て病・丁は酉に於て死、孟秋火病し・仲秋火死す、余これを倣す。以上《三命鈐》に出づ。《寸珠尺璧》に説く、凡そ月柱刑・冲・破および凶殺を帯ぶるは、兄弟不和を主り、しかも幇上げる能はず。

第卅巻

子息位を論ず

子位者,以妻命所生者為之,謂如木命人以金為子,若遇子位在旺相有氣之鄉,則生有聰明忠孝之子,光顯祖宗。假令甲子人以火為子,五月生火乘旺氣,餘準此。若是陰命人,定子位,並以所生者為子,如木命人,火為子,他彷此。其吉凶休咎,皆如前法夫命推之。

いはゆる「子位」とは、妻星の生ずる所の五行を以て来たりて充当す、譬へば納音木に属する人金を以て子と為す。子星もし旺相気あるの地に落つれば、便能く生下して聡明忠孝の児子、祖宗を光耀せん。譬へば甲子年生の人火を以て子と為し、五月火旺気を乗ずるに生ずれば便是如此にして、余これを依りて類推す。もし是れ女命なれば、子位を確定する時一律に自身の生ずる所の五行を以て子と為し、譬へば納音木に属する人火を以て子と為し、余これを倣す。至るに其中の吉凶禍福は、皆前面の夫命を推算するの弁法を照らして来たりて推す。

欲知子之性情,各以五行推之。木命人以金為子,主其子性懷廉正,剛烈自用。火命人以水為子,主其子性謙和,守恬澹,扶高接下。土命人以木為子,主其子仁慈忠孝,柔順謙和,宜少不宜老。金命人以火為子,主其子性多貪婪,心中虛妄,逐利勝己,有始無終。水命人以土為子,主其子緩慢凝重,沉靜耿介,老而有福。並以五命各在有氣之鄉,若在休墓之所,則反是也。(並三命鈐)

児子の性情を知らんと欲せば、各々五行を按じて来たりて推す。納音木に属する人金を以て子と為すは、児子廉潔方正・剛烈にして自負するを主る。火に属する人水を以て子と為すは、児子謙和にして、恬淡に安んじ、能く上を敬して下を接するを主る。土に属する人木を以て子と為すは、児子仁慈忠孝・柔順謙和にして、宜しく年少にして宜しく年老せざるを主る。金に属する人火を以て子と為すは、児子多く貪婪にして、心の中虚妄不実にして、一味して利を逐ひて要して別人に勝過し、做事始ありて終なきを主る。水に属する人土を以て子と為すは、児子遅緩穏重・沈静耿直にして、年老の後福あるを主る。以上皆就くに子星気あるの地に落つるに於て言ふ、もし休囚墓庫の処に落つれば、情形便ち恰好く相反す。この説は《三命鈐》に出づ。

凡男命以生時為子,以克我者為子孫,若四柱內無鬼,名曰局中無子,卻看生時在何地,如木命人以金為子,若局中無子,而得申酉巳時者,必有子也。名曰子乘旺氣,若金死於子,絕於寅,即無子也。天元變化書云:以時取子,如丁巳土人,壬寅月,己亥日,己巳時,寅亥俱是木,又時中見木,必多子,如丁巳人,庚戌月,壬申日,己酉時,金多則無木,又時上無木,必少子,餘彷此。凡命以時之納音,推子之數,水一,火二,木三、金四、土五,有氣乘時,則倍數言之,無氣背時,則減數言之,有不依數者,在五十後,禍福方定也。

男命生時を以て子女宮と為し、我を剋するの五行を以て子孫と為す。四柱の内もし官鬼なければ、便ち「局中無子」と呼ぶ。この時須らく生時いづれの位置に落つるを看るべし、譬へば納音木に属する人金を以て子と為し、たとへ局中子なきも、しかし申時・酉時・巳時に生ずるは、必定して児子あり、これを「子乗旺気」と呼ぶ。もし金子に於て死し・寅に於て絶すれば、あれば便ち真に子なし。《天元変化書》に説く、時柱を用ひて子を取る、譬へば丁巳年納音土に属する人、壬寅月・己亥日・己巳時、寅と亥と皆木に属し、時の中また木を見れば、必定して子多し。又如丁巳年生の人、庚戌月・壬申日・己酉時、金多くして木なく、時の上もまた木なければ、必定して子少なし、余これを倣す。凡そ命を看るに皆時柱の納音を用ひて児子の数目を推算す。水に属するは一個、火に属するは両個、木に属するは三個、金に属するは四個、土に属するは五個。もし気ありて時令に合すれば、便ち加倍して来たりて説き、もし気なくして時令に違背せば、便ち減少して来たりて説く。も有りてこの個の数目に合せざる、須らく五十歳以後に到りて禍福こそ定準し得ん。

凡男命犯局中無子,又時不在鬼生旺之鄉,卻支干與年合者,但只生女得成,子不育也。或即生而夭喪者多矣。古詩云:哭子帶刑死位傍,子多復是少年亡,忽若支干並德合,只宜養女得成雙。假如一員郎,癸未年,癸亥月,丙辰日,戊子時,得局中無子,又在官鬼死地,卻戊與癸合,故生女多,子皆不成。若見甲子則一生無子也。又有一玉牃,癸未年木,甲子月金,辛卯日木,癸巳時水,是局中有子在死地,時在官鬼長生之地,故生數子,而女少。又有一郎官,庚辰年金,壬午月木,戊寅日土,辛酉時木,白虎臨庭下,不慈,五十六不祿,兒女俱無,此格大妙,可詳推之。

男命もし「局中無子」を犯し、時柱また官鬼の生旺の地に在らず、而して干支却つて年柱と相合せば、あれば便ちただ女児を生むの能く養大し、児子養活せず、あるいは生下来れば便ち夭折するの多し。古詩に説く、子を哭するの凶星刑を帯びてまた死位に靠れば、たとへ児子多くともまた少年夭亡せん。もし干支同時に徳神と相合せば、便ちただ宜しく女児を養ひ、なほ能く成双せん。例を挙げて説く、有位の員外郎、癸未年・癸亥月・丙辰日・戊子時、局中無子に属し、また官鬼の死地に落つるも、しかし戊と癸と相合す、ゆゑに女児を生むこと多く、児子皆養成らず。もし時柱換へて甲子と為れば、あれば便ち一生子なし。又有一份の宗室玉牒の上の命例、癸未年納音木に属し、甲子月納音金に属し、辛卯日納音木に属し、癸巳時納音水に属す、这是局中子ありて却つて死地に落ち、而して時柱官鬼の長生の地に在り、ゆゑに好幾個の児子を生じ、女児かへつて少なし。又有一位の郎官、庚辰年納音金に属し、壬午月納音木に属し、戊寅日納音土に属し、辛酉時納音木に属す、白虎庭下に臨み、人と為りて慈ならず、五十六歳にして去世し、児女一個もなし。この幾個の格局皆甚だ玩味するに値し、可く仔細に推詳せん。

寸珠尺璧云:凡命犯亥子多得兒,巳字多得女。凡人命時帶年沖,克子。時帶年刑,克子。時帶年破,克子。時帶年害,克子。時帶年刃,克子。時帶年劫,克子。時帶年破,克子。時帶年元辰,克子。時帶年空亡,克子。(重者絕子)時帶自刃,克子。時帶飛刃,克子。時坐華蓋,克子。五十後愈見不牢。時帶自刑,子多疾病。時帶六厄,子多厄。時帶浮沉殺,子死瀉痢。時坐本音墓,主有壽。無子送老,但孫息耳。時坐日破、空亡、刑沖、刃、食、劫,皆主克頭子。

《寸珠尺璧》に説く、凡そ命中亥の字・子の字多きは容易く児子を得、巳の字多きは容易く女児を得。以下逐條に列挙して妨子の組合す。時柱年柱の冲を帯ぶるは、子を剋す。年柱の刑を帯ぶるは、子を剋す。年柱の破を帯ぶるは、子を剋す。年柱の害を帯ぶるは、子を剋す。年柱の羊刃を帯ぶるは、子を剋す。年柱の劫殺を帯ぶるは、子を剋す。年柱の破を帯ぶるは、子を剋す。年柱の元辰を帯ぶるは、子を剋す。年柱の空亡を帯ぶるは、子を剋し、厳重の甚至として子嗣を断絶す。時柱自刃を帯ぶるは、子を剋す。飛刃を帯ぶるは、子を剋す。時柱華蓋に坐するは、子を剋し、五十歳以後に到ればさらに覚えて子女保ち難し。時柱自刑を帯ぶるは、児子多病なり。六厄を帯ぶるは、児子多災なり。浮沉殺を帯ぶるは、児子会く瀉痢に因りて死せん。時柱本命納音の墓庫に坐するは、自身長寿を主るも、却つて児子の送終するなし、ただ能く孫輩に靠るのみ。時柱日柱の破・空亡・刑冲、および羊刃・食神・劫殺に坐するは、皆長子を剋するを主る。

納音帶絕氣,又時在絕鄉,定主絕嗣。如癸巳、壬寅、庚申、乙亥、丁巳是也。假令庚申年,得壬寅時,決然無子矣。凡命見申日、亥時,巳日、寅時,互換見者,名曰狡害殺,主絕嗣,須庶出過房方住。古詩云:五行狡害不為良,夫婦孤單獨守房,死去墳前無子哭,求他異姓卻相當。(並廣信集)太乙降誕經云:假令甲子旬九月十日生,兼戌亥日時者,定主絕子。

納音本身絶気を帯び、時柱また絶地に落つれば、一定して子嗣を断絶するを主り、癸巳・壬寅・庚申・乙亥・丁巳のこれらの干支のごとき便是なり。譬へば庚申年生の人また壬寅時を得れば、必然として子なし。凡そ命中申日亥時を配し・巳日寅時を配し、および両者互換の組合を見るを、「狡害殺」と呼び、絶嗣を主り、必ず須らく庶出あるいは他人の子を過継してこそ延續するを得ん。古詩に説く、五行の中狡害を犯すは好事にあらず、夫婦孤単各々空房を守る。死後墳前親生の児子の哭祭するなく、只好く去りて異姓の人を求めて来たりて頂替せしむ。以上《広信集》に出づ。《太乙降誕経》に説く、譬へば甲子旬の中九月十日に出生し、また戌・亥の日時を兼ねれば、一定して絶子を主る。

子息則先明生氣,或用克以推之。如丁巳土以木為子孫,遁至亥上得辛,若四柱見丁在無氣,更有刑害者,必少子孫也。祿馬不閒,子孫未必絕滅。若人生時見祿馬,往來朝命,不犯寡孤,亦有子孫。(並鬼谷遺文)時尅亦應男不順。時干尅年干,及倒食干,主生男不順(沉芝源髓)

「子息は則ち先ず生気を明らかにし、あるいは剋を用ひて以て之を推す」とは説く所、子嗣を推すに先ず須らく生気の在る所を弄清し、また可く我を剋するの五行を用ひて来たりて推せん。譬へば丁巳年納音土に属する人木を以て子孫と為し、遁干の法を用ひて推して亥位に到りて辛金を得、もし四柱の中丁火気なく、また刑害あれば、必定して子孫稀少なり。「禄馬閑ならず、子孫未必絶滅せず」とは説く所、人の生時もし禄神・駅馬を見、往来朝拱して本命し、また孤辰寡宿を犯さざれば、仍ほ会く子孫あらん。以上《鬼谷遺文》に出づ。「時剋もまた応ずる男不順」とは説く所、時干年干を剋し、および時干倒食を作すは、児子を生むこと不順利を主る、这是《沈芝源髄》の説法なり。

【婦人孕生男女を定むるの訣】

乾坤艮巽坎離震兌。乾、坎、艮、震為男兒。巽、離、坤、兌為女兒。父母歲數兩頭安,受胎之月中心取。凡以父母年歲雙、隻及受胎月裝成一卦,父母年歲雙為拆,受胎只為單,成坎卦定得男兒,父母年歲皆只為單,受胎月日雙為拆,成離卦,定為女。父年上,母年下,餘皆凖此例。(穿珠指掌)

八卦の次序は乾・坤・艮・巽・坎・離・震・兌にして、其中乾・坎・艮・震の四卦は男を生ずるを主り、巽・離・坤・兌の四卦は女を生ずるを主る。推法は把て父母の年歳を分列して上下の両頭に置き、把て受胎の月份を放りて中間に在らしむ。父母の年歳是れ双数なれば便ち拆爻を画き、受胎の月份是れ単数なれば便ち単爻を画く。三爻湊成して坎卦と為れば、断定して男を生ず。父母の年歳皆単数にして単爻を画き、受胎の月日双数にして拆爻を画き、湊成して離卦と為れば、断定して女を生ず。父親の年歳は上に在り、母親の年歳は下に在り、余皆この個の例を照らして推す、这是《穿珠指掌》の説法なり。

凡大小二運,與歲命三六合者,主有孕,生男女之慶,陽多生男,陰多生女,若純陽則極而反陰,生女。純陰則極而反陽,生男也。謂如甲子命,屬陽,而大小二運臨辰位,或申位,外夾辛巳,太歲屬陰,則是陽多生男也。(五行要論)

凡そ大運・小運と太歳・本命と三合あるいは六合を構成するは、懐孕を主り、生育子女の喜慶あり。其中陽多きは男を生じ、陰多きは女を生ず。もし純陽極処に到りてかへつて陰に転ぜば、便ち女を生ず。純陰極処に到りてかへつて陽に転ぜば、便ち男を生ず。譬へば甲子年生の人本命陽に属し、大運小運また行きて辰位あるいは申位に到り、外にまた辛巳を夾み、太歳陰に属すれば、这便是陽多くして男を生ずるを主る、この説は《五行要論》に出づ。

僧道を論ず

凡推道德命者,喪門、孤角、空亡,同類福者,是也。或命有貴格,而五行死絕,或命無貴氣,而五行生旺帶天中亦是。常以月為法眷,日為章服住持,時為衣缽、徙弟、法嗣。常須日上五行恬和有用,則徒弟數多,行果相輔,月上五行有用,福神相助,得善和法眷。同袍讚美,若月上刑沖帶殺,即同袍不和,法眷乖越,更帶大耗,他須連累。日上刑沖帶殺,則求化無緣,飄流不定,時上刑沖帶殺,則小徒弟,一生窮寂,衣缽不備也。

凡そ僧道の命を推算するは、須らく「喪門」「孤辰」「空亡」のこれらの出家と相類するの福神出現するや否やを看るべし。も有りて命本貴格ありて却つて五行死絶し、あるいは本貴気なくして却つて五行生旺してまた「天中」を帯ぶるは、同じく僧道の命に属す。通常月柱を以て同門法眷を代表し、日柱を以て所受の僧衣と住持の位とを代表し、時柱を以て衣鉢・徒弟と法嗣とを代表す。日柱の上の五行必ず須らく平和にして用あればこそ、徒弟こそ衆多にして、修行の成果もまた彼此相輔す。月柱の上の五行用あり、また福神の相助あれば、便能く和善の同門法眷を得、同袍の間互に称誉す。もし月柱の上刑冲ありてまた凶殺を帯ぶれば、同袍便ち和睦せず、法眷の間乖違疎遠し、さらに「大耗」を帯ぶれば、なほ須らく他人に連累せられん。日柱の上刑冲殺を帯ぶれば、則ち化縁門なく、四処飄流不定す。時柱の上刑冲殺を帯ぶれば、則ち小徒弟一生窮困冷落にして、連ねて衣鉢もまた置辦して斉はざらん。

凡道德之命,亦宜等降,命中見印,當權服眾,前喪後吊,則苦行傷身,有華蓋夾貴,三奇中帶五行恬和之氣,或帶自死自絕火木者,志性明白,清高脫麗人也。更帶干鬼、倒食、學堂、金水則文章辯慧,生旺太遇,則名利之心不可遏,更帶凶殺,終是還俗,死絕中見貴人、三奇、華蓋、五行相生,或夾貴,或金水火木兩字者,道行明遠,為性穎悟,不喜雜冗,道心精進,無礙人也。凡欲辨道德之命,則多四殺者為僧,四孟者為道人,多水者為道,多火者為僧。又五行生旺者道也。死絕者僧也。

僧道の命もまた応当に高下等級を分かつべし。命中印綬を見るは、能く権を掌りて衆人をして信服せしむ。前に「喪門」あり後に「弔客」あるは、則ち苦行修持して身体を損傷す。「華蓋」ありて貴人を夾み、「三奇」の中また五行平和の気を帯び、あるいは自死自絶の火と木とを帯ぶるは、志向性情明白通達・清高脱俗にして、是れ常人を超出するの人物なり。もしさらに天干の官鬼・倒食・学堂および金水を帯ぶれば、便ち文章出衆・辯才聡慧なり。生旺太過のは、名利を追求するの心便ち按捺して住さず、さらに凶殺を帯ぶれば、最終なほ須らく還俗せん。死絶の中貴人・三奇・華蓋を見、五行また相生し、あるいは夾貴あり、あるいは金水・火木の両字を帯ぶるは、道行高遠・秉性聡頴にして、雑乱冗務を喜ばず、道心精進して、是れ通達無礙の人なり。大凡僧道の命を分辨す、四殺多きは和尚を做り、四孟多きは道士を做る。水多きは道門に入り、火多きは仏門に入る。此の外五行生旺のは道に属し、五行死絶のは僧に属す。

珞琭子云:崇釋乃離宮修定,歸道乃水府求玄。凡道德命見五行相尅,六害、孤、寡、刑、沖、中帶元辰、羊刃、劫殺者,是為生謀利,庸愚之輩也。更帶咸池,耽惑酒色,狡計謀、門財利,是念在道門不久之人。

《珞琭子》に説く、仏教を信奉する人は是れ離宮火位に於て禅定を修習し、道教に帰入する人は是れ水府の中に於て玄妙を探求す。凡そ僧道の命もし五行相剋を見、また六害・孤辰・寡宿・刑・冲あり、其中また「元辰」「羊刃」「劫殺」を帯ぶるは、ただ是れ出家を借りて生を謀り利を求むるの庸碌愚昧の輩なり。もしさらに「咸池」を帯ぶれば、便ち酒色に耽溺し、心計に工み・財利を専営し、この種の人存心して道門に在るもまた待つこと長久ならず。

凡道德命,較之他人用事相反,歲運上見喪門、弔客、孤寡、伏返,常人哭泣持服喪禍處,乃為僧道披剃緣會,及賜服住持之時也。凡道德命大忌見咸池,一生不利道行,多酒色陰私連累之撓。歲運逢之,多疾病,破財煩聒,更五行無氣,往往死矣。(並燭神經)

僧道の命取用の上に於て常人と恰好く相反す。流年大運の上「喪門」「弔客」「孤辰」「寡宿」および「伏吟」「返吟」を見るは、常人に在りて是れ哭泣服喪・喪禍に遭遇するの時にして、僧道に在りては却つて正に剃度出家・機縁湊合し、あるいは法服を受賜し・住持に出任するの時なり。僧道の命最も「咸池」を見るを忌み、一生道行に利あらず、多く酒色陰私の牽累紛擾あり。流年大運これに碰上すれば、多く疾病を生じ・破財し・煩擾休まず、もし五行さらに気なければ、往往にして便ち此に就て命を喪ふ。以上《燭神経》に出づ。

【建命殺】一名破祖

取生月支干,與太歲同也。如甲戍年甲戍月是也,主破蕩祖業,多妨害,定僧道。(三命鈐)孤、寡兩犯,圓頂方袍;亡劫併刑,羽衣道士。孤寡重重犯者,為圓頂之流,亡辰劫殺併三刑者,為羽衣之士。(壺中子)

「建命殺」の取法は、生月の干支太歳と完全相同なり、例えば甲戌年また甲戌月に生ずるがごとく、祖上の産業を敗尽し・多く妨害あるを主り、断定して僧道の命と為す、这是《三命鈐》の説法なり。《壷中子》に説く、孤辰・寡宿の両樣皆犯すは、是れ光頭を剃り・方袍を穿つるの僧人の一流なり。亡神・劫殺また三刑を併するは、則ち身に羽衣を披るの道士なり。

【平頭羊刃緇黄応】

平頭乃甲、乙、丙、丁、壬、己之類,若平頭羊刃,更犯六害、空亡、無氣、孤辰、寡宿之類,多是僧道命。(沉芝源髓)長生貴人入孤寡,必定為僧也。祿馬三元入食神,章服有權聲。若或刑沖入四墓,徙子下山去,休敗刑沖及空寡,終身作刑者,不論陰陽逆順行,男女亦同稱,若不害子及刑夫,斷定作師姑。(直道歌)

いはゆる「平頭」とは、甲・乙・丙・丁・壬・己のこの一類の字形平頭の天干を指す。もし平頭の干また羊刃を帯び、さらに六害・空亡・無気・孤辰・寡宿の類を犯せば、多半是僧道の命にして、这是《沈芝源髄》の説法なり。《直道歌》に説く、長生と貴人と孤辰寡宿に落入すれば、必定して出家して僧と為る。禄・馬・三元また食神に入れば、則ち能く法服を受賜し・権位声望を享有す。もし刑冲辰戌丑未の四墓に落入せば、徒弟就て山を離れて他去せん。休敗・刑冲および空亡・寡宿に遇上せば、則ち終身刑剋を受く。此の一條は陰陽順逆を論ぜずして行ひ、男命女命皆同じく看待す。女子もし子を害せずまた夫を刑せざれば、便ち断定して彼女は出家して尼姑を做ると。

孤辰、寡宿、華蓋,遇空亡,或道或僧。(隱迷賦)兩般父母見星孤,四孟天中祿也。無辰戍丑未加臨著,多是道士及僧徒。四孟仲季同,如見三合六合,定為僧道。(鬼谷要訣)

《隠迷賦》に説く、孤辰・寡宿・華蓋さらに空亡に遇上すれば、此人是れ道士ならざれば便是和尚なり。歌訣また説く、父母の両方皆星辰孤単を見、四孟の位また「天中」と禄神とに逢ふ、もし辰・戌・丑・未の来たりて加臨するなければ、多半是道士あるいは僧徒なり。《鬼谷要訣》に説く、四孟・四仲・四季の情形相同なり、もしさらに三合・六合を見れば、断定して僧道の命なり。

凡命帶三六合,貴人破印相尅,華蓋同空亡,有貴氣者,不可以貴人論之,多是九流僧道之命。故曰:僧有四沖,道有三合。古詩云:三合生人辰戍時,定為僧不須疑。若還華蓋並臨墓,囊橐豐隆定紫衣。凡命重支重干,更帶空亡者,有心力長老也。

凡そ命中三合・六合を帯び、貴人また印を破して彼此相剋し、華蓋と空亡と同処するは、こようの人たとへ貴気あるも、能く当たりて富貴の命を作し来たりて論ずる能はず、多半是九流術士あるいは僧道の命なり。ゆゑに説く、和尚は多く四冲を見、道士は多く三合を見。古詩に説く、三合の人辰時・戌時に生まれれば、断定して僧と為る疑ふを要せず。もし華蓋また一併して墓庫に臨めば、あれば便是囊中豊足・終に紫袈裟を賜るを得るの高僧なり。凡そ命中地支重畳・天干重畳して、また空亡を帯ぶるは、是れ心力あり・能く担当するの長老なり。

九流を論ず

凡為術士命,有長生學堂,主本不帶刑戰傷闘,有小可福氣,歸於本主,但五行無根本耳。祿後二辰名祿九地,學堂、空亡、華蓋、印庫,亦主作九流,貴人無用亦然。無根本者,如水人無金,火人無木之類是也。不惟九流,但是貴賤人命犯之,主無祖業。

凡そ術士の命は、命中長生・学堂あり、本命刑戦傷闘を帯びず、略々一点の福気自身に帰す、ただ五行根基なきのみなり。禄位の後第二位を「禄九地」と呼び、さらに学堂・空亡・華蓋・印庫を加ふれば、も此人九流術業に従事するを主る。貴人虚設して用なきは、情形もまた一樣なり。いはゆる「根基なき」とは、指す所納音水に属する人命中金なし・火に属する人命中木なしの類なり。ただ九流の人のみならず、貴賤を論ぜず、凡そ命中この條を犯すは、皆祖上の産業の継承す可きなきを主る。

遊逸之人命,五行無根本,四柱不相往來,脫前落後,無情無理,故作飄蓬尋幽之士,更五行無氣象者,破落道人也。更刑射破了主本,即是丐士,或五行無根本,卻有福德,互相往來者,是客吏也。天乙閒慢,多是九流。古詩云:貴人且看閒不閒,閒即九流當便許。假令甲戊庚,上半年以未為貴人,不閒,下半年以丑為貴人,不閒,與六壬中相反用。(並廣信集)

游荡閑散の人の命は、五行根基なく、四柱の間彼此相往来せず、前後脱節して、既に情なくまた理なし、ゆゑに成りて到処漂泊・幽勝を尋訪するの人と為る。もし五行さらに毫も気象なければ、便是破落の道人なり。もしさらに刑冲あって本命を傷破せば、あれば便是乞丐なり。もし五行たとへ根基なくとも却つて福徳あり、四柱また能く互相往来せば、あれば便ち官府に当差するの吏員なり。「天乙貴人」もし閑置して用ひざれば、多半是九流の人なり。古詩に説く、貴人を看れば先ず須らくそれの閑不閑を看るべし、閑の便ち断じて九流と為す可し。譬へば甲・戊・庚の三干、上半年は未を以て貴人と為す、是れ不閑なり。下半年は丑を以て貴人と為す、も是れ不閑なり、これ六壬術の中の用法と恰好く相反す。以上《広信集》に出づ。

吏卒を論ず

吏人命,沖刑多者為吏人,東西戰闘,南北沖爭,長生處破了,死敗處生起,五行錯雜者,是也。若帶官鬼而有福氣,兼引死還生者,是因吏中有祿也。若帶刑殺者,多至徙配。凡命帶重支重干,有刑戰者,是狡猾公人也。(並廣信集)

吏員の命は、冲と刑と多き人を以て吏と為す。東西方位相戦闘し、南北方位相冲争し、長生の処破壊せられ、死敗の処かへつて生起し、五行錯雑不純なるは、便是この種の命なり。もし官鬼を帯びてまた福気あり、併せて能く死より転じて生ずるは、是れ吏職の中に於て俸禄を得るの人なり。もし刑殺を帯ぶれば、多半会く落到りて流放充軍の地步せん。凡そ命中地支重畳・天干重畳して、また刑戦あるは、是れ狡猾の衙門公人なり。以上《広信集》に出づ。

空亡無氣,貧薄夭奸,胥猾吏真不少。空亡無氣,僧道,加之刑剋乃奸吏也。(理愚歌)兵卒命局中,殺重方為兵卒,五行不等破傷,主本尊卑無禮者,亦是也。若帶福氣,凶中有生成主本者,是由軍伍而有權祿人也。此等命,亦有食神,亦有權星,雖貴命,而殺在先也。(廣信集)

《理愚歌》に説く、命中空亡にして気なきは、多半貧寒短命にして奸猾なり、この類の胥吏の中の滑頭実に少なからず。空亡無気本僧道を主る、もしさらに刑剋を加ふれば、便ち成りて奸猾の吏員と為る。兵卒の命は則ち要して局中殺気重ければこそ算せり、五行参差不斉にして破損を受け、本命尊卑失序・礼法を講ぜざるは、もこの一類に属す。もし命中福気を帯び、凶険の中また能く本命を生ずれば、あれば便是行伍出身して権柄俸禄を握るの人なり。この種の命もまた食神あり、も権星あり、たとへ貴命なるも、却つて是れ凶殺先に在るを以て、この説は《広信集》に出づ。

形貌性情を論ず

凡人稟五行之氣而生者也,形貌美惡,性之剛柔不同,由金、木、水、火、土,今敍五行形性。金,主人骨肉相應,面上濶下狹,眉高眼深,額平印堂寬,鼻曲耳紅,音聲清響,剛毅有決,動為尚義,死絕則面有巌稜,眼深睛黑,剋薄內毒,喜淫喜殺,自拙無志也。

人皆五行の気を禀受して生ず、容貌の美醜・性情の剛柔各々相同ならず、全く金・木・水・火・土より決定せらる、現に依次に五行の形貌と性情とを叙述す。金に属する人は、骨骼と肌肉と相称し、臉上寛下窄にして、眉高眼深・額頭平正・印堂開闊・鼻梁弯曲・耳朵紅潤・声音清亮响亮し、性格剛毅果決にして、行事道義を崇尚す。もし死絶の地に落つれば、則ち面棱角あり・眼窝深陷・眼珠発黒し、人と為りて刻薄陰毒にして、色を好み殺を好み、自身笨拙にして志気なし。

木,主人形瘦長,骨細肉膩,口尖,人中長,美鬚髮,手足【纖】膩,柔語細聲,其色青,遇火而赤,逢金而白,生旺則仁勇氣節,死絕則眉眼不正,慳吝鄙嗇,肌肉乾燥,頸長喉結,行坐不隠,身多欹側也。

木に属する人は、身形痩長にして、骨骼細くして肌肤細膩し、嘴巴尖・人中長・鬚髪秀美・手足纎細柔潤し、説話軽柔・声音細弱にして、肤色偏青なり。火に遇へば便ち転じて紅と為り、金に逢へば便ち転じて白と為る。生旺の人は仁厚勇敢にして気節あり。死絶の地に落つるは、眉眼長ずる端正ならず、人と為りて悭吝鄙嗇にして、肌肉乾燥・脖子長くして喉結突出し、行走坐立皆不安穏にして、身子常に歪斜なり。

水,主人眉牻目大,鼻曲面圓,頂平聲細,生旺黑色,受制黃白,行走緊速,搖頭擺腰,為性大寬小急,坐旺莽蕩大器,死絕則陰狡內狠,帶殺則傾覆陰謀。火,主人面上尖下濶,印堂窄,鼻露竅,精神閃爍,語言辯急,意速聲焦,其色或青或赤,更變不定,坐須搖膝,立不移時,臨事敏疾。如死絕則黃瘦,尖小性靈,妬毒有始無終,多妄作,有貴氣主之,則大聰明。

水に属する人は、眉毛雑色にして眼睛大にして、鼻梁弯曲にして面龐円にして、頭頂平坦・声音細弱にして、生旺の時肤色偏黒、受制の時転じて黄白と為る。走路また快くまた急にして、頭を搖ぎ腰を摆ふ、性情大処に於て寛和にして小処に於て急躁なり。旺地に坐するは、気度豪放にして是れ大器なり。死絶の地に落つるは、陰険狡詐・内心狠毒にして、さらに凶殺を帯ぶれば、便会く図謀して他人を傾覆せん。火に属する人は、臉上尖下寛にして、印堂狹窄・鼻孔外露し、精神閃爍不定にして、説話辯捷急促、心思快くして声音焦躁し、肤色時に青時に赤・変化不定なり。坐すれば腿を抖るを愛し、立つこと久しからず、事に遇ふに反応敏捷なり。もし死絶の地に落つれば、則ち面色黄痩・身材尖小にして心思霊巧にして、妬を好み陰毒にして、做事始ありて終なく、多く妄挙あり。もし貴気の来たりて主導するあれば、便ち成りて極めて聡明の人と為る。

土,主人形貌肥厚,背圓腰濶,鼻大口方,眼長眉秀,面有牆壁,其色黃白,為性重厚,作事不輕易容寬博,死絕則顏色似憂,鼻低面褊,聲音重濁,樸質拗事,孤介吝梗,不容眾情沉毒恨事也。以上五行之情,參以吉凶神殺,所遇於命中日時上,納音所得五行,或生、或旺、或死、或絕,自可以義推之。

土に属する人は、形貌肥厚にして、背円腰闊にして、鼻子大・嘴方正にして、眼長眉秀にして、臉盤墙壁のごとく端方にして、肤色黄白にして、性情穏重敦厚にして、做事軽率ならず、容貌気度寛宏なり。もし死絶の地に落つれば、則ち臉色憂愁を帯ぶがごとく、鼻梁低・面龐窄にして、声音重濁にして、人と為りて朴拙にして執拗、孤僻吝嗇・生硬不通にして、能く衆人の情面を体諒せず、心の裏深く怨毒を蔵す。以上五行の情性は、なほ須らく参照して命中日柱・時柱の上所遇の吉凶神煞、および納音の得る所の五行是れ生・是れ旺・是れ死・是れ絶、自然に可く理を按じて推断せん。

天干雖同為合也,而情各有辨焉,甲己為中正之合,甲陽木也,其性仁,處十干之首,己陰土也,鎮靜篤厚,有生物之德,故甲己為中正合也,主人崇重大器,寬厚平直,如帶殺而五行無氣,則多嗔好,性不可屈。

天干相合同じく「合」と呼ぶといへども、其中の情性各々分別あり。甲と己とは「中正の合」なり。甲は陽木にして、本性仁厚にして、位は十干の首に居る。己は陰土にして、鎮静篤厚にして、万物を生養するの徳性を具有す。ゆゑに甲己相合するを中正の合と称し、主人器量崇高厚重にして、人と為りて寛厚正直なり。但しもし凶殺を帯びて五行また気なければ、便ち変じて多怒好闘にして、性情倔強にして肯んじて屈服せず。

【乙庚是れ仁義の合と為す】

乙陰木也,其性仁而太柔,庚陽金也,剛以輔之,故仁柔而義剛,主人果敢有守,不惑柔佞,周旋進退,五行生旺則骨形清,若五行死絕帶殺,則主氣直勇決,卻自是自非,甲己乙庚之合,婦人尤宜得之。

乙は陰木にして、本性仁厚なるも却つて過ぎて柔弱なり。庚は陽金にして、剛強を以てこれを輔助す、ゆゑに合して便ち仁中柔を帯び・義中剛を帯び、主人果敢にして操守あり、柔媚諂佞の言に迷惑せられず、進退周旋皆分寸あり。五行生旺のは、骨相清秀なり。もし五行死絶してまた凶殺を帯ぶれば、則ちたとへ気性耿直・勇んで決断するも、往々にして自以为是・自作是非す。甲己の合と乙庚の合とは、婦人これを得れば尤其として相宜なり。

【丙辛是れ威制の合と為す】

丙陽火也,威明自盛,辛陰金也,克刃喜殺,主儀表威肅,人多畏懼,酷毒好賄,喜淫,若帶殺及五行死絕,則為寡恩少義無情之人也,婦人得之,與天中大耗咸池相併者,貌甚美,聲甚卑,是為妖冶而淫者也。

丙は陽火にして、威勢光明にして自ら盛なり。辛は陰金にして、刀刃を剋制するを善くし・粛殺を喜好す、ゆゑに合して主人儀表威厳粛穆にして、別人多半彼を畏懼す、但し性情厳酷陰毒にして、財賄を貪好し、また淫佚を喜ぶ。もし凶殺を帯びて五行死絶せば、便ち成りて寡恩少義・冷酷無情の人と為る。婦人この種の合を得れば、もしさらに「天中」「大耗」「咸池」と併して一処に在れば、容貌極めて美・声音極めて柔にして、あれば便是妖冶にして淫蕩の人なり。

The original text is in the public domain. The Japanese is a machine-assisted translation of this library’s own Chinese paraphrase, checked against a fixed glossary so that technical terms match the definitions used elsewhere on this site. It is a reading aid and does not replace the original.

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