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大関

宋 · 廖中 · 第34巻 / 40

作盤ガイド: 暦注(黄暦), 万年暦

凡甲子、壬子、戊子,三旬生人,俱從申上起數,庚子、丙子中兩旬生人,俱從寅上數,假令辛未命是甲子旬中生人,用甲子從申上數起,順行一位一辰,至卯上見本年辛未,此是關也,餘彷此。卻看命宮在何宮,若在兄弟、奴僕、遷移、相貌四宮為犯關也。餘宮非,在第三宮不過三歲死,六十二宮依次言之,惟第九宮不出三十歲死也。若行年太歲大小運沖併,決不免矣,歌曰:甲壬戊子從申起,庚丙旬人數起寅,數到本年方是殺,三九六十二為真。

凡そ甲子・壬子・戊子のこの三旬に生ずる人は、皆申位より起りて数ふ。庚子・丙子のこの両旬に生ずる人は、皆寅位より起りて数ふ。譬へば辛未年命にして甲子旬に属する人は、便ち把て甲子を放りて申の上に起りて数へ、順行して一位一辰を数へ、数へて卯位に到れば正好く本年の辛未に碰上し、ここ便是関煞の在る所にして、余はこれを照らして類推す。接続してさらに命宮いづれの一宮に落つるを看れば、もし兄弟・奴仆・遷移・相貌のこの四宮に落つれば、便ち関を犯すと算し、別の宮に落つれば則ち算せず。第三宮に落つるは三歳に活過せず、第六宮・第十二宮依次に論断し、ただ第九宮のは、三十歳を出でずともまた須らく死せん。もし流年太歳と大運小運とまた来たりて冲併せば、あれば便ち決計して逃掉する能はず。歌訣に説く、甲子・壬子・戊子の三旬は申の上より起り、庚子・丙子の両旬の人は寅の上より数ふ、数へて本人生年のあれ一位に到ってこそ是れ殺、三・九・六・十二のこの幾宮に落つればこそ真犯と算せり。

小関

主千日週歲,三歲五歲不出也,辰戌年生關在辰子,亥酉年生關在亥午,申年生關在午丑,未年生關在卯,寅年生關在巳,巳年生關在未,卯年生關在子,看命宮在何宮,若殺在三六九十二宮,是犯關也。古詩云:六九不過三百日,十二同三定五【關】,更兼惡殺來臨著,父母如何得不憂。

小関の主る所は千日・周岁の内の凶険にして、最遅三歳・五歳もまた逃過する能はず。辰年・戌年生の関は辰と子とに在り、亥年・酉年生の関は亥と午とに在り、申年生の関は午と丑とに在り、未年生の関は卯に在り、寅年生の関は巳に在り、巳年生の関は未に在り、卯年生の関は子に在り。さらに命宮いづれの一宮に落つるを看て、もしこの個の殺第三・第六・第九・第十二宮に落つれば、便是犯関なり。古詩に説く、六宮・九宮に落つるは三百天に活過せず、十二宮と三宮とに落つるは定めて五歳の上に在り。もしさらに悪殺一併して頭に臨むあれば、父母を做るは怎能不憂心せんや。

又歌云:子亥酉年關在亥,寅蛇卯鼠戌辰龍;巳人羊位午申馬,丑未生人兔上逢。此關君要知凶惡,三六九十二宮中。又一例云:子蠍牛羊寅女為,卯併辰【?】巳申知,午牛未丑【甲】人馬,酉雞戌未亥魚兒。假令子生卯上起殺,其殺在三六九十二宮,則主夭死,不能逃也。(並廣信集)

また一首の歌に説く、子年・亥年・酉年生のは、関は亥の上に在り。寅年は巳(蛇)に在り、卯年は子(鼠)に在り、戌年・辰年は辰(竜)に在り。巳年生のは未(羊)に在り、午年・申年生のは午(馬)に在り、丑年・未年生のは卯(兎)の上に於て碰见す。須らくこの個の関煞の凶悪を知れば、便ち応ずる第三・六・九・十二宮の中に在り。別に一種の算例あり、是把て生年地支を配して十二宮の星象に上げて以て関を定む。子年は天蠍に属し、丑・未は牛と羊とに属し、寅年は双女に属す。卯と辰と并列し(原書ここに一字を缺く、已に難く確指す)、巳・申は此より推知するを得。午は金牛に属し、未・丑は人馬に属し、酉は天鶏に属し、戌は未に属し、亥は双魚に属す、この一段の文字已に残脱あり。譬へば子年生の人卯の上より殺を起れば、この個の殺もし第三・六・九・十二宮に落つれば、便ち夭折を主り、躱避するも躱掉する能はず。以上皆《広信集》に出づ。

諸関殺

三春亥子不過關,夏卯未上不堪看。秋寅戌上切須忌,冬丑辰時便入棺。(化成書作秋辰戌冬丑寅)春關丑巳夏辰申,秋未雙魚冬戌寅,生時若犯此關殺,三三九九保其身。(即孤辰寡宿並三命纂局)正七巳亥要君知,二八辰戌不相宜,三九卯酉君須記,四十寅申主哭悲,五月十一丑未是,六月十二子午時。(正月巳,七月亥,是關,即六害也。)金戌化為鐵,火向未申絕,木辰枝葉枯,水土丑寅滅。(並廣琭)

各種の関煞の歌訣如下なり。第一首に説く、春三月生の孩子亥・子の両個の時辰に遇へば関を過ぐる能はず、夏天生の卯・未の上に落つるは堪えて看る能はず、秋天生の切に須らく寅・戌を忌諱し、冬天生の丑・辰時に碰上すれば便ち棺に入らん。(《化成書》は秋は辰・戌を忌み、冬は丑・寅を忌むと作す。)第二首に説く、春天の関は丑・巳に在り、夏天は辰・申に在り、秋天は未と双魚に属する亥とに在り、冬天は戌・寅に在る。出生の時辰もしこれらの関殺を犯せば、須らく三歳・九歳のこの幾道の坎を熬過してこそ性命を保住するを得ん。(これ実は便ち孤辰寡宿にして、並びに《三命纂局》に見ゆ。)第三首に説く、正月・七月は須らく巳と亥とを記住し、二月・八月は辰と戌とを忌み、三月・九月は須らく卯と酉とを記住し、四月・十月は寅・申に遇へば哭泣悲傷を主り、五月・十一月は丑と未とにして、六月・十二月は則ち子・午の両個の時辰なり。(正月の巳・七月の亥便是関にして、実是れ便ち六害なり。)末の一首に説く、金戌の上に到れば化成して鉄と為り、火未・申に到れば便ち絶滅し、木辰の上に到れば枝葉枯萎し、水と土と丑・寅の上に到れば消亡に帰す。以上皆《広録》に出づ。

命書以金戌化為鐵,為金鎖關,而紫微太乙局別有小兒金鎖關,例云:從戌上起正月,逆行至本生月位,卻自日上起子,順行至本生時位,遇辰戌丑未上是關殺,犯之必應,又寅申巳亥月,見子午卯酉時,是關,子午卯酉月,見辰戌丑未時是關,辰戌丑未月,見寅申巳亥時,亦是。

命書は把て「金戌の上に到りて化して鉄と為る」のこの一句を「金鎖関」と呼び、而して《紫微太乙局》は別に一套の小児金鎖関の算法あり。それ説く、戌位の上より正月を起り、逆行して数へて本人出生の月份に到り、さらにあの一位より子時を起り、順行して数へて本人出生の時辰に到る。凡そ辰・戌・丑・未の上に落つる便是関殺にして、犯せば必定して応験せん。此の外、寅申巳亥月生にして子午卯酉時を見るは関にして、子午卯酉月生にして辰戌丑未時を見るは関にして、辰戌丑未月生にして寅申巳亥時を見るもまた関なり。

又有大人關云:凡人命中日時上干克命宮,其年必死,更看在甚月分,卻又來克命宮,此年此月內必死,又一關,名三殺,水土寅卯巳,木人巳午申,火人申酉亥,金人戌子寅。如人命中月日時上帶三兩重,必痴困,無精神,夭壽也。

另外なほ一種の「大人関」の説あり。凡人命中日柱・時柱の天干去りて命宮を剋するは、あの一年に到れば必ず死せん。さらに看て是れいづれの月份の上に在るや、もしあの月また来たりて命宮を剋せば、あればこの一年この一月の内必ず死して疑なからん。なほ一関ありて「三殺」と呼ぶ。水命・土命の人は寅・卯・巳を忌み、木命の人は巳・午・申を忌み、火命の人は申・酉・亥を忌み、金命の人は戌・子・寅を忌む。人命中月・日・時の上もし両三重を帯ぶれば、必定して痴呆困頓・精神なし、しかも短寿なり。

小児運例

陽男陰女寅至卯。寅上起一歲,卯上起二歲,辰上起三歲。陰男陽女申至未。申上起一歲,未上起二歲,午上起三歲。右一年行一位,凡撞辰巳戍亥年,定有災殃,號名孩兒運。(五行捷論)

小児行運の排法は、陽年生の男孩・陰年生の女孩は、寅より順に数へて卯に到り、寅の上一歳を起り・卯の上二歳を起り・辰の上三歳を起る。陰年生の男孩・陽年生の女孩は、申より逆に数へて未に到り、申の上一歳を起り・未の上二歳を起り・午の上三歳を起る。以上皆一年一位を走り、凡そ辰・巳・戌・亥のこの幾個の年份に撞上すれば、一定して災殃あり、この一套の推法便ち「孩児運」と呼ばる。この條は《五行捷論》に出づ。

第廿九巻

男命の例を釈す

凡推男命,以年為父,胎為母,月為兄弟,官員以朋為僚友日為己身、妻妾,時為子孫,官員以時為帝座,禍福凡是子午卯酉日生,主娶子午卯酉命妻,或日支三六合,或干合,俱不得偕老。假令甲子日生,合娶子午卯酉妻,或有娶申子辰生,或有丑生或有甲己生者,皆不永,若尅過頭,妻再醮,不在此限,亦有屢尅,直到娶生日支干不同者,方不尅,寅申巳亥,辰戍丑未生,亦同上說。

男子の命運を推算する時、四柱各々主る所有り。年柱は父親を代表し、胎元は母親を代表し、月柱は兄弟を代表す。もし命主是れ官員なれば、月柱なほ兼ねて同僚朋友を看る。日柱は自己と妻妾とを代表し、時柱は子女を代表す。官員の時柱また「帝座」と称し、一生禍福皆ここより看る。凡そ是れ子・午・卯・酉の四個の桃花の日に生ずるの男子は、照例として会く年命同じく子午卯酉に属するの妻子を娶らん。もし夫妻双生の日支三合・六合を構成し、あるいは天干相合せば、皆難く白頭到老を主る。例を挙げて説く、甲子日出生の人本当に子午卯酉年命の妻子を娶るべく、もし申子辰年・丑年を娶り、あるいは年干甲と為り・己と為るの女子を娶れば、婚姻皆長久ならず。倘若命中妻を剋するの力量已に応験過ぎて、妻子改嫁して他人にすれば、便ちこの條の限制を受けず。も人また一再に妻を剋し、一直に娶りて日の干支自己と完全不同の女子に到りて、こそ再び妨害なくなれ。寅申巳亥・辰戌丑未のこの両組の日子に生ずる人は、道理上面の説く所と相同なり。

凡命以生日論妻人,須定四柱內有我尅為妻,無我尅者,名曰局中無妻,卻看所生日在何地,如在財旺之鄉,當有得力之妻,或美妾,更帶貴神祿馬歸年,主妻帶官嫁夫,若在本命財死墓絕敗處,定主尅陷,或有一生鰥居之人,如籤判江,癸亥年水,辛酉月木,丁丑日水,壬寅時金,四柱皆無火,日又在無氣之地,雖有官至老,但攜匪人而己。

凡そ是れ命を看るに、皆出生の日を以て来たりて妻子を論ず。必ず須らく四柱の中找し出して我に剋せらるるの五行を、あれ便是妻星なり。四柱の裏もし找し出さざれば我に剋せらるるの五行を、便ち「局中無妻」と呼ぶ。この時須らくさらに出生の日いづれの位置に落つるを看るべし。もし財星旺盛の地に落つれば、便ち能幹得力の妻子あるいは美貌の侍妾あらん。もしさらに「貴人」「禄馬」の等の吉神を帯びて併して年柱に帰すれば、妻子出身官宦・封誥を帯びて丈夫に嫁ぐを主る。かへつてもし日主本命財星の死・墓・絶・敗の地に落つれば、一定して妻室を剋傷し、甚至として人終身鰥居するあり。例えば有位の姓江の簽判は、年柱癸亥納音水に属し、月柱辛酉納音木に属し、日柱丁丑納音水に属し、時柱壬寅納音金に属し、四柱の中一点の火もなく、日主また毫も生気なきの地方に落つれば、ゆゑに彼たとへ官を做して老に到るも、身辺却つてただ能く不成器の人を跟随せしむるのみ。

玉門關集云:假令土為妻,居寅卯甲乙鄉,坐尅。餘倣此。凡命日祿在時上,遁見名譽殺者,不惟主富,亦主因妻有官。假令六丙日得癸巳時,六壬日得辛亥時之類是也。日帶年之官,或年之印,主妻奪夫權,或祿出妻蔭,或妻是權貴之家,駙馬郡馬之類。日坐命財,更在時生旺之鄉,主得妻財,又主妻賢明,若在死墓絕處,得妻家死人財,日坐貴人主妻有族望,不然賢淑美麗,及有美妾少僕也。

《玉門関集》に説く、仮に土を以て妻星と為し、而して土寅卯あるいは甲乙のこれらの木に属する位置の上に坐せば、便是妻星剋制する自己の地方に坐す、余の各種の五行これを依りて類推す。凡そ日干の「禄」時柱の上に出現し、また遁干の法を用ひて「名誉殺」に遇ふは、不但として富有を主り、なほ妻子の関係を凭りて官職を得るを主る、例えば丙日生の人癸巳時に遇ひ・壬日生の人辛亥時に遇ふは、皆この一類に属す。日柱年柱の官星あるいは印綬を帯ぶるは、妻子奪去して丈夫の権柄を、あるいは丈夫の俸禄妻家の蔭庇を靠りて来たるを主り、あるいは妻子出身権貴の門、駙馬・郡馬のあのようの門第のごとし。日柱本命の財星に坐し、時柱また生旺の地に在れば、主として能く妻子の帯来するの財産を得、妻子もまた賢恵明達なり。もし財星死・墓・絶の地に落つれば、所得する便是妻家亡故の人の留下するの遺産なり。日柱「貴人」に坐するは、妻子出身望族を主り、否ればまた必定して賢淑美麗にして、併せて身辺美妾と年軽僮仆とあらん。

凡命帶日刑主尅妻。日帶年沖破,主尅妻。日帶年羊刄,主尅妻。日帶年劫殺,主尅妻。日帶年六厄,主尅妻。日帶年元辰,主尅妻。日帶年空亡主尅妻,或三四娶或無妻。日帶年墓主尅妻,或重重尅陷,或以娼妓為妻。日帶正印主娶娼妓妾為妻,正室多尅,五行順則吉。日帶刑害沖破,又帶惡殺,多主妻生離。日坐沉浮殺,主妻生離或惡死。日帶自刃名曰日殺,或時羊刃歸日,皆主尅妻。日羊刃歸年者,名曰朝元羊刃,主尅妻。

以下逐條に列挙して妨妻の組合す。日柱自ら刑を帯ぶるは、妻を剋するを主る。日柱と年柱と相冲相破するは、妻を剋するを主る。日柱年柱の「羊刃」を帯ぶるは、妻を剋するを主る。日柱年柱の「劫殺」を帯ぶるは、妻を剋するを主る。日柱年柱の「六厄」を帯ぶるは、妻を剋するを主る。日柱年柱の「元辰」を帯ぶるは、妻を剋するを主る。日柱年柱の「空亡」を帯ぶるは、妻を剋するを主り、甚至として須らく三四次を娶るかあるいは終身妻なからん。日柱年柱の墓庫を帯ぶるは、妻を剋するを主り、あるいは接連して妻室を剋傷し、あるいはただ能く娼妓を娶りて妻と為す。日柱正印を帯ぶるは、多半娼妓・姫妾を娶りて正妻に充当し、正室常に剋傷せらる、しかれどももし五行流通順暢なれば、仍ほ可く転じて吉と為らん。日柱刑・害・冲・破を帯び、また凶悪の殺神を加ふれば、多く妻子と生離するを主る。日柱「沉浮殺」に坐するは、妻子あるいは生離し、あるいは非命に死するを主る。日柱自ら羊刃を帯ぶるは、「日殺」と呼ばれ、あるいは時柱の羊刃回帰して日柱に到るは、皆妻を剋するを主る。日柱の羊刃年柱に帰到るは、「朝元羊刃」と呼ばれ、同じく妻を剋するを主る。

日在命財死墓絕處,主尅妻,假令金命人,生日在午未申上是也,仍以納音論之,古詩云:納音金命木為妻,午未宮為死絕葬期,更進一辰妻是絕,若無傾陷也先虧。日坐華蓋。主頻頻尅妻,主聚娼妓尼妾為妻,大抵四季日多如此,古詩云:時逢華蓋主身孤,有子臨年必定殂,日若值時妻屢尅,不娶娼尼即奴婢。

日柱本命財星の死・墓・絶の地に落つるは、妻を剋するを主る。例えば納音金に属する人木を以て妻と為し、木午・未・申の上正に死絶の処にして、出生の日もしこの幾位に落つれば便ち応験し、判断する時仍ほ「納音」五行を以て準と為す。古詩に説く、納音金に属する人木を以て妻と為し、走りて午・未の両宮に到れば便是妻星の死絶と入葬の期、さらに前に往かひて一位便是絶地にして、たとへ至らず傾家敗落すとも、妻子もまた必ず先に受損せん。日柱「華蓋」に坐するは、一再に妻を剋するを主り、往々にして娼妓・女尼・姫妾を娶りて妻と為す、大抵辰戌丑未の四季の日に生ずる人多くこの象あり。古詩に説く、出生の時華蓋に遇上すれば、一生孤独を主り、たとへ児子あるも、応期に到れば必定して夭亡せん。日柱もし時柱と皆華蓋に逢へば、妻子屡々剋傷に遭ひ、娶る所は是れ娼妓女尼ならざれば、便是婢女奴仆なり。

寸珠尺璧云:日坐華蓋,主妻不廉不孝。日坐驛馬主妻多病,慵懶,或孤,五行相尅,亦主陷,辛酉日生尅妻,癸巳日主夫妻有疾,或酒色,荒淫,年日同一位,名主本同宮,主尅妻,娶同年妻方免俗謂之鳳凰池。沉芝云:兄弟同宮鳳凰池,但使人心懷不佳,日時相沖、相破、相刑、六害,皆主難婚、難嗣,男女通用,申日辰時,未日亥時,寅日戍時,丑日巳時,互換皆為井欄斜沖,主難妻,更帶食神,名絕房殺,主多女少男,如甲辰壬申,帶倒食者,尤緊。古賦井欄對敵,荘子?盆而歌,謂此也。日是自刑,主妻多病,日坐沐浴殺,主得美妻多不廉。

《寸珠尺璧》に説く、日柱「華蓋」に坐するは、妻子貞潔ならず・不孝順を主る。日柱「駅馬」に坐するは、妻子多病・懶散にして、あるいは孤単を主る。もし五行の間また相剋せば、同じく受損を主る。辛酉日出生の人は妻を剋し、癸巳日出生の人は夫妻病あるを主り、あるいは酒色に沉溺し・荒淫無度なり。年柱と日柱と干支相同は、「主本同宮」と呼ばれ、妻を剋するを主り、ただ同年出生の妻子を娶ればこそ免除するを得、俗に「鳳凰池」と称す。沈芝説く、兄弟同宮の鳳凰池は、ただ能く人をして心の裏痛快ならざらしむ。日柱と時柱と相冲・相破・相刑あるいは六害を構成するは、皆婚姻難成・子嗣難得を主り、男命女命通用す。申日辰時・未日亥時・寅日戌時・丑日巳時、および互に対換するの組合は、皆「井欄斜冲」と呼ばれ、難く妻室を得るを主る。もしさらに食神を帯ぶれば、便ち「絶房殺」と呼ばれ、女を生むこと多く・男を生むこと少なきを主り、甲辰・壬申のごときまた「倒食」を帯ぶるは、応験尤其として緊切なり。古賦のいはゆる井欄対井欄対敵・荘子弹盆して歌ふとは、説く所正にこの種の情形なり。日柱自刑するは、妻子多病を主る。日柱「沐浴殺」に坐するは、娶り到る美貌なるも不甚だ貞潔の妻子を主る。

凡命以日之納音,論妻之數目,水一,火二,木三,金四,土五,甚者倍之。(廣信)凡人妻位沖辰,為娶妻之年,罕有與日三六合而見妻者,更以巧拙言之。(寸珠尺璧)日凌親,老婦無恭。日為妻妾,如乙丑人見辛日,乃傷年干,癸日乃吞乙干,遇甲日是乙之長,多不伏夫,蓋年為父母,更支神刑沖帶殺,故無恭順,或助生別干則不然,乃乙見辛有壬字,辛金金生壬水,壬水生乙木也。

凡そ是れ命を推すに、皆日柱の「納音」を用ひて来たりて妻子の数目を推算す。水に属するは一位、火に属するは両位、木に属するは三位、金に属するは四位、土に属するは五位。情况厳重のはなほ須らく加倍して計算すべし、这是《広信集》の説法なり。凡人妻星の在る所の位冲せらるるのあの一年、便是妻を娶るの年にして、很少く有る日柱と三合・六合を構成するの年份こそ妻を娶る、此の外なほ須らく命局配合する得巧妙なるか笨拙なるかを看るべし、这是《寸珠尺璧》の説法なり。いはゆる「日凌親・老婦無恭」とは、説く所日柱は妻妾を代表す。譬へば乙丑年生の人辛日に遇へば、辛金傷つて年干の乙木を、癸日に遇へば、癸水また吞泄して乙木を、甲日に遇へば、甲是れ乙の兄長にして、妻子多半丈夫の管束を服せず。年柱は父母を代表するを以て、もし地支さらに刑冲ありて併して凶殺を帯ぶれば、妻子便ち尊長に対して毫も恭順の心なし。もし別に別の天干の来たりて生助するあれば、情况便ち同からず、例えば乙木辛金に遇ふ時命中壬の字あれば、辛金壬水を生じ、壬水また乙木を生じ、かへつて通順して害なし。

日支忽在歲支前,眾笑怕妻聲醜惡。日為妻姜之神,在太歲支神前主怕妻,或妻性氣(並沉芝源髓)凡是殺臨妻位者,妻和不克外家傷,克損妻家零落後,方得妻年壽命長。(紫虛局)鼓盆歌處是鰥夫。鼓盆殺一名望門寡,歌曰:水人逢亥望門寡,火燒寅位婦相疏,土木遇蛇妻必喪,金猴長是怨鰥夫。(理愚歌)

「日支忽に歳支の前に在り、衆笑して妻を怕る声醜悪」とは、説く所日柱本来主管妻室の一位にして、それの地支もし太歳地支の前面に排せば、便ち丈夫内を懼れ・あるいは妻子脾気剛烈を主り、以致して衆人に取笑せられ、落下して内を懼るの醜名、这是《沈芝源髄》の説法なり。《紫虚局》に説く、凡そ是れ凶殺妻位に臨到るは、夫妻たとへ和睦なるも、却つて免れず妻子の娘家を剋傷せん。妻家敗落零散の後に等到れば、妻子自己かへつて能く長寿を得ん。いはゆる「鼓盆歌処是れ鰥夫」とは、指す所「鼓盆殺」にして、また「望門寡」と呼ぶ。歌訣に説く、納音水に属する人亥に遇へば、便ち望門守寡の応あり。火に属する人寅位に碰上すれば、夫妻情分疏遠す。土に属し・木に属する人巳蛇に遇へば、妻子必定して亡故す。金に属する人申猴に遇へば、長久皆抱怨孤単の鰥夫なり。这是《理愚歌》の説法なり。

女命の例を釈す

凡女命以年為翁父,胎為婆母,月為妯娌,日為夫,己身,時為子孫。凡女命是子午卯酉日生,合嫁子午卯酉命夫,四陵園四季者亦同,若嫁日干合或支神三合六合者,俱不偕老。凡女命胎年為福,主生在富貴之家,父母榮顯,生月為福,主兄弟榮顯,生日為福,主夫位榮顯,生時為福,主子孫榮顯,日時俱為福,受夫與子之蔭也。

凡そ女命を看るに、年柱は公公を代表し、胎元は婆婆を代表し、月柱は妯娌を代表し、日柱は既に丈夫を代表しまた自身を代表し、時柱は子女を代表す。女命子・午・卯・酉の日に生ずるは、照例として応当に年命同じく子午卯酉に属するの丈夫に嫁ぐべし。辰戌丑未のこの四座の陵園四季の日に生ずるは、道理もまた一樣なり。もし丈夫の日干自己と相合し、あるいは地支三合・六合を構成せば、かへつて皆夫妻能く白頭偕老せざるを主る。女命の福気もし胎元と年柱の上に落つれば、富貴の家に生まれ・父母顕達を主る。月柱の上に落つれば、兄弟顕達を主る。日柱の上に落つれば、丈夫顕達を主る。時柱の上に落つれば、子孫顕達を主る。日柱・時柱皆福を得れば、便ち能く一生丈夫と児子との蔭庇を受く。

凡女命大宜納音上生下,主人有殊福,不家下克上,主欺詐【僣】越,若年之納音克時之納音,不宜子,又云:若年克戰,刑破生時納音,少子多女。凡女命絕中有生,旺中有死,空亡中有破,五行無情乃吉婦人也。若生中絕,死中有旺,而帶殺者,賤婦也。

女命最も宜しく四柱「納音」上位より下位を生ずるは、此人福気特別に深厚を主る。最も忌む下位かへつて来たりて上位を剋するは、人と為りて奸詐・本分を僭越するを主る。もし年柱の納音時柱の納音を剋せば、則ち子女に不利なり。また一説あり、年柱と時柱の納音相剋相戦し、あるいは刑・破を以て去りて時柱の納音を傷るは、女を生むこと多く・男を生むこと少なきを主る。女命もし能く絶地の中に於て生機を含み、旺気の中に於て死気を蔵し、空亡の中に於て破損を帯び、五行彼此相牽扯糾纏せざれば、这便是福あるの好婦人なり。かへつてもし生気の中暗に絶地を蔵し、死気の中また忽然として転じて旺と為り、なほ凶殺を帯ぶれば、那便是命賤の婦なり。

凡女命日坐年祿榮神者,郡國之封,春甲乙,夏丙丁,秋庚申,冬壬癸,榮神也。凡女命刑沖無情者,為上,只無情次之,日帶夫祿,仍有實庫,又次之,皆命婦格也。凡女命貴人帶天月德,日上有官,乃賢婦也。

女命の日柱もし年柱の禄神と栄神とに坐せば、可く郡君・国夫人の一類の封號を得ん。いはゆる「栄神」とは、指す所春季生の人甲・乙を見・夏季生の人丙・丁を見・秋季生の人庚・申を見・冬季生の人壬・癸を見るなり。女命刑冲ありて彼此情なく牽連するを以て上等と為し、ただ情なくして刑冲なきを次の一等と為し、日柱丈夫の禄を帯び・命中また充実の庫蔵あるを再次の一等と為し、この幾種皆能く封誥を受くるの命婦格局に属す。女命もし「貴人」また「天徳」「月徳」を帯び、日柱の上なほ官星あれば、あれば便是賢良の婦なり。

凡女命印要虛,庫要實,五行澹靜,無情有福,不相帶惹為上等,清廉之格。一云:凡女命要庫虛而貴實,貴實者是貴人不落空亡位也。命賤者,是貴虛而庫實,更犯孤寡、元辰、皆為不良之婦也。

女命の印綬は宜しく虚にして実ならざるを、庫蔵は却つて須らく充実なるを要し、五行安静淡泊・彼此情なくして各々其の福を得、互に牽扯糾纏せざれば、これこそ上等の清白廉正の格局なれ。別に一種の説法あり、女命応当に庫蔵虚にして貴気実なるべし、いはゆる「貴実」とは、指す所命中の「貴人」空亡の位置の上に落つるなきなり。命賤の人恰好く相反して、貴气虚浮にして庫蔵充実し、もしさらに「孤辰」「寡宿」「元辰」を犯上せば、皆品行不良の婦人に属す。

凡女命印有氣,則奪夫權,庫有氣則蓄夫財,不戰爭,無情理,則無妬忌,奴婢宮有浮沉殺,主打死奴婢。凡女命以克我者為夫,四柱無克我者,名曰局中無夫,更日落空亡,帶旺氣刑殺者,剋夫、下賤之甚也。

女命の印綬もし気勢あれば、便ち会く奪去して丈夫の権柄を。庫蔵もし気勢あれば、便能く丈夫の為に銭財を积蓄す。四柱の間相争戦せず・情理を牽連せざれば、性情便ち会はず妒忌せん。奴婢宮もし「浮沉殺」に坐せば、把て奴婢を責打して致死するを主る。女命我を剋するの五行を以て丈夫と為し、四柱の中もし找し出さざれば我を剋するの五行を、便ち「局中無夫」と呼ぶ。仮に日柱また空亡に落ち、なほ旺気と刑殺とを帯ぶれば、あれば便是夫を剋し而且として極めて下賤の命なり。

寸珠尺璧云:納音金命火為夫,重重臨寡又臨孤,戌亥二宮夫葬絕,徒然出嫁是場虛。凡女命生年生日同一位者,主剋夫,嫁同音同年者庶幾。凡女命不可帶六早日,犯者名曰帶甲夫,月共日俱帶者亦然,主剋夫守寡,如甲午生婦人,十有九剋夫,甲午日可知也,謂之金神帶甲,此例尤緊。

《寸珠尺璧》に説く、納音金に属するの女命は火を以て丈夫と為し、もし重重畳畳にして寡宿に臨到りまた孤辰に臨到れば、火戌・亥の両宮に到れば正に墓に入ると絶地と、あればたとへ出嫁するも、過ぎず一場の空なり。女命の生年と生日と干支相同のは、夫を剋するを主り、ただ納音相同・年歳相同の人に嫁げばこそ勉强して化解するを得。女命可からず「六早日」を帯ぶ、也即是ち六個の甲日にして、犯すのを「帯甲夫」と呼び、月柱と日柱と同時に帯上するも一樣にして、皆夫を剋し寡を守るを主る。譬へば甲午年生の婦人は、十個の裏九個は夫を剋し、甲午日生のさらに想ふ可く知るべし、これを「金神帯甲」と呼び、応験尤其として緊切なり。

凡女命主日不宜帶旺氣,帶者名承旺夫,若不下賤,則多主剋夫,若帶十分福德,則是內人五六分則貴官,左右三五分則近貴,娼婦上游也。次則尼妾,甚者剋夫淫蕩,見丙子、庚子、戊午、癸酉、辛卯日是也,戊午多貴,癸酉、辛犯次之,丙子、庚子下賤也。又云:戊午、癸酉、辛卯,大美小疵。又云:凡女命大忌祿衰身旺,日為身,凡女命大忌日在冠帶、臨官、帝旺,主淫惡或屢嫁夫,若男命生日上見之,主妻美麗不廉。

女命の日柱宜しく旺気を帯ぶ可からず、旺気を帯ぶるを「承旺夫」と呼び、この種の人是れ身分低賤ならざれば、多半便ち須らく夫を剋せん。もし同時に十分の福徳を帯足せば、便是宮中の内人なり。ただ五六分のは、是れ顕貴官員の妻室なり。三五分のは、是れ権貴に接近する人なり。さらに下に往かへば便是上等の娼婦なり。等にして下之れば則ち女尼・姫妾と為り、厳重のなほ会く夫を剋し淫蕩せん。この類の日子は指す所丙子・庚子・戊午・癸酉・辛卯にして、戊午日多く貴人を出だし、癸酉・辛卯次之、丙子・庚子は則ち下賤に属す。また一説あり、戊午・癸酉・辛卯のこの三日大体美好にして略々瑕疵あり。なほ一説あり、女命最も禄気衰にして身旺なるを忌み、日柱便ち自身を代表す。女命最も出生の日冠帯・臨官・帝旺のこの幾個の旺位に落つるを忌み、淫邪凶悪あるいは屡々改嫁するを主る。もし是れ男命の生日の上この種の情形に遇へば、則ち妻子美貌にして貞ならざるを主る。

凡女命生日在官鬼死墓絕上,主剋夫,若官鬼落空亡,或日落空亡,又生日無氣者,主無夫,縱有如無也。古詩云:五行夫位落空亡,更值身低豈有郎,不是風塵須婢妾,縱有卑夫身亦娼。

女命の生日もし官鬼星の死・墓・絶の地に落つれば、夫を剋するを主る。倘若官鬼空亡に落入し、あるいは日柱空亡に落入し、生日また毫も生気なければ、あれば便ち丈夫なきを主り、たとへ名義の上有るも、また和なきがごとし。古詩に説く、五行の中丈夫を代表するの位置空亡に落ち進み、さらに自身低微を加へれば、いづれの処に好夫婿あらんや。このようの女子是れ風塵に淪落するならざれば、便ち人に給して婢を做り妾を做り、たとへ嫁ぐ個の卑微の丈夫とも、自身もなお仍ほ是れ娼流なり。

凡女命日時犯華蓋、正犯,主無夫,無子,有亦臨終年克盡。凡女命日時犯刑害、空亡,沖破、飛刃、羊刃、劫亡,破碎、大敗等殺,主剋夫害子,更以輕重言之,仍以日時納音定夫子之數。

女命の日柱・時柱もし正に「華蓋」を犯せば、丈夫なき・子女なきを主る。たとへ有るも、晩年に到ればまた剋せられて干淨せん。女命の日柱・時柱もし犯上して刑・害・空亡・冲破・飛刃・羊刃・劫殺・亡神・破碎・大敗のこれらの凶殺せば、夫を剋し子を害するを主り、なほ須らく凶殺の軽重を按じて分別して判断し、併せて仍ほ日柱・時柱の納音を用ひて来たりて丈夫と子女の数目を推定すべし。

凡女命犯空亡、元辰、感池、華蓋、攀鞍,(寸珠尺璧云:凡女月日時,攀鞍主數嫁)乃惡婦人也,主剋夫少子,多病妬忌。凡女命帶六個自刃日時,主無夫夫子,便是十分惡命也,須主有克。

女命もし犯上して空亡・元辰・咸池・華蓋・攀鞍せば(《寸珠尺璧》に説く、女命の月柱・日柱・時柱の上攀鞍を見るは、多次改嫁するを主る)、便是凶悪の婦人にして、夫を剋し・子少なきを主り、しかも多病・多妒忌なり。女命の日柱・時柱もし六個の自刃を帯上せば、既に丈夫なくまた子女なきを主り、这便是十足の悪命にして、必定して会く剋傷の応あらん。

凡女命在羊刃上,多主產厄,及月經過多之疾,中年後主冷病,犯卯酉多主肋痛血刺。凡女命四柱個股陽不生男,俱陰不生女,時是陽干頭胎多生男,時是陰干頭胎多生女,帶寅申巳亥多者,多主雙生,亥字多者雙生男,巳字多者雙生女。

女命もし羊刃の上に坐せば、多く分娩難あるを主り、および月経過多の類の病症、中年以後なほ容易く虚寒の疾を得ん。もし卯酉を犯せば、多く肋部疼痛・血気刺痛を主る。女命四柱もし全く陽干なれば、かへつて男を生まず。全く陰干なれば、かへつて女を生まず。時柱是れ陽干のは、頭胎多く男を生ず。時柱是れ陰干のは、頭胎多く女を生ず。四柱の中寅・申・巳・亥の帯ぶる多きは、多く双胞胎を生ずるを主り、亥の字多きは双男を生じ、巳の字多きは双女を生ず。

寸珠尺璧云:四柱皆陽干不生男,皆陰干不生女,時是仲主生仲子,孟季同。凡女命有三年一胎,二年一胎,一年一胎者,皆以時之納音,取水一、火二、木三、金四、土五之數驗之。凡土命女犯火氣多者,主一世不生長,五行燥氣同。

《寸珠尺璧》に説く、四柱全く陽干のは男を生まず、全く陰干のは女を生まず。時支もし是れ子午卯酉のこの類の居中の位なれば、主として所生するは排行居中の孩子なり、四孟・四季の位に属するもまたこれを照らして推断す。女命有りて三年一胎を生ずるあり、有りて兩年一胎を生ずるあり、も有りて一年一胎を生ずるあり、皆時柱の納音を用ひて来たりて験証し、水一・火二・木三・金四・土五の数目を取りて推算す。凡そ是れ納音土に属するの女子は、もし命中火気太多なれば、一輩子生養順ならざるを主る。五行の中燥気太重のは、情形もまた一樣なり。

凡女命日時犯空亡、羊刃、劫亡,有一生不產兒女,或多損胎產厄者,以五行加減說之,亦有有不嫁者,縱有兒女多不和孝。凡女命犯伏返吟時,不利子,中年縱有,晚年必退,伏吟日主剋夫,惟同歲者方可免,月是伏吟,不家妯娌、姐妹,胎是伏吟,不利骨肉,返吟同此論。

女命の日柱・時柱もし空亡・羊刃・劫殺・亡神を犯せば、あるは一生児女を生まず、あるは屡々胎を損し・分娩険に遇ふ、須らく五行の強弱を按じて増減して判断すべし。も有りて終身嫁がざる、たとへ児女有るも、も多半不和睦・不孝順なり。女命の時柱もし「伏吟」「返吟」を犯せば、子女に利あらず、中年たとへ生育するも、晩年もまた必定して衰退せん。日柱伏吟するは夫を剋するを主り、ただ同歳の人に嫁げばこそ免除するを得。月柱伏吟するは、妯娌姐妹と不和す。胎元伏吟するは、骨肉親人に利あらず。返吟の看法此と相同なり。

凡女命壬癸生人見丙子、癸亥,申子辰人重重見壬癸,名曰流水殺,主下賤,不貞潔之事,女命多水而無土,主濫,多火而無水,主淫。大抵五行無剋制,主剋夫害子,不然賤薄也。凡女命犯八專日時,胎月亦然,主淫亂及虛勞之疾,犯九丑多者,亦主淫蕩及產厄、惡死。沐浴、咸池,乃酒色神,亦主淫亂,犯十惡大敗,主淫惡破家。

女命凡そ壬・癸日生の人丙子・癸亥に遇ひ、あるいは申子辰年生の人重重畳畳にして壬癸を見るを、「流水殺」と呼び、身分的低賤を主り、会く不貞潔の事情あらん。女命水多くして土の来たりて堤防するなきは、行為泛滥す。火多くして水の来たりて制约するなきは、性情淫佚なり。大抵五行の間制约なければ、便ち夫を剋し子を害するを主り、否ればまた是れ貧賤軽薄なり。女命の日柱・時柱もし「八専」を犯せば、胎元・月柱犯すも一樣にして、淫乱および虚労の一類の疾病を主る。「九丑」を犯すこと多きは、また淫蕩および分娩険に遇ひ・非命に死するを主る。「沐浴」「咸池」は酒色を主るの神煞にして、同じく淫乱を主る。「十悪大敗」を犯すは、則ち淫悪にして家を敗するを主る。

凡女命生日無氣,若坐貴人,卻四柱帶天月德,或時祿者,主賤中生貴子,是官員左右也。亦有受子封者,凡女命帶合多者,不尼妓即婢妾也。三六合,天地合,亦同論,若更帶貴人多是上游官妓,不然貴人左右也,或有因而受封者,福在日時上也。

女命の生日もし毫も生気なきも、しかし「貴人」に坐し、四柱また「天徳」「月徳」を帯び、あるいは時柱禄あれば、たとへ出身低賤なるも能く貴子を生下するを主り、本人は則ち官員の身辺に在りて侍奉し、も有りて児子の顕達に因りて封誥を受くる。女命もし命中相合太多なれば、是れ女尼・娼妓ならざれば、便是婢女・姫妾なり。三合・六合および天干地支同時に相合するは、看法もまた一樣なり。もしさらに多く「貴人」を帯ぶれば、多半是上等の官妓にして、否ればまた是れ権貴の身辺の人なり。其中も有りて此に因りて封贈を受くるは、あれ是福気日柱・時柱の上に落つるの縁故なり。

凡女命犯桃花劫者,主少入娼門,老為貧丐,寅午戌生人,在冬三月,亥時。巳酉丑生人,在春三月,寅時。申子辰生人,在夏三月,巳時。亥卯未生人,在秋三月,申時。古詩云:桃花與劫兩相侵,不為盜賊犯姦淫,忽然女子遭逢者,少入娼門老至貧。(廣信)

女命もし「桃花劫」を犯せば、少年時娼門に淪入し・年老の後貧困行乞するを主る。それの定法は、寅午戌年生の人は、冬季三個の月の亥時に生ず。巳酉丑年生の人は、春季三個の月の寅時に生ず。申子辰年生の人は、夏季三個の月の巳時に生ず。亥卯未年生の人は、秋季三個の月の申時に生ず。古詩に説く、桃花と劫殺と両相侵犯すれば、男子盗賊を做らざるもまた須らく姦淫を犯さん。女子もし忽然として遇上せば、便是年少にして娼門に入り・年老にして貧困に陷る。这是《広信集》の説法なり。

陰人命與男子稍巽,常欲五行不傷太過不及,欲得恬和中有貴格也。更帶祿馬貴人,自生自旺,六合者,主巧性賢德,資貌殊麗,不可傷於五行太盛,則恐乏柔順,不可傷於死絕,則淫媚而性卑,苟得五行恬和又緊要福聚集於日時上,乃佳。蓋日為夫,時為子也。一切福祿,加於日時上,須因夫子而貴也。蓋陰人之福在於夫與子也。當重封貴號,早適賢夫,若日時二位福力不緊,乃常命也。如福聚月胎之上,只是生於富貴之家,終不為夫之福也。

女子の命男子と稍し相同ならず、総じて希望して五行傷を受けず・太過せずも不及せず、最も好しは平和の中に於て貴気を含むなり。もしさらに「禄馬」「貴人」を帯び、自ら長生に坐し・自ら帝旺に坐し、また六合あれば、性情霊巧・品德賢良・姿容特別に美麗を主る。可からず五行をして過度に強盛せしむ、太盛なれば便ち恐怕く柔順を缺少せん。も可からず死絶に傷る、死絶すれば則ち淫媚にして性情卑下なり。倘若五行既に平和にして、最も要緊の福気また日柱・時柱の上に聚集せば、あれば便ち最も好し、日柱は丈夫を代表し・時柱は児子を代表するを以てなり。一切の福禄皆日柱・時柱の上に加へれば、便ち必定して丈夫と児子とに因りて顕貴せん、女子の福気本来便ち丈夫と児子との身上に在るを以てなり。このようの人応当に再三に封貴號を受け、早早として賢良の夫婿に嫁ぐを得べし。もし日・時の両位の福力緊ならず足らざれば、便ちただ尋常の命のみ。仮に福気月柱と胎元の上に聚まれば、あれは過ぎず是れ富貴の家に生まるるのみ、終究能く成りて丈夫の福分と為る能はず。

凡婦人之命最喜者,是金輿、六合、自旺,則福厚而利骨肉,見印綬、祿鬼、水火兩字,或金水兩字,姿質美麗,自生自旺帶官符,或五行支干不相往來,無情,內政清白,嚴殺有守,不喜淫雜,若祿馬死絕,則儉素不華,印綬帶殺,則權能任重,六合相生,則骨肉盛茂,周旋和美,時上見貴人驛馬,多生賢孝之子,孕產無虞,日上見之得賢美聰明之夫,一生快樂也。

婦人の命最も喜ぶ所は、「金輿」「六合」と自ら旺地に坐するにして、こよう福気深厚にして、骨肉親人に対してもまた利あり。命中印綬・禄鬼を見、水火の両字あるいは金水の両字を帯ぶるは、姿容体質皆甚だ美麗なり。自ら長生に坐し・自ら帝旺に坐して「官符」を帯び、あるいは五行干支彼此相往来せず・互に牽連せざれば、家を持つこと清白を主り、たとへ厳厲の凶殺あるも能く自守し、淫乱雑乱を喜ばず。もし禄馬死絶の地に落つれば、則ち生活儉朴にして浮華を尚ばず。印綬殺を帯ぶれば、則ち権柄ありて能く重任を担ふ。六合相生すれば、則ち骨肉興旺にして、周旋応酬和順美満なり。時柱の上「貴人」「駅馬」を見れば、多く賢良孝順の児子を生じ、懐孕生産もまた憂患なし。日柱の上見到れば、則ち能く賢良聡明の好丈夫を得、一生快楽なり。

凡婦人之命下賤者,尤為易定,大忌咸池、自敗、大耗、天中、凌尅、刑沖、氣散、自刑帶殺,為性粗賤淫蕩,縱有貴格,亦有風聲,更忌魁罡交沖,則多狠戾不順,或飄蕩,生旺太過,中見劫殺,往來相沖,為性多烈,不睦六親,卻清貞不淫,動招患禍,若咸池輿大耗同宮,則淫媚讒毒,天中與暴敗相承,則情性多訛,招淫私玷辱,更有刑沖,必至淫私,官事發覺,但命見大耗、咸池、天中者,須有不美之事。

婦人の中命下賤に属するは、尤其として容易く判定す。最も忌むは「咸池」「自敗」「大耗」「天中」、および凌剋・刑冲・気散・自刑さらに凶殺を帯ぶる、この種の人性情粗鄙下賤・行為淫蕩にして、たとへ命中貴格あるも、また免れず風流の名声あらん。さらに忌む「魁罡」交相冲戦すれば、あれば便ち多半凶狠乖戻・肯んじて順從せず、あるいは一生飄蕩す。生旺太過して、中間また劫殺を見、来りて回りて相冲するは、性情剛烈にして、六親と和睦せざるも、しかしこの種の人かへつて清白貞節にして淫乱せず、ただ動けば禍患を招惹す。もし「咸池」と「大耗」と同宮なれば、便ち淫媚にして讒毒なり。「天中」と「暴敗」と前後相承すれば、則ち性情多く虚詐にして、淫私の玷辱を招来す。さらに刑冲あれば、必定して淫私の事に因りて官府に查出せらる。総じて命中「大耗」「咸池」「天中」を見到るは、一定して会く不光彩の事情あらん。

凡婦人下格,多是日時上死絕,帶殺不貧則賤,五行生旺太過,而帶殺,多貧困,作勞或自營於街市,或粗賤劣庸之婦,但五行生旺者,不至於娼淫之類也。凡婦人下格中,五行死絕不及者,更帶凶殺刑尅,不娼則為賤婢也,命中見無禮刑,或天中印或合墓中大耗者,多是媒巫術藥之輩,中有建祿貴人者,或市塵牙敗,狼藉婦人也。

婦人の下等格局は、多く是れ日柱・時柱死絶の地に落ち、また凶殺を帯び、是れ貧窮ならざれば便是低賤なり。五行生旺太過して凶殺を帯ぶるは、多半貧困にして、須らく辛苦労作し、あるいは街市に於て自ら生計を謀り、粗俗平庸の婦人に属す。過ぎず五行生旺の人は、総じてなほ至らず淪為して娼妓淫婦の一類なり。婦人の下等格局の中、もし五行死絶不及して、さらに凶殺刑剋を帯ぶれば、娼妓を做らざれば便ち賎婢を做す。命中もし「無礼の刑」を見、あるいは「天中」印を帯び、あるいは合して墓庫に入りてまた「大耗」に逢ふは、多く是れ媒婆・巫師・薬を売り術を行ふの人を做す。其中「建禄」「貴人」あるは、あるいは是れ市井の中の牙儈の流にして、も是れ名声狼藉の婦人なり。

凡婦人生日帶大耗、咸池,夫妻外心相撓,又或見官符,多適兇暴俗惡之夫,棄逐凌辱,或即妨尅於夫,一生因夫煩惱也。凡婦人生時帶劫殺、大耗、空亡者,生子少成,憂煎為撓,或生不孝悖逆之子,見咸池,多損孕也。

婦人の生日もし「大耗」「咸池」を帯ぶれば、夫妻双方皆外心ありて彼此紛擾す。もしさらに「官符」を見れば、多半凶暴粗悪の丈夫に嫁して、抛弃駆逐と凌辱とに遭ひ、あるいはかへつて丈夫を妨剋し、一生皆丈夫の為に煩悩す。婦人の生時もし「劫殺」「大耗」「空亡」を帯ぶれば、生むの孩子少なく能く器を成さず、終日憂煎煩擾し、あるいは生下して不孝忤逆の児子。もし「咸池」を見れば、多半会く屡屡胎孕を損傷せん。

凡婦人歲運見大耗為凶,夫子不祥之撓,更或尅身,往往死矣,所以大凶者、八數字,陰之終也。(燭神經)若為女子忌向旺方,蓋顏狀亦不相堂,雖血氣也非相稱。負陰抱陽者為男,負陰抱陰者為女,是以男命生則利旺,不利衰,女命生則利衰,不利旺,男旺則福,衰則否,女衰則福,旺則否。

婦人流年大運の中「大耗」に遇ふは是れ凶兆にして、会く帯来して丈夫児子の方面の不祥紛擾せん。もしさらに剋到りて自身せば、往往にして会く性命の危あらん。それの特別に凶なる所以は、「大耗」は数に於て八にして、八是れ陰数の終極たるを以てなり、这是《燭神経》の説法なり。女子は旺地に走向するを忌諱す、過旺せば連ねて容貌もまた相称せず、血気もまた協調せざるを以てなり。男子是れ陰を背いて陽を抱き、女子是れ陰を背いて陰を抱く、ゆゑに男命生来旺に利ありて衰に利あらず、女命生来衰に利ありて旺に利あらず。男子旺に逢へば則ち福あり、衰に逢へば則ち然らず。女子衰に逢へば則ち福あり、旺に逢へば則ち然らず。

是以登明足艶,太乙多淫。登明亥也,太乙巳也,亥為入夜之時,巳為迎日之時,故女命而得亥多者有資質,巳多者為色慾。木盛則妖妍,水澄則清潔,金多夭折,火致剛強。女命得木多者,窈窕而妖妍,姿質瘦長,得水多者,寬量而清潔,蓋水形濶大,又為澄靜之物。金多則情意躁急而夭折,主性剛脆,火多則志意決烈,蓋火性炎勐也,土多則足田園厚財穀,婦道煇煇,母儀汪洋,蓋土性厚德能載也。

ゆゑに説く「登明足艶・太乙多淫」。「登明」は亥を指し、「太乙」は巳を指す。亥是れ夜に入るの時にして、巳是れ日を迎ふるの時にして、此に因りて女命中亥多き人は容貌姿質出衆し、巳多き人は則ち情慾に偏重す。又説く「木盛んなれば則ち妖妍、水澄なれば則ち清潔、金多ければ夭折し、火致れば剛強」。女命木多きは、身材窈窕痩長にして妖艶なり。水多きは、度量寛宏にして潔淨なり、水の形态闊大にして、本性また是れ澄澈安静の物たるを以てなり。金多きは、情緒急躁にして夭折し易く、性情剛硬易脆なり。火多きは、意志果決剛烈にして、火性炎猛たるを以てなり。土多きは、則ち田園豊足・銭糧豊厚にして、婦徳光耀・母儀寛広なり、土性厚徳にして能く万物を承載するを以てなり。

負天月二德,則霞帔金冠。天德陽之德,正月起自乾卦前一辰,亥上順行,月德陰之德,正月起自坤卦之後一辰,未上順行,女子命中得之全者,有郡邑之封也。不全者富旺其家。得祿命身三財,則夫榮兒貴。歲干所尅曰祿財,歲支所尅曰命財,納音所尅曰身財,其三財所屬之五行,在命中,一則不乏,而得之全者,夫必榮,兒必貴。

「天月二徳を負へば、則ち霞帔金冠」とは説く所、「天徳」は陽の徳に属し、正月乾卦の前一位より起り、亥の上より順行す。「月徳」は陰の徳に属し、正月坤卦の後一位より起り、未の上より順行す。女子命中もし両徳斉備せば、可く郡君・邑君の類の封號を得ん。斉備せざるは、亦能く家道をして富足興旺せしむ。「禄命身の三財を得れば、則ち夫栄え児貴し」とは説く所、年干の剋する所を「禄財」と呼び、年支の剋する所を「命財」と呼び、納音の剋する所を「身財」と呼ぶ。この三種の財の属するの五行ただ命中出現せば、便ち至らず匱乏し、もし三者斉備せば、丈夫必定して栄顕し、児子必定して貴達せん。

切嫌者陰刃妨害尊親,最忌者純陰不宜子息。祿後一辰曰陰刃,男得之妨妻族親,女得之,妨夫族親,又女命年月日時支干俱屬陰,又生五月之後,十一月之前者,乃陰極而陽不生,是為純陰多而無子息,蓋獨陰則不成,獨陽則不生。

「切に嫌ふ所は陰刃の尊親を妨害するを、最も忌む所は純陰の子息に宜しからざるを」とは説く所、禄位の後一位を「陰刃」と呼び、男子これを得れば会く妻子の一族の親属を妨害し、女子これを得れば会く丈夫の一族の親属を妨害せん。此の外女命もし年月日時の干支全く陰に属し、また五月の後・十一月の前に生まれれば、あれば便是陰極処に到りて陽気生ぜず、「純陰」に属し、多半夜に子嗣なし、孤陰能く物を成さず・独陽能く物を生く物を生ぜざるを以てなり。

骨髓破殃羅內外,薦枕星招涉是非。骨髓破,亦名白衣殺,得之者,刑及內外二族。薦枕星,乃冠帶也。得之者,一生多涉是非,惟言女子,不斷男命。鴛鴦憚於見水,傾國傾城。凡三支三干,鳳凰、麟閣、鳳治三格,在女命,則變為鴛鴦殺,應其為人淫穢不廉,命中又見水多,則主風塵多艶質。

「骨髓破は殃を羅して内外し、薦枕星は招きて是非に渉る」とは説く所、「骨髓破」はまた「白衣殺」と呼び、これを得る人は、刑傷会く波及して母家と夫家との両族に及ばん。「薦枕星」便是冠帯の位にして、これを得る人は一生多く是非を惹く。この両條ただ用ひて女命を断じ、用ひて男命を断ぜず。「鴛鴦憚りて水を見、傾国傾城」とは説く所、凡そ三個の地支相同・三個の天干相同にして成る「鳳凰」「麟閣」「鳳治」の三種の格局は、女命の上に落つれば便ち変じて「鴛鴦殺」と為り、応験して人淫秽不貞と為る。命中もしさらに水多ければ、便ち風塵に流落して姿色艶麗を主る。

花釵與桃花相犯,朝雨暮云,貴人共天喜,爭窠穿垣驀牖。命前一辰為花釵殺,後一辰曰桃花殺,本主上見之全而不偏,是為同犯,主為倡優之人,如得地三奇者,不在此論,天乙住處曰貴人,旺氣住處曰喜神,本主上帶之,而又同宮,謂之爭窠,主為淫奔之妾,如得落空亡者,不在此論。(並壺中子)

「花釵と桃花と相犯し、朝雨暮暮雲。貴人と天喜と共に、窠を争ひ垣を穿ち牖を驀ぐ」とは、其の義は、本命の前一位を「花釵殺」と為し・後一位を「桃花殺」と為し、もし本命の上両者斉全にして一辺に偏せざれば、便ち「同犯」と呼び、此人淪為して倡優を主る。しかれどももし命中地を得てまた「三奇」あれば、便ちこの條に按じて論断せず。「天乙」の在る所の処を「貴人」と呼び、旺気の在る所の処を「喜神」と呼び、本命の上それらを帯びてまた同じく一宮に処るを、「争窠」と呼び、私奔の妾と為るを主る。もしそれら空亡に落入せば、またこの條に按じて論断せず。以上皆《壷中子》に出づ。

官鬼旺於貴垣,鳳冠霞帔。女人推命貴神一者為良神,若【叢】雜合多,不尼即妓。(神白經)稍加卯酉二時生,若免墮胎當克子。婦人若犯卯酉二時生者,多主墮胎克子。日時勾絞亦難勝。女命不宜日時犯勾絞,有【繫】絆意,恐生產難,不然子多掛綆生。

「官鬼貴垣に於て旺なれば、鳳冠霞帔」とは、説く所丈夫を代表するの官鬼星旺盛にして貴人の位に坐せば、便ち能く誥命封贈を得ん。《神白経》に説く、女子命を推すに、貴神ただ一位あるのみこそ善神なれ、もし叢雑重畳・相合太多なれば、是れ女尼ならざれば便是娼妓なり。「稍し卯酉の二時生を加へ、もし堕胎を免れば当に子を剋すべし」とは、説く所婦人もし卯時・酉時に生まれれば、多半は要するに堕胎するか・あるいは子を剋せん。「日時勾絞もまた難く勝たず」とは、説く所女命の日柱・時柱宜しく「勾絞」を犯す可からず、勾絞牽絆纏繞の意あり、恐怕く生産艱難せん、否れば孩子出生の時もまた多く臍帯身に纏はるの患あらん。

蛔花又遇雙鴛合,雜見貴人真妓才。桃花殺者,卻冠帶是也,命犯桃花殺,又雙鴛合如兩己合一甲,一甲合兩己之類,又遇貴殺,是雜娼妓命也。(沉芝源髓)孤鶯舞時真寡婦。孤鶯殺歌:水火逢蛇大不祥,金豬何必強猖狂,土猴木虎夫何在,時對孤鶯舞一場。(理愚歌)凡婦人犯逆食殺,絕子,貴人同空亡,主風聲。(廣錄)

「蛔花また双鴛合に遇ひ、雑見して貴人真の妓才」とは、説く所いはゆる「桃花殺」実是れ便ち冠帯の位なり。命中桃花殺を犯し、また「双鴛合」あり、例えば両個の己一個の甲を合し・一個の甲両個の己を合するの類、さらに貴人と凶殺と混雑するに遇へば、便是雑居して娼妓の流の命なり、这是《沈芝源髄》の説法なり。「孤鶯舞ふ時真の寡婦」とは、指す所「孤鶯殺」にして、歌訣に説く、納音水に属し火に属する人巳蛇に遇ふは最も不吉祥にして、金に属する人亥猪に遇ふは何必強を逞しくせん、土に属する人申猴に遇ひ・木に属する人寅虎に遇ふは、丈夫皆知らずいづれの処に在るや、時柱正に孤鶯に対し、ただ能く独り舞ひて一場を上ぐるのみ、这是《理愚歌》の説法なり。《広録》に説く、婦人もし「逆食殺」を犯せば、子嗣を断絶するを主る。「貴人」と空亡と同じく一処に処れば、則ち風流の名声を招来するを主る。

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