Libo

『観月經』・物類

明 · 郭载騋(校) · 第46巻 / 56

作盤ガイド: 大六壬起課, 金口訣起課

木火土金水,物類認疏親。甲乙東方木,亥為父母身。生我為父母,我生為子孫,克我為官鬼,我克為妻財,同類為兄弟姊妹,惟墓為妾也。

『観月經』の歌訣に曰く、木火土金水の五行に按じて、往きて物類の親疏を認む。甲乙は東方の木に屬し、亥水は木を生ず——それゆえ亥は便ち父母の位置である。六親の通例は——我を生ずるは父母で、我の生ずる所は子孫で、我を克するは官鬼で、我の克する所は妻財で、我と同類なるは兄弟姐妹で、ただ独り本行の墓庫は當作して妾と為す。

太沖與功曹,甲乙合三春。甲木為兄弟,姊妹乙為真。小吉為妻婦,巳午作子孫。甲來欲求己,庚便作媒人。外孫是丁火,與木為子孫。甲以己為妻,己土生庚金,為媒人也。

歌訣に続けて甲乙日を排す——卯(太沖)と寅(功曹)とはみな木に屬し、甲乙と同氣で、春天の三月に合す。甲木は兄弟を代表し、乙木はこそ姐妹なれ。未(小吉)は妻室で、巳・午は子孫である。甲は己を娶らんと要し、庚は便ち媒人を充當す。外孫は丁火で、火は木の生ずる所に由りて、仍として木の子孫の一輩と算う。庚は媒人と説く所以は、甲が己土を以て妻と為して、しかも己土は能く庚金を生ずればなり——子に由りて出面して往きて説合せしむ。

其日是丙丁,父母配寅中。巳午為身類,丁火姊妹宮。丙火兄弟是,河魁次妻同。辰與丑未土,子孫有始終。辛來欲嫁丙,壬水作媒人。尋思己中土,外孫此處窮。陽為子陰為孫也。

もし是れ丙丁日なれば——父母は寅木の上に配し、巳・午は本身と同類で、丁火は姐妹の位で、丙火は兄弟の位で、戌(河魁)は當作して次妻と為す。辰と丑・未のこれらの土は子孫の位置で、頭より尾に至りてみな算う。辛は丙に嫁がんと要し、壬水は便ち媒人なり。さらに下に往きて己の中の土を推せば、外孫はここに到りて止まるを為す。その中の陽支は兒子と算え、陰支は孫子と算う。

假令戊己日,傳送父母期。未土丑同類,兄弟戊中推。己土為姊妹,申酉子孫宜。外孫辛上推,天罡小妻室。癸水欲妻戊,甲媒送信知。

假設に是れ戊己日なれば——申(傳送)は父母の位と為す。未土と丑土とは同じく一類に屬し、兄弟は戊の上より推し、己土は姐妹と算う。申・酉は子孫と為し、外孫は辛の上より推し、辰(天罡)は當作して小妻と為す。癸水は戊に嫁がんと要すれば、便ち甲に由りて出面して媒を作り信を傳えしむ。

若遇庚辛日,太乙父母師。申酉為同類,庚金兄弟知。辛來作姊妹,亥子子孫期。癸日為外孫,丑墓小妻兒。乙來欲嫁庚,丙火作月冰。乙木生丙火,火作媒,惟求陽干通信也。

もし庚辛日に遇えば——巳(太乙)は父母と為す。申・酉は本身と同類で、庚金は兄弟で、辛金は姐妹である。亥・子は子孫と為し、癸は外孫と算え、丑は金の墓庫で、當作して小妻と為す。乙は庚に嫁がんと要すれば、便ち丙火に由りて冰人を作り説合せしむ——乙木は能く丙火を生ずるがゆえに、丙に由りて出面し、取る所は陽干を借りて往きて信を傳えるの意思なり。

其日是壬癸,傳送父母居。辰墓為妻妾,亥子身類推。壬水為兄弟,姊妹癸相知。寅卯子孫類,外孫乙不虛。丁來欲壬位,戊己土送書。媒者正妻子,取其正丈夫。細心分配定,墓上小妻居。正妻者,甲乙見土,丙丁見金,戊己見水,庚辛見木是也。墓為小妻,木墓未、火墓戌、金墓丑、水土墓辰,六親依此卦推之。

もし是れ壬癸日なれば——申(傳送)は父母と為し、辰は水土の墓庫で、當作して妻妾と為す。亥・子は本身と同類で、壬水は兄弟で、癸水是姐妹である。寅・卯は子孫と為し、乙は外孫と算う。丁は壬のこちらの邊に嫁がんと要すれば、便ち戊己土に由りて往きて書を送り説合せしむ。媒人を充當するは、正妻の生ずる所の子で、それを借りて往きて正夫のために合を作す。細細に分配し下れば、墓庫の上に安ずるは小妻である。いわゆる正妻とは、甲乙日に土を見・丙丁日に金を見・戊己日に水を見・庚辛日に木を見るである。墓庫を小妻と為すは——木は未に墓し、火は戌に墓し、金は丑に墓し、水土は辰に墓す。六親はみなこの一卦に照らして往きて推す。

『心鏡』・物類

用神與日類須詳,物氣分明辨否臧。立用之神與日有族類。甲乙初傳水為氣,甲乙木得水神為有氣也。

『心鏡』に曰く、發用の神と日干とが何れの族類に屬するかは、必ず細分するを須みとす。物象の氣を辨え分明にしてこそ、好壞を斷じ出すことを得。これは發用の神と日干との間に六親・族類の關係を存するを説く。甲乙日は初傳の水を以て氣と為す——甲乙は木に屬し、水神を得着して來りて生ぜば、便ち氣ありと算う。

占者當有父母匡。若見木神為兄弟,同類之稱是可量。如逢小吉為妻類,甲乙木見亥卯未皆今日之族類,墓為妾也。鷹雁妻奴及酒羊。亥豬卯兔甲乙類,旺相尤生墓已傷。旺生物,墓死物。

それゆえ占う者は當に父母の扶助あるべし。もし木神を見れば、あれは兄弟で、同類の稱は便ちかように衡量す。もし未(小吉)に逢えば、便ち妻の一類に屬す——甲乙木は亥・卯・未を見ればみな本日の族類で、その中の墓庫の未は當作して妾と為す。歌の裏にまた鷹・雁・妻・僕と酒・羊とに説き到る——亥は猪で、卯は兔で、みな甲乙の一族に歸す。神氣の旺相なるは活物で、墓の上に落つるは已に受傷せり。いわゆる旺相とはすなわち活物で、墓に入れば便ち死物なり。

甲乙 子 癸水母。 丑 辛金祖姑。 癸水叔。 己土妾。 寅 甲木兄姐。 丙火兄之男女。 卯 乙木弟 辰 癸水小姑。 乙木妹。 戊土繼妻。 巳 庚金伯祖。 丙火女。 午 丁火男。 未 乙木叔之兄弟。丁火弟之男女。 己土妻。 申 庚金祖。 壬水伯。 酉 辛金祖母。 戌 辛金叔祖。 丁火姊妹之男女。 戊土婢妾。 亥 壬水父。 甲木伯之兄弟。

これは甲乙日の六親の配位表で、十二地支の各自の藏する所の天干を一一に親屬に配成す。子位の癸水は母親と為す。丑位の辛金は祖姑・癸水は叔父と為し、己土は妾と為す。寅位の甲木は兄と姐と為し、丙火は兄長の子女と為す。卯位の乙木は弟と為す。辰位の癸水は小姑・乙木は妹と為し、戊土は續弦と為す。巳位の庚金は伯祖と為し、丙火は女兒と為す。午位の丁火は兒子と為す。未位の乙木は叔父の一輩の兄弟・丁火は弟弟の子女と為し、己土は正妻と為す。申位の庚金は祖父と為し、壬水は伯父と為す。酉位の辛金は祖母と為す。戌位の辛金は叔祖・丁火は姐妹の子女と為し、戊土は婢妾と為す。亥位の壬水は父親と為し、甲木は伯父の一輩の兄弟と為す。課を査するに某神が何れの支の上に落つるかを看れば、問う所は何れの一位の親屬なるかを知ることを得。

丙丁 子 癸水祖母。 丑 癸水祖姑。 己土弟之男女。 辛金婢妾。 寅 甲木父。 丙火伯之兄弟。 卯 乙木母。 辰 癸水叔祖。 乙木叔。 戊土男。 巳 丙火兄姐。 午 丁火弟。 未 乙木小姑。 丁火妹。 己土女。 申 壬水伯祖。 庚金繼妻。 酉 辛金妻。 戌 丁火叔之兄弟。 戊土兄之男女。 辛妾。 亥 壬水祖。 甲木伯。

これは丙丁日の六親の配位表である。子位の癸水は祖母と為す。丑位の癸水は祖姑・己土は弟弟の子女と為し、辛金は婢妾と為す。寅位の甲木は父親と為し、丙火は伯父の一輩の兄弟と為す。卯位の乙木は母親と為す。辰位の癸水は叔祖・乙木は叔父と為し、戊土は兒子と為す。巳位の丙火は兄と姐と為す。午位の丁火は弟と為す。未位の乙木は小姑・丁火は妹と為し、己土は女兒と為す。申位の壬水は伯祖と為し、庚金は續弦と為す。酉位の辛金は正妻と為す。戌位の丁火は叔父の一輩の兄弟・戊土は兄長の子女と為し、辛金は妾と為す。亥位の壬水は祖父と為し、甲木は伯父と為す。

戊己 子 癸水妻。 丑 己土叔之兄弟。辛金姊妹之男女。 癸水婢妾。 寅 甲木祖。 丙火伯。 卯 乙木祖母。 辰 乙木叔祖。 戊土伯之兄弟。 癸水婢妾。 巳 丙火父。 庚金兄之男女。 午 丁火母。 未 乙木祖姑。 丁火叔。 己土弟。 申 庚金子。 壬水妾。 酉 辛金女。 戌 丁火姑。 戊土兄。 辛金弟之男女。 亥 甲木伯祖。 壬水繼妻。

これは戊己日の六親の配位表である。子位の癸水は正妻と為す。丑位の己土は叔父の一輩の兄弟・辛金は姐妹の子女と為し、癸水是婢妾と為す。寅位の甲木は祖父と為し、丙火は伯父と為す。卯位の乙木は祖母と為す。辰位の乙木は叔祖・戊土は伯父の一輩の兄弟と為し、癸水是婢妾と為す。巳位の丙火は父親と為し、庚金は兄長の子女と為す。午位の丁火は母親と為す。未位の乙木は祖姑・丁火は叔父・己土は弟と為す。申位の庚金は兒子と為し、壬水是妾と為す。酉位の辛金は女兒と為す。戌位の丁火は姑母・戊土は兄と為し、辛金は弟弟の子女と為す。亥位の甲木は伯祖と為し、壬水是續弦と為す。

庚辛 子 癸水女。 丑 己土叔。 辛金妹。 癸水姐妹之男女。 寅 丙火伯祖。 甲木(繼妻。 卯 乙木妻。 辰 戊土父。 癸水弟之男女。 乙木婢妾。 巳 丙火祖。 庚金伯之兄弟。 午 丁火祖母。 未 丁火祖姑。 己土母。 乙木婢妾。 申 庚金兄姐。 壬水兄之男女。 酉 辛金弟。 戌 丁火叔祖。 戊土伯。 辛金叔之兄弟。 亥 壬水(男。 甲木妾。

これは庚辛日の六親の配位表である。子位の癸水は女兒と為す。丑位の己土は叔父・辛金は妹と為し、癸水は姐妹の子女と為す。寅位の丙火は伯祖と為し、甲木は續弦と為す。卯位の乙木は正妻と為す。辰位の戊土は父親・癸水是弟弟の子女と為し、乙木は婢妾と為す。巳位の丙火は祖父と為し、庚金は伯父の一輩の兄弟と為す。午位の丁火は祖母と為す。未位の丁火は祖姑・己土は母親と為し、乙木は婢妾と為す。申位の庚金は兄と姐と為し、壬水は兄長の子女と為す。酉位の辛金は弟と為す。戌位の丁火は叔祖・戊土は伯父・辛金は叔父の一輩の兄弟と為す。亥位の壬水は兒子と為し、甲木は妾と為す。表の中の「甲木の繼妻」「壬水の男」の兩處は一個の括弧を衍出せるは、刻本の殘誤で、配する所の親屬に影響せず。

壬癸 子 癸水弟。 丑 己土叔祖。 辛金姑。 癸水妹。 寅 甲木子。 丙火妾。 卯 乙木女。 辰 戊土伯祖。 癸水叔之兄弟。 乙木弟之男女。 巳 庚金伯。 丙火繼妻。 午 丁火妻。 未 己土祖母。 乙木姊妹之男女。 丁火婢妾。 申 庚金父。 壬水伯之兄弟。 酉 辛金母。 戌 戊土祖。 辛金叔。 丁火婢妾。 亥 壬水兄姐。 甲木兄之男女。

これは壬癸日の六親の配位表である。子位の癸水是弟と為す。丑位の己土は叔祖・辛金は姑母・癸水是妹と為す。寅位の甲木は兒子と為し、丙火は妾と為す。卯位の乙木は女兒と為す。辰位の戊土は伯祖・癸水是叔父の一輩の兄弟・乙木は弟弟の子女と為す。巳位の庚金は伯父と為し、丙火は續弦と為す。午位の丁火は正妻と為す。未位の己土は祖母・乙木は姐妹の子女と為し、丁火は婢妾と為す。申位の庚金は父親と為し、壬水は伯父の一輩の兄弟と為す。酉位の辛金は母親と為す。戌位の戊土は祖父・辛金は叔父と為し、丁火は婢妾と為す。亥位の壬水は兄と姐と為し、甲木は兄長の子女と為す。

人類神

父母生氣與日本,父兼德神母天后。妻責天后並財爻,神后之神亦為取。兄弟姊妹責太陰,及兼兄弟之爻神。子孫六合子孫爻,太沖登明亦可尋。奴責河魁及天空,婢責從魁太陰中。朋友單來責六合,以上人之類神從。

この一段の列する所は人物を占う時の取る所の類神である。父母は、我を生ずる氣と日干の本氣とを看る。父親はさらに兼ねて徳神を看、母親は兼ねて天后を看る。妻子は天后と財爻とを取り、子(神后)のこの一支もまた取ることを得。兄弟姐妹は太陰を取り、并せて兄弟の爻を兼ねて看る。子孫は六合と子孫爻とを取り、卯(太沖)・亥(登明)もまた找うることを得。僕人は戌(河魁)と天空とを取り、婢女は酉(從魁)と太陰とを取る。單に朋友を問えば、すなわち六合を取る。以上は便ち人を占う時の依る所の類神である。

事類神

求官龍常及官星,求名文書朱雀中。干貴貴人婚天后,求財青龍財爻通。衣服酒食責太常,雨責青龍晴天空。田土勾陳路白虎,以上事之類神名。

この一段の列する所は事情を占う時の取る所の類神である。官職を求むるは青竜・太常と官星とを取り、功名と文書とを求むるは朱雀を取る。貴人に干謁するは貴人を取り、婚事を問うは天后を取り、財を求むるは青竜と財爻とを取る。衣服・酒食は太常を取り、雨を求むるは青竜を取り、晴を問うは天空を取り、田産・土地は勾陳を取り、道路は白虎を取る。以上は便ち事を占う所の依る類神の名目である。

人事類神兼二三,以入傳課為取用。若是皆入皆不入,不用兼神責將神。如妻止去責天后,財爻神后不須論,不在課傳為局外,所臨地位看原因。有氣亦遠無氣難,旺相德合終可親。

人と事との類神は常に同時に兩三個あり——すなわち四課・三傳に進み入るあの一個を以て准と作す。もし兩三個がみな課傳に進み入るか、あるいはみな進み入らざれば、便ち再び兼ね取るそれらを用いず、專ら天將を責めて以て斷ず。たとえば妻子を占えば、ただ天后の一項を取るのみ、財爻と子(神后)とは便ち須らく再び論ぜず。類神がもし課傳の内に在らざれば、局外の神と呼ばれ、すなわちその臨む所の地盤の位置を看て以て原因を找う。それに氣あれば、人は雖も遠處に在るも終竟に得著することを能くす。氣なければ、あれば難し。神氣が旺相にしてまた徳に逢い合に逢うは、終に歸りて親近することを得。

人身類神

甲膽乙肝丙小腸,丁心戊胃己脾鄉。庚是大腸辛主肺,壬癸膀胱癸腎藏。

この一段は十天干を人身の臟腑に配す——甲は膽に配し、乙は肝に配し、丙は小腸に配し、丁は心に配し、戊は胃に配し、己は脾に配し、庚は大腸に配し、辛は肺に配し、壬は膀胱に配し、癸は腎に配す。病を占う時に日干と用神とが何れの干の上に落つるかを看れば、便ち病位が何れの臟腑に在るかを知る。

子腎膀胱耳腰液,丑脾腹兮與兩足。寅膽風門筋脈髮,卯肝血筋手背目。辰皮膚肩暨背項,巳焦小腸面齒股。午心目神氣與舌,未胃腹口唇齒戶。申為大腸筋骨間,酉肺口鼻聲血路。

この一段は十二地支を人身の部位に配す——子は腎と膀胱とを主り、また耳・腰と體內の津液とを主る。丑は脾・腹および兩脚を主る。寅は膽と風門とを主り、また筋脈と頭髮とを主る。卯は肝・血・筋を主り、また手背と眼睛とを主る。辰は皮膚・肩膀と背項とを主る。巳は三焦・小腸を主り、また面部・牙齒と大腿とを主る。午は心・眼・神氣と舌頭とを主る。未は胃・腹・口唇と齒齦とを主る。申は大腸と筋骨の間とを主る。酉は肺を主り、また口鼻・聲音と血脈とを主る。

戌乃命門膝脅胸,亥膀頭髓二便呼。

これは「十二支の人身に配する」口訣の收尾の兩句である。地支の「戌」の主る所の部位は命門(兩腎の間に元氣の聚まる所の處)・膝蓋・兩脅と胸膛で、地支の「亥」の主る所は膀胱・頭部・骨髓、および大小便と呼吸の氣である。病を占う時は先に病人の屬する所の「類神」(某類の人事が課盤の上の代表する神)に按じて定位し、さらに凶神・惡將が何れの支に落つるかを看る——戌の上に落ちれば、便ち命門の虚損・膝痛・脅脹・胸悶に往きて斷ず。亥の上に落ちれば、便ち小便の不利・頭痛・髓虧・二便の失調と氣喘・咳逆とに往きて斷ず。

農桑類神

木主谷林及瓜果,當於寅卯位中尋。火主黍稷與紅豆,巳午之位乃為親。午神又為蠶之命,螣蛇蠶象妙有因。土主麻與大黃豆,辰戌丑未為其根。金主二麥八月時,申當別論酉為真。水主黑豆與稻菜,亥子之位所必雲。

農事・桑蠶を占うは、先に五行に按じて作物のために類神を定むるを要す。およそ木に屬する穀物・林木と瓜果とは、みな寅・卯の兩支の上に到りて尋ねん。火に屬する黍子・稷米と紅豆とは、巳・午の兩支と最も親し。午は火類の作物を主るを除くほか、また兼ねて蠶の性命の神と作す——十二天將の中の「螣蛇」は形體が屈曲して蠶のごとく、蠶の取象は正に午火の上に寄る——この一層の配搭は極めて道理あり。土に屬する麻と大黃豆とは、根柢は辰・戌・丑・未の四個の土支の上に落つ。金に屬する大麥・小麥は八月に成熟するに應ず——その中の申は別に行われて論ぜられ、真正に麥を主るは酉である。水に屬する黑豆・水稻と菜蔬とは、すなわち必定に亥・子の兩支の上に到りて講ずるを要す。

旺相德合為收成,死囚克墓是所嗔。日辰農人辰禾類,生合吉將喜忻忻。日克支上農事荒,支剋日上禾必損。太歲上神生何類,即主何類收十分。太常小吉為棉花,又在五行之外存。

これらの類神がもし四時の旺氣・相氣に乘り、また日辰と相い徳し相い合せば、莊稼に收成あるを主る。もし死氣・囚氣の上に落つるか、あるいは別神に克傷せられ墓庫に收め去られれば、便ち最も厭悪すべき敗象なり。農事を占うは日干を以て田を種える人を代表し、日支を以て田の裏の禾稼を代表す——日・辰の兩處の上神が彼此に相生・相合して、また吉將に乘れば、便ち歡歡喜喜の好き年成なり。日干が反って往きて日支の上神を克すれば、農事は便ち荒廢せんと要す。日支の上神が反って來りて日干を克すれば、禾稼は必定に受損せん。さらに太歳の上の乘る所の神が何れの一類の作物を生助するかを看れば、あの一類は當年に便ち十成の豊收を得。このほか還って一項の五行の分配の外に在るあり——「太常」のこの天將と「小吉」(未)のこの一支とが、合わさって棉花を主る。

十雜

子有癸水。 丑有己土、有餘癸水、有死辛金。 寅有甲木、有生丙火。 卯有乙木。 辰有戊土、有餘乙木、有死癸水。 巳有丙火、有生庚金。 午有丁火。 未有己土、有餘丁火、有死乙木。 申有庚金、有生壬水、有生土。 酉有辛金。 戌有戊土、有餘辛金、有死丁火。 亥有壬水、有生甲木。

いわゆる「十雜」とは、十天干の十二地支の裏頭に雜寄するを講ず——每一支の藏する所はまた本氣・餘氣・死氣の幾層に分かつ。子の中はただ癸水を藏す。丑の中は己土を以て本氣と為し、別に癸水の餘氣と辛金の死氣とを存す。寅の中は甲木を藏し、兼ねて丙火のここに長生する生氣を含む。卯の中はただ乙木を藏す。辰の中は戊土を以て本氣と為し、別に乙木の餘氣と癸水の死氣とを存す。巳の中は丙火を藏し、兼ねて庚金のここに長生する生氣を含む。午の中はただ丁火を藏す。未の中は己土を以て本氣と為し、別に丁火の餘氣と乙木の死氣とを存す。申の中は庚金を藏し、兼ねて壬水と土とのここに長生する生氣を含む。酉の中はただ辛金を藏す。戌の中は戊土を以て本氣と為し、別に辛金の餘氣と丁火の死氣とを存す。亥の中は壬水を藏し、兼ねて甲木のここに長生する生氣を含む。子・午・卯・酉の四支は氣が最も專純にして、ただ一干あるのみ。辰戌丑未と寅申巳亥とはすなわち兼ねて數氣を收むるがゆえに、「雜」と呼ばれると作す。

經云:陰陽五行,中有十雜。其類異方,萬物存焉。或得凶,或得吉,或得短,或得長,紛紛眾事,其應不同,各懷其子,以救其窮。故曰憂與不憂,傳自相求。

古經の上に講ず——陰陽五行の中に、還って「十雜」のこの一層を含む。それらは分かちて東南・西北の各方に屬し、天下の萬物はみなその間に寄存す。課を占う時、あるは凶象を取り到り、あるは吉象を取り到り、あるは應驗の期が短促にして、あるは應驗の期が綿長なり——人間の事情は紛紜・萬端にして、感應は各々相同じからず。これは每一行がみな支の裏に自己の生ずる所の「子」を懷藏して、この子を靠りて以て自己の窮困を救うがためなり。それゆえ曰く——一件事が到頭に該當に憂うべきかそれとも憂うる必らざるかは、「三傳」(初傳・中傳・末傳の三個の用神)の裏に於て彼此に推求するに在りて、こそ分曉を見出すことを得。

顏色

甲青乙碧。蓋青者,東方正色,象木葉也。甲木畏金,以乙妹嫁庚金為妻,甲往召乙,乙懷金氣以應甲,故有間色碧也。丙赤丁紫。蓋赤者,南方正色,象火炎也。丙火畏水,以丁妹嫁壬水為妻,丙往召丁,丁懷水氣以應丙,故有間色紫也。

甲の色は青、乙の色は碧である。青は東方の正色で、草木の葉を取象とする。甲木は金に克伐されるのを恐れ、妹の乙を庚金に嫁がせた。後に甲が乙を呼び戻そうとすると、乙の身にはすでに嫁ぎ先の金気がまとわりついて甲に応じ、青に金の白が混じって、碧という間色が生まれた。丙の色は赤、丁の色は紫である。赤は南方の正色で、立ち昇る火焰を取象とする。丙火は水に潅克されるのを恐れ、妹の丁を壬水に嫁がせた。丙が丁を呼び戻すと、丁の身は嫁ぎ先の水気を帯びて丙に応じ、赤に水の黒が混じって、紫という間色が生まれた。

庚白辛栗。蓋白者,西方正色,象霜露也。庚金畏火,以辛妹嫁丙火為妻,庚往召辛,辛懷火氣以應庚,故有間色栗也。壬黑癸綠。蓋黑者,北方正色,象水中泥淖色也。壬水畏土,以癸妹嫁戊土為妻,壬往召癸,癸懷土氣以應壬,故有間色綠也。

庚の色は白、辛の色は栗(黄褐)である。白は西方の正色で、霜と露を取象とする。庚金は火に鎔かされるのを恐れ、妹の辛を丙火に嫁がせた。庚が辛を呼び戻すと、辛の身は嫁ぎ先の火気を帯びて庚に応じ、白に火の红黄が透けて、栗という間色が生まれた。壬の色は黒、癸の色は緑である。黒は北方の正色で、水底の淤泥の色を取象とする。壬水は土に壅塞されるのを恐れ、妹の癸を戊土に嫁がせた。壬が癸を呼び戻すと、癸の身は嫁ぎ先の土気を帯びて壬に応じ、黒に土の黄が混じって、緑という間色が生まれた。

戊黃己絳。蓋黃者,中央正色,象黃中通理也。戊土畏木,以己妹嫁甲木為妻,戊往召己,己懷木氣以應戊,故有間色絳也。

戊の色は黄、己の色は絳(深紅)である。黄は中央の正色で、《易経・坤卦・文言》に「黄中通理」とあるのは、まさに土が中央に居して条理が暢達する象を取ったものである。戊土は木に疏克されるのを恐れ、妹の己を甲木に嫁がせた。戊が己を呼び戻すと、己の身は嫁ぎ先の木気を帯びて戊に応じ、黄に木の生ずる火の赤が染まって、絳という間色が生まれた。以上の五組は、いずれも本干が正色を取り、その妹が間色を取るという通例である。

子黑、午赤、卯青、酉白、寅碧、申黑白、巳斑點、亥淡青、辰戌丑未純黃。寅卯為木,春旺時寅懷火,故卯為純木,寅為雜木。巳午為火,夏旺時,巳懷金,故午為純火,巳為雜火。申酉為金,秋旺時,申懷水,故酉為純金,申為雜金。亥子為水,冬旺時,亥懷木,故子為純水,亥為雜水。

さらに色を十二地支に配すると、子は黒色、午は赤色、卯は青色、酉は白色、寅は碧色、申は黒白相間、巳は斑点のある雑色、亥は淡青、辰・戌・丑・未の四土支はすべて純黄である。純と雑とがあるのは、四孟の支がそれぞれ別の一行の生気を懐いているからである。寅・卯はともに木に属し、春は木が旺するが、寅の中にはなお丙火の生気が蔵されているので、卯は純木、寅は雑木である。巳・午はともに火に属し、夏は火が旺するが、巳の中にはなお庚金の生気が蔵されているので、午は純火、巳は雑火である。申・酉はともに金に属し、秋は金が旺するが、申の中にはなお壬水の生気が蔵されているので、酉は純金、申は雑金である。亥・子はともに水に属し、冬は水が旺するが、亥の中にはなお甲木の生気が蔵されているので、子は純水、亥は雑水である。

土居中央,分旺四季,故春夏秋冬辰戌丑未月,各寄旺十八日,四季共七十二日。五行之旺,各為三百六十日,以為一歲功成。故辰中有餘木,未中有餘火,戌中有餘金,丑中有餘水也,各十二日。木死於未,火死於戌,金死於丑,水死於辰。故四孟之月為懷生氣之所由也。四仲之月為正位,盛旺之所立也。四季之月為死氣葬送之所由也。

土は一方を専らにせず中央に坐して、旺気を四季の末尾に分け配る。だから春末の辰月、夏末の未月、秋末の戌月、冬末の丑月に、土はそれぞれ十八日間旺を寄せ、四季合わせて七十二日となる。木火金水はそれぞれ七十二日旺し、五行が巡って合わせて三百六十日となり、一年の功用はこれで尽きる。また土月が別の一行の後に接するがゆえに、辰の中には木の余気、未の中には火の余気、戌の中には金の余気、丑の中には水の余気が残り、それぞれ十二日を占める。死地については、木は未に死に、火は戌に死に、金は丑に死に、水は辰に死ぬ。これによって知れるのは、寅申巳亥の四孟の月は各行が長生の気を懐いて始まるところ、子午卯酉の四仲の月は各行が正位に居して気勢が最も盛んなところ、辰戌丑未の四季の月は死気が葬られ収斂されるところだということである。

是五行十雜,其應不同,陰陽五行,萬物所存,吉凶之應,各以其類。或吉中有凶,或凶中有吉,征吉而有大凶,或征凶而有大吉。凶則視其所救,吉則視其所害。凶則有救不致於禍,吉而有害不及於慶。純凶則禍成,純吉則福生。

五行に十雑という層が加わると、感応はそれぞれ分かれる。陰陽五行は万物が寄り存する枠組みで、吉凶の応験はそれぞれ属する類にしたがって現れる。だから往々にして吉の中に凶を含み、凶の中に吉を含む。あるいは先に吉兆が見えて後に大凶が出、あるいは先に凶兆が見えて後に大吉が出る。断課の要領は、凶を見たらまず救神があるかを見、吉を見たらまず害神があるかを見ることである。凶に救いがあれば、まことの禍には至らない。吉に害があれば、まことに慶べきことには落ち着かない。ただ純凶で救いがないときだけ禍患が成り、ただ純吉で害がないときだけ福気が生じるのである。

言舉百事姓音不同。一云,五情不同時日,神將上下不和,四時旺相新故差別,和同則吉,乖異則凶,凶則有短,吉則有長。紛紛眾事,其應不同者,言五行各有所利,各有所傷,故曰不同。各懷其子以救其窮者,土中有金,金中有水,水中有木,木中有火,火中有土,此懷子救母之謂也。萬物消息盡在其中,不可不明。

ここで言うのは、世の中の百事は、各人の姓氏と五音の帰属がもともと同じではないということである。別の説では、人の五つの性情は時日によって異なり、天盤の神と乗る天将とが上下で必ずしも調和せず、四時の旺相の気と事の新旧とも各々差異がある。上下が調和して同じならば吉、互いに乖背して異なれば凶であり、凶ならば応期は短く、吉ならば応期は長い。「紛紛たる衆事、その応同じからず」とは、五行にそれぞれ利のある面があり、またそれぞれ傷つく面があるので、感応が同じでないということである。「各々その子を懐きてその窮を救う」とは、土の中に金を蔵し、金の中に水を蔵し、水の中に木を蔵し、木の中に火を蔵し、火の中に土を蔵して、母行が困窮したときに自ら生んだ子行に救援されるという理である。万物の盈虚消長の機関はすべてこの中にあり、明らかにしておかなければならない。

乙中金刑己中之木,己中木刑癸中之土,癸中土刑丁中之水,丁中水刑辛中之火,辛中火刑乙中之金,是謂五刑也。

十干がそれぞれ蔵する雑気のあいだにはさらに相刑の関係が一層ある。乙に含まれる金が己に含まれる木を刑し、己に含まれる木が癸に含まれる土を刑し、癸に含まれる土が丁に含まれる水を刑し、丁に含まれる水が辛に含まれる火を刑し、辛に含まれる火がまた乙に含まれる金を刑し返す。五者が首尾で銜接して一つの循環をなし、これを「五刑」と呼ぶ。これはいわゆる三刑とは異なり、刑するのは本気ではなく雑気であり、占課で取象するときは別の目で分別しなければならない。

乙中之金,從魁傳送是也。於物為斧斤;於人為下賤土匠;人形為頭、口、咽喉、缺齒;於色為白;於怪為釜鳴。己中之木,功曹太沖是也。於物為船、車、樹木;於人形有奇骨聳起,若病為癰腫;於色為青;於怪為音聲;於畜為野獸驢兔。

乙の中に含まれる金は、課盤上では「従魁」(酉)と「伝送」(申)の二位である。器物では斧や砍刀の類を取り、人事では地位の低い泥水職人を取り、人の形貌では頭・口・咽喉と歯の残缺を取り、顔色では白を取り、怪異の事では鍋釜が故なく自ら鳴ることを取る。己の中に含まれる木は、課盤上では「功曹」(寅)と「太冲」(卯)の二位である。器物では船・車輌・樹木を取り、人の形貌では骨節の奇突した高聳を取り、病気ならば癰疽腫毒に応じ、顔色では青を取り、怪異の事では端なく音響を聞くことを取り、畜類では野獣と驢・兎を取る。

癸中之土,辰戌丑未是也。於物為磚瓦、泥土類;於人形為大頭,腹腫黃,四肢癰腫;於色為黃;於怪為風塵,垣壁崩頹,孔穴土聚;於畜為子母牛、羊、狐、犬類。丁中之水,登明神后是也。於人形為腎,於色為黑,於怪為井沸,於畜為鼠豬。

癸の中に含まれる土は、課盤上では辰・戌・丑・未の四支である。器物では磚瓦泥土の類を取り、人の形貌では頭顱が粗大で肚腹が浮腫して黄ばみ、四肢に癰疽ができることを取り、顔色では黄を取り、怪異の事では風沙が塵を揚げ、牆垣の壁面が塌陷し、洞穴の中に土堆が堆り上がることを取り、畜類では小牛を連れた雌牛と羊・狐・犬の類を取る。丁の中に含まれる水は、課盤上では「登明」(亥)と「神后」(子)の二位である。人の形貌では腎臓を取り、顔色では黒を取り、怪異の事では井水が故なく翻涌することを取り、畜類では鼠と豚を取る。

辛中之火,太乙勝光是也。於物為文書、皮毛、文章、爐冶、血光、飛鳥;於人形為髭髮、赤目、有蒼缺損、股腫有疾;於色為赤;於怪為光明;於畜為馬蛇。言十二辰以觀親疏也。

辛の中に含まれる火は、課盤上では「太乙」(巳)と「勝光」(午)の二位である。器物では文書・皮毛・文章・炉灶の冶錬・血を見る光、および飛鳥を取り、人の形貌では鬚髪・眼の赤いこと・面色が青蒼で残損のあること・大腿が腫れて病のあることを取り、顔色では赤を取り、怪異の事では忽然と現れる光亮を取り、畜類では馬と蛇を取る。以上は五行の雑気を十二地支に分け配ったもので、これによってさらに人事の親疎遠近へと推し進めるためである。

親疎

日與辰三六合者為親,不合者為疏。生日干者父母。如甲乙日以子為父,亥為母,壬癸為外翁姑,午為子,巳為女,丙火為外孫,寅為伯為兄,卯為叔為弟,甲為姊,乙為妹,辰戌丑未為妻妾。

日干と日支のあいだで三合または六合を結べるものは親しいとし、合えないものは疎いとする。日干を生扶できるものは父母とする。たとえば甲・乙木の日は水が木を生ずるので、陽水の子を父、陰水の亥を母とし、天干の壬・癸は岳父岳母という外親の一路に数える。日干が生ずるものは子女とするので、甲乙日は午火を息子、巳火を娘とし、天干の丙火を外孫とする。日干と同類のものは兄弟姉妹とし、寅は伯父で兄を兼ね、卯は叔父で弟を兼ね、甲は姉、乙は妹とする。日干が克するものは妻妾とし、木は土を克するので、辰・戌・丑・未の四つの土支はすべて妻妾とする。

日干所克為正妻。如甲乙見土,丙丁見金,戊己見水,庚辛見木,壬癸見火是也。以干之墓神為妾。如甲乙見未,丙丁見戌,庚辛見丑,戊己壬癸見辰是也。

日干が克する一行を正妻とする。甲乙木は土を克するので土を妻と見、丙丁火は金を克するので金を妻と見、戊己土は水を克するので水を妻と見、庚辛金は木を克するので木を妻と見、壬癸水は火を克するので火を妻と見る。また日干の墓庫の支を妾とする。甲乙木は未に墓し、丙丁火は戌に墓し、庚辛金は丑に墓し、戊己土と壬癸水はともに辰に墓するので、それぞれ本干の帰る墓支にしたがって取る。正妻は所克に取り、妾は所帰に取る。両者は途を分かち、一緒に混ぜて見てはならない。

妻前一位為媒人,己為甲妻,則己前庚與申為媒。乙為庚妻,則乙前丙與巳為媒。辛為丙妻,則辛前壬與亥為媒。丁為壬妻,則丁前庚與申為媒。癸為戊妻,則癸前甲與寅為媒也。

妻星の前に接している一位を媒をする者とする。己は甲の妻で、己から前へ数えると庚に当たり、庚は申に寄宮するので、庚と申が甲の媒人である。乙は庚の妻で、乙から前へ数えると丙に当たり、丙は巳に寄宮するので、丙と巳が媒である。辛は丙の妻で、辛から前へ数えると壬に当たり、壬は亥に寄宮するので、壬と亥が媒である。丁は壬の妻で、丁から前へ数えると庚に当たり、庚はやはり申宮に寄るので、庚と申が媒である。癸は戊の妻で、癸から前へ数えると甲に当たり、甲は寅に寄宮するので、甲と寅が媒である。婚姻を占うとき、媒神に気があれば說合に力があり、空亡に落ちれば中人は実らない。

日干所克干神為奴婢。如甲乙日戊己,丙丁日庚辛之類,總之干屬外,支屬內,外翁姑、外甥、奴婢皆以干言。

日干が克するものが天干に落ちていれば、奴僕婢女とする。たとえば甲・乙木の日は戊・己土を克するので戊己を奴婢とし、丙・丁火の日は庚・辛金を克するので庚辛を奴婢とし、残りはこれに類推する。総じての分界は、天干の一路は外に属し、地支の一路は内に属するということで、岳父岳母・外甥・奴僕婢女といった外周の人々は、すべて天干の上から説き、地支の中には求めない。

媒辰所合為親家。如申為媒,則卯為親家,乙庚合也。巳為媒,則戌為親家,丙辛合也。亥為媒,則未為親家,丁壬合也。寅為媒,則未為親家,甲己合也。子日見亥,寅日見卯,日辰同氣,為本家人。子見丑,丑見寅為鄰人。

媒人の支と合するものを親家とする。たとえば申が媒なら、申の中に庚を蔵し、庚は乙と合し、乙は卯宮に寄るので、卯が親家である。巳が媒なら、巳の中に丙を蔵し、丙は辛と合し、辛は戌宮に寄るので、戌が親家である。亥が媒なら、亥の中に壬を蔵し、壬は丁と合し、丁は未宮に寄るので、未が親家である。寅が媒なら、寅の中に甲を蔵し、甲は己と合し、己もまた未宮に寄るので、未が親家である。このほか、子の日に亥を見、寅の日に卯を見るのは、日と辰が同じ一行の気に属して陰陽を分かつだけなので、自家人とする。子が丑を見、丑が寅を見るのは、二支の位次が緊接しても気は同じでないので、鄰居とする。

十二支類神不就日干而言者:子為子息漁屠兒,丑為賢者又僧尼。寅婿道士更胥吏,卯術沙門長子宜。辰為魁卒兇頑惡,巳朋長女為窯皂。婦人宮女蠶姑午,姑姨舅妹小吉時。申獵醫巫銀鐵匠,少女婢婦姐從魁。卒奴吏官僕凶戌,幼子寇盜亥宮推。

以下の十二支の類神は、日干との生克には関わらず、地支それ自体についてい取象するものである。子は子女を主とし、漁夫と屠戸をも主とする。丑は徳行のある賢者を主とし、また僧侶・尼姑を主とする。寅は女婿・道士を主とし、衙門の胥吏をも兼ねる。卯は術士・出家の沙門・長子を取るのが宜しい。辰は凶悍頑劣の徒と獄卒の頭目を主とする。巳は朋友・長女を主とし、窯を焼く匠人と皂隷の差役をも主とする。午は婦人・宮女と蚕を養う娘を主とする。「小吉」は未のことで、姑母・姨母・舅父と妹を主とする。申は獵戸・医師・巫師および銀匠・鐵匠を主とする。「従魁」は酉のことで、少女・婢妾の婦人と姉を主とする。戌は兵卒・奴僕・吏員・官家の差役という凶悍な人の類を主とする。亥宮は幼い息子を推し、兼ねて盗賊寇匪を推す。

凡占動眾,三合為兄弟朋友之眾,同類為眷屬之眾,戌為部領之眾,反吟連茹牽連之眾。

衆を集め師を興し、人手を動員する類の事を占うには、まずどの種の「衆」かを分けなければならない。課伝が三合局を結ぶのは、兄弟朋友が合わさった一群である。日干と同じ一行に属するのは、家眷親属の一群である。戌に落ちるのは、頭目に統帯された部曲の衆である。課体が「反吟」(天盤と地盤の各支が二二に相冲する)または「連茹」(三伝が逐位に連なって藤蔓のよう)となるのは、輾転として攀扯され、牽連されて引きずり込まれた一群である。

亥中木為功曹太沖之父母,甲中木為兄姊,辰中木為弟妹,未中木為外孫。寅中火為太乙勝光之父母,丙中火為兄姊,未中火為弟妹,戌中火為外孫。申中水為登明神后之父母,壬中水為兄姊,丑中水為弟妹,辰中水為外孫。巳中金為傳送從魁之父母,戊中土為兄姊,丑中土為弟妹,辰未中土為外孫。故曰萬物比類,以觀親疏也。

さらに雑気の長生・本気・余気・死気によって親属の輩分を分け配る。亥の中に蔵された甲木は木の長生の気なので、「功曹」(寅)と「太冲」(卯)の二木神の父母とする。甲の本気の木は兄姐、辰の中の余気の木は弟妹、未の中の死気の木は外孫である。寅の中に蔵された丙火は火の長生の気なので、「太乙」(巳)と「勝光」(午)の二火神の父母とする。丙の本気の火は兄姐、未の中の余気の火は弟妹、戌の中の死気の火は外孫である。申の中に蔵された壬水は水の長生の気なので、「登明」(亥)と「神后」(子)の二水神の父母とする。壬の本気の水は兄姐、丑の中の余気の水は弟妹、辰の中の死気の水は外孫である。巳の中に蔵された金は金の長生の気なので、「伝送」(申)と「従魁」(酉)の二金神の父母とする。土の一路については、戊の本気を兄姐、丑の中の土を弟妹、辰・未二支の中の土を外孫とする。だから万物を類によって比べれば、親疎遠近は見えてくるのである。

假令正月甲子日辰時上,是功曹臨未為發用,上克下,與日比,將得天后;傳見從魁,將得勾陳;終於天罡,將得元武。以此占人法,憂外孫,事因婦女鬥訟相傷,終到亡遺偷盜。他仿此。

一課を例に挙げる。正月甲子日辰時に起課し、天盤の「功曹」(寅)が地盤の未に落ちて発用とする。寅木は未土を克し、上克下の発用であり、寅はまた甲日と同じ木に属して相比し、乗る天将は「天后」で、天后は婦人を主とする。中伝に「従魁」(酉)を見、乗る天将は「勾陳」で、勾陳は争闘詞訟を主とする。末伝は「天罡」(辰)に帰り、乗る天将は「元武」で、元武は盗賊と遺失を主とする。前の親属の取法にしたがって推せば、未の中の木は外孫に属するので、憂患は外孫の身に落ちる。事は婦人から起こり、中に争闘官司・彼此の相傷を挟み、末は財物の遺失・人に盗まれることに帰結する。残りの各課もすべてこの路数にしたがって推す。

甲乙日日干及寅卯發用為己身同類,占寅為兄,卯為弟,寅中甲為姐,辰中乙為妹,亥中甲為伯之兄弟,未中乙為叔之兄弟,子為父,亥為母,亥中壬為伯,丑中癸為叔,申中壬為長姑,辰中癸為小姑,申為祖父,酉為祖母,巳中庚金為伯祖,戌中辛金為叔祖,丑中辛金為祖姑,未墓為妻,辰為繼妻,丑為妾,戊為婢妾,土生庚申金為媒人,午為男,巳為女,寅中火為兄之男女,未中火為弟之男女,戌中火為姐妹之男女,生祖者為曾祖,生曾祖者為之高祖,男生者為孫,孫生者為元孫。

甲・乙木の日を例に、一門の親族をすべて並べられる。日干それ自体と寅・卯の発用は、いずれも自分の輩の同類とする。寅は兄、卯は弟、寅の中に蔵された甲は姉、辰の中に蔵された乙は妹、亥の中に蔵された甲は伯父の系の兄弟、未の中に蔵された乙は叔父の系の兄弟である。我を生ずるものは父母とする。子は父、亥は母、亥の中の壬は伯父、丑の中の癸は叔父、申の中の壬は大姑母、辰の中の癸は小姑母である。さらに上一輩は、申は祖父、酉は祖母、巳の中の庚金は伯祖父、戌の中の辛金は叔祖父、丑の中の辛金は祖姑である。我が克するものは妻妾とする。木は未に墓するので、未は正妻、辰は続娶の妻、丑は妾、天干の戊は婢妾である。土は庚・申の金を生ずるので、庚と申が媒人である。我が生ずるものは子女とする。午は息子、巳は娘、寅の中の火は兄の子女、未の中の火は弟の子女、戌の中の火は姉妹の子女である。さらに上へ推せば、祖父を生ずるのは曾祖、曾祖を生ずるのは高祖である。下へ推せば、息子の生ずるのは孫、孫の生ずるのは元孫(すなわち玄孫)である。

凡十二支中親屬論者不一,姑兩存之。如甲乙日有取子陽水為父,亥陰水為母者,有取子中癸水為母,亥中壬水為父者,餘說類此。

十二支に親属を配するのは、各家の説が一致しないので、ここでは二説を併せて留めておく。たとえば甲・乙の日、ある人は陽水の子を父、陰水の亥を母と取るが、これは地支それ自体の陰陽で分けたものである。またある人は子の中に蔵された癸水を母、亥の中に蔵された壬水を父と取るが、これは支内に蔵された天干の陰陽で分けたものである。残りの各条の出入もすべてこの類である。占断するときは一説を選び定めればよく、前後で二説を混用してはならない。

The original text is in the public domain. The Japanese is a machine-assisted translation of this library’s own Chinese paraphrase, checked against a fixed glossary so that technical terms match the definitions used elsewhere on this site. It is a reading aid and does not replace the original.