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鋳印課

明 · 郭载騋(校) · 第32巻 / 56

作盤ガイド: 大六壬起課, 金口訣起課

凡課得戌加巳中傳,為鑄印課。戌天魁也,為印;巳太乙也,為爐。蓋戌中有辛金,與巳中丙為作合,全憑火煉,鑄成貴器,為符印,故名鑄印。占者符命入手,官增權柄,統鼎之體,乃煉藥成丹之課也。

およそ課の中で戌が巳の上に加わり、併せて中伝に入るものは、これを鋳印課という。戌は天魁で、印を代表する。巳は太乙で、熔炉を代表する。戌の中に辛金を蔵し、巳の中に蔵する丙火と両相作合し、もっぱら炉火の煅錬を頼って、はじめて貴重の器物、すなわち符印を鋳成する。だから鋳印と名づける。この課を占えば、符命・詔書が手に届き、官位に権柄が添え増される。この課は『易経』の鼎卦の体に統属し、薬を錬って丹を成す類の課である。

象曰:頑金鑄篆,藉火功全,官職高擢,詔命重宣,產孕大吉,干謁良緣,庶人不吉,疾病官愆。戊己日又為生日之印,更遇太常為綬,乃印綬雙全。傳見太沖為車輪,則鑄印乘軒之象,占科舉、求官爵、見君王、進策上書,主官爵高遷,所求遂意,當獲印信喜慶恩命之榮,乘貴人龍常陰合吉將,日用旺相大利,則應鼎上九玉鉉大吉之象。

断辞に曰く、頑鈍の金属を篆文の印章に鋳成せんとすれば、もっぱら炉火の功を頼ってこそ成就できる。官職はこれによって高く升り、詔命は反復して宣布される。生産・懐孕は大吉で、貴人に求見すれば好い機縁がある。平民・百姓は吉ならず、また疾病と官府の過失を主る。もし戊日・己日に占えば、戌土はまた正に生日の印であり、さらに「太常」(衣冠・宴楽・印綬・封贈を主る天将)が綬帯を作れば、すなわち印綬双全である。三伝のうちに太冲卯を見て車輪とすれば、鋳印乗軒の象となる。科挙を占い、官爵を求め、君王に朝見し、書を上げ策を献ずるのは、みな官爵が高く升り求める所が心に称い、印信・喜慶・恩詔の栄を得ることを主る。もしさらに貴人・青竜・太常・太陰・六合などの吉将に乗り、日干と発用がまた旺相であれば、それは大いに利があり、『易経』鼎卦上九の「玉鉉大吉」の象に応える。

若春夏巳午日時火旺,戌值空亡,月破,日辰俱無氣,則有破印損模之象。如遇神將凶,主先成後破,徒勞心力,事終不清,乃庶人占之,反主官災刑害之事,則應九四鼎折足,覆公餗其形渥凶之象也。

もし春夏の季で、また巳日・午日あるいは巳時・午時に逢えば、火気があまりに旺んで、戌土が空亡に落ちるか、あるいは月破に値し、日干・日支がともに少しも生気がなければ、印章が鋳破り模子が損壊する象となる。もしさらに天将の凶悪に遇えば、事が先に成り後に敗れ、心力を空しく費やし、終に理り清爽にならないことを主る。この種の課を平民・百姓が占えば、かえって官司の災禍・刑傷の加害を主り、鼎卦九四の「鼎折足、覆公餗、其形渥」の凶象に応える。

如丙子日未時子將,巳加子用,傳遇天魁,末乘太常,為鑄印課。 巳空 戌蛇 卯常 蛇 空 常 蛇 戌 巳 卯 戌 巳 子 戌 丙 戌亥子丑 酉 寅 申 卯 未午巳辰

たとえば丙子日の未時に占い、子を月将と用いる。天盤の子を地盤の未に加えると、天盤は地盤より五位進む。丙の寄宮は巳にあり、巳の上に戌を得る——第一課。戌の上に卯を得る——第二課。日支の子の上に巳を得る——第三課。巳の上に戌を得る——第四課。第三課の巳が子に加わり、下の子水がかえって上の巳火を克する下賊上に属するので、巳を取って初伝とする。中伝は巳の上の戌で、戌はまさに天魁の印である。末伝は戌の上の卯で、卯はまた太常に乗って綬帯を作る。だから鋳印課という。初伝の巳は天空に乗り、中伝の戌は螣蛇に乗り、末伝の卯は太常に乗る。巳は炉、戌は印、卯は軒車で、炉火が印を煅し、印が成って車に乗る——格局はこれによって定まり、符命が手に届き官職が遷升することを主る。

《訂訛》 鑄印,三傳巳戌卯,巳為爐,戌為印,卯為印模。戌中辛金逢巳中丙火作合,煅煉鑄成符印,故名鑄印。卯為車,又名鑄印乘軒。 占主符命入手,科甲官爵俱高,干謁吉。如戊己又為生日之印,更遇太常為綬,乃印綬雙全,定主轉遷超擢。

『訂訛』に曰く、いわゆる鋳印とは、三伝が巳・戌・卯であるもの——巳は熔炉、戌は印、卯は鋳印の模子である。戌の中に蔵する辛金が巳の中に蔵する丙火に遇って合を結び、煅錬を経て符印に鋳成されるので、鋳印という。卯はまた車なので、鋳印乗軒とも呼ぶ。この課を占えば、符命・詔書が手に届き、科挙の功名と官爵がいずれも高く、往って干謁し求見するのに吉利であることを主る。もし戊日・己日なら、戌土はまた正に生日の印であり、さらに太常が綬帯を作れば、すなわち印綬双全で、必ず調遷・超升を主る。

此課多主事成遲晚,然惟利官,庶人不吉,更不利於病、訟、憂、產四事。又夏月巳午日時,或值蛇雀,火太旺,戌卯或值空亡,則為破印損模,官必不遷,兼遇神將凶,主先成後破,徒勞心力。大都鑄印乘軒須得驛馬、太陽、六合,乃為真體。

この課は多くは事の成るのが遅緩であることを主り、しかも官をなす人にのみ利があり、平民・百姓が占えば吉ならず、とりわけ疾病・詞訟・憂患・生産の四つの事に利かない。また夏月に巳午日または巳午時に逢うか、あるいは螣蛇・朱雀に遇えば、火気があまりに旺んで、戌と卯がまた空亡に落ち、印破・模損となり、官職は必ず升ることができない。さらに天将の凶悪に逢えば、先に成り後に敗れ、心機を空しく費やすことを主る。大抵、鋳印乗軒は必ず駅馬・太陽・六合が同じく来るのを得てこそ、真の格局と算える。

又有丙子日戌加干上得吉將,亦名鑄印。春夏丙丁日火太過,不在此論。然須白虎、太陰、蛇、雀金火之將入傳。若金少火多,火少金多,為五行不備,必有所傷。或末傳得天后、元武,更臨水鄉,與日相破,名曰鑄印不成。來意主望官爵吉事,欲成中阻耳。又鑄印課乘日墓,主退失或舊事再新。

また丙子日に戌が日干の上に加わって吉将に乗るものも、鋳印と呼ぶ。ただし春夏の二季の丙日・丁日は、火気があまりに過ぎるので、この例の内に入れない。ただし総じて白虎・太陰・螣蛇・朱雀の類の金に属し火に属する天将が伝に入らなければならない。もし金が少なく火が多いか、あるいは火が少なく金が多ければ、いずれも五行が斉備せず、必ず損傷する所がある。もし末伝が「天后」(陰私・婦人を主る天将)または「元武」(盗賊・暗昧を主る天将)を得て、また亥子の水郷に臨み、日干と相破すれば、鋳印不成と呼ぶ——来た人の本意は官爵の吉事を望むのに、まさに成らんとする際に阻まれることになる。鋳印課がもしまた日墓に乗れば、退職・失位を主るか、あるいは旧事が重ねて翻り起こされる。

《觀月經》 名鵬翼沖天 河魁本是印,火至自然成。 三傳見河魁加巳名鑄印卦。 丙子正月占,午時無改更。傳中逢印綬,此是卦中情。 河魁到巳便是鑄印印綬之卦。丁卯、己卯、己巳、丙子、丁丑、癸未、丁亥、戊子、己丑、己未、乙未、己亥、庚子、丁未、壬子、丁巳,以上繫巳戌卯三傳也。

『観月経』はこれを「鵬翼冲天」と呼ぶ。歌訣に曰く、河魁戌はもともと印であり、火候が一到すれば自ずから鋳成される。三伝の中に河魁戌が巳の上に加わるのを見れば、これを鋳印卦と呼ぶ。歌訣にまた曰く、丙子日に正月に占い、午時に課を起こせば改動する必要はなく、三伝のうちに印綬に遇えば、これが本卦の実情である。河魁戌が巳の上に行き至れば、すなわち鋳印帯印綬の卦である。丁卯・己卯・己巳・丙子・丁丑・癸未・丁亥・戊子・己丑・己未・乙未・己亥・庚子・丁未・壬子・丁巳、以上のこれらの日はみな巳戌卯の三伝を排できる。

在職重逢職,居官更舉榮,宣命看看到,天書驛馬程。 將有使命加官進職而必應者也。 庶人逢此卦,官事自然生。 庶人難消此印綬,故主官事也。

歌訣に曰く、職にある人は重ねて職を得、官にある人はさらに栄耀を添え、宣召の詔命は眼の前に至らんとし、天書は駅馬に随って一路送られて来る。これは使命が伝え下され、官を加え職を進めてしかも必ず応験するということである。歌訣にまた曰く、平民・百姓がこの卦に遇えば、官非が自ずから門に寻い来る。平民がこの印綬を受け承えることができないので、かえって官事に惹き上げられることを主るのである。

《袖中金》 戌加巳,傳中見卯。蓋戌為印,巳為爐,卯為軒車,三者為傳,名鑄印乘軒,得吉將,有職加官遷擢之象,庶人主官訟。 鑄印,戌加巳丙,傳有太沖。戌為印,巳為爐冶,卯為軒車,主官祿遷擢之象。不見太陰、天馬,即非真體。常人反生災,且為事遲鈍,夏三月丙丁日又乘蛇雀,名曰印模損,是火太過反為凶之兆。

『袖中金』に曰く、戌が巳の上に加わり、三伝の中にまた卯を見る。戌は印、巳は炉、卯は軒車で、三者が三伝を凑成すれば、これを鋳印乗軒という。さらに吉将を得れば、すなわち職ある人の加官・升遷の象で、平民・百姓は官司・口舌を主る。また曰く、鋳印とは、戌が巳の上に加わる——すなわち丙の寄宮の上に加わる——もので、三伝のうちに太冲卯がある。戌は印、巳は炉冶、卯は軒車で、官禄・升遷の象を主る。もし太陰・天馬を見なければ、真の格局ではない。常人が占えばかえって災を生じ、しかも事を行うのが遅鈍である。夏季の三ヶ月の丙日・丁日にまた螣蛇・朱雀に乗れば、すなわち印模損壊と呼び、火気があまりに過ぎてかえって凶兆を成すのである。

斫輪課

凡課卯加庚或加辛為用,曰斫輪課。卯為車輪,庚辛為刀斧,木就金斫,故名斫輪。占者官祿位高遷,統頤之體,乃革故鼎新之課也。

およそ課の中で卯が庚の上に加わるか、あるいは辛の上に加わって発用するものを、斫輪課という。卯木は車輪で、庚辛は金に属し、刀斧である。木料が刀斧に就いて砍削されてはじめて器物を成すので、斫輪という。この課を占えば、官職・俸禄が高位に升る。この課は『易経』の頤卦の体に統属し、旧を除き新を布く課である。

象曰:木欲成器,須假金斫,孕病凶險,財喜歡躍,祿位加增,官職超擢,戌印常綬,遇之猶樂。如太沖加庚為上,加辛次之,緣卯中有乙木與申中庚金作合,乃成貴器,更遇天乙、龍、常、陰、合吉將,及驛馬德合吉神入傳,主官爵踐公卿之位,或壬癸日見水神為舟楫,初末有馬引從為軒車,能任重致遠,有除授官職之喜,則應頤上九利涉大川吉象。

断辞に曰く、木料が器物を成さんとすれば、必ず重金に借りて砍削しなければならない。胎孕と疾病を占えば凶険で、財喜を問えば歓欣踊躍し、禄位は加増し、官職は超升する。もしまた戌が印を作り太常が綬を作るのに遇えば、さらに喜ばしく覚える。太冲卯が庚の上に加わるのが最も好く、辛の上に加わるのは次一等である。卯の中に蔵する乙木と申の中に蔵する庚金が相合して、はじめて貴重の器を鋳得るからである。さらに天乙・青竜・太常・太陰・六合などの吉将、および駅馬・徳合などの吉神が伝に入るのに遇えば、官爵は公卿の位に登ることができることを主る。もし壬日・癸日に水神を見れば、それは舟楫である。初伝・末伝に天馬の引従があれば、それは軒車である。いずれも重を載せ遠くに致すことができ、官を授け職に任ずる喜びがあり、『易経』頤卦上九の「利渉大川」の吉象に応える。

或木休囚,乘白虎為棺槨;值空亡為朽木難雕;春季甲乙日寅卯時為傷斧;秋季庚辛日申酉時為傷輪返凶。或辛卯日干上卯為財就人象,宜急取之,緩則被卯木克其戊土,反有害也。 乙未日未加乙同,當頤初九觀我頤之凶象。

もし卯木が休囚の地に処り、また白虎に乗れば、それは棺槨となる。空亡に落ち込めば、朽木で彫琢しがたい。春季の甲日・乙日に寅時・卯時に逢えば、木が重すぎて斧頭を傷つける。秋季の庚日・辛日に申時・酉時に逢えば、金が重すぎて車輪を傷つける。いずれもかえって凶を主る。またたとえば辛卯日に日干の上に卯を見るのは、財物が自ずから門に送られて来る象で、まさに急いで取用すべきで、遅緩すれば卯木にその戊土を克傷され、かえってその害を受ける。乙未日に未が乙の上に加わるのも同じ道理で、頤卦初九の「観我朵頤」の凶象に応える。

如辛丑日辰時亥將,一下克上,卯加申為用,曰斫輪課。 卯元 戌勾 巳后 元 朱 空 后 卯 申 子 巳 申 丑 巳 辛 子丑寅卯 亥 辰 戌 巳 酉申未午

たとえば辛丑日の辰時に占い、亥を月将と用いる。天盤の亥を地盤の辰に加えると、天盤は地盤より七位進む。辛の寄宮は戌にあり、戌の上に巳を得る——第一課。巳の上に子を得る——第二課。日支の丑の上に申を得る——第三課。申の上に卯を得る——第四課。四課の中でただ第四課の卯が申に加わり、下の申金が上の卯木を克する一箇所の下賊上なので、上神の卯を取って初伝とする。中伝は卯の上の戌、末伝は戌の上の巳である。卯木の車輪が申金の上に加わり、まさに木が金に就いて斫られる義に合するので、斫輪課という。初伝の卯は元武に乗り、中伝の戌は勾陳に乗り、末伝の巳は天后に乗る。四課の上神の巳・子・申・卯は順に天后・天空・朱雀・元武に乗る。

《訂訛》 斫輪,卯加庚辛申酉發用。卯為車輪,金為斧斤,木就金斫,故名斫輪。 占主祿位高遷,革故鼎新之象,更喜戌為印,太常為綬入傳。卯加庚與申為上,辛酉次之。緣卯中乙木與申中庚金作合成器。或壬癸日見水神為舟輯,初末有馬引從為軒車,能任重致遠,除官必矣。斫輪來意主謀望官事,先歷艱難,後卻有成。蓋木畏金,故主艱難然後成也。將得龍、常、陰、合方成其體,求財大獲。寅亦是木,如何不作斫輪,蓋寅乃天梁,成器不須斫也。

『訂訛』に曰く、斫輪とは、卯が庚・辛・申・酉の上に加わって発用するものである。卯は車輪で、金は斧斤であり、木が金に就いて砍削されるので、斫輪という。この課を占えば、禄位が高く升り、旧を除き新を布く象であることを主る。三伝の中にさらに戌が印を作り太常が綬を作ればなお好い。卯が庚と申の上に加わるのが上等で、辛・酉の上に加わるのは次一等である。卯中の乙木と申中の庚金が相合してはじめて器を成すからである。もし壬日・癸日に水神を見れば、すなわち舟楫である。初伝・末伝に天馬の引従があれば、すなわち軒車で、いずれも重を載せ遠くに致すことができ、官を授かるのは必然の事である。斫輪を占う者は、来た人の用意は多く官職を謀求する事にあり、先に一番の艱難を経歴して後に成就がある——木は金を怕れるので、先難・後成を主るのである。天将は青竜・太常・太陰・六合を得てこそ、その本体を成就したと算え、財を求めても大いに獲る所がある。或る人が問う——寅もまた木に属すのに、なぜ斫輪と算えないのか。寅は天梁で、自体がすでに材を成しており、さらに砍削する必要がないからである。

此課多主事成遲晚,占孕與病訟忌之。或木休囚,乘白虎為棺槨;值空亡為朽木難雕,須另改業。春季甲乙日寅卯時,木太重,為傷斧;秋季庚辛日申酉時,金太重,為傷輪,反凶。

この課は多くは事の成るのが遅緩であることを主り、胎孕・疾病・詞訟を占うにはみなそれを忌む。もし卯木が休囚して気なく、また白虎に乗れば、棺槨となる。空亡に落ち込めば、朽木で彫りがたく、別に行业を改めなければならない。春季の甲日・乙日に寅時・卯時に逢えば木が重すぎて斧を傷つけ、秋季の庚日・辛日に申時・酉時に逢えば金が重すぎて輪を傷つけ、いずれもかえって凶険を主る。

或辛卯日干上卯為財就人,宜速取之,緩則被木克其戌土,反有害也。與乙未日未加乙同。若傳見本日墓神,名曰舊輪再斫,來意主退官失職,再謀復興之意。大都斫輪課木日艱難;火日災疾;金日獲福;水日心不定,變易艱難中遂意;土日流轉。

またたとえば辛卯日に日干の上に卯を見るのは、財物が自ずから門に送られて来るもので、まさに速やかに取用すべきで、遅れれば卯木にその戌土を克傷され、かえってその害を受ける。乙未日に未が乙の上に加わるのも、道理は同じである。もし三伝の中に本日の墓神を見れば、これを旧輪再斫と呼び、来た人の用意は多く官職を失って再び復起を謀らんとするものである。大体に言えば、斫輪課は木日に遇えば艱難で、火日は災病があり、金日は器を成して福を獲、水日は心思が定まらず変動・艱難の中でやっと心に称い、土日は輾転して流徙する。

《觀月經》 名飛龍入淵 忌占病 斫輪團圓象,本自太沖生,太沖原是木,車輪因甚成。 太沖為舟車之類 成形須仗器,斤斧自然明。 庚申辛酉為斤斧,若申加太沖是斫輪卦也。 申酉庚辛位,太沖上頭行,破傷斤斧得,發用斫輪名。辛丑正月占,辰時無改更,太沖傳送上,發用得其情。

『観月経』はこの格を「飛竜入淵」と呼び、併せて病を占う時にそれを忌むと注明する。歌訣に曰く、斫輪は団円の象を取り、もともと太冲卯から生ずる。太冲はもとより木に属し、車輪はすなわちそれに頼って作られる——太冲は舟車の類に属する。また曰く、形を成すには必ず器具に依仗しなければならず、斧斤が一到すれば自ずから分明である。庚申・辛酉がすなわち斧斤で、もし申が太冲卯の上に加われば、すなわち斫輪卦である。歌訣にさらに曰く、申酉庚辛の位置で、太冲卯がちょうど頭頂に行き至り、斧斤に砍破・砍傷され、発用すればすなわち斫輪の名を得る。辛丑日に正月に占い、辰時は改動する必要がなく、太冲卯が伝送申の上に落ち、発用すればその実情を見出す。

如辛丑日卯申丑,是假令辛丑日亥將辰時占,太沖加申金,斫卯木賊上發用,為斫輪卦,卯戌巳三傳也。辛酉返吟一課,卯酉子是也。尉山人取法,末傳取破。乙丑、癸酉、丁丑、癸未、己丑、癸巳、辛巳、癸丑、癸亥,以上九日,第三課俱卯戌巳三傳。丁卯、己卯、乙酉、辛卯、丁酉、癸卯、乙卯、己酉、辛酉,以上九日,俱返吟卦,俱卯酉子三傳,斫輪卦也。

いわゆる辛丑日の卯・申・丑とは、辛丑日に亥を月将とし、辰時に課を起こすことをいう。太冲卯が申金の上に加わり、申金が卯木を砍削し、下賊上して発用し、斫輪卦を成し、三伝は卯・戌・巳である。辛酉日は反吟の一課に排せられ、三伝は卯・酉・子である——反吟とは天盤と地盤の十二支が両々相冲するものである。尉山人の取法は、末伝に相破の支を取る。乙丑・癸酉・丁丑・癸未・己丑・癸巳・辛巳・癸丑・癸亥、以上の九日は、第三課にみな卯戌巳の三伝を排できる。丁卯・己卯・乙酉・辛卯・丁酉・癸卯・乙卯・己酉・辛酉、以上の九日はみな反吟卦で、三伝はいずれも卯酉子を作り、同じく斫輪卦に属する。

求官必獲祿,逢事得均平,立事先敲磕,後乃立身榮。 敲磕,即先雕琢而後成器也。 莫嫌職位小,官朝好弟兄。 官本朝遷職,亦先費力而後成也,庶人亦得官也,傳得太陰、龍、合尤妙。

歌訣に曰く、官を求めれば必ず俸禄を得、事に遇えばみな平允に処置できる。事を弁ずるには起初に一番の敲打・磨琢を経て、後に身を立て栄顕する。いわゆる敲磕とは、先に彫琢を受けて後に器を成すことである。また曰く、職位が小さいことを嫌うなかれ、朝で官をなせば自ずから好い弟兄の照応がある。これは官職はもともと朝中で一歩一歩遷転するもので、これも先に力を費やして後に事を成すということである。平民・百姓が占えても官を得られ、三伝がもし太陰・青竜・六合を得ればなお妙である。

《袖中金》 卯加申酉為用,名斫輪卦。庚申辛酉金俱為斧斤,若太沖加其上者是。卯為車輪,加申酉上,為斫削之象。若天將龍、常、陰、合,方成其體。占人有除授營運之事。木日艱難,火日災疾,金日成器,水日心不定、變易艱難中遂意,土日流傳。若秋三月庚辛日得之,將乘陰、虎,名曰斫輪傷斧,其金太過也。凡卯木坐空,謂之朽木難雕,宜棄業別作生理營運。

『袖中金』に曰く、卯が申・酉の上に加わって発用するのを、斫輪卦という。庚申・辛酉はみな金に属し、いずれも斧斤と算え、ただ太冲卯がそれらの上に加わればよい。卯は車輪で、申酉の上に加われば、すなわち砍削される象である。天将はもし青竜・太常・太陰・六合を得れば、その本体を成就したと算える。占問する人は多く授官・経営の類の事がある。木日は艱難、火日は災病があり、金日は砍削して器を成し、水日は心思が定まらず変動・艱難の中で如意的で、土日は輾転して流徙する。もし秋季の三ヶ月の庚日・辛日に占い、天将がまた太陰・白虎に乗れば、これを斫輪傷斧と呼び、金気があまりに過ぎたものである。およそ卯木が空亡の上に坐するのを、朽木難彫と呼び、本業を捨てて別の営生を作るに宜しい。

引従課

凡課日辰干支前後上神發用為初末傳,曰引從課。如庚辰日干上丑,晝貴人,初傳寅加酉居日前,末傳子加未居日後,日干得前引後從,為拱天干,又為拱貴。主官職升擢,諸事最吉。壬子日干上辰,初傳巳,末傳卯,為兩貴引從,主上人提攜,或眾貴引薦成合事,大利。甲午日初傳子居支前,末傳戌居支後,前後遇引從,為拱地支。主遷修家宅大利。

およそ課の中で日干・日支の前後の二位の上神が発用し、分かれて初伝と末伝に充当するものを、引従課という。たとえば庚辰日に日干の上に丑を得れば、それは昼貴人である。初伝の寅が酉の上に加わり、位は日干の前に居り、末伝の子が未の上に加わり、位は日干の後に居り、日干はすなわち前に引導・後に随従を得るので、拱天干と呼び、また拱貴とも呼び、官職の升遷を主り、諸事最も吉である。またたとえば壬子日に日干の上に辰を得れば、初伝は巳・末伝は卯で、二位の貴人が一前・一後で、両貴引従と呼び、上司の提携があり、あるいは衆貴人が聯名で挙薦してその事を促成することを主り、極めて有利である。またたとえば甲午日に初伝の子が日支の前にあり、末伝の戌が日支の後にあれば、前後ともに引従があるので、拱地支と呼び、搬遷・家宅の修造に大いに利があることを主る。

丁酉日酉為夜貴加丁干,亥為晝貴加酉支,年命在申,為貴臨支干拱年命,宜告貴用事,必得兩貴成就。丁巳、己巳、癸亥日伏吟,為干支拱日祿,宜占食祿事。庚午、己酉日伏吟,拱夜貴。甲子日伏吟,拱晝貴,為干支拱貴,宜千告貴處事,此貴人出行,前者引,後者從,故名引從,統渙之體,乃車馬蜂擁之課也。

またたとえば丁酉日には、酉は夜貴で丁の寄宮の上に加わり、亥は昼貴で日支の酉の上に加わり、占人の年命がまた申にあれば、これはすなわち貴人が干支に臨んで年命を中間に拱くもので、権貴に求めて事を成すに宜しく、必ず両処の貴人の成全を得られる。丁巳・己巳・癸亥の三日の伏吟課は、干支が本日の禄神を拱くもので、俸禄・飲食の類の事を占うに宜しい。庚午・己酉日の伏吟は夜貴を拱き、甲子日の伏吟は昼貴を拱く——いずれも干支拱貴に属し、貴人に干求し告禀して事を弁ずるに宜しい。これはちょうど貴人の出行に、前に人が路を引き、後に人が随従するがごときなので、引従と呼ぶ。『易経』の涣卦の体に統属し、車馬が前に呼び後に擁する課である。

象曰:拱夾支干,仕人佳兆,官職升遷,名利榮耀,孕生英兒,婚招玉,出行取財,干貴歡笑。如日辰上乘墓鬼遇引從,六處有沖剋,凶散最吉。或干支並初中及中末拱拱地貴,告貴謀事亦吉,則應渙六四元吉之象也。

断辞に曰く、前後が日支・日干を拱くのは、官をなす人の好い兆しで、官職は升遷し、名利は栄耀する。懐孕すれば英俊の子を生み、婚姻は美好の配偶を招く(原文「婚招玉」の下に一字脱落の疑いあり)。出門して財を取ることができ、貴人に干求すれば歓歓喜喜である。もし日干・日支の上に乗るのが墓鬼で、しかも引従に遇い、干・支・三伝などの六処に冲・克があれば、凶気がかえって冲散され、最も吉利である。あるいは干支が初伝・中伝を連れ、中伝・末伝が地貴を拱くのは、貴人に求告し事を謀劃するのもまた吉利で、『易経』涣卦六四の「元吉」の象に応える。

假如壬子日巳時戌將,初傳巳加子,末傳卯加戌,拱定干神為二貴引從天干格課。 巳貴 戌青 卯陰 青 貴 勾 后 戌 巳 酉 辰 巳 子 辰 壬 戌亥子丑 酉 寅 申 卯 未午巳辰

たとえば壬子日の巳時に占い、戌を月将と用いる。天盤の戌を地盤の巳に加えると、天盤は地盤より五位進む。壬の寄宮は亥にあり、亥の上に辰を得る——第一課。辰の上に酉を得る——第二課。日支の子の上に巳を得る——第三課。巳の上に戌を得る——第四課。第三課の巳が子に加わり、下の子水が上の巳火を克する下賊上なので、巳を取って初伝とする。中伝は巳の上の戌、末伝は戌の上の卯である。壬日の夜貴は巳にあり、昼貴は卯にある。初伝の巳は干の上神の辰の前で路を引き、末伝の卯は辰の後で随従し、ちょうど日干の上神を中間に挟むので、両貴引従天干格と呼ぶ。初伝の巳は貴人に乗り、中伝の戌は青竜に乗り、末伝の卯は太陰に乗る。

《訂訛》 引從,前引後從,或初末傳拱干,主得人提攜成合事,大利。或兩貴拱干,主官職升擢。或初末傳拱支,或兩貴拱支,主家宅吉慶。或貴臨干支拱年命,主得兩貴成就。或干支拱日祿,宜占食祿事。或干支拱貴,宜占告貴事。又有干支並初中及中末拱地貴亦是。此前引後從,故名引從。 占主求官、求財、出行、婚孕皆宜。

『訂訛』に曰く、引従とは、前に引あり後に従あることである。あるいは初伝・末伝が日干を中間に挟み、人の提携を得て事を促成することを主り、大いに利がある。あるいは二位の貴人が日干を挟み、官職の升遷を主る。あるいは初伝・末伝が日支を挟み、あるいは両貴が日支を挟み、家宅の吉慶を主る。あるいは貴人が干支の上に臨んで占人の年命を挟み、両処の貴人の成全を得ることを主る。あるいは干支が本日の禄神を挟み、俸禄・飲食の事を占うに宜しい。あるいは干支が貴人を挟み、貴人に求告する事を占うに宜しい。このほか干支が初・中伝、中・末伝を連れて地貴を挟むものも、引従と算える。これらはみな前引・後従なので、引従と名づける。この課を占えば、官を求め、財を求め、出行し、婚姻・胎孕はみな相応しい。

亨通課

凡課用神生日,及三傳遞生日干,或干支俱互生旺,為亨通課。如丙申日三傳申亥寅,初生中、中生末、末生日干也。癸丑日三傳酉丑巳,末生中、中生初、初生日干也,為遞生。主上人推薦,或官員請舉,及文狀事,始終成就。

およそ課の中で発用の神が日干を生ずるか、あるいは三伝が輾転して相生し一直に日干まで生ずるか、あるいは日干・日支が互いに相生・相旺するものを、みな亨通課という。たとえば丙申日に三伝が申・亥・寅であれば、初伝が中伝を生じ、中伝が末伝を生じ、末伝がまた日干の丙火を生ずる。癸丑日に三伝が酉・丑・巳であれば、末伝が中伝を生じ、中伝が初伝を生じ、初伝がまた日干を生ずる。これをみな遞生という。上司の推薦があり、あるいは官員の保挙があり、および文書・状紙の類の事があり、頭から尾までいずれも弁じ成ることを主る。

辛卯日干上亥,支上辰,為互生。丙寅干上寅生丙,支上亥生寅,為俱生,主彼此和順,兩相有益,遇生氣兩家合本求利。甲申日干上酉乃支之旺神,支上卯乃干之旺神,為互旺,主客兩相投奔,互有興旺。壬寅日干上子,支上卯為俱旺,自在坐用,謀為省力,或事己失欲復舊,或本職遷轉極妙,或坐待通太,無心中得人照扶興發。此三傳遞生日辰生旺,主人亨利,時運開通,故名亨通,統漸之體,乃福祿來臨之課也。

辛卯日に日干の上に亥を得て日支の上に辰を得るのは、互生である。丙寅日に日干の上の寅が丙火を生じ、日支の上の亥がまた寅木を生ずるのは、俱生で、互いに和順して両相ともに益することを主り、もし生気に遇えば、両家が本を合わせて経営してもいずれも利を得られる。甲申日に日干の上の酉がまさに日支の旺神であり、日支の上の卯がまたまさに日干の旺神であるのを、互旺と呼び、賓主の両辺が互いに投奔し、彼此ともに興旺することを主る。壬寅日に日干の上に子を得て日支の上に卯を得るのは、俱旺で、安坐してその用を得、事を謀るのに力を省く。あるいは事がすでに失われて旧観を回復しようとするか、あるいは本職の調遷が最も心に称うか、あるいは安坐して亨通を待てば、意図しないうちに人の照応・扶助を得て興発する。この幾種はみな三伝の遞生・日辰の生旺で、人事の亨通・有利、時運の開通を主るので、亨通と呼ぶ。『易経』の漸卦の体に統属し、福禄が降臨する課である。

象曰:三傳相生,干支有情,官逢薦擢,士獲科名,婚姻合和,財利生成,經營諸事,貴人歡迎。如三傳遞生,俱要與日干干有情,此則隔三隔四有人於上位推薦。或末助初傳生日,主傍人暗助吹噓。或末助初傳作日財,主暗地人以財相助。或支加干生日,為自在格,主人來資助於我。或三傳生日,俱為大吉,當應漸六二鴻漸于盤,飲食衎衎吉象。

断辞に曰く、三伝が互いに相生し、干支が互いに情がある。官をなす者は挙薦・提拔に遇い、読書人は科第の功名を取る。婚姻は和合し、財利は生成する。各様の事を経営しても、貴人はみな歓喜して接納する。三伝の遞生は、総じて日干と情意が相通じてこそ、これでこそ三層・四層を隔ててもなお上位の人がいて替わって推薦してくれるのである。あるいは末伝が初伝を助けて日干を生じに行けば、旁人が暗中に相助けて替わりに吹噓することを主る。あるいは末伝が初伝を助けて日干の財爻に化せば、人が暗裏に銭財をもって相助けることを主る。あるいは日支が日干の上に加わって日干を生ずれば、自在格と呼び、别人が自ら進んで来て我に資助することを主る。およそ三伝が日干を生ずるものはみな大吉に属し、『易経』漸卦六二の「鴻漸于磐、飲食衎衎」の吉象に応える。

若遞生值空亡、破、刑、克、害,無甚解救為凶,凡事亦難就。或初生中、中生末、末剋日干,為恩多怨深,作事美中致怨。或干支俱旺及祿臨身,傳財逢空,不可舍此別謀動作,倘有意外之圖遠動謀為,則羊刃變為羅網纏身,反為災禍,六處有沖為破羅破網,無沖剋為凶。當應漸九三利禦寇之凶象也。

もし遞生なのに空亡・月破・刑・克・害に碰上り、また何の救解もなければ、それは凶を成し、諸事も成り就きがたい。あるいは初伝が中伝を生じ、中伝が末伝を生じ、末伝がかえって反対に日干を克するのは、これを恩多怨深と呼び、事を弁ずるに美満のうちに怨恨を招来する。あるいはまた干支がともに旺地に処り禄神がまた身に臨むのに、三伝の中の財爻がかえって空に落ちた時は、眼前を丢り去って別の行動を謀ってはならない。もし心に意外の想いを存して遠く行って謀劃すれば、羊刃が羅網に変じて身に纏わり、かえって災禍となる——干支・三伝の六処に冲があるものは、羅を破り網を破って解き得るのであり、冲克がないものこそ真の凶である。漸卦九三の「利禦寇」の凶象に応える。

如丙戌日申時亥將,申加丙為用,初傳申生中亥,亥生末傳寅,寅生日干丙火,為亨通課。 申合 亥貴 寅元 白 陰 貴 六 辰 丑 亥 申 丑 戌 申 丙 申酉戌亥 未 子 午 丑 巳辰卯寅

たとえば丙戌日の申時に占い、亥を月将と用いる。天盤の亥を地盤の申に加えると、天盤は地盤より三位進む。丙の寄宮は巳にあり、巳の上に申を得る——第一課。申の上に亥を得る——第二課。日支の戌の上に丑を得る——第三課。丑の上に辰を得る——第四課。第一課の申が丙の寄宮の巳の上に加わり、下の巳火が上の申金を克する下賊上なので、申を取って初伝とする。中伝は申の上の亥、末伝は亥の上の寅である。初伝の申金が中伝の亥水を生じ、亥水がまた末伝の寅木を生じ、寅木が回頭して日干の丙火を生じ、一路輾転相生して自身に至るので、亨通課と呼ぶ。初伝の申は六合に乗り、中伝の亥は貴人に乗り、末伝の寅は元武に乗る。

《訂訛》 亨通,干支生旺,或初生中、中生末、末生干,用語末生中、中生初、初生干,為遞生格。或干上生干、支上生支,為俱生格。或干上生支,支上生干,為互生格。或干上乃干旺神,支上乃支旺神,為俱旺格。或干上乃支旺神,支上乃干旺神,為互旺格。此皆亨通泰之象,故名亨通。 占主大吉,遞生得人重重舉薦,始終成就。或末助初傳生日,主傍人暗助吹噓。或末助初傳作日財,主暗地人財相助。俱生,人宅各安。互生,彼此相助和合。俱旺,謀用省力。互旺,彼此兩相投奔,互有興旺。

『訂訛』に曰く、亨通とは、干支の生旺である。あるいは初伝が中伝を生じ、中伝が末伝を生じ、末伝が日干を生ずるか、あるいは末伝が中伝を生じ、中伝が初伝を生じ、初伝が日干を生ずるか——これを遞生格と呼ぶ。あるいは干の上神が日干を生じ、支の上神が日支を生ずる——これを俱生格と呼ぶ。あるいは干の上神が日支を生じ、支の上神が日干を生ずる——これを互生格と呼ぶ。あるいは干の上神がまさに日干の旺神、支の上神がまさに日支の旺神——これを俱旺格と呼ぶ。あるいは干の上神が日支の旺神、支の上神が日干の旺神——これを互旺格と呼ぶ。これらはみな亨通・安泰の象なので、亨通と名づける。この課を占えば大吉を主る。遞生するものは人の層々の挙薦を得られ、事は始めから終わりまで成る。末伝が初伝を助けて日干を生ずるものは、旁人の暗中の相助け・吹噓を主る。末伝が初伝を助けて日財に化するものは、人が暗裏に銭財をもって相助けることを主る。俱生ならば人口と宅舍が各々安寧し、互生ならば互いに相助け和合し、俱旺ならば事を謀るに力を省き、互旺ならば両辺が互いに投奔して彼此興旺する。

繁昌課

凡夫妻年立德方發用,為繁昌課。蓋夫妻行年乘本命旺相氣,又值干支德合,或年立時令旺相之鄉,此陰陽俱勝,運氣交接,夫妻合好,情慾必動,妊娠繁華昌盛,故名繁昌課。占者人丁旺相,胎孕招貴,統咸之體,乃男女交感之課也。

およそ夫妻両人の行年が徳神の方位に立って発用するものを、繁昌課という。これは夫妻の「行年」(各自の歳の数によって推した流年の宮位)が本命の旺相の気に乗り、またちょうど干支の徳合に逢うか、あるいは行年が当令旺相の地支の上に立つもので、このように陰陽の両方が勢いを得、運気が交わり接し、夫妻が和好して情意が必ず萌動し、懐胎・生育がそれによって繁盛・昌隆するので、繁昌課という。この課を占えば人丁が興旺し、胎孕は貴子を招来できる。それは『易経』の咸卦の体に統属し、男女が交感する課である。

象曰:陰陽和合,萬物生成,命招貴孕,娠必男形,謀為大利,家道自興。如逢互克,分散零丁。夫命是水,行年甲寅,上見子水,水木相生。妻命是金,行年己亥,上見酉金,金水相宜。甲與己合,寅與亥合,各乘本命旺氣,為德孕格。

断辞に曰く、陰陽が和合すれば、万物がそれによって生成する。本命が貴子の孕を招来し、懐くのは必ず男胎である。謀る事は大いに利があり、家道は自ずから興旺する。もし彼此の相克に碰上れば、離散・孤零を主る。例を挙げれば、夫の本命が水に属し、行年が甲寅にあって、寅の上に子水を見れば、水木相生する。妻の本命が金に属し、行年が己亥にあって、亥の上に酉金を見れば、金水相い宜しい。甲と己は相合し、寅と亥は相合し、各自がまた本命の旺気に乗る——これが徳孕格である。

或用用此二命,主懷孕,年內必生貴子。或已有孕,妻年上酉,法主十一月乙日行時當產。甲己合主生子,黃色壯大端厚,好讀書得官也,當應咸亨利貞娶女吉象。產期法取妻年位上神前三臨官位為生月,沖位干為生日,乃分十干次第推。辰戌月用戌,丑未月用巳。後三絕位為生時。如妻行年上見申,主十月甲日巳時分產。餘仿此。

もしこの両人の年命をもって推断すれば、必ず懐孕し、一年の内に必ず貴子を生むことを主る。もしすでに懐孕していて、妻の行年の上が酉であれば、法に照らして推せば十一月の乙日の某時に分娩すべきである。甲己の相合に生まれる子は、膚色は黄みがかり、身量は壮大にして端厚で、読書を好みそれによって官を得、『易経』咸卦の「亨利貞、取女吉」の吉象に応える。産期を推す法は、妻の行年の上神から前へ三位数えた臨官の位で生月を定め、それと相冲の位に配された天干で生日を定め、さらに十干の次序に沿って依次に推排する。辰月・戌月は戊を用い、丑月・未月は己を用いる(原文は「戌」「巳」と作るが、下文の旺孕格に照らせば「戊」「己」とすべきである)。後ろへ三位数えた絶の位で生時を定める。たとえば妻の行年の上に申を見れば、十月の甲日巳時に分娩することを主り、その余はこれに照らして類推する。

生子善惡情性,如夫妻行年丙辛作合,主生子黑色,肥滿多力,兇惡為人,好武得官。丁壬主青色,目深秀,多道藝文學得官。乙庚主白色,清俊好音律,善兵法得官。戊癸主赤色,上尖下大,愛畋遊,善伎術得官。行年值敗絕刑害,為德孕不育,當應咸上六咸其輔,頰舌之象。

子供の性情の善悪の判断については、夫妻の行年がもし丙辛の合を成せば、生まれる子は膚色が黒みがかり、体格は肥え壮えて力があり、人となりは凶悍で、武事を好みそれによって官を得ることを主る。丁壬の相合は膚色が青みがかり、目は深くして清秀で、多才・芸能・文学で官を得ることを主る。乙庚の相合は膚色が白みがかり、清秀・俊朗で、音律を愛好し、兵法に精しくて官を得ることを主る。戊癸の相合は膚色が赤みがかり、上が尖り下が大きく、田猟・游楽を好み、技芸・方術に長けて官を得ることを主る。もし行年が敗地・絶地に落ちるか、あるいは刑害に値すれば、徳孕ながら生育できず、咸卦上六の「其の輔・頬・舌を感ず」という空言に実なき卦象に応える。

如壬申日未時巳將,夫行年甲寅,妻行年己亥,上下相生作合,乘本命旺氣,為繁昌課德孕課。 午后 辰蛇 寅六 蛇 后 陰 常 辰 午 未 酉 午 申 酉 壬 卯辰巳午 寅 未 丑 申 子亥戌酉 夫 妻 年 年

たとえば壬申日の未時に占い、巳を月将と用いる。天盤の巳を地盤の未に加えると、天盤は地盤より二位退く。壬の寄宮は亥にあり、亥の上に酉を得る——第一課。酉の上に未を得る——第二課。日支の申の上に午を得る——第三課。午の上に辰を得る——第四課。第三課の午火が下の申金を克するので、上克下を取って午を初伝とする。中伝は午の上の辰、末伝は辰の上の寅である。夫の行年は甲寅にあり、寅の上に子水を得て、水が木を生ずる。妻の行年は己亥にあり、亥の上に酉金を得て、金が水を生ずる。甲と己は合し、寅と亥は合し、両人はまた各々本命の旺気に乗るので、繁昌課、すなわち徳孕課と断ずる。初伝の午は天后に乗り、中伝の辰は螣蛇に乗り、末伝の寅は六合に乗る。地盤図の下に標出した「夫年」「妻年」は、まさに両人の行年の落ちる宮位である。

《觀月經》 夫妻行年上,德孕卦如何。夫年四十九,歲在甲寅落。妻年三十四,己亥五行科。 男行年一歲起丙寅,逆總順零,四十九在甲寅。婦行年一歲起壬申,順總逆零,三十四在己亥也。

『観月経』の歌訣に曰く、夫妻両人の行年の上から見れば、徳孕卦はどう推すべきか。丈夫は四十九歳で、行年は甲寅に落ちる。妻子は三十四歳で、行年は己亥に落ちる——これが五行推排の筋道である。推す法は、男子の行年は一歳から丙寅に起こり、整十の数は逆推し、零頭の数は順推する。四十九歳はちょうど甲寅に落ちる。婦人の行年は一歳から壬申に起こり、整十の数は順推し、零頭の数は逆推する。三十四歳はちょうど己亥に落ちる。

己得亥上甲,產子更無過。 甲己合,寅與亥合。 此年的有子,依理定無差。此為懷孕卦,行年若調和。 男女行年若相調和也。 不論三傳事,學人奈如何。他例還依此,歡唱是高歌。

歌訣に曰く、妻年の己が夫年の亥宮の甲に配されれば、子を生むこの事はもはや差し錯いない——これは甲と己が相合し、寅と亥が相合するからである。また曰く、この年は定めて子がある、道理に依って判断すれば決して錯わない、これが懐孕の卦である。ただ夫妻の行年が調和するか否かを見るのみで、すなわち男女両人の行年が彼此相い協わるかである。歌訣の末に曰く、この格は三伝に渉らないので、学ぶ人は別に心思を費やす必要はない。その余の各例もこれに照らして推して行けば、存分に声を放って歌うべし。

《心鏡》 德孕行年課十干,還如甲己類同攢。夫年立甲妻居己,孕即靈胎貴復安。乙將會庚丙辛合, 干合即甲己之類,如夫年立庚,妻年立乙,皆主福德之孕也。 受氣妻年上是端,午上有神須覓取。日月時皆遞互看。 《曾門》 夫妻之年,甲己相合,更立德鄉,子孫繁昌。

『心鏡』の歌訣に曰く、徳孕のこの課は行年の十天干の上で見るのであり、依然として甲己の類の天干の相合に照らして凑り合わせる。丈夫の行年が甲に立ち、妻子の行年が己に居れば、懐くのはすなわち霊胎で、貴くかつ安らかである。乙と庚が相会い、丙と辛が相合するのも、同一の道理である。いわゆる干合とは甲己のこの類で、たとえば丈夫の行年が庚に立ち、妻子の行年が乙に立つなら、いずれも福徳の孕を主る。受気の月分は妻子の行年の上神から推し起こし、午の上に何の神があるかもまた尋ね取らねばならず、日・月・時の三者はすべて交互に参看する。『曽門』に曰く、夫妻両人の行年がもし甲己の相合を成し、また徳神の郷に立てば、子孫は必ず繁盛・昌隆する。

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