Libo

盤珠課

明 · 郭载騋(校) · 第43巻 / 56

作盤ガイド: 大六壬起課, 金口訣起課

凡太歲、月建及日、時並三傳皆在四課之中,曰盤珠課也。如甲子年七月乙巳日酉時巳將占,歲月日時皆在四課之上,為天心格。主事遠大非常,及干朝廷,可以成就。如辛亥日占,三傳戌酉申,皆在四課之上,為回還格,主謀為得遂,吉凶之事皆成。此二格合一,如盤中走珠,不出於外,故名盤珠。統大壯之體,乃鳳翔丹山之課也。

およそ太歳・月建および日辰・占時に三伝を連ねて、統々みな四課の中に出現するを、すなわち「盤珠課」と呼ぶ。たとえば甲子年の七月の乙巳日に、酉時に占問し巳将を用いれば、太歳・月建・日辰・占時は全く四課の上に落ち——これを「天心格」と呼び、問う所の事が宏大・非常にして、甚だしくは朝廷に上達し、しかも成就することを能くすを主る。またたとえば辛亥日に課を占えば、三伝は戌・酉・申で、もまた四課の上に在り——これを「回還格」と呼び、謀劃する事が願いのごとくを得、吉事も凶事もともに真に成るを主る。この両格は合わさって、珠子が盤の中に滾動して始終盤外に出でざるがごときなので、名を盤珠と取る。それは統ねて『周易』の大壮卦の体に属し、鳳凰が丹山の上に翱翔するの課である。

象曰:“三傳四課,偶合異常。吉則成福,凶則成殃。賊不出境,行人還鄉。陰私解釋,事反不良。”如日用旺相,神將吉,大利。或四課不備,守舊動作亦吉。課體吉,諸事利,則應大壯九二貞吉之象。

断語に曰く、「三伝」(法に依りて推し出す初伝・中伝・末伝で、一件の事の起頭・中段と結局とを代表す)と「四課」(日干・日支が各々乗る所の天盤の神を配し、排し成す四組の上下の神)とがこの一課の裏に湊りて一処に到る——この種の巧合は本身が已に尋常ならず。局面が吉なれば、福気は便ち成倍に来り、局面が凶なれば、禍殃もまた成倍に来る。盗賊を占えば、賊は本地界を逃れ出でず。遠人を占えば、人は鄉に回らん。ただ独り陰私の事を占い糾紛を化解せんと想うのみ、反って順ならず。もし日辰の用いる所の神が当旺して時を得、乗る所の天将がまた吉なれば、事を占うに大いに利あり。縦に四課が残缺・全からずとも、ただ旧局面を守りて再び手を動かせば、一様に吉利なり。課体は本身が吉で、諸事は順遂し——正に『周易』の大壮卦九二の「貞吉」に応ず——正を守ればすなわち吉を得るあの種の気象である。

外如反吟課為遠,初傳太歲,中末月日,為移遠就近,緩事為速也。或斬關課日辰乘龍合,及占時為用,中末傳空,乃動中不動,尋遠就近。惟柔日昴星伏匿不動耳。

このほか還って幾種の変例あり。「反吟課」はもともと遠行・遠事を主るも、もし初伝が太歳で、中伝・末伝が月建と日辰の上に落つれば、あればすなわち遠処の事を把りて近処に拉して来りて弁ずるで、もと拖沓すべき事が反って弁じること速し。またたとえば「斬關課」は、日辰の上に「青竜」(十二天将の一で、財禄・喜慶を主る)と「六合」(和合・婚配・交易を主る)とに乗り、また占卜の当時の時辰の神を取りて発用とし、しかも中伝・末伝がともに空亡に落つれば、あれば便ち看るに動く在るも其の実は動かず、一様に遠を舎てて近に就くなり。ただ陰日(乙丁己辛癸日)の占う所の「昴星課」のみ、こそ伏蔵・不動の格局である。

又如太歲加河魁、魁加歲為重陰,憂女。月建加天罡、罡加月為重陽,憂男。戌與歲加月為陰覆陽,事在內。月與辰加歲為陽覆陰,事在外。此時傳及年命,雖吉亦凶。

さらに年月の両建と辰戌の両神との疊圧を看る。太歳が「河魁」(地支の戌の別名)の上に圧するか、あるいは戌が反って太歳の上に圧するを、重陰と呼ばれ、憂患は女子の身の上に出づ。月建が「天罡」(地支の辰の別名)の上に圧するか、あるいは辰が反って月建の上に圧するを、重陽と呼ばれ、憂患は男子の身の上に出づ。戌と太歳とが一同に月建の上に圧し到るは、陰の陽を蓋え住するで、事情は家内に発生す。月建と辰とが一同に太歳の上に圧し到るは、陽の陰を蓋え住するで、事情は外頭に発生す。この幾種の疊圧に碰上れば、占時の神・三伝および本人の行年・本命は縦に表面は吉利なるも、実際は仍として凶を作して断ずるを要す。

若盤珠課占病訟、生產、憂疑、解釋事,反凶。日用囚死,神將凶,凡事成禍,憂疑難解,災甚,則應大壯九二小人用壯貞厲,羝羊觸藩羸其角之象也。

盤珠課をもし拿て来りて疾病・官司・臨産・心中の疑慮あるいは調解の糾紛を占わば、結果は反って好からず。日辰の用いる所の神が囚・死の地に落ち、天将がまた凶なれば、然らばすなわち何を弁ずるも禍を招き、心の裏の疑懼は解き開く能わず、災殃は格外に重し——正に『周易』の大壮卦九二の一節の引く所の爻象に応ず——小人が一味に強を逞しゅうするは、守り下るもまた危うく、公羊が硬く籬笆を頂きて角をその裏に卡めて動弾するを得ず。

如庚戌年十二丑月甲子日丑時子將占,子加丑為用,年月日時、三傳皆在四課之上,曰盤珠課。

一個の実例を挙ぐ——庚戌年の十二月(月建は丑と為す)の甲子日の丑時に課を起こし、子将を用いる。天盤の子が地盤の丑の上に加わり、取りて発用と作す。かように一来れば、太歳・月建・日辰・占時に三伝を連ねて、全く四課の中に出現し、一顆顆は盤の裏の珠子のごとく擠りて一処に在るので、盤珠課と呼ぶ。

子 亥 戌 玄 常 白 空 戌 亥 子 丑 亥 子 丑 甲 辰巳午未 卯 申 寅 酉 丑子亥戌

上面はこの一課の課式である。最上の一竪行は上より下に三伝で——初伝の子・中伝の亥・末伝の戌。下面に横写する「玄・常・白・空」は、四課の上神の乗る所の四位の天将で、依次に「玄武」(盗賊・隠匿・暗昧を主る)・「太常」(衣食・酒宴・文書を主る)・「白虎」(道路・疾病・喪凶・兵戈を主る)・「天空」(虚詐・不実を主る)である。天将の下面の両行は四課の上下の神で、上の一行の戌亥子丑は上神で、下の一行の亥子丑甲は下神で、末の一位の甲はすなわち日干である。さらに下面に圍み成す一圈の十二個の字は、地盤の十二支の固定の宮位で、用いて天盤の落ちる所が何処なるかを看る。年・月・日・時と三伝とが全く四課の裏に聚まるは、正に盤珠課の樣子である。

如戊子日子時未將占,三傳俱在四課之上,為回還格。

別に一例を挙ぐ——戊子日の子時に、未将を用いて課を起こし、推し出す三伝は全部四課の中に落つ——この一種は回還格と呼び、三伝が一圈を兜してまた四課の裏に回り到るは、事情が轉來轉去して仍として原処に帰るに等しい。

『訂訛』・天心格

天心:歲月日時俱在四課之上,或俱在三傳之中,皆是也。傳止有三,而四建偶或同宮,故有歲月日時俱在三傳之中者。四建偶爾同聚,遭遇異常。若天作其合,有心成就者然,故名天心。

『訂訛』は天心格を解釈す——太歳・月建・日辰・占時の四者が一斉に四課の上に出現するか、あるいは一斉に三伝の中に出現するは、みな天心格と算う。三伝はただ三位あるのみで、四建は却って四個ある——全く三伝に擠り進むことを得る所以は、その中の両建が偶然に同一の宮位を共用すればなり。四建が一処に湊まるはもともと難得に属し、老天が意あるに撮合し存心に人を成全せんと要するがごときなので、名を取りて天心と曰う。

占主事遠大非常,及干朝廷,可立就。如三傳年月日時順去,為移遠就近,緩事速也。日用旺相,神將吉,諸事利,賊不出境,行人回。若天空朱雀臨太歲,主朝信即動,尤的。此課吉事成福,若占病訟、陰私、生產、憂疑、解釋事反凶。日用囚死,神將凶,禍更難解。

天心格を占えば、問う所の事は多く半ば格局が遠大・尋常に同じからず。もし朝廷に奔走し上司に干謁するの一類なれば、当下に弁じ成るを得。三伝が太歳・月建・日・時の次序に按じて順行して下れば、便ち遠処の事を近処に移し、もともと慢き事は速く変らん。日辰の用いる所の神が旺相・有力にして天将がまた吉なれば、諸事は順利である——盗賊を追えば、賊は境を跑げ出でず。遠人を等てば、人は帰り来らん。もし天空と「朱雀」(文書・音信・口舌を主る)とが太歳の上に臨めば、朝廷の消息は立刻に動き、応験はいっそう准なり。この課は吉事の上に於て福を成すことを得るも、拿て来りて疾病・官司・陰私・臨産・憂疑あるいは調解を占わば、反って凶に転ず。日辰の用いる所の神が囚死の地に落ち天将がまた凶なれば、禍患はさらに化解し難し。

全局課

凡課得三合俱在傳者,為全局課。如三傳申子辰水局,名潤下格,主溝渠、魚網等事,占天陰雨。寅午戌火局,名炎上格,主爐冶、文書等事,占天晴旱。春夏火旺相,水囚死;秋冬水旺相,火囚死。值旺相,老凶少吉。囚死者,少凶老吉。用有氣,孕生男。

およそ三合局の三個の字が全く三伝に落ち進めば、すなわち全局課と呼ぶ。三伝が申・子・辰の合成する水局なるは、名を潤下格といい、問う所は多く溝渠・魚網のこの類の水辺の事物と相關し、天気を占えば陰雨を主る。三伝が寅・午・戌の合成する火局なるは、名を炎上格といい、問う所は多く爐竈・冶煉と文書・功名とに關り、天気を占えば晴旱を主る。季節は一併に看るを要す——春夏は火が当令して水は囚死し、秋冬は水が当令して火は囚死す。値る所の局が正に旺相に当たれば、老人に対して利なく年輕人に対して利あり。囚死の地に落ちれば、すなわち年輕人は利なくして老人は反って安し。発用の神に気あれば、胎孕を占えば男孩を生む。

亥卯未木局曲直格,主船車、種植,利修造。巳酉丑金局,名從革格,主兵戈、金鐵,利更改。春冬木旺相金囚死,季秋金旺相木囚死。值旺相經求利,值囚死坐守利。用無氣,孕生女。辰戌丑未名稼穡,季夏旺相,動作遂意;秋冬衰敗,田墓有憂。此三方神全入傳,同類一局,故名全局。統大畜之體,乃同類歡會之課也。

亥・卯・未の合成する木局を曲直格と呼び、問う所は多く舟車・種植に關り、興修・營造に宜し。巳・酉・丑の合成する金局を從革格と呼び、問う所は多く兵器・金鐵に關り、弦を改め張り更むるに宜し。春天と冬天とは木が旺んで金は囚死し、秋末は金が旺んで木は囚死す。旺相の時に逢えば外に出でて經營・求取するに宜しく、囚死の時に逢えば安坐して成を守るに宜し。発用の神に気なければ、胎孕を占えば女孩を生む。三伝が湊り成して辰・戌・丑・未の四土と為るを稼穡格と呼び、夏末に土の旺する時に手を動かし事を為せば称心し、秋冬に土の衰する時はすなわち田産・墳墓の上に憂患あらん。この幾種はみな三方の神が斉々整整として三伝に進み入り、同一類が聚まりて一局を成すので、全局と呼ぶ。卦体を以て論ずれば、それは統ねて『周易』の大畜卦に属し、同類の相聚まり歡會して一堂を為す課体である。

象曰:“三方會合,得成秀氣。吉事必成,凶事難棄。尊長恩榮,常人財喜。利合婚姻,謀為大利。”如求財,傳有財,財易得。有官,官易就。日用旺氣相生,神將吉,大利,則應大畜上九何天之衢亨象。

断語に曰く、三方の神が會合して局を成し、一股の清秀の気を凝し出す。吉事は必定に弁じ成り、凶事は却っても一様に甩げ脱ぐ能わず。身分ある尊長は恩寵・榮顯を得、尋常の人は財喜を得。この格局は最も親を結ぶに宜しく、事を謀り為を求むるもみな大いに利あり。財を求むるを占えば、三伝の裏に財爻あれば、財は便ち手に到り易し。官職を占えば、三伝の裏に官星あれば、官は便ち謀じ成り易し。日辰の用いる所の神が旺気相生にして天将がまた吉なれば、あれは大吉で——正に『周易』の大畜卦上九の「天の衢を何(あ)えてせむ」の——道路の豁然として通達するあの種の亨通の気象に応ず。

若日用衰,水倒主事遲逆;火併火鬼,主火災;金並血支忌,忌行兵;木並木怪,土木壓。戊己日用丑未,田宅事。丑戌未乘虎,病死訟獄,則應九二輿說輻象也。

反って、日辰の用いる所の神が衰弱にして、水局がまた倒れて傳せば、事情は便ち遲滯・不順なり。火局にさらに火の鬼爻と為るに遇上れば、火災を防ぐを須みとす。金局にさらに血支等の凶煞に撞上れば、兵を出だすを切忌す。木局に木怪の神を帯ぶれば、土木の倒塌・壓傷を防ぐを須みとす。戊己日に発用が丑・未の土の上に落つれば、問う所は多くは田産・房宅の事である。丑・戌・未の三支の上に白虎に乗れば、病を占えば死を主り、訟を占えば牢獄を主る——正に大畜卦九二の「輿は輻を説(ぬ)ぐ」の——車子が輻條を脱して寸步も行き難きあの種の象に応ず。

『観月経』・潤下卦

主人有口舌,占訟官事不成。三傳俱是水,潤下水因由。申子辰三合水生旺死也,申生水,子旺。水辰中死。水十雜之類,三者為傳,潤下卦也。

『観月経』は潤下卦を講ず——家中に口舌・争執あるを主り、官司を占えばすなわち案子は弁じ成らず。歌訣に曰く、三伝が全く水なれば、便ち潤下の縁由を成す。申・子・辰の三字が合成して水局と為るは、正に水の長生・帝旺・墓死の三個の階段に對應す——水は申に長生し、子に帝旺し、辰に墓死に入る。この三支はまたみな十雜の気を帯び、本宮のほかに還って別行の餘気を蔵し、三者が湊り成して三伝と為るは、すなわち潤下卦である。

后合姦情起,元武盜賊愁。天后並六合,姦情必有憂。忽然盜賊起,元武倍添愁。萬般皆有忌,壬水任追遊。縱有陰私事,救神立便休。課中奇儀等神為救,主吉。占雨宜用此課也。

歌訣に続けて曰く、「天后」(十二天将の一で、婦女・婚戀・陰私を主る)と六合とが同じく現れれば、男女の私情は便ち起こらん。「元武」(すなわち玄武)が当値すれば、失盗の愁事は便ち来らん。天后・六合が一処に并せば、私情は必ず憂患を生じ、盗賊の事が忽然として發作すれば、玄武が一たび臨めばさらに愁煩を添えん。この時、百般の事情はみな忌諱あるも、ただ独り壬水の一路は自在に流行す。けれども縦に陰私の事ありとも、ただ課の中に解救の神を出現せば、立刻に了結することを得。いわゆる救神とは、課の裏の三奇・六儀の一類の吉神を指し、之を得ればすなわち吉に転ず。雨を求むるを占えば、正にこの一課を用いるに宜し。

『心鏡』・潤下

立用傳中申子辰,卦名潤下水之因。占者必緣溝瀆意,不然舟楫網魚新。占胎定知是女子,疾病為殃謝水神。

『心鏡』の歌訣に曰く、発用と三伝の裏に申・子・辰を排すれば、卦名は便ち潤下と呼び、縁由は全く水の上に在り。来りて占う人は多く半ば溝渠・水道の事のために、然らざればすなわち新たに船隻・漁網の一類を添ふ。胎孕を占えば、女胎と断ずべし。疾病を占えば、水神の祟を為すで、須く水神に祭謝して解を求むべし。

『袖中金』・潤下

申子辰水局主淹留屈伏,然終不能靜也,主叢雜。凡三合若支干見一課與六合,凡占必遂,全無阻滯。邵公云:“三傳俱合課,若干支見一神與中一字作六合,凡謀必遂,全無阻滯。亦有人於中相助成合。俱求解事則不能散。若見天將六合亦妙。或一傳與支干上神作刑沖破害者,名三合犯殺,合如不合,人情美中有惡,俗謂笑中藏刀者也。”

『袖中金』に曰く、申子辰の水局は人事の滯留・身を屈して低く就くるを主るも、可し水性は終竟に靜まり下る能わず——それゆえ事情の頭緒は繁雜なり。およそ三合局は、ただ日干・日支の某一課と三伝の中の字とが六合を構成せば、占う所は必ず遂い、全く阻碍なし。邵公の話は——三伝が合成して一局と為るに、もし干支の上の某一神が中伝の字と相合すれば、何を謀るも何が成り、一点の阻滞もなく、還って人の中より幇忙し促成するあらん。ただ独り了結を求め散伙を想う事のみ、反って散じ掉れ能わず。課の中にもし天将の六合を見れば、もまた一様に好し。けれども万一に某一伝が干支の上神と刑・冲・破・害を構成せば、すなわち三合の殺を犯すと呼び、合うも合わざるに同じく、人情は好き裏に壞を帯び——俗話の説く笑裏に刀を蔵する便ち是なり。

大抵五行正氣入於雜揉之體,三合是異方三合生旺墓之神,事主叢雜不一,主關眾謀,不然三處幹事,委曲託人,與人相合之類。

総じて言えば、これは五行の正気が混雜・交揉の格局に落ち進んだるなり。三合の取る所は不同の方位の上の生・旺・墓の三個の階段の神なので、事情は雜にして純ならず——多く半ば衆人の合謀に牽渉し、然らざればすなわち三処に同時に事を弁じ、あるいは委曲・求全して人情を托し人と合伙するの一類である。

『訂訛』・潤下

潤下:三傳申子辰,水生於申、旺子、墓辰,水性潤澤就下,故名潤下。占主悠悠長久,事不急迫,亦主遲留屈伏。然終不能靜也。木日生氣,金日盜氣,事多係舟楫、溝渠、網罟、魚鱉等。性就下,吉凶多下賤人當之。占訟亦牽連下人。占天雨,孕生女,病凶,以天罡作墓故也,宜禱水神。

『訂訛』に潤下を説く——三伝は申・子・辰で、水は申に長生し子に帝旺し辰に墓に入る。水性は滋潤にして下に往かうがゆえに、潤下と呼ぶ。この局を占えば、事情は悠長にして急迫せず、また人の遲疑・滯留して身を屈し忍讓するを主るも、けれども水は終竟に流れて停まらず、靜まり下る能わず。日干が木に属するは、水は来りて我を生ずるは生気である。日干が金に属するは、金は往きて水を生ずるは泄せらるる盗気である。渉る所の事は多く船隻・溝渠・漁網・魚鼈と有り関す。水性は下に向かうがゆえに、吉凶は多く半ば地位の低微なる人の身の上に落ち、官司を占うも、また下人に牽連し到らん。天気を占えば雨を主り、胎孕を占えば女を生じ、病を占えば凶なり——辰は正に水の墓庫なればなり、宜しく水神に祈禱して消解すべし。

占宅雖不凶,亦不振。占文書不利,為克雀也。尋常水將水神多者,亦欠吉。三傳喜順,倒非水性,主事逆遲。大都潤下主事浮游不安。后合併,定主淫。元武並,定主盜。惟智者樂水,兼有潤澤之象,宜施惠於人也。

住宅を占うは、凶と算うに足らざるも、家道もまた興旺し難し。文書を占えば利あらず——水が火を克して、正に文書を主る朱雀を克住すればなり。平常の課の中に水将・水神の偏多きは、一様に吉を欠く。三伝は順行を以て好しと為し、倒れて傳すればすなわち水の下に往かう本性に違え、事情は逆にしてしかも慢し。大体に潤下は人の漂浮・不定にして心神の安からざるを主る。天后と六合とが并せ現れれば、必ず淫乱の事あらん。玄武が并せ現れれば、必ず盗窃の事あらん。けれども水にもまた好き一面あり——智者は水を樂しみ、この局は兼ねて萬物を潤澤する象あり、宜しくこの機會を借りて以て人に恵を施すべし。

『観月経』・炎上卦

三傳皆是火,炎上熱沖天。利為窯冶事,文明爐火燃。五姓看宅上,切怕見行年。若到火炎上,火起主燒田。此主文書相害,以爐冶、火燭、爭訟。宅神者,即宮商角徵羽五姓之宅也。宮辰、商酉、角卯、羽子,卦得炎上,若行年見宅辰者,必有大火起是也。不但本家宅,羽姓行年自有火起也。

『観月経』の炎上卦の歌訶に曰く、三伝は全く火に属し、炎上の勢は熱くして天に沖す。竈を燒き冶煉するの一類の事に宜しく、文采と爐火とが一同に旺盛なり。須く宮・商・角・徵・羽の五姓に按じて各人の宅神の在る所を査し、最も宅神が本人の行年に撞上るを怕る。一旦炎上局に落ち進めば、すなわち火を起こして田地に燒き到らん。これは文書の類が損傷を受けんと要するを説くで、應ずる所の事は爐冶・燈燭の火を走らすと争訟との上に在り。いわゆる宅神とは、すなわち宮商角徵羽の五姓が各自に對應する宅位で、宮姓は辰に属し、商姓は酉に属し、角姓は卯に属し、羽姓は子に属す。課が炎上を得て、もし某人の行年が正に自己の宅位の辰の上に踏めば、必ず大火の發生あらん。しかも本家の宅院に限らず、羽姓の人の行年の上にも亦おのずと火を起こさん。

『心鏡』・炎上

寅午戌為炎上卦,三傳皆是火之名。日上象人為性急,釜鳴爐冶卜天晴。占人欲行憂口舌,婦人懷孕是男嬰。

『心鏡』に曰く、寅・午・戌が局を成せば便ち炎上卦で、三伝は全く火の名目である。日干の上神は来人を象徴し、火性は急躁なので、来人は性子が急である。應ずる所の事は鍋釜の響き作す・爐冶の燒煉するの上に在り、天氣を占えばすなわち晴を主る。人の出門せんとするを占うは、口舌・是非を防ぐを須みとす。婦人の懷孕を占うは、男胎である。

『袖中金』・炎上

寅午戌火局,主多虛少實,所占明事反為闇昧。爐冶事來尋大忌。戌加寅是墓臨生也,謂火以明為主,虛則生明,實則生暗,是失其體也,所占事明者反為闇昧。壬日常用為財,其實為鬼,謂火生土,土能克水,名子母鬼。占事主破骨肉解破其事。又云,火上主所圖不遂。

『袖中金』に曰く、寅午戌の火局は虚多く實少なく、もともと明らかに擺れたる事が反って含糊・不清と變ず。もし爐冶の事のために来りて占わば、すなわち大いに忌諱す。戌が寅の上に加わるは、墓庫が長生を壓住するで、最も好からず——火は明亮を以て本と為し、中間が虚空にしてこそ燒け亮しく、實を填めれば反って暗を發して、これはすなわち火の本體を失うがゆえに、明白の事は暗昧に轉成せん。壬日に占えば、火はもと我の克する財爻なれども、實際には却って鬼の作用を起こす——火は土を生じ、土はまた回頭して水を克し、これを子母鬼と呼ぶ。事を占えば骨肉の間に破裂を鬧し、拆散を靠りて以て了結するを主る。また一説あり——火性は炎上すれば、圖謀する所の事は多く半ば成らず。

『訂訛』・炎上

炎上:三傳寅午戌,火生寅,旺午,墓戌。火性炎蒸上行,故名炎上。占主文書,金並主爐冶事。土日生氣,木日盜氣。火為日象君,宜奏對。得驛馬貞位,為天子持權,仕人差遣快心。驛馬貞位者,以罡加日建,視馬上所得神為貞神,年命遇更吉。常人占主口舌及宅不安。

『訂訛』に炎上を説く——三伝は寅・午・戌で、火は寅に長生し午に帝旺し戌に墓に入る。火氣は蒸騰して上に向かうがゆえに、炎上と呼ぶ。事を占えば多く文書に關り、もし課の中に金氣の并せ現るるあれば、すなわち爐冶・鍛造を主る。日干が土に属するは、火は来りて我を生ずるは生氣である。日干が木に属するは、木は往きて火を生ずるは泄せらるる盗氣である。火は日頭のごとく、君王の象で、上奏して君上に面對するに宜し。もし驛馬を得て貞位に落つれば、便ち天子の親自に權を握るがごとく、官を為す人は差遣・得意なり。いわゆる驛馬の貞位とは、辰を把りて日建の上に加え、驛馬の臨む所の處が何の神を得るかを看る——あれば便ち貞神である。本命・行年の上にもまた遇えば、さらに吉なり。尋常の百姓が占うは、多く口舌・是非・家宅の不寧を主る。

火鬼並,火災;朱雀並,官訟;天空並,屋壞。病者多熱,或在於心。見后合,婦人血病。占天大晴,占人性急、文明,行人來,火性動也。失物藏窯爐處。事主急速,枉圖不遂,虛多實少。或朋黨疏狂鼓扇而成,先喜後嗔,先合後散,蓋火焰焰不久成灰矣。

火が来りて鬼爻を充當すれば、火災を防ぐを須みとす。朱雀が并せ現れれば、官司を防ぐを須みとす。天空が并せ現れれば、屋舍は塌壞せんと要す。病人は多く發熱し、病位は常に心に在り。天后と六合とを見れば、婦人の血分の上の病を主る。天氣を占えば大晴で、来人を占えば、性子は急にして文采あり、行人を占えば、人は到來せん——火性は動を主ればなり。丟失の東西は窯竈・爐邊に蔵る。辦する所の事は來ること急速なれども、心機を白く費やすの居多し、虚の多く實の少なし。或る事は一夥の人の狂放・張揚して彼此に鼓動してこそ作し起こせるで、先に歡喜して後に臉を翻し、先に聚合して後に離散す——火焔が燒けること再び旺んなるも、久しからずして便ち灰と成るなり。

忌戌加寅為墓臨生,蓋火以虛而明,實則暗,占事明反為暗。午加戌主失馬,入墓故也。戌為獄神,傳墓有訟獄事。壬癸日為財,其實是鬼,蓋火生土,土能克水,名子母鬼,凡占主破骨肉解破其事。

最も戌が寅の上に加わるを忌む——あれは墓庫の長生を壓するなり。火は中間が虚空にしてこそ明亮を要し、實を填めればすなわち暗を發し、事を占えばもともと清楚なるもまた含糊に轉為らん。午が戌の上に加わるは馬匹を丟失するを主る——午馬が墓に進み入ればなり。戌はまた牢獄の神で、三伝の裏に墓を帶ぶれば、すなわち官司・牢獄の事あらん。壬癸日に占えば、火は表面は我の克する財なれども、其の實は鬼の作用を起こす——火は土を生じ、土は反って來りて水を克し、これを子母鬼と呼び、およそ占えば多く骨肉の決裂し拆散を以て事を了するを主る。

大都炎上利於見官,雪明皂白。秋夏占為恃勢謀事成。庚辛日名帶殺,來意占病訟。如年命更乘火神,病死訟凶。辛酉日寅加辛為用,主因財成怨也。

総じて説けば、炎上は官に見え堂に上るに宜しく、能く黑白を分辨し清楚す。秋天・夏天に占うは、一股の勢頭を仗りて以て事を辦成するである。庚辛日に占えば、この局は帶殺と呼び、来人の用意は多く半ば疾病あるいは官司を問うにある。もし本命・行年の上にさらに火神に乘れば、病を占えば死を主り、訟を占えば凶を主る。辛酉日に寅が辛の上に加わりて發用すれば、錢財に因りて怨仇を結下するを主る。

『観月経』・曲直卦

三傳皆是木,其位名曲直。利為船車事,修造覓材植。震動雖然有,求財無壅塞。百事愁皆通,春占必好極。春木旺,故好極也。

『観月経』の曲直卦の歌訣に曰く、三伝は全く木に屬し、この格局は曲直と呼ぶ。船隻・車輛の事を辦ずるに宜しく、興修・營造し木材・種苗を尋ね求むるに宜し。些かの震動を免れずと雖も、財を求むるは却って阻塞を受けず。種種の愁事はみな疏通することを得、春天に占うはさらに好きこと極點に到る——春天は木が正に旺に當ればなり。

『心鏡』・曲直

曲直東方是木形,三傳亥卯未相併。占人桴筏栽培木,病者因風致有縈。亥卯未三傳俱全,主風事也。

『心鏡』に曰く、曲直は東方に屬し、取る所は木の形象で、三伝は亥・卯・未の三字に由りて湊り齊う。人事を占えば、多く木筏・舟楫と栽種・樹木とに關り、病を占えば、風邪に纏われ受くるを主る。亥卯未の三字が齊く三伝に入るは、主る所は正に風の一類の事である。

『袖中金』・曲直

亥卯未木局,木以水為根,占人主先屈後伸,亦有伐斷及木植之事。秋冬氣收斂,則曲直外伐而內實;春夏氣發散,則曲直內伐而外柔。壬癸乙準此。己日根固,丁日枝枯,辛日當作成器。用事主先曲後直。甲戊丙庚四日無曲直。

『袖中金』に曰く、亥卯未の木局は、木は水を靠りて根を為すを要す。人事を占えば先に委屈を受け後に伸展を得るを主り、もまた樹木を砍伐しあるいは木材を栽種するの事に遇わん。秋冬の氣は收斂し、曲直局は便ち外面は砍削せられて裏頭は結實す。春夏の氣は發散し、便ち裏頭は蛀損せられて外表は柔順なり。壬・癸・乙の三日はみな此に照らして推す。己日に占えば、土は能く根を培い、根基は牢固なり。丁日に占えば、火は木氣を泄し、枝條は枯槁す。辛日に占えば、金は來りて裁削し、木は反って器具と成る。手を動かし事を辦ずるの次第は先に曲して後に直なり。甲・戊・丙・庚の四日に至っては、課を起こすに曲直局を排し出す能わず。

『訂訛』・曲直

曲直:三傳亥卯未。木生亥、旺卯、墓未。木性曲折又直,遂故名曲直。占主進退未決,動則如意,不動不寧。蓋木為震,主動也。火日生氣,水日盜氣。利則作舟車、修營、栽植。木以水為根,秋冬氣斂,外伐內實;春夏氣敷,外剛內柔。壬癸乙日準此。己日根固,丁日枝枯,辛則成器論矣。

『訂訛』に曲直を説く——三伝は亥・卯・未で、木は亥に長生し卯に帝旺し未に墓に入る。木の性子は既に彎曲すること能くまた挺直すること能きがゆえに、名を曲直と取る。この局を占えば、人は多く進と退の間に在りて主意を拿り定めず——一たび動き起これば倒って称心し、動かざれば反って心の裏に安からず——木は八卦の裏に震に配し、震はもと動を主ればなり。日干が火に屬するは、木は來りて我を生ずるは生氣である。日干が水に屬するは、水は往きて木を生ずるは泄せらるる盗氣である。利を得る門路は船を造り車を造り・修繕・營建と栽種との上に在り。木は水を以て根と為し、秋冬は氣收まりて、外面は砍せられて內里は充實す。春夏は氣舒けて、外表は剛硬にして內里は柔弱なり——壬・癸・乙日はみなかように照らして推す。己日は根基は牢固、丁日は枝條は枯乾、辛日はすなわち木の裁り成して器物を為ると當作して論ず。

春占最宜,自下傳上則直,未加亥是也。自上傳下則曲,亥加未是也。卯加亥先曲後直,卯加未先直後曲。先曲後直者,始難終易,先直後曲者,有始無終。

春天に占うは最も合宜なり。下より上に向かって傳するは直で、たとえば未が亥の上に加わるがごとし。上より下に向かって傳するは曲で、たとえば亥が未の上に加わるがごとし。卯が亥の上に加わるは、先に曲して後に直なり。卯が未の上に加わるは、先に直して後に曲なり。先に曲して後に直するは、開頭は難く後來は順なり。先に直して後に曲するは、開頭あるも尾を收め能わず。

木主風,風傳事多不實,病因風肝症,宜託人求貴暗禱。凡亥加卯作雀,望信未來,雀內戰也。亥加未作蛇內戰,主失財。未主桑絹之屬,卯加未作虎身災,克命尤應。未加卯作後,陰人災病,有離哭之兆,失物藏茂林木器中。曲直作鬼,訟主枷杻。

木は風を主り、風の一様の傳聞は多く半ば實ならず。病を占えば風邪と肝經の毛病で、宜しく人情を托し貴人を求め、并せて暗中に祈禱すべし。およそ亥が卯に加わりて上に朱雀に乘れば、盼む所の音信は來らず——あれは水火が一處に在りて相い戰えばなり。亥が未に加わりて上に「螣蛇」(惊恐・怪異を主る)に乘るも、もまた內戰で、財を破するを主る。未は桑蠶・絹帛の一類を主り、卯が未に加わりて白虎に乘れば、身上に災あるを主り、もしさらに本命に克し到ればさらに験なり。未が卯に加わりて天后に乘れば、女眷に災病あるを主り、家中に離別・哭泣の兆あらん。失物は密林あるいは木器の中に蔵る。曲直局がもし鬼爻を充當すれば、官司を占えば枷を上げ鐐を帶びるを主る。

己日根固者,木得土為根也。丁日枝枯者,火脫木也。此以成局論也。若以日干論,則干己為官鬼,干丁為父母矣。大約君子吉小人凶,潤下君子凶小人吉。

己日は根基の牢固と説く所以は、木が土を得着してこそ根を扎み住むことを得ればなり。丁日は枝條の枯乾と説く所以は、火が木氣を泄し光り去らしむればなり。これはみな成局の整體に按じて來りて講ず。もし日干と三傳との六親の關係に換えて以て論ぜば、己日はすなわち木は官鬼と為り、丁日はすなわち木は父母と為る。大體の上、曲直局は君子に對して吉にして小人に對して凶で、潤下局は反って、君子に對して凶にして小人に對して吉なり。

『観月経』・從革卦

主頭緒多端,先阻後當成。占宅主更改,陰人離。占訟互換官吏,事求陰人。三傳皆是金,從革卦生心。兵家為大忌,恐見血光臨。求財獲珍寶,遠行利相尋。求財反覆旺,百禍亦難侵。

『観月経』の從革卦——問う所の事は頭緒が繁多して、先に阻碍あり後に辦成すること能くす。家宅を占えば改建・變動を主り、女眷は離散の事あらん。官司を占えばすなわち經辦の官吏は人を換えんと要し、事情は女眷を托して疏通し往くを要す。歌訣に曰く、三伝は全く金に屬し、從革の心は便ち生ず。兵を用いる人は最もこの一局を忌み、ただ血光を見るを怕る。財を求めれば珍寶を得ることを得、遠行もまた彼此に尋訪するに宜し。財を求むるは一回回みな旺んにして、百般の禍事もまた侵犯し難し。

『心鏡』・從革

巳酉丑為從革卦,兵革相持位屬金。改故入新多別業,病傷筋骨肺癆侵。主陰人離別。占官主革故鼎新。

『心鏡』に曰く、巳・酉・丑が局を成すは從革卦で、兵戈の相い持する象で、方位は金に屬す。舊を除き新を更むるは、多く半ば別に門戶を立て別に產業を置く。病を占えば筋骨の受傷あるいは肺の上の癆損である。この局はまた女眷の離別を主り、官職を占えばすなわち舊規を革除し別に新章を立つるを主る。

『袖中金』・從革

巳酉丑金局,主先後從革。占人將有兵革金鐵之事,不可以更改。以上曲直、炎上、潤下、從革,曰推磨者無休歇之事,一事去又一事來,往來不歇,必得吉將,用事須得人引進方可。

『袖中金』に曰く、巳酉丑の金局は、一前に一後として從あり革あり。人事を占えば、將に兵器・金鐵の一類の事あらんとし、已に定まり下るは再び改む可からず。以上の曲直・炎上・潤下・從革の四局は、合わせて推磨と稱し、意思は磨盤の轉き停まらざるがごときにして、一件事は去りて別の一件は又來り、往來して歇まず——必ず吉將の當値するを得て、事を辦ずるに還って人の中より引薦するあらばこそ行う可し。

凡三合與連茹,又四仲,須帶眾用,十回五度乃可。曲直,先曲後直;從革,先從後革;炎上,有影無形;潤下,往而不返;稼穡,艱難作事無頭。

およそ三合局・連茹格、さらに子午卯酉の四仲の局を成すを加上すれば、みな一群人の合力に靠りて往きて辦ずるを要し、反復して十趟・五回してこそ辦じ成ることを得。各局の性情は——曲直は先に彎り後に直し、從革は先に順從して後に變革し、炎上は影子あるも形體を抓著る能わず、潤下は一去りて頭を回らず、稼穡は處處に艱難にして事を為すに頭緒を找著る能わず。

『指要』・從革

經曰:論從革一卦,若旺相氣與吉神並者,主有革變,為富貴之福。若與歲月相沖,與蛇虎並者,主死喪、兵革之凶。若日干囚死,有西行之兆,吉利進。從革者,酉丑巳,故有氣則革而增進,無氣則革而退失。主幹事有萌而欲就,必主阻隔革變而不順。

『指要』は經文を引きて曰く、從革のこの一卦を論ずれば、もし金氣が旺相にしてまた吉神と同じく在れば、一番の變革あるを主り、富貴の福を得ることを得。もし太歲・月建と相冲し、また螣蛇・白虎と一處に并せば、すなわち死喪と刀兵の凶を主る。日干が囚死の地に落つるは、往西に行走するの跡象あり、去れば反って利あり。從革が酉・丑・巳の次序を排し成す時、金氣が有力なれば一邊に變革して一邊に長進し、金氣が無力なれば越えて變ずれば越えて退失す。辦する所の事が已に苗頭あり眼を看るに成らんと要するも、また必定に中途に阻隔を生じて不順と變ぜん。

The original text is in the public domain. The Japanese is a machine-assisted translation of this library’s own Chinese paraphrase, checked against a fixed glossary so that technical terms match the definitions used elsewhere on this site. It is a reading aid and does not replace the original.