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泰の林(泰卦六十四林)

汉 · 焦延寿 · 第18巻 / 71

作盤ガイド: 大衍筮法, 六爻納甲の立卦

豫之損:日中為市,交易資寶。名利所有,心悅以喜。

正午市を設立し、人々財貨珍寶を交換す。名と利と皆得る所有り、心中歡欣喜樂す。此の林《易・繫辭》の日中にして市を爲し、天下の民を致すの典故を取る。經商交易を占問うに、兩利して喜ぶを主とす。

豫之益:童妾獨宿,長女為室,利無所得。

年幼の婢妾獨り夜を過ごし、長女已に室を立て家を成せど、此のごとき情形終に何の利益の得可きもなし。此の林陰陽接せず、生機未だ啓かざるを主とす。婚姻して財を求むるを占問うに、空しく守りて成るなきを主とす。

豫之夬:忠言輔成,王政不傾。公劉兆基,文武綏之。

忠直の言大業を輔助成就し、王朝政事傾覆を致さず。公劉周室の基業を開創し、文王武王承繼して天下を安定す。此の林諫を納れ業を承くるを主とす。家國事業を占問うに、根基穩固にして、後繼人あらんを主とす。

豫之姤:牛驥同堂,郭氏以亡。國破為墟,主君奔逃。

駑牛と駿馬と同槽して共處し、賢愚分かれず、郭國これによって滅亡す。國土殘破して廢墟と化し、國君狼狽として奔逃す。此の林郭君善を善して用ゐる能わざるの典を用ゐ。人を用ゐて事を治むるを占問うに、賢愚倒置して敗るを主とす。

豫之萃:中原有菽,以待雉食。飲御諸友,所求大得。

原野の中豆子を長せ、正に野鷄の來りて啄食せんを待つ。酒食を備えて衆友を款待し、求むる所の事大いに得あり。此の林《詩・小宛》の中原に菽有りの句を取る。求謀交際を占問うに、衆助けて大獲するを主とす。

豫之升:多虛少實,語不可知。尊空無酒,飛言如雨。

虛話多くして實事少なく、說く所の話人をして判斷するに從無からしむ。酒尊空しくして並びに酒なく、浮言卻って雨點のごとく飛來す。此の林言實に過ぐるを主とす。傳聞承諾を占問うに、名有りて實なく、輕信すべからざるを主とす。

豫之困:青蠅集蕃,君信讒言,害賢傷忠,患生婦人。

青蠅群を成して籬笆の上に聚り、人君讒言を聽信し、賢良を殘害し忠臣を傷及し、禍患內寵の女子より生ず。此の林《詩・青蠅》の讒を刺るの義を取る。官非人事を占問うに、讒口の構陷の災を主とす。

豫之井:履株履輿,馬驚傷車,步為我憂。

車輪樹桩を碾過し、馬驚を受けて車撞壞せられ、只だ徒步して行くを得、我が憂愁と成る。此の林途中變を生じ、其の憑借を失うを主とす。出行運輸を占問うに、車馬の厄を主とす。

豫之革:商風召寇,呼我北盜。間諜內應,與我爭鬥。殫以寶藏。主人不勝。

西風一たび起れば盗寇を招來し、北方の賊人をも引き過來す。奸細內に在りて應接し、我方と爭鬥す。家中の寶藏搜刮して一空と爲り、主人終に抵擋する能わず。此の林內奸外患を招引するを主とす。家財爭訟を占問うに、大敗して財を失うを主とす。

豫之鼎:逸豫好遊,不安其家。或有少姬,久迷不來。

安逸を貪圖し游荡を喜好し、家室を安守するを肯んぜず。外面或いは別に年少の姬妾有り、長久沉迷して歸らず。此の林樂に耽りて返るを忘るるを主とす。家室行人を占問うに、家を離れて返らずして變を生ずるを主とす。

豫之震:無有驊騮,畜之以時。東家翁孺,來詣我車,價極可與,後無賤憂。

本來驊騮のごとき名馬無しと雖も、時節に按じて精心畜養す。東鄰の老人小孩皆來りて我が車馬を看、極好の價錢を出して成交すべく、此の後再び價賤を憂うる必ずしも要せず。此の林久しく積みて値有るを主とす。賣買畜養を占問うに、時を待ちて售り、高價の利を得るを主とす。

豫之艮:厄窮上通,與堯相逢。登升大麓,國無凶人。

困厄窮途の中忽然上達し、唐堯のごとき聖君と相遇す。大麓に登入して命を受け事を任じ、國中再び凶惡の人無し。此の林舜大麓に納るの典を用ゐ。困境して進を求むるを占問うに、明主に遇いて拔擢を獲るを主とす。

豫之漸:眾兔俱走,熊羆在後。踦不能進,失信寡處。

群兔一齊に奔逃し、熊羆後に緊追す。腿を瘸えて跑動かず、また人に信を失して孤零零として獨處す。此の林力心に從わず、衆に見棄てらるるを主とす。逃避して助を求むるを占問うに、孤立して援なきを主とす。

豫之歸妹:旁行不遠,三思復返。心多畏惡,中日止舍。

旁側に向かいて行くこと遠からず、反覆思量してまた折り回來す。心裏畏懼厭惡に滿ち、中午に停下して住宿す。此の林疑慮重重にして、進退果ならざるを主とす。出行謀事を占問うに、中途にして止むを主とす。

豫之豐:倉皇奉使,中山以孝。文侯悅喜,擊子徵召。

匆促の間命を奉じて出使し、中山に孝行を以て著稱す。魏文侯之がために歡喜し、兒子魏擊を召回す。此の林魏擊中山を守るの典を用ゐ。差遣任使を占問うに、徳を以て賞に見えて召用を獲るを主とす。

豫之旅:入天門,守地戶,君安樂,不勞苦。

天門に進入し、地戸を守住し、各々其の正に居る。君子これによって安樂し、勞苦する必ずしも要せず。此の林其の門徑を得て分に安んじ位を守るを主とす。居處任事を占問うに、安逸にして憂なきを主とす。

豫之巽:等階上堂,見吾父兄。左酒右漿,與福相迎。

次序に按じて級を拾い堂に登り、我が父親兄長を見る。左に酒を奉り右に漿を進め、福氣と相い迎えて至る。此の林家門禮有り、和樂して福を生ずるを主とす。家宅聚會を占問うに、吉慶を主とす。

豫之兌:秋蛇向穴,不失其節。夫人姜氏,自其復入。

秋深ければ蛇便ち洞穴に歸伏し、其の時節を失わず。魯國の夫人姜氏の原處より重ねて歸來するがごとし。此の林時に順いて歸り、去りて復た返るを主とす。行人歸期を占問うに、期のごとく至るを主とす。

豫之渙:忍丑少羞,有面無頭。耗減寡虛,日以削消。

醜事を忍受する能くして羞恥少なく、空しく一張の臉面有りて頭腦無し。家業耗損空虛にして、一天天削减消亡す。此の林耻なくして家を敗るを主とす。家計名聲を占問うに、日に就て凋零するを主とす。

豫之節:景星照堂,麟遊鳳翔。仁施大行,頌聲以興。

祥瑞の景星堂室を照亮し、麒麟出遊し鳳凰翺翔す。仁徳廣く天下に施し、頌揚の聲隨い之を興す。此の林徳政祥瑞を感召するを主とす。功名聲譽を占問うに、大吉にして令名有るを主とす。

豫之中孚:竿旄旌旗,執幟在郊。雖有寶珠,無路致之。

牦牛尾を飾りし旗竿と各色の旌旗、旗幟を執りて郊外に立つ。身に珠寶を懷有ると雖も、之を送達する路徑なし。此の林《詩・干旄》の賢を招くの意を反用す。獻納して進を求むるを占問うに、物有りて門なく、才用ゐられざるを主とす。

豫之小過:李華再實,鴻卵降集。仁德以興,萌國受福。

李樹開花して再度結實し、鴻雁卵を產して群を成し降落す。仁徳此より興起し、新生の邦國福澤を承受す。此の林生機重來し、基業初めて立つを主とす。事業子嗣を占問うに、復興して福を得るを主とす。

豫之既濟:白馬赤烏,戰於東都。天輔有德,敗亡為憂。

白馬と赤烏の兩支の旗號の軍隊東都に交戰す。上天徳有る一方を佑助し、徳なき者只だ敗亡の憂を落得す。此の林徳有る者勝つを主とす。爭鬥訴訟を占問うに、正なる者吉にして邪なる者凶なり。

豫之未濟:采薪得麟,大命隕顛。豪雄爭名,天下四分。

打柴人野外に麒麟を捕獲し、天命將に傾墜せんとするを象徵す。豪杰群雄名位を爭奪し、天下因りて四分五裂す。此の林魯哀公西狩して麟を獲るの典を用ゐ。時局大勢を占問うに、政統衰亂し、群雄割據するを主とす。

隨の林(隨卦六十四林)

隨之隨:鳥鳴東西,迎其群侶。似有所屬,不得自專,空返獨還。

鳥兒東西兩兩邊に鳴叫し、其の同伴群侶を呼喚す。已に歸屬する所有るに似て、卻って自ら主張を作る能わず、最終空手して獨り飛回す。此の林人に受制し、願う所專なり難きを主とす。偶を求め伙を合するを占問うに、意有りて成るなきを主とす。

隨之乾:必自易處,不知香臭。君密於是,失其寵位。

一味自ら以て輕易に處置すべしと爲し、香と臭とすら分辦出來ず。人君此の事上に過ぎて親暱私密し、終に尊寵の位置を失了。此の林輕忽して辨えざるにより位を失うを主とす。官職を占問うに、私昵に因りて敗るを主とす。

隨之坤:唐虞相輔,鳥獸喜舞。安康無事,國家富有。

唐堯と虞舜と相互に輔佐し、鳥獸すらも歡欣鼓舞す。四境安康して事なく、國家富庶充盈す。此の林聖賢相い濟ぐを主とす。國事家業を占問うに、大吉にして豐足なり。

隨之屯:左輔右弼,金玉滿匱。常盈不亡,富如倉廒。

左に輔臣有り右に弼士有り、金玉櫃匣に裝滿す。常年充盈して虧失せず、富足すること滿倉の糧廩のごとし。此の林賢佐成を守るを主とす。財を求め家業を占問うに、蓄積豐厚にして保つ能くするを主とす。

隨之蒙:蒼龍單獨,與石相觸,摧折兩角。

蒼竜孤身獨行し、石頭の上に撞し、兩隻の角皆折斷せらる。此の林孤進して硬を犯し、自ら其の銳を傷るを主とす。强爭を占問うに、挫折を受け損を致すを主とす。

隨之需:釣目厭部,善逐人走。來嫁無父,不安其廬。

目光斜釣して神色厭倦し、慣れて他人に追隨して奔走す。嫁來する時已に父親主婚無く、此の屋裏に住むもまた安穩ならず。此の林根柢依無く、心志浮動するを主とす。婚姻居處を占問うに、安定し難きを主とす。

隨之訟:逐兔驅狼,避去不祥。凶惡北行,與善相逢。

野兔を追趕し豺狼を驅走し、不祥の物を遙かに避開す。凶惡の氣北に往き去り、自身善慶と相遇す。此の林害を除きて吉を得るを主とす。災禍官非を占問うに、凶去りて福來るを主とす。

隨之師:齎貝贖狸,不聽我辭。繫於虎鬚,牽不得來。

錢貝を帶びて狸て狸貓を贖回せんと往くも、對方卻って我が說辭を聽かず。あの狸虎鬚の上に繫がれ、怎麼牽くも牽き過來ず。此の林求む所强者に受制すを主とす。贖取索還を占問うに、力及ぶ能わずして得ざるを主とす。

隨之比:同載共輿,中道別去。喪我元夫,獨與孤居。

本來車を同じくして共に載せ、半路に走到して卻って道を分ちて去る。我元配の丈夫を失掉し、只だ孤身獨居す。此の林中途離散するを主とす。婚姻同行を占問うに、半途にして廢し、孤單して依無きを主とす。

隨之小畜:奮翅鼓翼,將之嘉國。愆期失時,乃得所欲。

雙翅を振奮して鼓翼高飛し、あの美好の國度に往かんとす。期を誤り時を錯過すると雖も、最終還て心願を遂ぐ。此の林遲到して終に成るを主とす。謀望を占問うに、延誤の後仍ほ得る可きを主とす。

隨之履:目傾心惑,夏姬在側。申公顛倒,巫臣亂國。

眼睛斜視して心神迷惑す、只だ夏姬傍に在るに因る。申公巫臣彼女のために神魂顚倒し、終に國事を敗亂するに至る。此の林楚國夏姬の典を用ゐ。情色人事を占問うに、美色に惑いて事を覆すを主とす。

隨之泰:博鳩彈鵲,逐兔山北,丸盡日暮,失獲無得。

彈丸を以て斑鳩を打ち喜鵲を射、また山北に到りて野兔を追う。彈丸用尽きて天色已に晚く、一の獲る所なし。此の林多く貪りて得を務めて反つて空しきを主とす。求取漁獵を占問うに、勞して功なきを主とす。

隨之否:鹿求其子,虎廬之裡。唐伯李耳,貪不我許。

母鹿其の幼崽を尋找して、一直に虎穴の中に找到す。唐伯と李耳のごとき猛獸貪食して、幼鹿を我に還すを肯んぜず。此の林險に入りて索求するを主とす。人を尋ね物を索るを占問うに、强者與えず、徒らに危を涉る。

隨之同人:敗魚鮑室,臭不可息。上山履塗,歸傷我足。

腐敗の魚鮑魚鋪子の裏に放り、臭氣人をして安歇する能わざらしむること熏く。また山に上りまた泥路を踩み、回來して我が脚を傷る。此の林惡に近づきて污に染み、險を行きて傷を致すを主とす。交游出行を占問うに、累を受け傷を受くるを主とす。

隨之大有:花燈百枝,消暗衰微。精光訖盡,奄有灰靡。

百枝花燈本來通明なるも、漸々暗淡衰微す。精光耗盡して後、只だ一片の灰燼を剩す。此の林盛極まりて衰えるを主とす。事業家運を占問うに、盛より竭に轉ず。早く後計を圖るに宜し。

隨之謙:顏叔子夏,遨遊仁宇。溫良受福,不失其所。

顏回・子夏のごとき賢者、仁徳の境宇の中に優游す。溫和善良にして福澤を承受し、其の安身の所を失わず。此の林仁を守りて安を得るを主とす。身命處世を占問うに、平順にして福有るを主とす。

隨之豫:樑柱堅固,子孫蕃盛。福喜盈積,終無禍悔。

屋梁支柱牢固にして、子孫繁衍興盛す。福氣喜慶門庭に積滿し、終に災禍悔吝なし。此の林根基牢にして家道旺ぐを主とす。家宅子嗣を占問うに、大吉なり。

隨之蠱:邊鄙不寧,民狎於野。穡人成功,年歲大有。

邊地太平ならず、百姓野外に勉强して安居す。然るに農人耕作成有り、年景大いに豐收す。此の林外擾れども內足るを主とす。農事生計を占問うに、驚擾あると雖も仍ほ豐稔を主とす。

隨之臨:蝸牛鳴呴,呼求水潦。雲雨大會,流成河海。

蝸牛鳴聲を發し、雨水を呼求す。云雨大いに聚まりて下り、積流江河大海と成る。此の林微誠感召し、小願大應を得るを主とす。祈求を占問うに、願う所期する所に超乎るを主とす。

隨之觀:志合意同,姬姜相從。佳偶在門,夫子悅喜。

志向契合し心意相同にして、姬姓と姜姓と世代通婚して相い從す。佳偶已に門前に到り、丈夫之がために歡喜す。此の林情投意合するを主とす。婚姻合伙を占問うに、成就して美滿するを主とす。

隨之噬嗑:白馬駁騮,更生不休。富有商人,利得如丘。

白馬と雜色の騮馬と交替して繁育して停まず。經商の人これによって富有し、獲利山のごとく堆積す。此の林生息絕えず、財源繁衍するを主とす。畜養經商を占問うに、厚利を主とす。

隨之賁:大姒夏禹,經啟九道。各有攸處,民得安所。

太姒の賢徳夏禹の功業と相い輝映し、禹疏通開鑿して九條の水道と爲す。萬物各々安處有り、百姓安身の地を得。此の林治理方有るを主とす。居處國事を占問うに、安定して所を得るを主とす。

隨之剝:甲戊己庚,隨時轉行。不失其心,得且安寧。唐季發憤,擒滅子嬰。

甲・戊・己・庚等の日辰時序に隨いて推移運行す。人若し其の本心を失わざれば、得る所便ち安寧する能くす。漢高祖劉季奮起發憤して、秦王子嬰を擒獲幷せて誅滅す。此の林時に順い心を守りて後爲有るを主とす。時機擧事を占問うに、時を待ちて動けば則ち成るを主とす。

隨之復:穆違百里,使孟歷武。將帥襲戰,敗於淆石。

秦穆公百里奚の勸諫に違背し、孟明視・西乞術・白乙丙を派して出征せしむ。將帥長途奔襲して作戰し、崤山の亂石の間に大敗す。此の林秦師崤に敗るるの典を用ゐ。兵を用ゐ遠行するを占問うに、忠告を聽かずして覆敗するを主とす。

隨之無妄:茅如木居,與類相投。顧慕群旅,不離其巢。

茅草樹木に依附して居り、同類と相い投じ相い依す。成群の伙伴を眷顧思慕し、己が巢穴を離るるを肯んぜず。此の林同類相聚まり、土に安んじ遷を重んずるを主とす。遷移合群を占問うに、舊を守れば則ち安きを主とす。

隨之大畜:伯仲叔季,日暮寢寐。坐臥失明,喪其貝囊。

伯仲叔季の兄弟天黑くなれば便ち就寝し、坐卧の間燈火全無く、錢貝を裝めし袋子これによって丟失す。此の林昏惰して守を失うを主とす。財を守り物を護るを占問うに、疏忽して損を致すを主とす。

隨之頤:亡羊補牢,張氏失牛。騂駟奔走,鵠盜我魚。

羊跑れて後羊圈を修補に往き、張氏また牛を丢了。赤色の駟馬四散して奔逃し、天鵝還て我が魚を偷走す。此の林接續して物を失い、補救及ばざるを主とす。財畜を占問うに、耗散頻仍するを主とす。

隨之大過:雀目燕顙,畏昏無光。思我狡童,不見子充。

雀のごとく夜盲し燕のごとく額窄く、一たび黄昏に到れば便ち見えず。心裏あの狡黠の少年を思念すれど、子充を見ず。此の林《詩・山有扶蘇》の語を取る。相會情事を占問うに、思う所遇わざるを主とす。

隨之坎:人和出明,動作有光。運轉休息,常樂允康。

人事和睦すれば則ち光明自ら生じ、一擧一動皆光彩有り。運轉と休止と各々其の宜を得、長久歡樂して確實に安康なり。此の林和順して祥を致すを主とす。諸事を占問うに、平安順遂を主とす。

隨之離:不勝私情,以利自嬰。其室出孤,毀其良家。

私情を克服する能わず、利慾の纏住する所と爲りて自身と爲る。家中孤兒を出し、好い一個の家此より毀壞す。此の林私を徇りて利を逐いて家を敗るを主とす。家室を占問うに、私欲に因りて禍を致すを主とす。

隨之咸:稱幸上令,媚悅於神。受福重重,子孫蕃功。

君上の詔令を稱頌して寵幸を蒙り、また虔敬して神明を取悦す。これによって層層福を受け、子孫功業繁盛す。此の林上を敬い神を敬いて佑を獲るを主とす。福を求め仕進するを占問うに、上下俱に吉なり。

隨之恆:齊姜叔子,天命在位。實沈參墟,封為康侯。

齊姜の生する所の叔子天命を承受して其の位に居る。彼實沈の主する參星の故墟に受封し、一方の康侯と成る。此の林唐叔虞晋に封ぜらるるの典を用ゐ。封賞業を立つるを占問うに、命を受け地を得て昌盛するを主とす。

隨之遁:遨遊無患,出入安全,長受其歡,君子萬年。

四處遨游して禍患なく、出入往來平安にして事なし。長久此の歡樂を享受し、君子萬年安泰なり。此の林行止皆安しを主とす。出行身命を占問うに、長吉を主とす。

隨之大壯:被服文德,升入大麓。四門雍肅,登受大福。

文徳の衣を身披し、大麓に登入して命を受け事を任ず。四方の門肅穆和順にして、ここに階に登りて大福を領受す。此の林舜四門に賓し大麓に納るの典を用ゐ。仕進を占問うに、任を受けて重福を獲るを主とす。

隨之晉:負金懷玉,南歸嘉國。蜂蠆不螯,利入我室。

黄金を背着し美玉を懷揣し、南に向かいて美好の邦國に回る。蜂と蝎と皆來りて人を蜇せず、利益我が家門に進入す。此の林財を攜えて安く歸るを主とす。遠行して財を求むるを占問うに、平安にして獲有るを主とす。

隨之明夷:日在阜顛,向昧為昏。小人成群,君子傷倫。

太陽已に土山の巔に落到し、將に昏暗に轉入せんとす。小人成群して黨を結び、君子の倫序これによって傷を受く。此の林明將に晦に轉ぜんとし、正氣抑を受くるを主とす。時勢人事を占問うに、小人勢を得。自ら晦めて靜を守るに宜し。

The original text is in the public domain. The Japanese is a machine-assisted translation of this library’s own Chinese paraphrase, checked against a fixed glossary so that technical terms match the definitions used elsewhere on this site. It is a reading aid and does not replace the original.

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