乙酉日第十二局 干上に巳
課體:重審,進茹,龍潛。課義:面前被盜,前路可造,因動逢生,庶免空耗。
「課体」は課式・格局の名目、本局に三個有り:「重審」、四課の中の下神が上神を剋し、日干と同類の一課を取りて発用す、事は下より起り須く反覆に審察するを主る;「進茹」、指すは「三伝」(初伝・中伝・末伝)の亥子丑が地支の次序に按り順連して進む;「竜潜」、亥子丑は純に北方の水位に属し、陽気は下面に伏して未だ升起せず。「課義」は本局の吉凶を概括する四言の韻語、此の局に説く:日干の乙木は干上の巳火に泄気せられ、強盗の当面に物を取るが如同;但し前方の三伝は大いに為す有る可し、一たび発動すれば便ち初伝亥水の長生に逢い、此の様に才て白白の空耗を免れん。
解曰:已臨我上而脫我氣,猶人當面為盜。被其盜者,無可如何,不如舍之而去,以就三傳。初乘丁馬,動而之長生之地。中之子水,亦生我也。況至末傳,更遇日財,較諸耗脫之巳,不大相懸絕耶。
「解曰」は逐句に課義を疏解するの話。干上の巳火(刻本は「已」を作す、乃ち「巳」の訛)を乙木の上に壓し、把し我の元気を泄し走る、好比強盗が面を當たりて東西を搬する。明らかに搶わるる人は奈何ともする可く無し、其れ守りて放たざるに与えしむるは、不如それを撇下して去りて三伝に投奔す。初伝の亥水は既に主動の「丁神」に乘り、又是れ酉日の駅馬、一たび動けば便ち乙木の長生の地に走入り;中伝の子水は同様に乙木を生扶す;末伝の丑土に到れば、更是れ乙木の剋する所の財爻。此の三歩を拿りて只だ耗泄するを会する巳火と相比すれば、高下は豈に相差極めて遠からざらんや。
斷曰:此重審之卦,順進連茹,循理則為亨通,逆理則為羅網。主子孫改動,陰貴扶持。先耗後益,轉咎為祥。舊事重新,失而復得,相機而動,株守非宜。
「断曰」は全局の総断。此為是れ重審課、三伝また順連して遞進す:事理に順い走れば便ち処処亨通し、事理に逆い硬に来れば就成りて自ら羅網に投ず。主る所の事は子孫輩の遷動に在り、并びて陰人・貴人の暗中に扶持する有り。起先は破費し、随後は益を得、災咎は終に能く吉祥に転成す;旧事は以て重新に挙弁すべし、失物も亦能く尋ね回る。要点是れ機に相机じて動く、死守して放たざるは并びて合宜にあらず。
天時:得雨沾足。家宅:主人多宅隘,有老陰人持家,防奴妨主。婚姻:雖頗耗費,日後和美。胎產:胎旺主生女。功名:穩足得人扶持。求財:先有所費,得足補償。投謁:和好得益。疾病:不妨。失脫:復得。出行:遠程吉利。行人:即歸。爭訟:宜和解。兵戰:軍中不寧。
天時:雨有るを主り、且つ雨水は充足す。家宅:人口多くして屋宇狭窄、家中は一位の年長の女性に由りて家を當る、須く奴僕の主人を欺凌するを防ぐべし。婚姻:雖も多く財物を費すを要すれども、婚後は日に日に和美ならん。胎産:胎気は旺相、女孩を生むを主る。功名:根基は穏当、人有りて力を出して提携するを会せん。求財:先に要して一筆を墊出し、後来足りて抵償せん。投謁:双方和好し、前に往きて拝訪すれば益有り。疾病:妨げる事無し。失脱:失物は以て尋ね回る可し。出行:遠行は吉利。行人:外に出づる人は立刻に則ち帰る。争訟:和解を以て了断するに宜し。兵戦:軍中は安寧を得ず。
畢法云:所謀多拙遭羅網,眷屬豐盈居狹宅,尊崇傳內遇三奇。課經云:亥子丑,亦名潤下格。生干脫支,應人口豐隆,而屋舍窄狹,切不可遷居寬廣,反生災咎。此造化使然,不可逆也。指掌賦云:若順連茹亥將順行,亥子丑為龍潛,陽光在下,空懷寶以迷邦。神將論曰:青龍財喜,多主亨通,飛天在巳,君子孟動。太陰在戌,繡衣主婚。
《畢法賦》に三句の引く可き有り:「謀る所多く拙にして羅網に遭う」、謂うは理に逆い妄求すれば便ち自ら網羅に陥る;「眷属は豊盈にして狭宅に居る」、謂うは家口興旺にして住処は逼仄;「尊崇は伝内に三奇に遇う」、謂うは三伝中に三奇の神に遇上すれば、尊顕を得るを主る。《課経》に言う:亥子丑は連なりて一気を成し、又の名は「潤下格」、それは日干を生扶して日支を泄脱し、人丁興旺・房舍却って窄小に応ず;此の時切に寛敞の処に搬りて去りて住む可からず、否れば則ち反って災咎を招く、此れ是れ造化の使する然り、違逆する可からず。《指掌賦》に言う:若し三伝順連し亥将順行せば、亥子丑は便ち「竜潜」と称す、陽気は還って下位に壓され、空しく珍宝を抱きて邦国を迷失せしむるが如同。《神将論》に言う:青竜是れ財喜を主るの吉将、多く亨通に応ず;飛天の神は巳に在り、君子当に力を勉めて動くべし;太陰は戌に居り、繍衣を穿つ貴人に由りて婚事を操弁するを主る。
丙戌日第一局 干上に辰
課體:伏吟,斬關,元胎。課義:財祿長生,傳內俱逢,居家昏暗,閉口不寧。
「伏吟」、月将と占時と相同じく、天盘は地盘の上に壓して動かず、事は静にして発せざるを主る;「斬関」、天罡辰土は日干に加臨し、関を冲き圍を突くの象有り;「元胎」、三伝中に胎気を含み、事は正に孕育・更新の中に在り。課義に言う:丙火の財神申・禄神巳・長生寅、全都三伝の内に落ち;然而日墓の戌土は干支の上に覆壓し、居家は昏暗にして明らかならず;巳は旬尾に居り、癸水を遁出して「閉口」と成る、故に雖も厚福を坐擁すとも、心下仍ほ安寧を得ず。
解曰:巳為祿,申為財,寅為長生,俱在三傳之內,是不待外求,可以坐享矣。但戌為丙之墓,而臨干支上,支為宅,所以居家昏暗也。巳乃旬尾,遁癸為閉口,夫閉口之祿,豈能安享而無事哉。閉口在干,總要慎爾話言,始獲安吉。凡祿神作閉口,大不利於占病,不必旬尾加旬首也。
巳是れ丙火の禄神、申是れ丙火の財神、寅是れ丙火の長生、三者皆三伝裡に落ち、必ずしも外に往きて張羅するを要せず、坐して則ち能く享用す。可是し戌は丙火の墓庫と為り、いま日干と日支の上に壓し、日支は住宅を代表す、故に家裡は顕れて昏暗・晦滞す。巳は恰も一旬の末位に在り、其の上に天干癸水を遁出し、「閉口」の格と成れり;一份の口を封住せられたる禄、何ぞ能く安く穏やかに享用して事無からんや。閉口は日干の上に落ち、凡事は総じて言語を謹慎し、才て平安を保ち得。大凡禄神の閉口と成るは、病を占う最も不利、并びて必ずしも旬尾が旬首に加わるを要して才て数と算す。
斷曰:自任之卦,乃天地閉塞,四伏未發之象,又名斬關。雖無丁神,靜中亦有動機矣。凡丙日伏吟皆吉。緣三傳俱為喜神,但巳火克申,申金克木,遞克之課,不免眾人欺凌耳。
総断:陽日の伏吟は名は「自任」、是れ天地閉塞し四方潜伏して未だ発動せざるの景象、又「斬関」と称す。課中雖も主動の丁神を見ず、静裡已に動機を伏す。凡そ丙日に伏吟に遇うは大抵吉と為す、三伝の巳・申・寅皆是れ丙火の喜神なるを以て;只だ是れ巳火は申金を剋し、申金また寅木を剋し、輾転相剋の課と成れり、衆人の欺凌を受くるを免れ難し。
天時:青龍入墓,無雨。家宅:祖業甚好,靜以守之,自享安閒之福,若強動則不宜。功名:三傳遞克外任,恐上司參,京官恐言官劾。求財:甚得利益,小有驚疑虛耗。謁貴:不宜。
天時:雨を主る青竜は墓中に落ち、雨を下さず。家宅:祖上の留下する産業は甚だ好し、安く静まりて守住せば便ち清閑の福を坐享すべし、硬に挙動有らんと要すれば反って宜しからず。功名:三伝輾転相剋し、外放の官員は恐らく上司に参劾せられ、在京の官員は恐らく言官の弾劾に遭わん。求財:利を獲る頗る豊し、只だ是れ中間些かの惊疑と虚耗とを会せん。謁貴:前に往きて拝見するに宜しからず。
婚姻:天后居宅,能主中饋,性甚貞靜,可以成婚,且多婢媵。胎產:孕男,但支為墓神,難產。疾病:久病不吉,宜祈禳。失脫:閉口,恐無人肯言。出行:丁馬不動,不能行走。行人:近者即至。兵戰:為客者勝。墳墓:緊簇得氣,當挨右點穴。
婚姻:「天后」此の位の婦女を主る天将は住宅の位に居り、女方は能く家中の飲食・内務を操持し、性情十分貞静、此の門の親事は以て成就すべし、而且婢妾衆多。胎産:懐くは是れ男孩、但し日支は是れ墓神、臨産艱難。疾病:久病の人は不吉、祈禱・禳解するに宜し。失脱:課は閉口を成し、恐怕人の肯んじて出面して指認する無からん。出行:丁神と駅馬と皆発動せず、走り成らず。行人:路近き人は馬上に到る。兵戦:客軍を作して進攻する一方は勝を得。墳墓:山勢は緊凑して気を聚め、穴を点ずるは当に右に靠り些かすべし。
畢法云:三傳遞克眾人欺,賓主不投刑在上。玉成歌云:伏吟舉動心無遂,剛主行人到戶庭。又云:天空立用事無憑,前帶勾陳勾引情。
《畢法賦》に言う:「三伝遞剋して衆人欺く」、三伝輾転相剋すれば、処処人の欺凌を受くるを主る;「賓主投ぜず刑は上に在り」、日干と日支の上神と彼此相刑すれば、主賓双方は合い来らず。《玉成歌》に言う:伏吟の課は凡そ挙動有れば皆心に称い難し、而其の剛強の象も亦外に出づる人の家門に回到するを主る;又言う:天空は発用すれば則ち事は憑拠する所無く、前面若し勾陳を帯ば、便ち人の中より牽引・拉攏する有らん。
丙戌日第二局 干上に辰
課體:元首,退茹,斬關。課義:退入生鄉,進之亦強,壬辰在上,守之見殃。
「元首」、四課中に只だ一処の上神が下神を剋し而して取り以て発用す、事は上より起り光明正大;「退茹」、三伝の辰卯寅は地支に按り逆次相連なりて退く;「斬関」、仍ほ指すは天罡辰土の日干に加わる。課義に言う:後へ往きて退落すれば子亥に、那裡是れ木の長生の郷;前へ往きて進入すれば巳午に、又是れ丙火の旺気、故に進退皆弱しと算さず。只だ是れ日干上の辰土は壬水を遁出し、丙火の鬼爻と成れり、此処に死守して動かざれば便ち殃を見んと要す。
解曰:退連茹,則宜退矣。然退而入於子亥,則為全木之生鄉。進而入於巳午,則為丙干之旺氣,所以進之亦強也。至於干上之辰為脫氣,遁為壬鬼,雖乘青龍吉神,而孟守此脫鬼,有不見殃者乎。不如更進一步,就於德祿之地,而食其旺氣,乃可以安堵而無恙也。
三伝は逆次に茹を連ね、理に照らして該当に後へ往きて退くべし。可是し退りて子・亥に到れば、那裡正に是れ三伝木気の長生の郷;進みて巳・午に到れば、又是れ丙火の旺に当たるの地、故に前へ往きて走るは一様に力有り。日干上の辰土に至りては、本身は丙火の気を泄し、遁出する天干又是れ壬水、正に是れ丙火の鬼爻;縱え青竜此の様の吉将に乘るも、一味に此の個の既に泄気し又鬼を帯ぶる位置を守住すれば、何に殃に遭わざるの道理有らん。倒不如再び前に一步、走りて徳神・禄神の所在する処に到り、去りて那の一份の旺気を承受し、才て能く安々穏々・災無く病無からん。
斷曰:元首之卦,傳名退茹,似乎退易而進難,卻宜進多而退少。又支干俱生上神,凡事虛費百出,恐有盜失損財之患。幸辰與酉合,託人定為得力。
総断:此れ是れ元首課、三伝の名は「退茹」、看上去後退は易く前進は困難、実際上は却って当に多く進み少なく退くべし。又日干と日支と皆其の上の神を生ずるに在り、気皆外に向かい泄す、凡事虚耗百出し、還って恐る盗に遭い財を損ずるの患有らん。幸いなる所は辰と酉と六合す、人を托して事を弁ぜば一定に得力せん。
天時:有雨有風,雨後即晴。家宅:人亦和平,但內外洩氣。功名:辰雖官墓,而戌能沖之,遁壬透出,功名遠大,若歲月建辰尤妙。求財:支上酉財,干卯沖之難獲。婚姻:中吉。胎產:男喜,易養。謁貴:可見。求謀:可成。疾病:肺經有病,人病相合,未能脫體,五月不妨。出行:水陸皆通。行人:可至。兵戰:游都白虎居中傳,恐有劫營偷寨之事,辰與酉合,宜講信修睦為上。墳墓:發財之地。
天時:既に雨有り亦風有り、雨過ぎれば便ち晴を放つ。家宅:家人尚ほ和睦と称す、只だ是れ内外皆泄気に在り。功名:辰雖も是れ官星の墓庫、却って戌の来りて冲き開く有り、遁干の壬水また透出して官星と成る、功名は以て遠大を望む可し;倘若太歳あるいは月建も亦是れ辰ならば、就更に奇妙を為す。求財:日支上の酉金本是れ財爻、日干上の卯木に相冲せられ、財は難く手に到らず。婚姻:中等の吉利。胎産:男を得るの喜、容えて養い活かす。謁貴:能く見るを得。求謀:事を謀るは成す可し。疾病:肺経に病有り、人と病と相合し、一時身を脱し得ず、五月に到れば方に妨げ無し。出行:水路・陸路皆走り通ず。行人:外に出づる人は能く到達す。兵戦:游都と白虎の両個の凶神は中伝に居り、恐らく営を劫し寨を偸むの事有らん;辰と酉と相合す、還って是れ信義を講求し好を修め隣と睦むを以て上策と為す。墳墓:是れ一処の能く財を発するの地。
畢法云:屋宅寬廣致人衰。指掌賦云:卯寅丑聯芳悔吝,須知否極泰來。纂義云:六害無情事未寧,全憑陰騭兩相成。秘要云:勾陳加卯,須防公擾。
《畢法賦》に言う:「屋宅の寛広は人の衰を致す」、房舍は過ぎて空闊なれば、反って人丁を衰落せしむ。《指掌賦》に言う:卯寅丑の三支は逆次相接し、其の間多く悔恨・吝惜有り、但し要して知るべし否極の後は自ずから泰来せんを。《纂義》に言う:地支相害すれば則ち彼此情無し、事は難く安寧を得、全く積み下る陰徳に靠りて才て両下成全し得。《秘要》に言う:勾陳は卯上に加臨すれば、須く官府方面の騒擾を防ぐべし。
丙戌日第三局 干上に卯
課體:重審,間傳。課義:交車六合,我豐彼乏,二貴相投,事恐廢業。
「間伝」、指すは三伝が一位を隔てて進み、事に阻隔有り直達し得ざるを主る。課義に言う:日干の上神と日支の上神と彼此交叉相合す、「交車六合」と曰う;合し過ぐる之後、我此の辺は豊盈にして相手方は短缺す。昼夜の両位の貴人また相投じ而して水局を合成して伝に入る、官鬼は因りて太も旺しく、従前の事業は恐怕此に因りて荒廃せんと要す。
解曰:干上卯與戌合,支上申與巳合,干得卯之生,支被申之脫,則交合之後,必我豐而彼乏矣。晝貴亥水,酉又投其家,合而為水以入傳,則官鬼太旺,所以剋制我者深矣。往時之業,得毋廢弛而不振乎。然在仕宦占之,反為吉象也。
日干上の卯木は日支の戌土と相合し、日支上の申金は日干上の巳火と相合し、両両交叉す、故に交車と曰う。日干の丙火は卯木の相生を得、日支の戌土は却って申金に泄気せられ、故に合し成る之後は必ず我此の辺は豊足、相手那の辺は空乏せん。白天に占えば、貴人は亥水に落ち、酉金また亥の家郷に投入し、合化して水と為り而して三伝に進入す、ここにおいて丙火を克制する官鬼は過ぎて旺盛、我を壓する力量は就ち深し。従前に経営する事業は、怕れ要して荒廃し下りて一蹶不振せん。不過若し是れ官を做る人の来りて占わば、官鬼旺は反って是れ吉象。
斷曰:重審之卦,事從內起,咎由女人,又三傳間進,有阻隔之象。所喜干上神生日,凡百謀為,俱有當然而然,不慮而獲之應。但事有隔手,不能直遂耳。
総断:此れ是れ重審課、事は内部より生起し、過失は女人の身上に出づ;三伝また位を隔てて遞進し、阻隔の象を帯び。喜ぶ可きは日干の上神は日干を生扶し、凡そ謀劃有れば多く能く水到渠成し、必ずしも刻意に籌算せずして便ち所得有らん。只だ是れ事を弁ずる中間は総じて一手を隔て、一步に直達し得ざる罷り。
天時:龍不出現,主晴。家宅:人旺宅窄,可以發財;或有貴人接引。功名:幕貴出現,占試必中。求財:財與干合,求之必得,但不無費心。謁貴:晝占相合,夜占相悖。婚姻:可成,且旺夫益子。
天時:青竜は出現せず、晴天を主る。家宅:人口は興旺にして房屋窄小、以て財を発すべし、あるいは貴人有りて中より引薦するを会せん。功名:幕後の貴人は顕露し出づ、考試を占えば必定中式せん。求財:財爻は日干と相合し、求むれば必ず得、只だ是れ免れず些かの心力を費すを要す。謁貴:白天に占えば、双方相合す;夜裡に占えば、反って相違す。婚姻:以て成就すべし、而且女方は夫を旺し子を益す。
胎產:孕女難產。疾病:心經受病,需求東方醫人治之則吉。求謀:上神生日,所謀百事皆吉。出行:臺土當門,出行有阻。行人:立至。失脫:急捕則獲。兵戰:彼此相持,不能取勝。
胎産:懐くは是れ女孩、臨産艱難。疾病:心経は病を受け、須く東方に往きて医生を請い診治せしめて才て吉を見ん。求謀:日干の上神は日干を生扶し、謀る所の各事は順遂せざる無し。出行:土神は門戸の上に擋り、門を出づれば阻有り。行人:立刻に便ち到る。失脱:趕緊に追捕すれば便ち能く拿獲せん。兵戦:双方は僵持して下らず、誰も亦勝を取り得ず。
畢法云:晝夜貴加求兩貴,六陰相繼盡昏迷。觀月經云:丑上乘朱雀,須言舉薦人。纂義云:丙日得雀貴勾,主有貴人勾留接引之意,常占則不吉也。指掌賦云:丑亥酉為極陰,如月隱西山。
《畢法賦》に言う:「昼夜の貴加わりて両貴を求む」、昼貴と夜貴と交相に加臨し、人を求めて事を弁ずれば以て同時に両位の貴人を托すべし;「六陰相継ぎて尽く昏迷す」、一連串の陰神相接し、事は昏昧にして明らかならず。《観月経》に言う:丑上に朱雀に乘れば、則ち当に人を挙薦するの事を談ずべし。《纂義》に言う:丙日は朱雀・貴人・勾陳の同見を得、貴人の挽留・引薦の意有るを主り、若し是れ平常の人の来りて占わば則ち不吉。《指掌賦》に言う:丑・亥・酉の三支は「極陰」と称す、好比月亮の西山に沈むが如し。
丙戌日第四局 干上に寅
課體:蒿矢,元胎。課義:晝貴蒿矢,告之委靡,生氣臨身,宅中自毀。
「蒿矢」是れ遥剋課の一種:四課の上下剋無く、課上の神に由りて遥かに日干を剋し而して発用す、力道は蒿草を以て箭を作るが如同、禍福皆軽し。課義に言う:白天に占えば、貴人の亥水は蒿矢を充当して発用す、此の位の貴人は自身委靡、彼に向かい告求するも亦用無し;長生の寅木は日干に臨み而して丙火を生ず、人丁必ず旺ならん;只だ是れ宅上の戌未は相刑し、家中は難く毁損の患を免れず。
解曰:亥貴臨寅被脫,而又為蒿矢發用,則貴人委靡無力而不可告也。寅木臨身而生丙火,則人丁之旺可知。惜乎支上戌未相刑,宅中豈能無拆毀之患乎。長生臨干,官星祿馬俱動,若遇旺相,仕宦大利。
亥水の貴人は寅木の上に加わり、気は寅木に泄し去られ、また蒿矢を充当して発用す、見る可し此の位の貴人は委靡にして力無く、彼に向かい求告するは用を為さず。寅木は日干に臨み而して丙火を生ず、人丁の旺は想うに以て知る可し。可惜し日支の戌土は其の上の未土と相刑す、宅中何ぞ能く拆毁の禍患無からんや。長生は日干の上に落ち、官星・禄神・駅馬は一斉に発動し、若し再び旺相の時に逢わば、官を做る人は大いに有利為り。
斷曰:蒿矢之卦,禍福俱輕,然得申金亦能為害,須防口舌從西南來。又元胎有隱伏之象。事主遠而多暗,常有憂心。雖可創新,終宜守舊。
総断:蒿矢課の禍福皆重からず、但し伝中に申金を得れば、亦能く害を為す、須く西南の方向より来るの口舌・是非を防ぐべし。又元胎は隠伏の象を帯び、主る所の事は路遠くして多く暗昧、常に人をして心に挂からしむ。縱え以て別に新局を創す可しとも、終竟は還って旧を守るを以て宜しと為す。
天時:主有雨,若冬占必主下雪。家宅:人丁興旺,宅居破損,改造修茸之則吉。功名:官文兩旺,城吏俱見,祿馬兼全,功名遠大之象,夜占更妙。求財:遠來之財,或陰親外戚之資,晝占有虛耗。婚姻:寅與亥合,申與巳合,一團和氣,必成。謁貴:和合得意。
天時:雨を下るを主り、若し冬天に在りて占えば必定雪を下さん。家宅:人丁興旺、房屋は却って破損有り、加うるに改造・修葺すれば便ち吉。功名:官星と文書と両旺、城神・吏神皆出現し、禄神・駅馬また斉全す、是れ功名遠大の象、夜裡に占えば更に妙。求財:遠方より来るの財、あるいは是れ陰親・外戚の資助、白天に占えば則ち虚耗有り。婚姻:寅と亥と合し申と巳と合し、一団和気、必定成就せん。謁貴:彼此和合し、心に称い意に如わん。
胎產:孕男難育。求謀:上神生日,百事皆成。疾病:舊病重發,出外遇災;若年命上得丑,醫之即愈。官訟:理正,問官見恤,不憂刑傷。出行:丁馬俱動,青龍在傳,陸行萬里。行人:在中途。兵戰:防敵人暗出奇兵。
胎産:懐くは是れ男孩、却って易く養い大きくせず。求謀:上神は日干を生扶し、百事皆能く成就せん。疾病:旧病復発し、門を出でて外に在りて還って災に遇わん;若し本命上に丑土を得れば、一たび医治を経れば便ち愈ゆ。官訟:自ら理直、主審の官員は加うるに体恤し、必ずしも刑を受くるを担憂するを要せず。出行:丁神と駅馬と皆発動し、青竜また三伝に在り、陸路を走れば以て万里を行く可し。行人:還って半路上に在り。兵戦:須く敵人の暗中に奇兵を出すを防ぐべし。
畢法云:鬼乘天乙乃神祇。課經云:巳加申乃祿神閉口,占病有失音之患,或痰厥不納飲食,或口禁咽腫至於絕粒,占食祿者亦忌。秘要云:寅加巳,夜占乘龍,若逢生氣,將來必然發福。
《畢法賦》に言う:「鬼は天乙に乘れば乃ち神祇」、官鬼の上に貴人に乘れば、触犯する所是れ神明の忌。《課経》に言う:巳は申の上に加われば便ち是れ禄神の閉口、病を占えば失音の患有り、あるいは痰迷・気厥して飯を喫し下り得ず、あるいは牙関緊閉・咽喉腫痛して粒米も進まざるに至る;食禄を謀求する人を占うも亦此の一格を忌諱す。《秘要》に言う:寅は巳に加わり、夜裡に占いまた青竜に乘れば、若し再び生気に遇上せば、将来必定発達せん。
丙戌日第五局 干上に丑
課體:彈射,從革。課義:將助財業,盡得盡失,縱取歸家,如湯沃雪。
「弾射」も亦是れ遥剋課、蒿矢と相対す:日干に由りて遥かに課上の神を剋し而して発用す、弾丸の物を射るが如く、禍福同様に軽微;「従革」、三伝の巳酉丑は三合して金局を成す、金性は従革。課義に言う:天将は三伝の金局を助起し、本皆是れ我の財、却って是れ得る多少に則ち失う多少;縱え財を把して家裡に挈げ回るも、也像滚水の雪を澆ぐ、転眼消融す。
解曰:夜將貴常勾純土,助起三傳之金,不為無益矣。然丙得傳金,卻被天將脫去,是一得之中,又有失也。挈財歸家,而支上寅午戌會成火局,以消其財。又宅上午為羊刃,晝乘白虎,夜乘元武,其失脫耗費之象,非如湯之沃雪乎。諺所謂左手接來,右手去者是也。
夜間事を用うる天将是れ貴人・太常・勾陳、皆土性に属し、土は来りて三伝の金を生助す、能く好処無しと説かず。可是し丙火は伝中の金を得て財と作し、此の金また天将に泄し去られ、一得の中就ち一失を蔵す。好不容易に財を把して家裡に挈げ回れば、日支上の寅午戌は又会して火局を成し、把し此の份の財を銷熔して干浄と為す。何況住宅の上の午火は正に是れ羊刃、白天は白虎に乘り、夜裡は元武に乘る、那の副の失脱・耗費の様子、豈に正に是れ滚水の雪上に澆ぐが如からずや。俗諺の説く所の左手は接け進み右手は就送り出す、講ずるは就ち是れ此の個。
斷曰:彈射之課,得土為有丸,雖能擊人,其禍福猶小。惟干上成金局,支上成火局,以火爍金,不免宅旺而人衰也。卻喜午乘旬空,雖晝夜元虎臨之,猶或有未消之財,歸我囊橐也。格名從革,凡事不防因舊增新。
総断:弾射課は須く土有るを要し、才て算へ弾弓に弾丸を上ぐ、雖も能く人に撃中すとも、禍福終究大ならず。只だ是れ日干上は会して金局を成し日支上は会して火局を成し、火は来りて金を銷し、免れず住宅興旺にして人口衰敗せん。幸いなる所は午火は正に旬空に逢い、縱え白虎・元武の昼夜に之に臨む有るも、或許還って留め得一些の未だ銷尽せざる財は我の口袋に落進せん。此の局の名は「従革」、凡事は妨げず旧有の根柢に就着きて別に新しきを添う(底本は「凡事不防」を作す、「防」は当に「妨」の訛と為す)。
天時:風雨不久,雲開日見。家宅:劫財既多,虛耗百出,所得不足以償所失。功名:難得。求財:財亦成局,到家消盡。婚姻:龍后不現,不成婚姻。胎產:女喜,難產。疾病:肺經受病,日醫臨干,求治可愈,伏尸為災,祈禱則吉。出行:宜從陸路,出外受益。行人:未歸。兵戰:堅陳以待之,毋貪金貨財寶。
天時:風雨は下るも長久ならず、雲開けば便ち日頭を見ん。家宅:財物を劫奪するの神既に多し、虚耗百出し、所得は所失に抵え上らず。功名:難く以て求得し得ず。求財:財爻雖も亦会して局を成すとも、可是し家に到れば則ち消耗して浄尽す。婚姻:青竜と天后と皆出現せず、婚事は成らず。胎産:女を得るの喜、臨産艱難。疾病:肺経は病を受け、医薬を主るの神は日干に臨み、医を求めれば以て愈すべし;若し是れ伏尸の作祟ならば、祈禱すれば便ち吉。出行:陸路を走るに宜しく、門を出でて外に在れば益を得。行人:還って未だ帰らず。兵戦:陣地を堅守して等待すべく、金銀・財宝を貪る勿れ。
畢法云:傳財太旺反財虧。通神集云:祿作閉口,不利占病,不必旬尾加旬首也。指掌賦云:酉巳丑為操會,已過受時豈失宜。
《畢法賦》に言う:「伝財太も旺なれば反って財亏く」、三伝の財気過ぎて旺なれば、反って要して亏折せん。《通神集》に言う:禄神は閉口と成れば、病を占うは利せず、并びて必ずしも旬尾が旬首に加わるを要して才て数と作す。《指掌賦》に言う:酉・巳・丑は逆連して名は「操会」、時機は雖も已に錯過すれども而して後来受用す、亦未だ必ずしも就ち失宜と算さず。
丙戌日第六局 干上に子
課體:知一,四絕,不備。課義:並來克身,甘分昏沉,祿既閉口,病托食歆。
「知一」即ち比用課、四課中に両処の同類の剋有り、日干と陰陽同じき一課を取りて発用す、故に名づけて其一を択びて用いと曰う;「四絶」、干支の上下皆絶地に臨む;「不備」、四課斉からず、陽日は陽課を缺く。課義に言う:水鬼は一斉に并びて壓し来りて我の身を剋す、只だ得るは甘心して此の份の昏沈を承受す;禄神は既に已に閉口し、病を占うの又多半是是れ飲食を貪図して致す。
解曰:子水臨干發用,並來克身。而丙投戌墓,是自己甘心以受昏沉也。巳祿遁癸,既為閉口,上乘太常,若占病必因多食貪味,以致不起也。子水克丙火為鬼,中傳未能制之,則為救神,不得以脫氣視之矣。末傳寅為丙火之長生,所謂引鬼為生也。然臨未上,旦合夜龍,是天將與地神俱隨入墓。雖屬生氣,亦為無用矣,占病大忌。
子水は日干の上に加わりて発用し、一斉に壓し過ぎ来りて我を剋す。丙火また戌土の墓庫に投入し、等しく是れ自ら甘愿して此の份の昏昧・沈滞を承受す。巳是れ丙禄、其の上に癸水を遁出して已に閉口と成り、また太常此の位の飲食を主る天将に乘る、若し疾病を占わば、必ず因りて嘴を貪り多く食するに因りて病を致して起きず。子水は丙火を剋し、是れ丙の官鬼;中伝の未土は能く子水を制住し、則ち当に救神と作して看るべく、只だそれを泄気の神と當る可からず。末伝の寅木是れ丙火の長生、正に是れ所謂鬼を引きて来りて我を生せしむ。可是し寅は未土の上に臨み、白天は六合に乘り夜裡は青竜に乘り、天将は地神に連なりて一同に之に随いて墓に入る、雖も生気に属すとも、亦帰して用無し;病を占う最も忌むは此の一格。
斷曰:知一之課,陽神不備,事起同類,愁由恩生。凡事狐疑不定,五行入墓,止宜結絕舊事。
総断:此れ是れ知一課、而して陽課は全からず、事は同輩・同類の人に起り、憂愁は反って恩惠の中より生出す。凡事狐疑して定まらず、五行また皆墓に入り、只だ旧事を把して個の了結と作すに適宜。
天時:主晴。家宅:三傳遞克傷干,遲滯未達,每事不能稱心。功名:官文俱不得力,勞而無功。求財:不得。謁貴:恐反被貴人欺。婚姻:不吉。胎產:男孕,多病難產。疾病:先凶,後漸平復,久病可憂。出行:所謀未遂,不能離家。行人:即日可歸。失脫:可獲。兵戰:進退俱難,宜出奇以勝之。墳葬:青龍甚旺,吉地可葬。
天時:晴を主る。家宅:三伝輾転相剋して日干に傷及し、事事遅滞して通達する能わず、様様心に称わず。功名:官星と文書と皆力を使い上らず、労して功無し。求財:求め到らず。謁貴:恐怕反って貴人に欺侮せられん。婚姻:不吉。胎産:懐くは是れ男孩、病多くして難産。疾病:起初は凶険、随後は漸々に平复し、久病は則ち憂う可し。出行:謀る所未だ遂げず、家を離れ得ず。行人:当天則ち能く帰る。失脱:失物は找び回るを得。兵戦:進退両難、奇兵を出して勝を取るに宜し。墳葬:青竜甚だ旺し、是れ葬る可きの吉地。
畢法云:權攝不正祿臨支,不行傳者考初時。占驗:五月申將加丑占女病,曰:胎鬼發用,血忌加支,必胎產所致。不備主脈息虛弱,冬月不保。問本地安否,曰:賊符加干支,必有兵警。幸干神生支,可無破城之虞。又問考試,曰:科舉必取,省試不中,後皆驗。
《畢法賦》に言う:「権摂正しからず禄は支に臨む」、禄神は日支の上に落ち、人に代わりて事を摂り名分正しからざるが如同;「行かざる伝者は初時を考う」、課の伝を発せざれば則ち専ら初伝と占時とを看る。附する所の占験一則:五月に申将を用いて丑に加え婦人の病を占う、断じて説く胎神と官鬼と発用し血忌また日支に加臨す、必是れ胎産の引起する所;四課不備は脈息虚弱を主り、冬月に到れば保ち得ず。又問う本地は平安なるか否や、断じて説く賊符は干支の上に加わり、必ず兵事の惊警有らん;幸いなる所は日干の上神は日支を生ず、破城の憂有るに至らず。再び考試を問う、断じて説く郷試・科挙は必ず中り省試は中らず、後に皆一一応験せり。
丙戌日第七局 干上に亥
課體:反吟,元胎,斬關。課義:三傳閉口,壬虎夜走,進退俱難,人傷宅朽。
「反吟」、天盘と地盘とは六冲相加し、事の反覆・動蕩し往来は依無きを主る。課義に言う:三伝の遇う所尽く是れ閉口の格;遁出する壬水また白虎に乘り、夜間は凶神奔走す;前へ往けば是れ閉口、後へ往けば是れ虎鬼、進退皆難し;結果は人口傷を受け宅舍朽壊す。
解曰:丙祿在巳,巳乃旬尾發用,是閉口祿也。辰為食神,晝夜天將,俱乘白虎。天干遁壬,為丙之鬼,臨於宅上,人烏得不傷,宅烏得不朽。進而趨傳,而巳為閉口。退而入宅,而辰為虎鬼。進退之際,不亦難哉。天罡乘虎臨戌,占宅主西有破窯。雀作日鬼加干,朝官防有彈章責黜。
丙火の禄は巳に在り、巳は恰も是れ旬尾にして発用を作す、故に是れ閉口の禄。辰は丙の食神と為り、昼占・夜占を論ぜず、天将皆是れ白虎。天干は壬水を遁出す、正に是れ丙火の官鬼、また住宅の位に壓す、人怎様に傷を受けざるを得ん、宅怎様に朽壊せざるを得ん。前へ往きて三伝に投奔すれば、巳是れ閉口;後へ往きて住宅に退回すれば、辰是れ白虎を帯びたる鬼。進退の間、豈に為難ならずや。天罡辰土は白虎に乘りて戌の上に臨み、家宅を占えば西辺に一座の破窑有るを主る。朱雀は日干の官鬼を作して日干の上に加わり、朝に在りて官を為るは須く弾劾・貶黜を防ぐべし。
斷曰:反吟之卦,往來無依。加以元胎斬關,動而又動,遠近繫懷之象。又干上克干,支上墓支,干支上全逢自刑,止宜告貴結絕舊事,所謂干支值絕凡謀決也。
総断:反吟課は往来皆依託無く、再び加うるに元胎と斬関、動きて還って要して再び動き、遠近の事皆心に牽挂す。又日干の上神は日干を剋し、日支の上神是れ日支の墓庫、干支の上また全都自刑す、只だ貴人を告求し旧事を了結するに宜しく、此れ即ち説く所の干支は絶に逢い凡そ謀る所有れば皆当に決断すべし。
天時:風雨交加,電掣雷聲。家宅:門戶蕭條,訟病相連,且多孝服哭泣之事。功名:朱克祿閉,恐不久任。求財:宜空手問利,亦不能多得。謁貴:恐不得貴人意。婚姻:不必成。
天時:風雨交加し、電閃・雷鳴す。家宅:門庭冷落し、官司と疾病と接続して断えず、還って多く孝を戴き哭泣するの事有り。功名:朱雀は来りて剋し而して禄神は閉口す、恐怕任職は能く長久ならじ。求財:空しく手にして去りて利路を探問するに宜しく、亦得るは多少ならず。謁貴:恐怕貴人の心意に合せじ。婚姻:必ずしも去りてそれを成就するを要せず。
胎產:或主生男,然非成家之子。疾病:腎水受傷,不能飲食,久病難醫,新病宜服藥祈神。爭訟:官不肯休。出行:囊橐無資,有貴人提攜可行。行人:已起身,尚不能即到。兵戰:相持日久,軍中恐有庚癸之呼。墳葬:白虎重疊,防人口不安。
胎産:或許男を生むも、却って是れ能く家門を撑起するの孩子にあらず。疾病:腎水は損を受け、東西を喫し下り得ず、久病は難く医治し、新病は一面に薬を服し一面に神を祈るに宜し。争訟:主審の官員は肯んじて罷休せず。出行:囊中に銭無し、若し貴人の提携有れば方に能く行を成さん。行人:已に動身し、一時還って到り得ず。兵戦:相持する日久し、軍中は恐怕糧を缺き水を缺くの呼声有らん。墳葬:白虎は重重叠叠、須く家口の安からざるを防ぐべし。
畢法云:鬼乘天乙乃神祇,虎乘遁鬼殃非淺。秘要云:亥子加巳午剋日,占病必係寒熱往來,或虛癆之症。照膽秘訣云:天傾西北日月隨,地陷東南江海歸;巳亥中間常缺欠,重求輕得告君知。
《畢法賦》に言う:「鬼は天乙に乘れば乃ち神祇」、官鬼は貴人に乘れば、犯す所は神明に在り;「虎は遁鬼に乘れば殃は浅からず」、白虎また遁出の鬼に乘れば、禍殃浅からず。《秘要》に言う:亥子は巳午の上に加わりて来りて日干を剋すれば、病を占うは必ず是れ寒熱往来し、あるい是れ虚労の症。《照胆秘訣》に言う:天は西北に傾き、日月は之に随いて行く;地は東南に陥り、江海は之に帰して流る;巳亥の両位の間常に缺欠有り、力を用いて之を求むるは甚だ重くして所得は甚だ軽し。
