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破女 其の三十一

唐 · 瞿昙悉达 · 第88巻 / 119

作盤ガイド: 暦注(黄暦), 万年暦

《河圖》曰:“辰星之精,散為破女。”《河圖》曰:“破女見,群臣皆誅。”《河圖》曰:“破女主勝之符。”

《河図》に曰く:辰星の精気は散逸して「破女」という妖星と化する。《河図》はまた曰く:破女が一たび現れれば、群臣は皆誅戮に遭うことを主る。《河図》はまた曰く:破女は敵を克ち勝ちを取る符応の星を主る。

拂枢 其の三十二

《河圖》曰:“辰星之精,散為拂樞。”《河圖》曰:“拂樞動,亂駭擾,無調時。”《河圖》曰:“拂樞主制時。”

《河図》に曰く:辰星の精気は散逸して「拂枢」という妖星と化する。《河図》はまた曰く:拂枢が一たび動けば、動乱・驚擾は四起し、政令・措置にはもう時宜に合うものがない。《河図》はまた曰く:拂枢は時令を宰制することを主る。

滅宝 其の三十三

《河圖》曰:“辰星之精,散為滅寶。”《河圖》曰:“滅寶起,相得之。”《河圖》曰:“滅寶主伐之。”

《河図》に曰く:辰星の精気は散逸して「滅宝」という妖星と化する。《河図》はまた曰く:滅宝が一たび興れば、宰相の級の大臣はこの上に応ずる。《河図》はまた曰く:滅宝は兵を興して討伐することを主る。

繞綎 其の三十四

《河圖》曰:“辰星之精,散為繞綎。”《春秋緯》曰:“繞綎主亂孳。”

《河図》に曰く:辰星の精気は散逸して「繞綎」という妖星と化する(「綎」はもともと佩帯の糸繩を指し、この星は繩のごとく纏繞するによって名を得る)。《春秋緯》に曰く:繞綎は禍乱が枝蔓のごとく滋生・繁衍することを主る。

驚悝 其の三十五

《河圖》曰:“辰星之精,散為驚悝。”《河圖》曰:“驚悝主相署。”

《河図》に曰く:辰星の精気は散逸して「驚悝」という妖星と化する(「悝」は憂懼の意で、星名は驚恐・憂懼の義を取る)。《河図》はまた曰く:驚悝は宰相の級の官署の更易・任置を主る。

大奮祀 其の三十六

《河圖》曰:“辰星之精,散為大奮祀。”《河圖》曰:“大奮祀主招邪。”韓楊曰:“大奮祀出,主安之。”《河圖》曰:“太陰之精,玄武七宿之域,有謀反,若恣虐為害,主失冬政者,期如上占,禍應之。”《春秋緯》曰:“五精潛潭,皆以類逆所犯,行失時,指下,臣承類者乘而害之,皆滅亡之征也,入天子宿,主滅諸侯,五伯謀。”

《河図》に曰く:辰星の精気は散逸して「大奮祀」という妖星と化する。《河図》はまた曰く:大奮祀は邪僻を招引することを主る。韓楊に曰く:大奮祀が一たび現れれば、君主はその主る禍患を安撫する術を設けなければならない。《河図》に曰く:これは太陰の気の精華で、北方の玄武七宿の天区に対応する。およそ叛乱を企てる人があり、あるいは暴虐を放縦し生民を危害し、あるいは君主が冬季に施行すべき政令を荒廃すれば、応験の期限は前の占法に依って推算し、災禍はこれに照らして応験する。《春秋緯》に曰く:五星の精気は潜蔵・隠没し、皆それぞれその類に按って対応する対象を冲犯する。行度は時を失い、芒尖は下に指し、臣下の中にこの類の星象に承応する人は乗じて君上を加害し、これらは皆滅亡の徴兆である。もしそれが天子の居する星宿に入れば、諸侯が消滅され、五覇が中より謀ることを主る。

天鋒 其の三十七

宋均曰:“天鋒彗,象矛鋒者也。”《春秋合誠圖》曰:“天鋒主從橫。”宋均曰:“天下橫從,則天鋒星見。”《洪範五行傳》曰:“漢昭帝始元元年,鋒星出西方,出天市東門,行過河鼓,入營室中。占曰:有亂臣戮死。後左將軍上官桀子驃騎將軍安與燕王謀反,誅死。”

宋均に曰く:天鋒は彗星の一種で、形状は長矛の鋒刃に似る。《春秋合誠図》に曰く:天鋒は合縦・連横の事を主る。宋均はまた曰く:天下の人が縦横・捭闔して党を結び相争えば、天鋒星は現れる。《洪範五行伝》に記す:漢の昭帝・始元元年、鋒星は西方に現れ、天市垣の東門から出て、河鼓星を過ぎ、営室宿の中に入った。占辞に乱臣が処死されんとするがある。後に左将軍・上官桀の子・驃騎将軍・上官安は燕王と謀を合せて反逆し、誅殺されて死んだ。

燭星 其の三十八

石氏曰:“燭星狀如太白,其出也不行,則見不久而滅。”孟康曰:“燭星上有三彗,上出。”石氏曰:“燭星所出邑反。”甘氏曰:“燭星出東方,其所出者,兵不勝;出南方,有兵,王者亡地;出西方,其國有喪,兵勝;出北方,其所出者,兵勝。”《天官書》曰:“燭星所燭者,城邑亂。”《荊州占》曰:“燭星所出,有大盜不成。”《荊州占》曰:“燭星青,有憂事,不吉;赤,有華事;黃,蓋地;白,有歡事。”班固《天文志》曰:“孝昭五年四月,燭星見奎婁間。占曰:有土功,胡人死,邊城和。六年,築遼東玄菟郡,二月,度遼將軍范明友擊烏丸還。”

石申に曰く:燭星の形状は太白金星に似て、それが現れた後もとの所に停まって移動しないので、身を現して間もなく熄滅する。孟康に曰く:燭星の上には三条の彗芒があり、上に向かって伸び出す。石申に曰く:燭星がどの城邑に現れるか、その城邑はまさに叛乱する。甘徳に曰く:燭星が東方に現れれば、星の出た方は作戦して勝を得ない。南方に現れれば、兵事があり、君王は土地を喪失する。西方に現れれば、その国に喪事があるが、作戦は勝を得る。北方に現れれば、星の出た方は作戦して勝を取る。《史記・天官書》に曰く:燭星に照らされた所は、城邑はまさに動乱する。《荊州占》に曰く:燭星の出た所は、大盗が事を起こすも成せない。《荊州占》はまた曰く:燭星の色が青なら、憂愁の事があり吉でない。赤なら、華美の事がある。黄なら、光気が大地を覆うことを主る。白なら、歓慶の事がある。班固《漢書・天文志》に記す:漢の昭帝・始元五年四月、燭星が奎宿と婁宿の間に現れた。占辞に土木を興修する事があり、胡人は死亡し、辺城は安和であるという。第二年、朝廷は遼東・玄菟郡を修筑した。二月、度遼将軍・范明友は烏丸を撃破して班師して還った。

蓬星 其の三十九

《荊州占》曰:“蓬星,一名王星,狀如夜火之光,多即至四五,少即一二;一曰:蓬星在西南,修數丈,左右銳,出而易處。”《聖洽符》曰:“有星,其色黃白,方不過三尺,名曰蓬星,見則天下道術士當有出者,布衣之士貴,天下太平,五穀成,人民寧,期一年,遠二年。”甘氏曰:“蓬星出北斗,諸侯有奪地,以地亡,有兵起星所房者,期不出三年。”郗萌曰:“蓬星出太微中,天子立王,期不出三年。”

《荊州占》に曰く:蓬星はまた王星と名づけ、形状は夜の火光に似て、多い時は四五顆に達し、少ない時は一二顆に過ぎない。一説に、蓬星は西南方に現れ、長さ数丈、左右の両端は鋭く、出現した後にはまた位置を移換する。《聖洽符》に曰く:一つの星があり、色は黄白、見方は三尺を過ぎず、名は蓬星という。それが一たび現れれば、天下に道術に精通した人の世に出るべきがおり、平民の出身の士人は尊崇を受け、天下は太平し、五穀は豊収し、人民は安寧し、応験期は一年、遠くは二年である。甘徳に曰く:蓬星が北斗に現れれば、諸侯に土地を奪われる者があり、また土地によって敗亡する者がある。蓬星の滞留する星宿の対する所に兵事が興り、応験は三年を出ない。郗萌に曰く:蓬星が太微垣の中に現れれば、天子は諸侯王を冊立し、応験は三年を出ない。

班固《天文志》曰:“漢昭帝始元中,漢宦者梁成恢及燕王候星者吳莫如,見蓬星出西方天市東門,行過河鼓,入營室中。恢曰:蓬星出,六十日,不出三年,下有亂臣,戮死於市。”班固《天文志》曰:“孝景中三年六月壬戌,蓬星在房南,去房可二丈,大如二斗器,色白;癸亥,在心東北,可長丈所;甲子,在尾北,可六丈;丁卯,在箕北,近漢,稍小且去時大如桃;壬申,去,凡十日。占曰:蓬星出,必有亂臣,房心間,天子宮也。是時梁王欲為漢嗣,使人殺漢諍臣袁盎,漢誅梁大臣,斧鉞用,梁王恐懼,布車入關,伏斧鉞謝罪,然後得免。”

班固《漢書・天文志》に記す:漢の昭帝・始元年間、漢の宦官・梁成恢と燕王の手下の星象を望候する呉莫如とは、皆蓬星が西方の天市垣の東門から出て、河鼓星を過ぎ、営室宿の中に入るのを見た。梁成恢に曰く:蓬星が現れれば、六十日の内・遅くとも三年を出ずに、下に乱臣があって街市の上で処死される。班固《漢書・天文志》はまた記す:漢の景帝・中元三年六月壬戌、蓬星は房宿の南面にあり、房宿を去ること約二丈、大きさは二斗の容量の器皿のごとく、色は白を発した。癸亥日は心宿の東北に移り、長さ約一丈。甲子日は尾宿の北面にあり、約六丈。丁卯日は箕宿の北面にあり、銀河に近く、やや小さくなったが、隠れ去る時なお桃の大きさほどあった。壬申日に消失し、前後して計十日。占辞に曰く:蓬星が現れれば、必ず乱臣がある。房宿・心宿の間はまさに天子の宮廷である。この時梁王は漢の継嗣と成らんと欲し、人を遣って敢えて直諫する大臣・袁盎を刺殺した。漢は梁国の大臣を誅殺し、斧鉞の刑を動用した。梁王は惶恐し、布車に乗って関に入り、斧鉞の下に伏して罪を謝し、これにてやっと禍を免れた。

《荊州占》曰:“蓬星出北斗魁中,王者坐賊死,若大臣諸侯有受誅者。”《荊州占》曰:“蓬星出,見於東方、東南、東北,不大旱則大水,五穀不收,糴貴十倍,人相食。”《荊州占》曰:“蓬星出司命,王者疾死。”何法盛《中興書》曰:“晉孝武太元二十年九月,有蓬星如粉絮,東南行,歷女虛危,至哭星。明年而烈宗崩。”韓楊曰:“蓬星出北斗中,大臣諸侯有受兵者。”

《荊州占》に曰く:蓬星が北斗魁星の中に現れれば、君王が賊人に殺害されて死ぬことを主るか、あるいは大臣・諸侯に誅戮に遭う者がある。《荊州占》はまた曰く:蓬星が現れ、東方・東南・東北に顕れれば、大旱でなければ大涝で、五穀は歉収し、粮を買う値は十倍に貴し、甚だしくは人は人を食う。《荊州占》はまた曰く:蓬星が司命星に現れれば、君王が病を患うて死ぬことを主る。何法盛《晋中興書》に曰く:晋の孝武帝・太元二十年九月、蓬星があって一団の粉白の絮に似て、東南方に向かって運行し、女宿・虚宿・危宿を経て、哭星に達した。第二年に孝武帝(廟号は烈宗)はすなわち崩じた。韓楊に曰く:蓬星が北斗の中に現れれば、大臣・諸侯に兵禍を受ける者があることを主る。

長庚 其の四十

司馬遷《天官書》曰:“長庚,如一疋布著天。”(此長庚非《詩》所謂西有長庚者。)《天官書》曰:“長庚見則兵起。”

司馬遷《史記・天官書》に曰く:長庚という妖星は、一匹の布が天に贴附するに似る。(原書の小注:ここの長庚は、《詩経・小雅・大東》のいう「西に長庚あり」のあの金星ではない。)《天官書》はまた曰く:長庚が一たび現れれば、兵事はまさに興る。

四填 其の四十一

巫咸曰:“四填星,出陽,去地六丈餘。”司馬遷《天官書》曰:“四填出地可四丈。”《荊州占》曰:“四填星,大而赤,去地二丈,當以夜半子時出。”《荊州占》曰:“四填星見,十月而兵起。”又曰:“四填星見,四隅皆為兵起其下。”

巫咸に曰く:四填星は陽位に現れ、地面を距ること六丈余。司馬遷《史記・天官書》に曰く:四填星は地を去ること約四丈。《荊州占》に曰く:四填星は大きくして紅く、地を去ること二丈、夜半・子時に当たって現れるべきである。《荊州占》はまた曰く:四填星が一たび現れれば、十ヶ月を過ぎて兵事はまさに興る。また一条曰く:この星の名を「四填」というは、四方の角隅に分填する義を取る。およそそれがどの角隅に顕現するか、その角隅の下方の地面は兵事を興す。

地維蔵光 其の四十二

《黃帝占》曰:“地維藏光者,五行之氣,出於四季,土之氣也。”《荊州占》曰:“有星出,大而赤,去地二三丈,如月始出,是謂地維藏光。”《黃帝占》曰:“四隅有星,望之,可去地四丈,而赤黃搖動,其類填星,是謂中央之野星,出於四隅,名曰地維藏光。出東北隅,天下大水;出東南隅,天下大旱;出西南隅,則有兵起;出西北隅,則天下亂,兵大起。”《天官書》曰:“地維藏光見,下有亂者亡,有德者昌。”

《黄帝占》に曰く:地維蔵光は五行の気の成す所で、四季の末の辰・戌・丑・未月に現れ、土の気に属する。《荊州占》に曰く:星が現れて、大きくして紅く、地を去ること二三丈、剛に升りたる月のごときは、これを地維蔵光という。《黄帝占》に曰く:四方の角隅に星があり、望み上げると地を去ること約四丈、赤黄色にして揺動・閃爍し、たいそう填星に似て、これは中央の原野の星で、四隅に現れ、名は地維蔵光という。それが東北角から現れれば、天下に大水がある。東南角から現れれば、天下に大旱がある。西南角から現れれば、兵事を興す。西北角から現れれば、天下は動乱し、大規模の戦事が興る。《史記・天官書》に曰く:地維蔵光が現れれば、その下の乱を起こす人は滅亡し、徳ある人は昌盛する。それの名を「地維」とするは、古人が四隅を大地を維系する繩紐としたによる。名を「蔵光」とするは、その光が斂じて揚げず、ただ地平の近くで顕露するをいう。

女帛 其の四十三

《黃帝占》曰:“女帛者,五星氣合之變,出東北,木水氣合也。”石氏曰:“東北有星,長三丈而出,水水氣交,名曰女帛,見則天下兵起,若有大喪。”《荊州占》曰:“東北有三丈星出,名曰女帛,女帛出,天下有大喪。”

《黄帝占》に曰く:女帛は五星の気の交合・変異の成す所で、東北方に現れ、木気と水気の交合に由来する。石申に曰く:東北方に一つの星があり、長さ三丈にして現れ、水気と水気の交会して成る所で、名は女帛という。それが一たび現れれば、天下はまさに兵を起こすか、あるいは大喪がある。《荊州占》に曰く:東北方に一つの長さ三丈の星が現れ、名は女帛という。女帛が一たび出れば、天下に大喪がある。

盗星 其の四十四

《黃帝占》曰:“盜星,五星氣合之變,出東南,木火氣合也。”石氏曰:“東南有星,長三丈而出,木火氣交,名曰盜星。”《荊州占》曰:“東南有三星出,名曰盜星,見則天下有大盜,多寇賊。”

《黄帝占》に曰く:盗星は五星の気の交合・変異の成す所で、東南方に現れ、木気と火気の交合に由来する。石申に曰く:東南方に一つの星があり、長さ三丈にして現れ、木気と火気の交会して成る所で、名は盗星という。《荊州占》に曰く:東南方に三つの星が現れ、名は盗星という。それが一たび現れれば、天下はまさに大盗を出し、寇賊は四処に横行し、劫掠の事は接続して絶えない。この星の名を「盗星」とする所以は、まさに劫奪・侵掠の義を取るのである。

積陵 其の四十五

《黃帝占》曰:“積陵者,五星氣合之變,出西北,金水氣合也。”石氏曰:“西南有星,長三丈而出,(《荊州占》曰:有三星乃大星出。)金水氣合,名曰積陵,見則其下隕霜,兵水並起,五穀不成,人民飢。”(《荊州占》曰:天下谷十倍。)

《黄帝占》に曰く:積陵は五星の気の交合・変異の成す所で、西北方に現れ、金気と水気の交合に由来する。石申に曰く:西南方に一つの星があり、長さ三丈にして現れ(原書の小注:《荊州占》に曰く、三つの星があり、そのうちの一つの大星が現れた)、金気と水気の交合して成る所で、名は積陵という。それが一たび現れれば、その下にまさに霜を降らし、兵禍と水患はともに発生し、五穀は熟さず、人民は飢饉する。(原書の小注:《荊州占》に曰く、天下の粮の値は十倍に騰る。)

瑞星 其の四十六

《黃帝占》曰:“瑞星者,五星氣合之變,出與金木水火合,於四隅也。”石氏曰:“四隅有星,大而赤,察之,中黃,數動,長可四丈,此土之氣,效於四季,名曰四隅瑞星,所出兵大起,有土功。正月出,十月起兵;二月出,十一月起兵;三月出,七月起兵;四月出,九月起兵;皆期三年,中五年,遠七年。”

《黄帝占》に曰く:瑞星は五星の気の交合・変異の成す所で、土気と金・木・水・火の気の相合したものが、四方の角隅に現れる。石申に曰く:四隅に星があり、大きくして紅く、細かく見れば中心は黄色を呈し、閃動は頻繁で、長さ約四丈。これは土の気で、四季の末の月に応験し、名は四隅瑞星という。それがどの方に現れるか、そこの兵事は大規模に興り、また土木を興修する事がある。正月に現れたは十月に兵を起こし、二月に現れたは十一月に兵を起こし、三月に現れたは七月に兵を起こし、四月に現れたは九月に兵を起こす。応験期はいずれも近くは三年、中は五年、遠くは七年である。

昏昌 其の四十七

《黃帝占》曰:“有星出西北,氣青赤,以環之,中赤外青,名曰昏昌,見則天下兵起,國易政,先起者昌,後起者亡。高十丈,亂一年;高二十丈,亂二年;高三十丈,亂三年。”

《黄帝占》に曰く:星が西北方に現れ、青・紅の両色の気がそれを環繞し、中は紅にして外は青、名は昏昌という。それが一たび現れれば、天下はまさに兵を起こし、国家は政権を改換する。先に事を起こす人は昌盛し、後に事を起こす人は敗亡する。それが高さ十丈なら動乱は一年続き、二十丈なら動乱は二年、三十丈なら動乱は三年である。

華星 其の四十八

甘氏曰:“有星出西北,狀如有環,名之曰華星,華星見西南,諸侯有失地西北國。”

甘徳に曰く:星が西北方に現れ、形状は一つの円環を帯ぶがごときは、これを華星と称す。華星がもし西南方に顕現すれば、西北方のあの諸国の諸侯は土地を喪失する。

白星 其の四十九

郗萌曰:“有如星非星,狀如削瓜,有勝兵,名曰白星,白星出,為男喪。”

郗萌に曰く:一種の天象があり、星に似て星にあらず、形状は一個の皮を削いだ瓜に似て、勝を得る兵勢を主り、名は白星という。白星が一たび現れれば、男子に喪亡の事があることを主る。

菟昌星 其の五十

石氏曰:“西北菟昌之星,其有青赤環之有殃;青為水,此星見,天下易。”

石申に曰く:西北方の菟昌の星、もし青色・紅色の気がそれを環繞すれば、災殃がある。その中の青色は水患を主る。この星が一たび現れれば、天下はまさに改換・更易する。

格沢 其の五十一

《黃帝占》曰:“格澤者,炎火之狀,(《天官書》曰:格澤,星也。)上黃下白,從地而上,下大上銳,見則不種而獲,(《天官書》曰:不有土功,必有大客至。)必有大客,鄰國來者,期一年,遠二年。”《廣雅》曰:“格澤,妖氣也。”《玉曆》曰:“格澤,氣赤如火,炎炎中天,上下同色,東西絙天,若於南北,長可四五里,此熒惑之變見,兵起其下,伏尸流血,期三年。”《史記天官書》曰:“格澤星者,如炎火之狀,黃白起地,而下大上銳。其見也,不種而獲,不有土功,必有大客。”

《黄帝占》に曰く:格沢の形状は升騰する火焔に似て(原書の小注:《天官書》に曰く、格沢は一つの星である)、上部は黄を発し下部は白を発し、地面から向かって升り、下は粗大にして上端は鋭い。それが一たび現れれば、耕さなくても収穫があることを主り(原書の小注:《天官書》に曰く、もし土木を興修する事がなければ、必ず大きな賓客が到来する)、必ず大きな賓客があり、すなわち隣国の来使で、応験期は一年、遠くは二年である。《広雅》に曰く:格沢は一種の妖気である。《玉暦》に曰く:格沢の気は紅くして火のごとく、熊熊として燃えて中天に直ちに冲し、上下の色は一致し、東西は天空を横貫する。もし南北の走向なら、長さ約四五里。これは熒惑の変異の顕現する所で、その下に兵事を興し、屍は横たわり血は流れ、応験期は三年である。《史記・天官書》に曰く:格沢星は升騰する火焔の状のごとく、黄白色、地面から升り起こり、下は粗大にして上端は鋭い。それの現れるは、耕さなくても収穫があることを主る。もし土木を興修する事がなければ、必ず大きな賓客が到来する。

帰邪 其の五十二

巫咸曰:“如星非星,如雲非雲,名曰歸邪。”(李奇曰:邪音蛇。孟康曰:有兩赤彗,上向,上有蓋,狀如氣,下連星。)司馬遷《天官書》曰:“歸蛇見,必有歸國者。”

巫咸に曰く:一種の天象があり、星に似て星にあらず、雲に似て雲にあらず、名は帰邪という。(原書の小注:李奇に曰く、「邪」は「蛇」と読む。孟康に曰く、それは二条の紅色の彗芒が上に向かって伸び出し、上端に華蓋のごときものがあり、形状は雲気のごとく、下面は一つの星に連なる。)司馬遷《史記・天官書》に曰く:帰蛇が一たび現れれば、必ず本国に帰附しに来る人がある。

蒙星 其の五十三

蕭子顯《晉書》曰:“明帝大明三年十二月,夜有赤氣如牙旗,長短四面,西南最多,(按《天文占》,此為蒙星,一曰刀星,亂之象。)大興末及此再見,王敦、蘇峻之禍,其應切矣。”

蕭子顕《晋書》に記す:晋の明帝・大明三年十二月、夜中に紅色の気があって軍中の牙旗に似て、長短四面に分布し、西南方を最多とした。(原書の小注:按するに《天文占》、これはすなわち蒙星で、また刀星ともいい、動乱の象である。)大興の末年とこの回とは前後して二度現れ、後に王敦・蘇峻の禍が相次いで発生し、応験は極めて貼切であった。

《宋書天文志》曰:“宋孝武大明三年正月,夜通天薄雲,四方生赤黃氣,長三尺,乍沒乍見,尋皆消滅。占曰:名蒙星,一曰刀星,天下有兵,戰鬥流血。時南兗州刺史竟陵王誕尋據廣陵反,遣車騎大將軍沈慶之領羽林勁兵及豫州刺史宗谷、徐州刺史劉道降象軍,攻戰及屠城,城內男女道降,梟斬靡遺。七年正月,夜又通天薄雲,四方合,有八氣,蒼白色,長二三尺,乍見乍沒,亦名曰蒙星,一名刀星。占曰:天下有兵。後二年,帝崩,大臣將相誅滅,皇子被害,昭太后崩,四方兵起,公遣諸軍,推鋒外討。”

《宋書・天文志》に記す:南朝の宋の孝武帝・大明三年正月、夜中に天に満つるは皆薄雲で、四方に赤黄色の気を生じ、長さ三尺、忽ち隠れ忽ち現れ、間もなく皆消散した。占辞にこれを蒙星といい、また刀星ともいい、天下に兵事があり、交戦して血を流すことを主るという。この時南兗州刺史・竟陵王・劉誕は間もなく広陵に拠って反逆し、朝廷は車騎大将軍・沈慶之を遣わして羽林の精兵を統領させ、豫州刺史・宗谷・徐州刺史・劉道降の軍隊に会して往きて攻戦し、城を屠るに至り、城中の男女は梟首・斬殺され、ほとんど免れる者なし。大明七年正月、夜にまた天に満つるは薄雲で、四方の雲気は会合し、八道の気が現れ、青白色、長さ二三尺、忽ち現れ忽ち隠れ、も蒙星と名づけ、一名刀星という。占辞に天下に兵事があるという。この後二年、孝武帝は崩じ、大臣・将相は誅滅され、皇子は害を受け、昭太后は逝去し、四方は兵を興し、朝廷は各路の軍隊を派出し、鋒を揮いて外に向かって討伐した。この気の名を「蒙星」とする所以は、その気色が蒙昧・晦暗にしてあるがなきがごとき義を取る。またそれが条を成して排列して形は刀刃に似るによって、別名を「刀星」という。前後の二度の顕現はいずれも兵乱をもって応験したので、史官は特にこれを記したのである。

開元占経 巻八十七

妖星占 下

《孝経雌雄図》の三十五妖星

天垣 其の一

天垣星(在角宿中)出月左方,日在甲寅,歲星將出而不出,其與日合二十日,其未出二日,必有災雲,蒼赤黑色三物,厭日之光,青色之星,有兩青方,在其旁出,而生天垣之星,所指之國,國消主死,政星變色而青,期三年。

天垣星(原書の小注:位は角宿の中に在り)は月の左方から現れる。太陽が甲寅の位に行き当たり、歳星が現れるべきが現れない時、それは太陽と合すること二十日。それが現れるにあと二日を差す時、天上に必ず災異の雲気があり、青・赤・黒の三色を呈し、日光を尽く遮蔽する。この時青色の星のそばに二片の青色の方形の気があり、それのそばから生じて、ついに天垣星を生成する。それの芒尖の指すあの国は、国勢は消亡し君主は死去する。同時に「政星」は色を変じて青を発す。応験期は三年。

天楼 其の二

天樓星(在亢宿中)出月左方,日在甲寅,歲星將出而不出,其與日合三十日,其未出三日,必有災雲,蒼赤黑色三物,厭日之光,青色之星,有兩青方,在其旁出,而生天樓之星,長八十尺,(一本:八丈)所指之國,穀糴大貴,法星變色而青,期三年。

天楼星(原書の小注:位は亢宿の中に在り)は月の左方から現れる。太陽が甲寅の位に行き当たり、歳星が現れるべきが現れない時、それは太陽と合すること三十日。それが現れるにあと三日を差す時、天上に必ず災異の雲気があり、青・赤・黒の三色を呈し、日光を遮蔽する。この時青色の星のそばに二片の青色の方形の気があり、そばから生じて、ついに天楼星を生成し、長さ八十尺(原書の小注:別の版本は八丈と作る)。それの芒尖の指すあの国は、粮食の価格は大いに騰る。同時に「法星」は色を変じて青を発す。応験期は三年。

天榬 其の三

天榬星(在氐宿中)出月左方,日在甲寅,歲星將出而不出,其與日合四十日,其未出四日,必有災雲,蒼赤黑色三物,厭日之光,青色之星,有兩青方,在其旁出,而生天榬星,(一本:長十丈)所宿之國,有立王,(一本云:地)令星變色而青,期三年。

天榬星(原書の小注:位は氐宿の中に在り)は月の左方から現れる。太陽が甲寅の位に行き当たり、歳星が現れるべきが現れない時、それは太陽と合すること四十日。それが現れるにあと四日を差す時、天上に必ず災異の雲気があり、青・赤・黒の三色を呈し、日光を遮蔽する。この時青色の星のそばに二片の青色の方形の気があり、そばから生じて、ついに天榬星を生成する(原書の小注:別の版本はそれの長さ十丈という)。それの停宿するあの国は、別に君王を立てんとす(原書の小注:別の版本はここを「地」と作る)。同時に「令星」は色を変じて青を発す。応験期は三年。

首若 其の四

首若(一本:真若)星(在房宿中)出月左方,日在甲寅,歲星將出而不出,其與日合五十日,其未出五日,必有災雲,蒼赤黑色三物,厭日之光,青色之星,有兩青方,在其旁出,而生首若之星,六七尺,(一本:六丈)所指之國,亡地,煞星變色而青,期二年,或三年。

首若星(原書の小注:別の版本は「真若」と作る。位は房宿の中に在り)は月の左方から現れる。太陽が甲寅の位に行き当たり、歳星が現れるべきが現れない時、それは太陽と合すること五十日。それが現れるにあと五日を差す時、天上に必ず災異の雲気があり、青・赤・黒の三色を呈し、日光を遮蔽する。この時青色の星のそばに二片の青色の方形の気があり、そばから生じて、ついに首若星を生成し、長さ六七尺(原書の小注:別の版本は六丈と作る)。それの芒尖の指すあの国は、土地を喪失する。同時に「煞星」は色を変じて青を発す。応験期は二年、あるいは三年。

天荊 其の五

天荊星(在心宿中)出月左方,日在甲寅,歲星將出而不出,與日合六十日,其未出六日,必有災雲,蒼赤黑色三物,厭日之光,青色之星,有兩青方,在其旁出,而生天荊之星,所指之國亡,戰不勝,主死,伐星變色而青,期三年。

天荊星(原書の小注:位は心宿の中に在り)は月の左方から現れる。太陽が甲寅の位に行き当たり、歳星が現れるべきが現れない時、太陽と合すること六十日。それが現れるにあと六日を差す時、天上に必ず災異の雲気があり、青・赤・黒の三色を呈し、日光を遮蔽する。この時青色の星のそばに二片の青色の方形の気があり、そばから生じて、ついに天荊星を生成する。それの芒尖の指すあの国は滅亡し、作戦して勝を得る能わず、君主は死去する。同時に「伐星」は色を変じて青を発す。応験期は三年。

天根 其の六

天根星(在尾宿中)出月左方,日在甲寅,歲星將出而不出,其與日合七十日,其未出七日,必有災雲,蒼赤黑色三物,厭日之光,青色之星,有兩青方,在其旁出,而生天根之星,所指之國,大亡地,戰,敗星變色而青,期三年。

天根星(原書の小注:位は尾宿の中に在り)は月の左方から現れる。太陽が甲寅の位に行き当たり、歳星が現れるべきが現れない時、それは太陽と合すること七十日。それが現れるにあと七日を差す時、天上に必ず災異の雲気があり、青・赤・黒の三色を呈し、日光を遮蔽する。この時青色の星のそばに二片の青色の方形の気があり、そばから生じて、ついに天根星を生成する。それの芒尖の指すあの国は、大きく土地を喪失し、兵を興して交戦する。同時に「敗星」は色を変じて青を発す。応験期は三年。

天槍星 其の七

天槍星(在箕宿中)出月左方,日在甲寅,歲星將出而不出,其與日合八十日,其未出八日,必有災雲,蒼赤黑色三物,厭日之光,青色之星,有兩青方,在其旁出,而生天槍之星,長數丈,所指之國,有兵、大軍破,應星變色而青,期一年。

天槍星(原書の小注:位は箕宿の中に在り)は月の左方から現れる。太陽が甲寅の位に行き当たり、歳星が現れるべきが現れない時、それは太陽と合すること八十日。それが現れるにあと八日を差す時、天上に必ず災異の雲気があり、青・赤・黒の三色を呈し、日光を遮蔽する。この時青色の星のそばに二片の青色の方形の気があり、そばから生じて、ついに天槍星を生成し、長さ数丈に達す。それの芒尖の指すあの国は、兵禍があり、大軍は撃破される。同時に「応星」は色を変じて青を発す。応験期は一年。

端下 其の八

端下星(在斗宿中)出月左方,日在壬寅,辰星將出而不出,其與日合二十日,其未出二日,必有災雲,黑黃青色三物,厭日之光,黑色之星,有兩黑方,在其旁出,而生端下之星,所指之國,大破、將死,政星變色而黑,期六月。(一本云:或十二月、一月)

端下星(原書の小注:位は斗宿の中に在り)は月の左方から現れる。太陽が壬寅の位に行き当たり、水星(辰星)が現れるべきが現れない時、それは太陽と合すること二十日。それが現れるにあと二日を差す時、天上に必ず災異の雲気があり、黒・黄・青の三色を呈し、日光を遮蔽する。この時黒色の星のそばに二片の黒色の方形の気があり、そばから生じて、ついに端下星を生成する。それの芒尖の指すあの国は、大いに撃破され、主将は戦死する。同時に「政星」は色を変じて黒を発す。応験期は六ヶ月。(原書の小注:別の版本に曰く、あるいは十二ヶ月・一ヶ月と作る。)

商若 其の九

商若(一本云:天蒿)星(在牛宿中)出月左方,日在壬寅,辰星將出而不出,其與日合二十五日,其未出二日,必有災雲,黑黃青色三物,厭日之光,黑色之星,有兩黑方,在其旁出,而生商若之星,長三四尺,所指之國,大水敗、兵起,法星變色而黑,期一年。

商若星(原書の小注:別の版本は「天蒿」と作る。位は牛宿の中に在り)は月の左方から現れる。太陽が壬寅の位に行き当たり、辰星が現れるべきが現れない時、それは太陽と合すること二十五日。それが現れるにあと二日を差す時、天上に必ず災異の雲気があり、黒・黄・青の三色を呈し、日光を遮蔽する。この時黒色の星のそばに二片の黒色の方形の気があり、そばから生じて、ついに商若星を生成し、長さ三四尺。それの芒尖の指すあの国は、大水に冲毀され、しかも兵事が興る。同時に「法星」は色を変じて黒を発す。応験期は一年。

天杵 其の十

天杵(一本云:天林)星(在女宿中)出月左方,日在壬寅,辰星之變而不出,其與日合三十六日,其未出三日,必有災雲,黑黃青色三物,厭日之光,黑色之星,有兩黑方,在其旁出,而生天杵之星,長七八尺,所指之國,軍破、將死,令星變色而黑,期一年。

天杵星(原書の小注:別の版本は「天林」と作る。位は女宿の中に在り)は月の左方から現れる。太陽が壬寅の位に行き当たり、辰星が変異を発して現れない時、それは太陽と合すること三十六日。それが現れるにあと三日を差す時、天上に必ず災異の雲気があり、黒・黄・青の三色を呈し、日光を遮蔽する。この時黒色の星のそばに二片の黒色の方形の気があり、そばから生じて、ついに天杵星を生成し、長さ七八尺。それの芒尖の指すあの国は、軍隊は撃破され、主将は戦死する。同時に「令星」は色を変じて黒を発す。応験期は一年。

天麻 其の十一

天麻星(在虛宿中)出月左方,日在壬寅,辰星將出而不出,其與日合三十五日,其未出五日,必有災雲,黑黃青色三物,厭日之光,黑色之星,有兩黑方,在其旁出,而生天麻之星,長七八尺,(一本云:四五尺)所指之國,破亡,煞星之變色而黑,期六月。

天麻星(原書の小注:位は虚宿の中に在り)は月の左方から現れる。太陽が壬寅の位に行き当たり、辰星が現れるべきが現れない時、それは太陽と合すること三十五日。それが現れるにあと五日を差す時、天上に必ず災異の雲気があり、黒・黄・青の三色を呈し、日光を遮蔽する。この時黒色の星のそばに二片の黒色の方形の気があり、そばから生じて、ついに天麻星を生成し、長さ七八尺(原書の小注:別の版本は四五尺と作る)。それの芒尖の指すあの国は、破敗して滅亡する。同時に「煞星」は変異を発して色は黒に転ず。応験期は六ヶ月。

天杖 其の十二

天杖(一本:天社)星(在危宿中)出月左方,日在壬寅,辰星將出而不出,其與日合四十日,其未出四日,必有災雲,黑黃青色三物,厭日之光,黑色之星,有兩黑方,在其旁出,而生天杖之星,長十餘丈,勾曲,所指之國,兵、主死,伐星變色而黑,期二年。

天杖星(原書の小注:別の版本は「天社」と作る。位は危宿の中に在り)は月の左方から現れる。太陽が壬寅の位に行き当たり、辰星が現れるべきが現れない時、それは太陽と合すること四十日。それが現れるにあと四日を差す時、天上に必ず災異の雲気があり、黒・黄・青の三色を呈し、日光を遮蔽する。この時黒色の星のそばに二片の黒色の方形の気があり、そばから生じて、ついに天杖星を生成し、長さ十余丈、形体は彎曲して鈎のごとし。それの芒尖の指すあの国は、兵禍があり、君主は死去する。同時に「伐星」は色を変じて黒を発す。応験期は二年。

天攙星 其の十三

天攙星(在室宿中)出月左方,日在壬寅,辰星將出而不出,其與日合四十五日,其未出四日,必有災雲,黑黃青色三物,厭日之光,黑色之星,有兩黑方,在其旁出,而生天攙之星,長五六尺,所指之國,破亡,危星之變色而黑,期三年。

天攙星(原書の小注:位は室宿の中に在り)は月の左方から現れる。太陽が壬寅の位に行き当たり、辰星が現れるべきが現れない時、それは太陽と合すること四十五日。それが現れるにあと四日を差す時、天上に必ず災異の雲気があり、黒・黄・青の三色を呈し、日光を遮蔽する。この時黒色の星のそばに二片の黒色の方形の気があり、そばから生じて、ついに天攙星を生成し、長さ五六尺。それの芒尖の指すあの国は、破敗して滅亡する。同時に「危星」は変異を発して色は黒に転ず。応験期は三年。

天英 其の十四

天英星(在壁宿中)出月左方,日在壬寅,辰星將出而不出,其與日合五十日,其未出五日,必有災雲,黑黃青色三物,厭日之光,黑色之星,有兩黑方,在其旁出,而生天英之星,長一十丈,所指之國,軍破亡地,應星變色而黑,期三年。

天英星(原書の小注:位は壁宿の中に在り)は月の左方から現れる。太陽が壬寅の位に行き当たり、辰星が現れるべきが現れない時、それは太陽と合すること五十日。それが現れるにあと五日を差す時、天上に必ず災異の雲気があり、黒・黄・青の三色を呈し、日光を遮蔽する。この時黒色の星のそばに二片の黒色の方形の気があり、そばから生じて、ついに天英星を生成し、長さ十丈。それの芒尖の指すあの国は、軍隊は潰敗し土地を喪失する。同時に「応星」は色を変じて黒を発す。応験期は三年。

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